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mobの小説

ずるりと、いっそ恐ろしいほどの鋭さで、ご主人様、フロイラインと呼ばれる吸血鬼の牙が私の肩口の肌を突き破り、肉に刺さるのが感じられます。

人体に備わった機能は正常に作用し、私に危機を伝える信号、痛みでもってそれが尋常ではないことを知らせてくれています。

しかしそれと同時に確かに感じられる、甘やかな快楽。

ご主人様の血液家畜として求められることに退廃的な喜びを感じてしまい、じゅん、と両足の付け根から熱い蜜が溢れてくるのを自覚してしまいます。



ご主人様の顎にさらなる力が籠められ牙がいっそう深く食い込み、傷つけられた私の身体からは赤々としたご主人様の糧、血液が流れ出していく。

牙が引き抜かれ、流れ出る血液を嚥下する喉の音と、私の荒い呼吸が寝室に響き渡ります。

仰向けに横たわる私に伸し掛かったご主人様の後頭部と腰に手を回し優しく抱きしめていると、安心したのかご主人様は体をより密着させようと、私の体に自分の体を摺り寄せてきて。

何時もは冷たいご主人様の身体が、興奮にほんのりと熱を宿らせているのが感じられて、ソレがたまらなく嬉しくて。

ご主人様の髪から香る甘やかな芳香を胸いっぱいに吸い込んで、私は肩口の甘い痛みだけで軽く達してしまいました。



「・・・ねぇ、〇〇。 足りないの・・・あなたの血(イノチ)、もっと飲んでもいいかしら♥」



5分か、10分か。

何時もならばお食事を終えられる時間がたった頃、ご主人様は頬を赤らめ、躊躇いがちにそう尋ねられました。

時折聞かれる『おかわり』を求められる声。

家畜としてご主人様に飼っていただいている身として、これ以上の悦びはありません。

先ほどまでご主人様が味わっていたのとは逆の肩口を差し出し、ご主人様の求めに応じます。



『どうぞ、ご主人様♥ 私の命を、どうぞ召し上がってください♥』

「〇〇、ありがとう・・・いただきます♥」



かつて神巫と呼ばれていた私の、神巫になる前の名前を甘やかに呟き、先ほどより勢いよくご主人様の牙が私に突き刺さりました。

堪えられずに口の端から漏れ出た快楽と痛みによる声にご主人様は一瞬躊躇う様子を見せましたが、ご主人様の頭をかき抱き続きをおねだりすると、牙は先ほど以上に深く突き刺さりました。

先程とは比べ物にならない勢いで流れ出る私の血液を、興奮した様子でじゅるじゅると音を立てて啜るご主人様。

強い痛みを誤魔化すために私の脳が脳内物質を分泌するのが、今だけは疎ましく感じられてしまいます。

ご主人様から与えられるものであれば痛みであっても喜ばしいのにと、そう思っても徐々に鈍化していく痛み。



『ひぃぁ!? ご、ご主人様? な、にをぉっ♥』



不意を突くようにご主人様の指が私の太ももを伝い、足の付け根を撫で上げます。

予期しなかった快楽に私の腰がびくりと跳ねるのを感じたご主人様はその反応に気をよくしたのでしょうか。

熱くぬめるそこに指を差し込み、くちゅくちゅと音を立ててかき混ぜます。



『あっ♥ んぃっ♥ そ、そこだめ、だめ、なんです♥』



長く繊細なご主人様の指が私のナカを動き回り、敏感な弱点を探して動き回ります。

与えられた快楽に私の意思に反してかくかくと動く腰。

その腰の動きを止めるように、私の太ももにご主人様の足が絡みつき、緩慢な動作で上下に動きます。

よく見るとご主人様の耳やうなじも薄紅に染まっており、私に絡みつき、擦り付けている下半身がじっとりと濡れているのが感じ取れます。

汗とは明らかに違う熱いぬめり。ご主人様も私の血を飲み、私を愛撫することで興奮してくださっていて・・・



吸血の痛みと、快感と、暖かな喜びで、私は深く絶頂を極めてしまいました。





「・・・〇〇、〇〇・・・大丈夫なの?」



忘我にあった私の意識が、ご主人様の声で引き戻されます。

軽い貧血と強い快楽にあてられて、軽く失神してしまったようで、ご主人様は不安げな顔で私を見ていました。



『大丈夫ですよ、ちょっと気が遠くなっただけです。 それよりご主人様、喉の渇きはどうですか?』

「あなたのおかげで満足するまで飲めたわ。 本当に大丈夫なんでしょうね?」



ご主人様の表情は若干和らぎましたが不安げなままで、起き上がろうとする私をベッドに押し留めると、いたわる様に両肩の傷口に舌を這わせます。

甘い痛みと快楽に微かな喘ぎ声が漏れてしまいご主人様の身体がびくりと跳ねますが、大丈夫であると知らせるためにご主人様の背を撫でると安心されたようで、傷口に舌を這わせる動きを再開されます。

ご主人様の唾液には傷を塞ぐ作用があるとのことで、お食事のたびにこうやって傷口に唾液を塗り込んでいただいています。

・・・実のところ私はこれが一番好きなのですが、それはご主人様には内緒です。



すっかりと傷口がふさがったのを見て安心の息を吐かれるご主人様は、私に寄り添うようにして横になります。

ここに来るまでは吸血鬼といえば棺桶で眠るものだと思っていたのですが個人の趣向に依るようで、ご主人様はベッドで、こうして私を抱き枕にして眠られるのを好みます。

ゆっくりと私の髪を梳くご主人様の顔は穏やかで、私の意識もゆっくりと眠りに堕ちて行きます。



『・・・ご主人様、一つお聞きしたいことが』

「何かしら・・・」



不思議そうに返すご主人様に、私はおずおずと、先ほど気になっていたことを訪ねます。



『ご主人様は、その・・・絶頂できましたか?』

「・・・ん゛っ!?」



びくりと体を跳ねさせたご主人様はしばらく固まり、ややあって躊躇いがちに首を横に振りました。



「・・・あなたの身体が一番大事なの、今は気にしないで寝なさい?」



ご主人様が私の体を抱きしめて、甘やかな香りに包まれると、先ほど以上に眠気が襲ってきて、意識を保つのも困難になってきます。

緩慢な動作でご主人様の頬に一つ口づけを落とすと、私は眠りに堕ちて行くのでした。



『・・・こんどは、ごしゅじんさまのことも、きもちよくさせてください・・・ね・・・』









「期待しないで待ってるわ? 私の可愛いお嫁さん♥」

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