最終更新:ID:px6fntgA6w 2022年07月10日(日) 21:05:25履歴
作者:ベリーメロン
「はぁはぁ……ふぅっ、んっ♡」
小夜丸は、それがダメなことだと理解しているのにやめることが出来なかった。
普段は快活で生真面目なくノ一であるはずの彼女の身体は今は酷く火照っていて、ベッドの上で両足を擦り合わせては悩ましげな声を漏らす。
「すんすん……先輩、せんぱいぃ……」
手でギュッと握りしめたソレを自ら鼻に押し付けて深く呼吸する。ソレはくたびれたワイシャツだった。それも小夜丸本人のものではない。
先日、とある泥棒とのチェイスで捕縛に失敗した挙げ句、池に飛び込んでしまった小夜丸。その際に風邪をひいてはいけないと渡されたのがこのシャツだった。
気合いが空回りやすくいつも肝心なときに失敗してしまう小夜丸を、その人はいつも支えてくれたり面倒を見てくれていた。落ち込んだ時は相談に乗ってくれたり、小夜丸が苦手な書類作業では効率のいいやり方も教えてくれる。
だからこそ仄かな恋心をいつの間にか抱いていて、そんな時に手元に来てしまったのがこのシャツだ。
「ダメなのに、洗って返さないといけないのに……うぅ、ごめんなさい先輩……」
洗って返します!と言って自室に持ち帰ったのまではいい。だがそこでふと湧いてしまった欲望は、くノ一として心身を鍛えているはずの小夜丸でも抗えなかった。
「先輩のにおい……」
小夜丸のくノ一として鍛えられた嗅覚は、微かな汗の匂いすら感じとることができる。
シャツを抱き締めながら小夜丸は手を股間に伸ばした。
「んっ、もう、濡れちゃってますね……」
言いながら、下着の上から自分の性器をなぞりあげる。
「あんっ、はぁはぁ……せんぱい、せんぱいぃ」
じんわり湿った下着はすでにその役目を果たしてとらば、指が動く度に淫靡な水音が響く。もどかしくなって脱ぎ捨てると、その下は完全に濡れきっていた。
小夜丸は指を流れるように蜜壺に滑り込ませ自ら内壁をなぞりあげた。
「あっ……はふっ……すぅ……あんっ」
シャツを嗅ぎながら、小夜丸のしなやかな指が自らの腟内をかき回す。房中術も履修済みの小夜丸は、その技術を自慰に使ってしまうことを恥ながらも、的確に自らの弱いところを突いてしまう。
「ひゃんっ、んんっ、せんぱいっ……すきぃ……」
徐々に速くなっていく指の動き。淫靡な音は隠すことなく部屋に鳴り響き、この部屋に防音機能が整ってなければきっと外にまで聞こえていたのかもしれない。
確実に弱点を突く小夜丸の指の動きは、自身の絶頂をも早めてしまった。
「はぁっはぁ……あっ、だめっ、イッちゃう、せんぱいのでイッちゃ〜〜〜〜ッッッッッ」
絶頂して余韻に震える小夜丸。好きな人をおかずにしてしまった罪悪感が彼女を苛んだ。
「シャツちゃんと洗わないと……」
少しだけ冷えた頭でベッドから立ち上がろうとした時だった。
大きな物をぶつける音。ちょうど部屋の中で。
小夜丸は忘れていた。部屋の鍵を閉めることを。
小夜丸は忘れていた。義理堅く心配症のその人が様子を見に来るのは当然のことだということを。
「………………………………………………………………………ふぇ」
放心した小夜丸の理解が追い付くまであと五秒。
その後、どうなったかはご想像にお任せする。
「はぁはぁ……ふぅっ、んっ♡」
小夜丸は、それがダメなことだと理解しているのにやめることが出来なかった。
普段は快活で生真面目なくノ一であるはずの彼女の身体は今は酷く火照っていて、ベッドの上で両足を擦り合わせては悩ましげな声を漏らす。
「すんすん……先輩、せんぱいぃ……」
手でギュッと握りしめたソレを自ら鼻に押し付けて深く呼吸する。ソレはくたびれたワイシャツだった。それも小夜丸本人のものではない。
先日、とある泥棒とのチェイスで捕縛に失敗した挙げ句、池に飛び込んでしまった小夜丸。その際に風邪をひいてはいけないと渡されたのがこのシャツだった。
気合いが空回りやすくいつも肝心なときに失敗してしまう小夜丸を、その人はいつも支えてくれたり面倒を見てくれていた。落ち込んだ時は相談に乗ってくれたり、小夜丸が苦手な書類作業では効率のいいやり方も教えてくれる。
だからこそ仄かな恋心をいつの間にか抱いていて、そんな時に手元に来てしまったのがこのシャツだ。
「ダメなのに、洗って返さないといけないのに……うぅ、ごめんなさい先輩……」
洗って返します!と言って自室に持ち帰ったのまではいい。だがそこでふと湧いてしまった欲望は、くノ一として心身を鍛えているはずの小夜丸でも抗えなかった。
「先輩のにおい……」
小夜丸のくノ一として鍛えられた嗅覚は、微かな汗の匂いすら感じとることができる。
シャツを抱き締めながら小夜丸は手を股間に伸ばした。
「んっ、もう、濡れちゃってますね……」
言いながら、下着の上から自分の性器をなぞりあげる。
「あんっ、はぁはぁ……せんぱい、せんぱいぃ」
じんわり湿った下着はすでにその役目を果たしてとらば、指が動く度に淫靡な水音が響く。もどかしくなって脱ぎ捨てると、その下は完全に濡れきっていた。
小夜丸は指を流れるように蜜壺に滑り込ませ自ら内壁をなぞりあげた。
「あっ……はふっ……すぅ……あんっ」
シャツを嗅ぎながら、小夜丸のしなやかな指が自らの腟内をかき回す。房中術も履修済みの小夜丸は、その技術を自慰に使ってしまうことを恥ながらも、的確に自らの弱いところを突いてしまう。
「ひゃんっ、んんっ、せんぱいっ……すきぃ……」
徐々に速くなっていく指の動き。淫靡な音は隠すことなく部屋に鳴り響き、この部屋に防音機能が整ってなければきっと外にまで聞こえていたのかもしれない。
確実に弱点を突く小夜丸の指の動きは、自身の絶頂をも早めてしまった。
「はぁっはぁ……あっ、だめっ、イッちゃう、せんぱいのでイッちゃ〜〜〜〜ッッッッッ」
絶頂して余韻に震える小夜丸。好きな人をおかずにしてしまった罪悪感が彼女を苛んだ。
「シャツちゃんと洗わないと……」
少しだけ冷えた頭でベッドから立ち上がろうとした時だった。
大きな物をぶつける音。ちょうど部屋の中で。
小夜丸は忘れていた。部屋の鍵を閉めることを。
小夜丸は忘れていた。義理堅く心配症のその人が様子を見に来るのは当然のことだということを。
「………………………………………………………………………ふぇ」
放心した小夜丸の理解が追い付くまであと五秒。
その後、どうなったかはご想像にお任せする。
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