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作者:せきつ生花
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prev:ep3.王宮の勅命

「ああっ!」

 慰み物が言い渡された直後、キトカロスの身体が宙を舞った。その右足にはピンク色の舌が巻き付いており、それがキトカロスを引き寄せているのだ。

「ふぎゅっ!?」

 ピンク色の舌によって落とされ、ゴロゴロと転がるキトカロス。その身体を白く柔らかい何かが受け止め……踏んづけた。

「むぎゅっ!?」



「ゲコッ!ゲコッ!」

 餅カエル(親)が前脚で横たわるキトカロスをペチペチと叩く。餅カエル(子)は粘着質な舌でキトカロスの顔をペロリと嘗めた。

「ケコッ!ケコッ!」

「はう……な、なんですかぁ……きゃあっ!?」

 キトカロスの身体が再び宙を舞う。

「きゃあああっ!やめてくださいいいい!」

 餅カエル(親)はキトカロスをまるでヨーヨーのように宙で弄ぶ。それを見た餅カエル(子)は愉快だと言わんばかりに前脚をペチペチと叩いて拍手する。散々弄ばれた末、キトカロスは餅カエル(親)の背中の上に着地させられた。

「あうぅ…気持ち悪……んぎゅっ!?」

 キトカロスの上に餅カエル(子)がのし掛かったのだ。2匹の餅カエルにサンドされるキトカロス。だがキトカロスの災難はまだ終わらない。

「んぎゅっ!?むぎゅっ!?ふぎゅっ!?うぎゅっ!?」

 餅カエル(子)はキトカロスの上でジャンプを繰り返し始めたのだ。

「やめっ!やめっ!んぎゅっ!うぎゅっ!」

 キトカロスに何度もボディープレスをかける餅カエル(子)。いくら2匹の餅カエルが柔らかいとはいえ自分を一呑み出きるほど大きなカエルに押し潰され続けて平気なわけがない。

「あぶっ!うぶっ!んぶっ!うぶっ!」

 それはさながら餅つきの様。餅カエル(親)を臼、餅カエル(子)を杵とすれば、キトカロスが餅なのだ。



 結局、餅カエル達が飽きるまでキトカロスは何度も何度もつかれ続けたのだった。

next:ep5.強引な番兵

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