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毎週日曜日、わたし宣告者の神巫は神殿の礼拝で宣告者様からのお言葉をみなさんにお伝えする大役を賜っています。この大役はわたしの人生の誇りでなにがあっても休んだことはありませんでした

 もうすぐ礼拝の始まる時間です。神殿の主聖堂に向かいます……少しだけおしっこがしたくなってきました。礼拝中に離れるわけにはいきませんので今のうちに行っておきましょう。しかしトイレに立ち寄ろうとしたところ

「あ、神巫様ちょっとよろしいですか?」

 神官さんに呼び止められてしまいました

「あ、はい。どうかされましたか?」

「礼拝前にすいません、急ぎで確認したいことがありまして」

「いいえ、大丈夫ですよ。ここはですね……」

 トイレに行きそびれてしまいましたが少しの尿意ですので始まる前に主聖堂前のトイレに行けば大丈夫でしょう



「……と、こちらでよろしくお願いします」

「神巫様、お忙しいところありがとうございました」

「いえいえ、いつも宣告者様とみなさんのためにありがとうございます」

 軽く礼を交わして主聖堂に急ぎ足で向かいます。今の時間ならおしっこするくらいの時間はあるはず……

 トイレに駆け込むとなんとか個室が一室だけ空いていました、安堵しながらドアに手をかけた瞬間

「あ……神巫様。お先にどうぞ……」

 小さな女の子、信徒さんの子供でしょうか。もじもじとした様子で同時にドアに触れましたが譲ってくれました……こんな小さな子に我慢させるわけにはいきませんよね、それになんとか我慢できるはずです

「いいえ、貴女が先に使ってください。わたしのことは気にせずに」

「いいんですか……?」

「もちろんです。困ってる人を助けるのは宣告者様の神巫として当然です。貴女も困ってる人がいたら助けてあげてくださいね?」

「わかりました!ありがとうございます神巫様!」

 そして小さな信徒さんはトイレに駆け込みました。ああ、もうすぐ礼拝の時間です行かなければ

「すみません、お待たせしました」

「いえいえ、時間通りですよ。それではそろそろ始めますね」

 内陣の自分の席に座って司会の神官さんに声をかけます。落ち着いて、わたし。礼拝は一時間ほど、これくらいの尿意なら我慢できます

「あの、神巫様。今日はとても熱いのでお飲み物をどうぞ。足りなかったら言ってくださいね?」

「……ありがとうございます」

 神官さんによく冷えたお水をいただいてしまいました。うう……でも一口もいただかないのは失礼ですよね……それに走ってきたので確かに喉は乾いてますし……

「宣告者様、お恵みに感謝します。いただきます」

 わたしはそのお水を一気にいただきました



───礼拝開始から十分後

 礼拝は何事もなく順調に進んでいました。これくらいの尿意なら耐えられそうです



───礼拝開始から三十分後

 うう……お水を飲んだからでしょうか、すごくおしっこに行きたいです……でも半分終わりましたから、後半分ならなんとか……

 

───礼拝開始から五十分

 だめだめだめだめだめです。おしっこいきたいおしっこいきたいおしっこいきたい!!げ、げんかいです、こっそり抜けて……おトイレに……

「それでは最後に宣告者様からのお言葉を神巫様から。よろしくお願いします」

「ひゃい!?」

「神巫様?大丈夫ですか?」

「い、いえ大丈夫です。失礼しました」

 うう……わたしの出番です。こんなことならもっと早めに抜け出しておけばよかったです。でも今からおトイレに行ってみなさんを待たせるわけにも……そうです。わたしにしか出来ない大切な使命です。なんとか気とお腹を引き締めてわたしは主祭壇に上がりました

「みなさん、こんにちは。僭越ながら宣告者様からのお言葉を伝えさせていただきます」

 わたしの言葉をマイクが拾い、聖堂中に響きます。信徒や神官のみなさんの視線がわたしに集まります。ああ、なんだかわたしのお腹に集まってる気がして……

 じゅわ

「っっっっ!!」

 だ、だめです。意識したらちょっとだけ出ちゃいました……お腹に力を入れてなんとか漏れるのを抑えます

「なあ、今日の神巫様……なんだかエロくね?顔もほんのり赤いし」

「ばか、なに言ってるんだ集中しろ」

 なにやら信徒さんがひそひそ話をしてる気がしますが気にする余裕はありません。は、はやく終わらせておトイレに、でも大切なお言葉ですからちゃんとお伝えしないと

「こほん、それではお伝えさせていただきます」

 

「───で、あること」

 はやくおしっこ

「───ならなければならないこと」

 はやくおしっこはやくおしっこ

「───ならなければなりません」

 おしっこおしっこおしっこおしっこおしっこ!はやくはやくはやくはやく!

 もうわたしの頭の中はおしっこのことでいっぱいでした。もじもじとしながらそれでも宣告者様からのお言葉を必死に伝えます

 「───り、隣人を愛して、赦し……ひぅ……守ること……それこそが」

おまんこがきゅんきゅんとうずいておしっこが今にも溢れそうで……このままおもらししちゃったらどうなっちゃうんだろう……たくさんの神官さんと信徒さんが見てるのにそんなことしちゃったらもう神巫続けられなくなっちゃうのかな……

 だ、だめ、です……あとすこしだか、ら。ちゃんとお言葉をお伝えしてからおトイレにいかない、と

「い、いじょうが宣告者様からのおことばです……」

「神巫様、ありがとうございました」

 わたしは一礼をして祭壇から離れます。だ、だめ。はなれておトイレに……

 「きゃっ!?」

 慌ててたからか足元のマイクの線に足を引っ掻けてしまいました。引かれてマイクが床に落ちて大きな音を立てます。ちょっとバランスを崩しただけで転ばずにはすみましたが

 じゅわ

「あっ……」

 いまの しょうげきで 

 がまん

 してたのに

 じゅわ じゅわ しゅぃ

「や、やだっ……とまって……」

 わたしは前屈みになってスカートの上からぎゅぅぅぅとお股を抑えました。だけど一度出始めたおしっこは止まってくれなくて……

 パンツを濡らしてスカートを濡らしてそれでも止まらなくて

 しゅぃぃぃぃぃぃしょわわわわわわわじょろろろろろ

「うぅ……やだぁ……ごめんなさいっ……ごめんなさいっ……」

 じょわわわわわぴちゃぴちゃびちゃびちゃ

「ひぐっ……ぐすっ……とまんないよぉ……」

 わたしの溢れ出たおしっこが床を叩く音、わたしの泣き声、その音を落ちたマイクが拾って聖堂中に響かせました。みなさんにわたしの恥ずかしい音を全部聞かれてしまってます

 ちょろろろろろろろろしょろろろろぽたっぽたっ

「ぜんぶでちゃったあ……」

 わたしは汚れるのも気にせず、自分が作った水溜まりの中に座り込んで

「うええ……ぐすっ……ごめんなさいっ……うえええん……」

 子供みたいに泣きじゃくりました。礼拝は中止になって女性の神官さんが助けてくれたみたいですけど、あんまりよく覚えていません。ただはっきりと覚えているのは

「でも、きもちよかったぁ……」

 宣告者様、ごめんなさい。わたしは、神巫はおかしくなってしまいました



 おしまい

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