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作者:せきつ生花
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四方八方から迫り来る集中砲火。カガリを操るレイは必死にそれを回避し続けるが、H.A.M.P.の放った誘導ミサイルがブースターに着弾する。

「ぐっ……!」

[カガリ、ダメージ甚大、システムニ異常アリ]

墜落するカガリ。レイは緊急脱出プログラムを作動させようとした。

「早く換装しないと──きゃあッ!?」

緑色の腕のようなものがレイの脚を掴み、脱出を妨害する。

さらに上空から降り注ぐ鉄屑の雨が地上にいるレイの元へ次々と降り注いだ ───


「うぅ……まだ生きてる……?」

暗い瓦礫の山の中でレイは目を覚ました。カガリのシステムは完全に停止し、身一つで這い出そうにも身体を動かす隙間もない。

「これじゃ死んだも同然じゃない……」

何も出来ない状況にレイは絶望する。このまま瓦礫の中で餓死するか……それとも戦火の巻き添えで死ぬか……レイの目から涙が溢れ落ちようとしたその時だった。

「フム……この下だな。聞こえているか?お嬢」

瓦礫の山を除ける大きな赤い手。その手はレイに被さった瓦礫をいとも容易く払いのけ、横たわるレイをカガリの残骸ごとその手で拾い上げた。

「オイオイ随分と酷いやられ様じゃないか。アレにやられたのか?」

「……ッ!」

悔しさを堪え、レイは黙って頷く。

「フム……お嬢、自分が力になれないなんてことはないぞ。なんせオレは闘技場育ちだ。こういう戦場の匂いを嗅ぎ付けるのは苦手なんだ。お嬢のお陰で戦うべき場所を見つけられた」

自分なりの言葉で励ましつつ、レギュラスは己の肩の上にレイを座らせる。

「こんな戦場だ。何処にいても危ないならオレの肩の上が一番の安全地帯というわけだ。振り落とされるなよ?」

そう言うとレギュラスは一飛びで街を襲うH.A.M.P.の前へと降り立つ。

「そこのお前!ウチのお嬢が世話になったな!」

突如降り立った新たな敵に対し、H.A.M.P.は静かに武装を展開する。

レイが肩の上で固唾を飲んで見守る中、レギュラスはH.A.M.P.に指を突きつけ啖呵を切った。


「今度はオレが相手だ!その不釣り合いな小洒落たキャノン砲をオレの改造パーツに加えてやろうじゃないか!」

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