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 きっかけはそう、些細なことだった。湯浴みの最中に異教徒達が攻め込んできたのだ。緊急事態であったため私は最低限着るべきものも身に着けず直接鎧を纏い、戦場へと赴き異教徒を鎮圧した。

 国民は皆礼を述べてくれた。しかしその時私の内心は穏やかではなかった。皆、知らないのだ。この鎧の下には産まれたままの姿があることを。国の聖女がはしたない格好で戦場を飛び回っていたことを。もはや敬われるものではないということを…

 ここでもし、事実が公になったとしたら…そう考えると恐ろしかった…だが肉体はそう思ってはいなかったようだ。私の内からはどろりとした愛液が滲み出し、胸の先端は痛いほど張り詰めていた…



 それからは時々素肌に鎧を身に纏うようになった。鎧が壊されてバレてしまうかもしれないというスリルは戦場との状況も合わせて私を興奮させてくれた。鎧の中を愛液で汚してしまったことはもはや一度二度ではきかないだろう。

 しかし何度も何度もしていくうちに心の声が大きくなり始めた。足りない、もっと、もっと見てもらいたい…もっと見せたい…私のカラダを…♥

 『教導の騎士フルルドリス』はこんなことは思わない。これは悪魔の囁きだ。『教導の騎士フルルドリス』は国民の憧れとして、聖女として毅然とした態度で臨まなくてはいけないのだ。



だったら

わたしは

もう

『教導の騎士フルルドリス』じゃなくていい…♥

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