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作者:ベリーメロン



 異性の幼馴染みとの再会は妙に浮き足だったり、会いにくかったりするものだ。
 例えばそれがバカな子供の頃に酷いことを言ってしまった相手ならば尚の事。
 それでも偶然の再会に勇気を振り絞って謝罪したが、ついつい抱いていた甘酸っぱい感情まで吐露してしまうだなんて彼は思いもしなかった。

 二人きりの部屋で、アウスは口を引き結びながらもゆっくりとセーターを捲り上げていく。晒された歳のわりに暴力的なほど大きい双方は、下着に包まれていても圧巻の一言。
 普段の冷静な様子からは想像できないくらい耳まで真っ赤にしたアウスは、眼鏡まで熱気に曇らせていた。

「ど、どうだい……?」

 囁かれた青年は、目の前に晒された幼馴染みの乳房にドギマギとした反応しか出来ない。少年時代の彼は周りに流されて、当時から歳のわりに大きかった胸のことで彼女をバカにしてしまったが、本当に愚かだったことを理解する。
 ギリギリで絞り出した「綺麗だよ」という言葉に、アウスは心底安心したように微笑んでいた。

「ちなみに、率直な感想は?」

 他人が狼狽えているのを見ると落ち着くとは言うが、アウスは青年の様子に冷静さを取り戻していたらしい。少し悪戯っ子のような微笑みで、青年をなじるように囁いてくる。
 そんな風に追い込まれれば、青年も正直に白状するしかない。見た瞬間に思ったことを白状する。
 とんでもなくエロかった、と。

「ぷっ……ふふっ♪」

 思わずと言った様子で吹き出すアウス。
 いつもは冷静沈着といった様子で、他の霊使いの保護者的な彼女だが、その笑う様子は年頃の乙女そのものだ。
 それでいてすっかり背丈の離れた青年を見上げて。

「ちなみに、僕そのものはどうだい?」

 さらなる追求に固まる青年。
 されど迷うこともなくその想いを伝えれば、いつしかアウスと青年の距離はゼロとなる。自然と唇が触れあい、啄むように口付けを交わしていく。そのまま女子としては短めの茶髪を撫でつつ、長い口付けへと移行すればアウスも青年の背に手を回して舌を絡めてくる。
 じっくりとファーストキスとなるそれを捧げ合えば、互いにはにかんだ。

「……触ってみてくれる?」

 胸を揺らし囁くアウス。青年は誘われるままに彼女の豊かな乳房に手を伸ばし、ブラジャーまで捲り上げた。
 ブラジャーに締め付けられていた乳房は解放された途端に柔らかく揺れ動く。その様子がなんとも淫猥で、青年は気づけばその胸を揉みしだいていた。

「んっ……あぁ……♡」

 柔らかさと弾力を兼ね備えたそれは、青年の手の動きに合わせて形を変えながらアウスに甘い声を上げさせる。
 手の中で脈打つ心臓の音を聞きながらも夢中で愛撫を続けていれば、アウスもその身を擦り寄せてきた。
 気がつけば二人はベッドの上に倒れ込み、互いの肌を重ね合わせる。

「ふぅ、あっ……んぅっ♡」

 そして青年は、その先端にある乳首を口に含んだ。少し主張の激しい乳輪ごと舌の上で転がすようにしてやると、アウスは一際高い声で鳴いた。

「んぅっ……はぁ……男の子って、本当におっぱいを吸うのが好きなんだね……本に書いてあった通りだ……」

 どこか呆れたような呟きだったが、その表情は嬉しそうだった。
 しかし一方で青年の方はと言えば、もう限界だと言わんばかりにズボンから己を取り出して見せ付ける。

「おぉ、凄いなこれは……」

 アウスは一瞬驚いたように目を見開いたものの、すぐに興味津々といった様子で見つめ始める。
 既に興奮しきったそれは天に向かってそそり立ち、今にも爆発してしまいそうだ。

「これが君の……い、痛くないかい?大丈夫かな?」

 心配そうな言葉とは裏腹に、彼女はまるで子供でもあやすかのように優しく指先で触れる。
 それだけでビクンと跳ねる男根に、アウスは小さく悲鳴を上げた。

「僕で、こんなに興奮してる……」

 ゴクリと喉を鳴らしつつ、指先で撫でる。もどかしい感覚に青年がひくつくのを見たアウスは、熱に浮かされた瞳で一つの提案をしてきた。

「んんっ……なんか、すごく恥ずかしいね……」

 アウスの豊かな双方に、青年の男根が挟まれる。俗にパイズリと呼ばれる行為に青年は息を飲んだ。男である以上それを妄想してきたのは言うまでもない。
 けれどまさか、アウスからそれをしてくれるなんて思わなかったのだ。

「ど、どうかな……気持ちいいかい?本で、男の子はこれが好きだって聞いて……」

 アウスの問い掛けに青年が答えられるはずもなかった。
 初めて味わう女性特有の柔らかさに包まれたそこは、今まで体験したことのないほどの快楽を与えてくれる。

「よ、よかった……じゃあ続けるよ?」

 青年の反応に安堵したのか、アウスはそのままゆっくりと上下に動き始めた。
 柔らかいアウスの巨乳に、ヒクヒクと痙攣するそれが飲み込まれていく様は酷く卑猥だ。

「すごい……君が、僕の中に入ってくるみたいだよ……」

 初めての経験に戸惑いつつも、徐々にコツを掴みつつあるようだ。

「えっと……たしか、本だと……唾液を垂らすんだっけ……んっ」

 自らの谷間に向けて、舌を向けて唾液を垂らす。青年の先走りとアウスの唾液が混ざり合えば、卑猥な水音が部屋に響き始めた。

「あはっ……なんだこれ、変な感じ……」

 ぬぷぅっ♡ずちゅっ♡にゅちぃっ♡
 慣れない様子で、されど懸命に奉仕するアウスの姿。自分の胸の間から漏れ出る音に、アウスの顔は真っ赤に染まっていく。
 それでも慣れてきたのか、その動きは徐々に激しさを増していく。

「ふぁっ!んっ……ど、どうだい……僕の、おっぱいは……?」

 自信無さげに見上げてくる幼馴染みの眼差しに、青年は素直に答える。とても柔らかくて、温かくて、最高にエロくて、気持ち良いと。

「んっ……うれしい……もっと、頑張るね……♪」

 そう言って微笑んだ彼女の笑顔は天使のように可憐で、同時に娼婦のような妖艶さを醸し出していた。
 ずぷんっ♡ぬちゅっ♡ぐちゃっ♡と激しくなるアウスの胸奉仕に、青年の理性は決壊寸前にまで追い詰められていく。

「んっ……君のここ……ビクビクしてる……射精するの?」

 そんなことを言われれば、青年はただコクコクと首を縦に振ることしか出来ない。

「うん……わかった……いいよ、出して……いっぱい、僕のおっぱいにぶっかけて……!」

 その言葉を合図にして、青年は限界を迎えた。
 アウスの胸にたっぷりと吐き出される精液。火山のように噴出したソレはアウスの顔を眼鏡ごと汚してしまうほど。

「はぁ……熱い……これが、精子……んっ……」

 アウスは顔に掛かった白濁汁を指先で掬い取り、そのまま口に運ぶ。舐めとり、咀嚼する。

「んっ……苦い……けど、嫌いじゃないかも……」

 アウスはその味を確かめるように舌の上で転がし、やがてこくりと嚥下した。

「ふぅ……君は本当に元気だね……まだ、こんなになってる……」

 その視線は青年の男根に向けられている。あれだけの量の射精をしたにも関わらず、未だにそれは硬度を保ったままだ。

「えっと……最後まで、するよね……?」

 顔を真っ赤に染めながら尋ねてくるアウス。もはや両者の心は決まっていた。
 青年は無言でベッドの上に押し倒すと、その上に覆い被さった。子猫のように固まったアウスの代わりに、衣服を脱がしていく。

「うわ、この体勢だと凄いな……全部見えてしまうよ……」

 恥ずかしさに頬を紅潮させながらも、アウスは抵抗することなく受け入れる。ショーツが脱がされ、その下まで露にされた。

「あ、あんまりじっくりは……ひうっ♡」

 乳房を再び揉みしだきながら、秘部に手を這わす。すでに濡れていたアウスのソコは、触れるだけでくちゅりと淫靡な水音を響かせた。
 そのまま青年は愛撫を続け、いつしか一本から二本へと増えた指がアウスの膣をいじめていく。

「あっ……んっ……そこっ、だめぇ……♡」

 次第に甘い声を上げ始めるアウス。指先で陰核に触れば、彼女は面白いくらいに反応してくれた。コリッコリッとした感触を楽しむように弄ってやると、アウスはいやらしく腰をくねらせる。

「ふぁっ♡ああぁっっっ♡そ、それダメだよぉっ……」

 膣内へ侵入した二本の指が、アウスの弱点を探るようにして動く。ある一点を突かれた瞬間、アウスの身体が大きく跳ねた。

「ひゃううううううううううううっっっ♡♡♡」

 愛液が一気に滲み出し、青年の手をベトベトに汚す。
 脱力しきった彼女は、熱い息を溢しながら震えていた。
 少しやりすぎた……とアウスの様子に謝りかけた青年だが、その淫らな光景にタガはすでに外れていた。
 先ほど以上に固く勃起した男根を、アウスの秘部に擦り付ける。

「あ……すごい……きみのこれ……すごくあつくて、かたい……んっ♡」

 男根の先端が触れ、アウスが身を震わせる。彼女も拒むことはしなかった。潤んだ瞳で見上げてきて、手だけは握っててと呟く。
 彼女の願い通りに強く手を握り合い、青年はソレを迎えるようにひくつくアソコに腰を進めていく。

「んっ……ふぁっ……はいって、きたっ……」

 挿入と同時に、アウスは大きく背筋を仰け反らせた。
 熱々トロトロのおまんこ肉に包まれて、青年もまた快楽に悶える。

「ハジメテって……いたいってきいてたのに……ぜんぜん、いたくない……むしろ、きもちよすぎて……」

 蕩けた表情で囁いてくるアウスに、青年は我慢出来ずに再び唇を重ねた。

「んっ……ちゅっ、んんぅっ♡」

 舌先が絡み合う。唾液を交換しあう。その間も、アウスの蜜壺はきゅうっと締まり、青年のモノから精液を搾り取ろうとしてくる。
 青年が腰を引き、一気に突き入れる動作を繰り返すだけでアウスは身悶えた。

「んっ……んん っ♡んんんぅっ!!はぷっ……んむぅっ……♡」

 キスをしながら下半身を打ち付ける。アウスの媚肉が青年のモノを離すものかと締め付け、彼も抗わずに何度も最奥を責め立てる。

「んふっ♡んんっ……んぅ♡はふっ、んぅっ……ぷはっ……あっ、ああっ♡」

 絶頂を迎えたばかりの敏感な身体に激しいピストンを受け、アウスの膣内は痙攣するように収縮する。
 やっと口付けから解放されたアウスの顔は、普段の理知的な表情も崩れきった雌そのものだった。

「はげしっ……んあっ♡はぁっ……ぼくも、もうイっちゃうっ♡」

 青年がラストスパートをかければ、アウスもそれに合わせて腰を振る。二人は互いに強く抱き合いながら、同時に果てた。
 きゅうきゅうに締め付けてくるアウスのナカに、青年は迷いもなくありったけの精液を注ぎ込んでいく。
 二人共、声を上げることすら忘れて余韻に震えていた。

「あっ……♡はぁっ、はぁ……すごい、出たね……」

 繋がったまま、アウスが嬉しそうに微笑んでくる。
 そこからナカに出してしまったことについて、今さらになって顔を青くする青年だがアウスはくすくすと笑う。

「君ならいいよ……むしろセキニンってことでそのさ……」

 顔を赤くしつつプイと向こうを向くアウス。言葉の意味を理解して、青年はゴクリと喉を鳴らした。
 再びこちらを向いたアウスは微笑みながらも、その感情を隠さずに吐露した。

「えっと……末永く、よろしくね」

 そんな顔を見てしまえば、一度では治まらないのが男の性だ。
 遠慮する必要がないというのなら、もう我慢は必要ない。

「えっ……?ちょ、ちょっと待ってくれ!まだ、僕……あっ♡」

 慌てるアウスをよそに、青年は再び腰を動かし始めた。
 セキを切ったように再び絡み始めた二人は夜明けまで、噛み締めるように身体を重ねたという。

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