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姉、カームが嫁ぐという話は弟であるカムイにとって、これ以上ないほどショックな出来事だった。

恋愛感情な一切なかった。ただ、自分に最も愛情を向けてくれていた姉が、他の男のところへ行ってしまう。そのことが、カムイには悲しくて、悔しくて、そして……少し寂しかった。







こんなことをしても姉が帰ってくるわけでもない。だが、カムイは、何もしないわけにはいかなかった。

気付けば姉の夫の家に偲びこみ、二人の様子を覗き見ようとしていた。

太陽も沈み、今頃カームは風呂から出る時間だろう。カムイがそう考えていた時、一室だけ明かりがともっている部屋を見つけた。ドアの隙間から中の様子を覗くと、そこには風呂上りのカームがいた。

そして、そのすぐ傍には一人の男が座っている。カムイはその男の顔をガスタの集会に参加した時に見たことを思い出す。カームより年上で若くして外交を任されている男だったはずだ。

カームが正座で男の方を向くと、その手と額を床に着ける。



「今夜から私、神官のカームは妻として旦那様の妻として部族の繁栄のため、身も心も捧げることをここに誓います」



カムイは、幼いながらもこれから始まることを即座に理解できた。彼女のすべてをささげる、これからカームが男の物になるのだと。男はカームの頭に手を置いて撫でる。そして、ゆっくりと顔を上げるように促した。

立ち上がったカームの顔は頬を赤く染め、目が潤んでいる。まさに恋する乙女の顔。普段そう表情を変えることがない冷静沈着な姉が、こんな表情をするとは思っていなかった。そして、カムイは姉がどんな女なのか、今まで全く理解していないことに気が付いた。

男がカームを後ろに向かせて、背後から抱きしめるように服を脱がせていく。そして、彼女の大きな胸と女性らしい肉付きの体、白い肌が露になった。昔、共に風呂に入ることはあったが、ここまでまじまじと姉の裸を見ることはなかった。姉は羞恥で顔を真っ赤にしながらも、男の手から逃れようとはしない。

カムイはそんな彼女を姿を正面から視界にとらえていた。カームは男の顔ばかり見ていてこちらに気づく様子はない。男がカームの胸に手を這わせる。



「あっ♡…旦那様……私のおっぱいは気持ちいいでしょうか……?」



小さな声を上げてピクッと体を震わせた。男は首を縦にふると、そのまま彼女の胸やお腹、腰回りにさらに愛撫を続ける。そのたびに体をビクつかせるカーム。やがて男の手は下腹部の方へと下がり、秘所へと辿り着いた。そこは先ほどの行為でしっとりと湿っている。



「旦那様…キスをしてくださいませんか…?」



蕩けた声でカームがキスをおねだりする。男はそれを聞き、優しく口づけをした。そのまま二人は舌を絡ませ合う。



「ちゅっ…♡れろっ♡むちゅ……♡」



カムイは自分の姉が別の男とキスをして、舌を絡め合っていることに目を背けることができないでいた。

充実した顔に変わっていくのが見て分かる。姉のあんな顔を見るのは初めてだ。そして、カームの体を愛撫していた男の手が秘所に伸び、彼女の最も感じる場所を責め立てるように弄り始めた。すると、もうすでに敏感になっていたカームは声を上げる。



「はっ……ああっ♡んんっ……旦那様ぁ……♡」



今まで感じたことのない強い刺激に思わず大きな声が出てしまい、慌てて口を紡ぐ。しかし男の手は止まらず、さらに激しくなる。

その声さえもカムイが知っているものではない。こんな声、初めて聞いた。

心臓がひもできつく縛り付けられるような感覚に襲われる。呼吸が荒くなっていく。それなのに目を背けることも耳をふさぐことも、その場から離れることもできない。



「んんっ♡あっ、はげしっ……だめです、旦那様ぁ♡」



カームの腰が砕けそうになり、思わず男にもたれかかる。男はしっかりと彼女を支えながら責め続ける。そしてついに限界を迎えたのか、大きな声を上げて体をピクつかせる。

男が秘所から手を離すと、そこからは大量の愛液が溢れ出ていた。



「はぁ…はぁ……♡旦那さまぁ……♡」



肩で息をしながら男にもたれかかるカーム。その顔は恍惚としており、目はとろんとしている。

もはや別人の顔。目の前にいるのは本当に自分の姉なのかとさえ、疑ってしまう。

男がズボンを脱ぐと、そこには大きなモノがあった。それを見たカームはうっとりとした表情でそれを口に咥える。



「むちゅぅ…♡ちゅぱっ♡れろっ♡」



つたないながらも男の顔色を見ながら、口を前後させる。男のモノはどんどん大きくなり、今にもはち切れてしまいそうだ。



「旦那様の……すごく大きいです……♡むちゅ♡れろっ♡」



しばらく口で愛撫を続けた後、男のモノを喉奥まで咥えこむ。そして、そのまましゃぶりつく。徐々にペースを上げて、口内で搾り取ろうと動く。



「んっ♡ちゅっ♡んんっ……ぷはぁ♡」



男が限界に達して、大量の精液を吐き出す。それを全て飲み干した後、彼女は男のモノから口を離す。その口からは糸を引いていた。



「旦那様…幼い頃からお慕い申しておりました……♡年端も行かぬ幼妻ですが、どうか…女の子ではなく女にしてください♡」



思わず心臓に血がたぎって、その鼓動が速くなる。失恋にも似た感覚。頭が沸騰しそうだった。彼女の言葉から自分の知っているカームはすでに恋をしていたのだと、今更のように理解する。



「旦那様の寵愛を……私にください♡私の全てを、あなたのものにしてください♡」



そう懇願するカーム。男はゆっくりと彼女を押し倒すと、正常位で挿入する。



「うっ……あああっ♡」



先ほどの行為で濡れてはいたが、処女膜が破られた痛みでカームが悲鳴を上げる。思わず男も動きを止めるが、カームは微笑んで彼の背中に腕を回した。



「大丈夫……です♡旦那様のモノで、貫いてくれてかまいません♡」



その言葉を聞いた後、男はゆっくりと腰を動かし始める。



「ああんっ♡あっ、はげしっ……はぁ、ああっ♡」



少しずつ速くなっていく動きに比例して、カームの声から苦痛が消えていき、代わりに快感による艶めかしい声が出てくる。



「あっ♡そこっ、ダメですっ♡奥、突かれると……おかしくなります♡」



徐々に膣内もほぐれていき、愛液が溢れ出てくる。それと同時に男の動きも激しさを増す。二人の汗や体液が飛び散り、部屋の中に熱気が充満する。

当のカムイはというと、淫らに喘ぐ姉の姿をただ見つめていた。呼吸も荒いまま、心臓も苦しい。すぐにでも逃げ出したかった。それなのに、足が動かず、視線を逸らせないのは、カムイに芽生えた未知の感情のせいだった。



「旦那様♡愛していますっ…♡もっともっと私のことを愛してください…♡」



静寂という言葉が何よりも似合っていた寡黙な姉が、今だけは淫らに喘ぎながら絶頂しようとしている。その姿に、カムイは生唾を飲み込んで、股間が熱くなっていくのを感じた。思わずズボンを脱ぐと、大きく怒張したそれが現れる。

困惑の色を見せるカムイ。しかし、ゆっくりとそれを握ると、男の動きに、カームの一定のリズムで喘ぐ声に合わせて手を上下に動かす。

自分でも何をしているのかわからない。ただ無意識に彼女らがしていることを自分一人で真似ていた。腰が浮くような感覚、さっきとは別の理由で立っていられなくなる。



「もうだめ…♡もう……♡……っ!?」



そんな中、快感でのけぞったカームの視界にカムイの姿が映る。彼が生まれた直後から見守り続けた弟の顔、見まごうはずもない。



「え……!?んっ♡あっ、だめですっ♡旦那さまっ♡旦那様ぁ♡」



思わずカームも止めようとする。しかし、カムイの存在に気づいていない男は、そのままカームを絶頂へと誘う。



「だめぇ♡あっ、ああぁっ♡」



カームは必死に喘ぎ声を抑え、絶頂しないように我慢する。しかし、そんな抵抗も虚しくその声は漏れてしまっている。

嬌声を漏らしながらも少し瞳を閉じ考え込むカーム。そして瞳を開けると…



「んあぁあっ♡旦那様♡そんなにおちんぽを激しくされたらぁっ♡いっ、イッてしまいますぅ♡わたしにっ♡精液いっぱい出してくださいっ♡」



淫らに歪ませた顔、普段の彼女から聞かない声量と声で、男に絶頂をせがむ。そんな姉を見て、カムイはその未知の感情が、姉を取られたことで芽生えた様々な感情よりも大きく肥大化していることを悟った。



「だめ、だめぇ♡もう、イッちゃいますっ♡ああぁぁあああああっ♡」



体を痙攣させ、甲高い声を上げて絶頂する。それと同時に膣内が締まり、男を締め付ける。

その締め付けに男も限界を迎え、射精した。ドクンドクンと脈打ちながら大量の精液をカームへと流し込む。

カムイもまた、男と同じように白濁液を床に撒き散らす。



「はぁ……はぁ……♡旦那様ぁ、愛しています♡」



絶頂の余韻に浸りながらうっとりとした表情でそう言うカーム。男は彼女の中からモノを抜き、その隣に寝転ぶ。カームは男に体を預けて、二人一緒に横になった。



カムイは、もはや何を考えていたのかも思い出せないまま、すたすたと部屋を出ると明かりのついた部屋の中を見る。

もう一度情事が始まったのか、かすかにカームの嬌声が聞こえる。手についた精液を水場で拭い、その場から立ち去った。

カムイの頭の中は複雑の一言だった。姉を取られたこと。その姉の淫らな姿。それを見た時の未知の感情。それに起因する自身の行動。

そんな中…



「あっ!カムイ君見つけたよ〜っ!!どこに行ったか心配してたよ〜」

「カムイ、こんなところにいたのか。お母さんが心配してたぞ」



カームの友達である巫女のウィンダと戦士のリーズがカムイを見つけて駆け寄ってくる。



「って、カムイ君泣いてない!?どうしたの!!怪我してない!?」

「まぁまぁ…カムイもカームが嫁いで寂しいんだろ」



ウィンダがカムイを抱きしめる。顔に彼女の双丘が当たり、またあの時の未知の感情が沸き上がる。

ウィンダとリーズがカームたちがしたことをしたらどんな顔をするのか。それを想像してしまう。

カムイは再び大きくなったそれを二人から隠し、ウィンダのハグを受け入れる。



彼がその感情を情欲と知るのは少し後の話である。

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