最終更新:ID:ubYQ4OeIcg 2023年11月12日(日) 13:27:28履歴
「あっ…きみが、ボクの婚約者…なんだね……」
とある世界、とある湿地帯にはガスタと呼ばれる部族がいる。
その集落の家で、青髪の少女、エリアルの目の前には緑髪の少年、カムイが立っている。
エリアルはガスタとの友好部族、氷結界の巫女だった。そして、二人はそれぞれの族長によって婚約を結ぶこととなっていた。
そして今夜、二人は同じ布団で一夜を過ごすことになっていた。
「初めましてで、急に夫婦になるっていうのは……っちゅ!?♡」
もじもじと頬を赤らめるエリアルの唇が、カムイによって塞がれる。驚いた表情を浮かべるエリアルは思わずカムイを突き飛ばす。
「ごっごめん…!!でも、まだ心の準備が……!!」
慌てて取り繕うエリアル。その顔は真っ赤に染まり、恥ずかしさのあまり泣きそうにもなっている。
カムイもまた、あっけにとられて呆然としている。
しばらくの間、気まずい沈黙が流れる。先に口を開いたのはエリアルだった。
「こういうことは…もっとお互いを知ってから……」
半年前、カムイの姉、カームが部族内の男に嫁いだ。カムイたちと同じ政略結婚。
カムイはその初夜を覗いてしまった。普段は寡黙な姉が、悦びの声を上げて乱れていた。
その光景がカムイの脳裏に焼き付いて離れない。初めて抱く情欲。カームに対して恋愛感情を抱いていたわけではなかった。
だが、カムイは姉の淫靡な姿に興奮してしまっていたのだ。そして、自分のものに触れてみる。それは硬くなり、刺激を欲していた。
それからというもの、夜になるとこっそりと自慰にふけった。しかし、日が経つにつれ欲望は抑えきれなくなる。
そしてカムイは年上の女性に対して強い性的興奮を抱くようになっていった。
まだあどけなさの残る顔で、カムイはエリアルを見つめる。その瞳には情欲の色が混じっている。だが、まだ年端もいかない少年。それをわかっているエリアルは、不思議と嫌な気持ちではなかった。
むしろ自分を求めてくれることに嬉しさすら感じていた。それでも、恥ずかしいものは恥ずかしい。
そうして、二人の初夜は失敗に終わった。
それから半年、二人は夫婦として毎日を共に過ごした。
朝ともに起きて、それぞれの部族のために働き、夜になると一緒に料理を作って食事をする。そして同じ布団で眠りにつく。
最初の頃はぎこちなかった二人だが、今ではすっかり夫婦らしくなっていた。というより恋人らしいとも言えるかもしれない。共に過ごす時間は二人に安らぎと幸せを与えてくれた。
「ねぇ、カムイくん」
とある休日、いつものデート、といっても手を繋いで二つの集落の間にある森を散歩するだけの時間、エリアルが口を開く。
「ボクたち、もっと仲良くなりたい。カムイくんのこと、もっと知りたいな……」
その言葉を聞いたカムイは、ごくりと喉を鳴らす。それは期待と緊張によるものか、あるいは興奮によるものか。
エリアルはカムイの手をつないでくる。それはぎゅっと強く、でも痛くはないように優しく。そして、そっと身を寄せてくる。
思わず声を漏らすカムイ。エリアルの豊満な胸が腕に押し当てられる。それだけでも理性を保つには十分だったが、さらに追い討ちをかけるようにエリアルが口を開く。
「少し気が弱いボクのために、結婚してから…ずっと我慢してくれてたんだよね…。でも、もう大丈夫だから……」
エリアルはカムイと見つめ合う。その瞳は潤み、頬は紅潮している。
そしてカムイを引き寄せ、唇を重ねる。それは触れるだけの優しいキス。
「んっ……ふぅ……ちゅっ……」
唇を離すと、二人は見つめ合う。エリアルの顔は上気しており、瞳がとろけているように見える。
「続きは…今夜、ね?」
その言葉を聞いたカムイは、もう我慢できなかった。エリアルの手を引き、歩き出す。向かったのは部族間の集落にある一軒家。二人だけで過ごすためのものだ。家に入るなり、カムイはエリアルを壁に押し付ける。そして乱暴に唇を奪う。舌を絡め合わせ、唾液を交換し合う濃厚な口づけを交わす。
「ちゅっ……んむっ……ぷはぁ♡……もう…がっつきすぎだよ…ひゃんっ♡」
口を離すと、二人の舌の間に糸を引く。そしてカムイはエリアルの豊かな胸に顔を埋める。大きく息を吸い込むと、甘い香りが鼻腔を満たす。その香りは媚薬のように脳を痺れさせ、情欲をかきたてる。
「カムイくんっ…!そんな、いきなり……やっ♡」
カムイはエリアルの服の中に手を伸ばし、胸を優しく揉みしだく。その手の動きに合わせるように、エリアルは甘い声を上げる。
「んっ♡はぁっ……やぁっ♡だめぇっ♡」
カムイの手は止まらない。乳房全体を包み込むように揉みしだき、頂点にある突起を指先で擦る。その度にエリアルは腰をくねらせ、艶やかな声を漏らす。
エリアルの服をたくし上げて、胸を露出させる。白い肌に、綺麗なピンク色の突起がちょこんと乗っている。それを指先でつまみ上げると、エリアルは身体を大きく跳ねさせる。
「あぁんっ!♡やぁっ!♡そんなっ、同時にぃ♡」
さらにカムイは乳首を口に含み、吸い上げる。もう片方の乳首も指先でコリコリと刺激を与え続ける。
「あぁっ!♡だめっ♡両方なんてぇ…♡そんなに…ボクのおっぱい、触りたかったんだ…ぁっ!♡」
さらに激しく責め立てる。舌先で転がしたり、歯を立てて甘噛みしたり。その度にエリアルは甘い声を漏らし、身体を震わせる。
それでもエリアルはカムイの頭に手を置いて、優しく撫でている。まるで赤子をあやす母親のように、慈愛に満ちた表情で微笑む。
「いいよ……カムイくん♡好きなだけボクのおっぱい触って……気持ち良くなってね♡」
その言葉を聞いた瞬間、カムイはもう片方の乳房にしゃぶりつく。口の中で乳首が転がされ、その度にエリアルから嬌声が上がる。
強く吸い付き、口の中でも舌で弾く。もう片方の乳首は指で引っ張ったり、押し込んだりして虐め抜く。
「ひぁっ!♡そんなに、強くしたらぁっ♡ボクもっ……んんっ♡きもちいいけどっ…女の子には優しくしないと…♡」
そうは言うものの、エリアルもまたカムイの股間に手を伸ばして撫で始める。既に硬くなっているそれに触れると、指先でカリカリと引っ掻くように刺激を与える。
「きみがボクのおっぱいを吸ってる間…僕はきみのおちんちんを…可愛がってあげるね…♡」
カムイが胸に吸い付くのに夢中になっている隙に、ズボンを脱がせる。そして大きくなったペニスを優しく握る。
「すごい……もうこんなに大きくなってる……」
その大きさに驚きつつも、手を動かし始める。ゆっくりと上下に扱き、時折裏筋を撫で上げる。その快感に、カムイは身体を震わせるが、口に含んだ乳首は話そうとしない。それどころか、さらに強く吸い付き始める。
「あぁんっ♡もう、そんなにボクのおっぱい好きなの……?んあぁあ♡ちょっと…激しすぎるよぉ♡」
胸に吸い付くことで口が塞がっているので、言葉で返答することができない。その代わりにカムイは行動で示すことにした。乳首を甘噛みし、もう片方の乳首を指で挟み込んで引っ張り上げる。その瞬間、エリアルの身体が大きく跳ね上がる。
エリアルはふと、氷結界の幼馴染の言葉を思い出す。
『男の子はみんなおっぱいが好きなんだよ!アバンスもエッチの時は夢中になって私のおっぱい触ってるし…そもそも……』
後半はただの惚気だったこともあって覚えていないが、前半の言葉がこの立場になって改めて実感する。
「ダメだよぉ…これ以上はぁ……♡ボク、おかしくなっちゃうぅ♡」
しかし、カムイは乳首を舐めるのを決して止めようとしない。それどころかさらに激しくなる一方だ。そんな中、カムイは小さく「お姉ちゃん…」とつぶやいた。
それを耳にすると、エリアルはすこし眉を顰める。
「きみがお義姉ちゃんのことが大好きなのはわかるけど…でも、今はボクのことだけ見ててよ…っ♡」
そう言ってエリアルはカムイの耳元に口を寄せる。そして、ゆっくりと囁くように告げる。
「僕のことだけ見ていてくれたら…ボクのおっぱい、好きにしていいから……ね♡」
その囁きを聞いた瞬間、カムイは一気にラストスパートをかける。乳首を思い切り吸い上げ、もう片方の乳首も強く摘まんで引っ張る。するとエリアルは悲鳴のような声を上げて身体を仰け反らせる。エリアルの名前を何度も何度も呼びながら、乳首に強く噛みつき、乳房を鷲掴みにして強く握る。
「ひぁああんっ♡だめっ♡そんなに強くされたらぁ♡ボクもぉ…♡もう限界っ…♡」
身体をのけぞらせて絶頂を迎えるエリアル。その場でへたり込み、その手で握っていたカムイの剛直を離してしまう。だが、それでもカムイは乳首に吸い付き、さらに乳首を舌で舐め続ける。
「あはは…カムイ君ってば、本当にボクのおっぱいが大好きなんだね……♡それとも甘えん坊さんなのかな…♡」
エリアルは微笑みながらカムイを抱き寄せると、優しく頭を撫でる。そして耳元で甘く囁きかける。
「それじゃあ…本番…しよっか…」
その言葉に、カムイは小さくうなずく。するとエリアルはスカートの中に手を伸ばし、ショーツを脱ぎ去る。露わになった秘部からは愛液が流れ出し、太ももを伝っている。
「ボクもこんなに濡れちゃってる…君がずっとおっぱいを気持ちよくしてくれたおかげ…かな……ひゃんっ♡」
カムイはエリアルを押し倒すと、そのまま覆い被さる。そして、その剛直を入り口へとあてがう。それだけでも、敏感になったエリアルの体は反応してしまう。
「うん……いいよ♡おいで……♡」
その言葉と同時に、カムイはゆっくりと腰を突き出し挿入する。膣内は狭く、ぎちぎちと音がしそうなほどだ。しかしそれも最初だけで、やがて奥へ奥へと侵入していく。根元まで入り込むと、それだけでカムイは射精しそうになった。
「んあぁ♡ぜんぶっ……入っちゃったね……♡」
エリアルは満足げに微笑むと、カムイに向かって両手を広げる。その意図を察して、カムイはそのまま覆い被さる。エリアルが優しく抱きしめてくるのを感じ、さらに興奮が高まっていく。
「えへへ……ボクたち、これでちゃんと夫婦になったんだね……」
その言葉に返事をする代わりに、キスをして応える。舌を絡ませ合い、唾液を交換する濃厚な口づけ。その間も二人の身体は密着しており、汗ばんだ肌を通して鼓動が伝わってくる。それは早く脈打っており、そのリズムが心地良い。
「カムイくん……そろそろ動いても大丈夫だよ……」
その言葉と同時に、ゆっくりと腰を動かし始める。膣内は熱く、無数のひだに包まれ、きつく絡みついてくるような感覚がある。そして、奥を突く度にエリアルの身体が跳ね上がる。そのたびにカムイの興奮も高まり、自然と動きが速くなっていく。
「んっ♡あぁっ♡んぁっ♡あぁんっ♡」
エリアルは甘い声で鳴きながら、快楽に身を捩らせている。カムイもまた、その締め付けと温かさに酔いしれる。
先ほどまでエリアルに手で刺激されていたが、それとは比にならないほどの快感が全身を駆け巡る。エリアルが漏らす甘い吐息に、時折漏れるくぐもった声。それらが全て混ざり合って、耳から脳へと入り込みカムイの理性を溶かしていく。
「ほら…ボクのおっぱいも触っていいよ♡今日はずーっと……カムイ君の好きなようにしていいんだからね♡」
その言葉を聞いた瞬間、カムイは夢中でエリアルの胸を揉みしだく。乳首を指ではじいたり、口に含んで転がしたり。自身の顔を胸にうずめると、エリアルは優しく腕で包んでくれ、頭も優しく撫でてくれる。
「もう……こんなにおっぱいばっかり吸って……赤ちゃんみたい……♡」
エリアルは困った顔をしながらも、どこか嬉しそうだ。その声を聞くだけで、カムイはさらに興奮してしまう。もっとエリアルに触れたい、触れてほしい。そんな気持ちが溢れて止まらない。
「あんっ♡もう……そんなにがっつかなくても……ボクは逃げないよ…♡」
カムイの頭を撫でながら、優しい声で語りかけるエリアル。それによってさらに興奮したカムイは、さらに強く腰を動かし始める。
やわらかい笑顔でカムイを撫でていたエリアルも、徐々に余裕がなくなっていく。その表情は快楽に染まり、口から漏れる声も艶やかなものへと変わっていく。
「あぁんっ♡あぁっ♡そこはぁ…♡奥ばっかり突かれたらっ…♡ボク……♡」
そう言うと、エリアルの脚がカムイの腰に絡みつく。さらに強く押し付けるような形になり、膣内がより強く締め付けられる。それによって射精感が高まっていく。
「はぁ……はぁ……カムイくん……♡お願い、ボクも……一緒に気持ち良くなりたいから……」
そして、エリアルの脚にさらに力が入る。今まで以上に強く締め付けてくる。まるで離さないとばかりに、ぎゅっと強く抱きしめられているようだ。
カムイの顔を自分の胸元から離し、もう一度優しくキスをする。そして、エリアルはカムイと目を合わせて微笑む。
「好きだよ…カムイ君…ボクの旦那さん…♡」
笑顔のまま、再び二人はキスをする。今度は舌を絡め合い、お互いを求めあうような激しい口づけ。その間も腰の動きは止まらず、ひたすら快楽を貪り続ける。
「んんっ♡ボクも……そろそろ限界みたい……だから……♡カムイ君ので……ボクのこと、いっぱい気持ちよくして?」
その言葉と同時に、エリアルはカムイの腰に回した足を完全に固定する。剛直がエリアルの奥に達した瞬間、カムイの頭の中で何かが弾ける。
「んぁっ♡イクっ♡ボクもぉ……イっちゃうぅ……♡」
その言葉と同時に、エリアルが絶頂に達する。それと同時に膣内が収縮し、カムイの剛直から精液を搾り取るように蠢く。その動きに耐えきれず、大量の精を解き放った。
「はぁ……はぁ……えへへ……いっぱい出たね……」
恍惚とした表情を浮かべながら、エリアルは嬉しそうにしている。カムイもまた、ぐったりとした様子でエリアルの横に寝転がる。
「えへへ……気持ちよかったよ、カムイくん……」
そう言って微笑むと、エリアルは優しく頭を撫でてくる。それが心地よくて、思わず目を閉じてしまう。しばらくすると、段々と睡魔に襲われてくる。そのままうとうとしかけるが──
「あ、ダメだよ寝ちゃ!お風呂で汗流さなきゃ!」
そう言われて起こされる。そうだったと思い出し、のそのそと起き上がると風呂を沸かすために浴室へ向かうのだった。
その晩、二人は一つのベッドで眠りにつこうとしていた。
「んんっ…♡カムイ君…いつまでボクのおっぱい、触ってるつもりなの…?」
そう抗議するエリアルだが、その声はどこか嬉しそうだ。カムイは背後からエリアルを抱きしめており、その手は彼女の乳房を鷲掴みにしている。
「ほんとに…おっぱいが好きなんだね……僕だって君のこと、抱きしめたいのに…」
尻すぼみにぼやくエリアル。カムイはそれを聞き逃すことはなく、エリアルの身体を自身の正面に向けさせると、強く抱きしめる。
エリアルもまた、驚いた表情を浮かべてから、カムイを抱きしめる。
「君のこと…お母さんとお父さんに改めて紹介するね…あっ…エミリアとアバンスにも紹介しないと……きみも、お義姉さんにボクのこと…紹介してね……?」
それを聞いたカムイは笑顔でうなずき、エリアルもまたその反応に笑みをこぼす。
大規模な戦いも、星の不具合も生じることもないこの世界で、二人は幸せな夫婦となることを誓い、眠りに落ちていくのだった。
とある世界、とある湿地帯にはガスタと呼ばれる部族がいる。
その集落の家で、青髪の少女、エリアルの目の前には緑髪の少年、カムイが立っている。
エリアルはガスタとの友好部族、氷結界の巫女だった。そして、二人はそれぞれの族長によって婚約を結ぶこととなっていた。
そして今夜、二人は同じ布団で一夜を過ごすことになっていた。
「初めましてで、急に夫婦になるっていうのは……っちゅ!?♡」
もじもじと頬を赤らめるエリアルの唇が、カムイによって塞がれる。驚いた表情を浮かべるエリアルは思わずカムイを突き飛ばす。
「ごっごめん…!!でも、まだ心の準備が……!!」
慌てて取り繕うエリアル。その顔は真っ赤に染まり、恥ずかしさのあまり泣きそうにもなっている。
カムイもまた、あっけにとられて呆然としている。
しばらくの間、気まずい沈黙が流れる。先に口を開いたのはエリアルだった。
「こういうことは…もっとお互いを知ってから……」
半年前、カムイの姉、カームが部族内の男に嫁いだ。カムイたちと同じ政略結婚。
カムイはその初夜を覗いてしまった。普段は寡黙な姉が、悦びの声を上げて乱れていた。
その光景がカムイの脳裏に焼き付いて離れない。初めて抱く情欲。カームに対して恋愛感情を抱いていたわけではなかった。
だが、カムイは姉の淫靡な姿に興奮してしまっていたのだ。そして、自分のものに触れてみる。それは硬くなり、刺激を欲していた。
それからというもの、夜になるとこっそりと自慰にふけった。しかし、日が経つにつれ欲望は抑えきれなくなる。
そしてカムイは年上の女性に対して強い性的興奮を抱くようになっていった。
まだあどけなさの残る顔で、カムイはエリアルを見つめる。その瞳には情欲の色が混じっている。だが、まだ年端もいかない少年。それをわかっているエリアルは、不思議と嫌な気持ちではなかった。
むしろ自分を求めてくれることに嬉しさすら感じていた。それでも、恥ずかしいものは恥ずかしい。
そうして、二人の初夜は失敗に終わった。
それから半年、二人は夫婦として毎日を共に過ごした。
朝ともに起きて、それぞれの部族のために働き、夜になると一緒に料理を作って食事をする。そして同じ布団で眠りにつく。
最初の頃はぎこちなかった二人だが、今ではすっかり夫婦らしくなっていた。というより恋人らしいとも言えるかもしれない。共に過ごす時間は二人に安らぎと幸せを与えてくれた。
「ねぇ、カムイくん」
とある休日、いつものデート、といっても手を繋いで二つの集落の間にある森を散歩するだけの時間、エリアルが口を開く。
「ボクたち、もっと仲良くなりたい。カムイくんのこと、もっと知りたいな……」
その言葉を聞いたカムイは、ごくりと喉を鳴らす。それは期待と緊張によるものか、あるいは興奮によるものか。
エリアルはカムイの手をつないでくる。それはぎゅっと強く、でも痛くはないように優しく。そして、そっと身を寄せてくる。
思わず声を漏らすカムイ。エリアルの豊満な胸が腕に押し当てられる。それだけでも理性を保つには十分だったが、さらに追い討ちをかけるようにエリアルが口を開く。
「少し気が弱いボクのために、結婚してから…ずっと我慢してくれてたんだよね…。でも、もう大丈夫だから……」
エリアルはカムイと見つめ合う。その瞳は潤み、頬は紅潮している。
そしてカムイを引き寄せ、唇を重ねる。それは触れるだけの優しいキス。
「んっ……ふぅ……ちゅっ……」
唇を離すと、二人は見つめ合う。エリアルの顔は上気しており、瞳がとろけているように見える。
「続きは…今夜、ね?」
その言葉を聞いたカムイは、もう我慢できなかった。エリアルの手を引き、歩き出す。向かったのは部族間の集落にある一軒家。二人だけで過ごすためのものだ。家に入るなり、カムイはエリアルを壁に押し付ける。そして乱暴に唇を奪う。舌を絡め合わせ、唾液を交換し合う濃厚な口づけを交わす。
「ちゅっ……んむっ……ぷはぁ♡……もう…がっつきすぎだよ…ひゃんっ♡」
口を離すと、二人の舌の間に糸を引く。そしてカムイはエリアルの豊かな胸に顔を埋める。大きく息を吸い込むと、甘い香りが鼻腔を満たす。その香りは媚薬のように脳を痺れさせ、情欲をかきたてる。
「カムイくんっ…!そんな、いきなり……やっ♡」
カムイはエリアルの服の中に手を伸ばし、胸を優しく揉みしだく。その手の動きに合わせるように、エリアルは甘い声を上げる。
「んっ♡はぁっ……やぁっ♡だめぇっ♡」
カムイの手は止まらない。乳房全体を包み込むように揉みしだき、頂点にある突起を指先で擦る。その度にエリアルは腰をくねらせ、艶やかな声を漏らす。
エリアルの服をたくし上げて、胸を露出させる。白い肌に、綺麗なピンク色の突起がちょこんと乗っている。それを指先でつまみ上げると、エリアルは身体を大きく跳ねさせる。
「あぁんっ!♡やぁっ!♡そんなっ、同時にぃ♡」
さらにカムイは乳首を口に含み、吸い上げる。もう片方の乳首も指先でコリコリと刺激を与え続ける。
「あぁっ!♡だめっ♡両方なんてぇ…♡そんなに…ボクのおっぱい、触りたかったんだ…ぁっ!♡」
さらに激しく責め立てる。舌先で転がしたり、歯を立てて甘噛みしたり。その度にエリアルは甘い声を漏らし、身体を震わせる。
それでもエリアルはカムイの頭に手を置いて、優しく撫でている。まるで赤子をあやす母親のように、慈愛に満ちた表情で微笑む。
「いいよ……カムイくん♡好きなだけボクのおっぱい触って……気持ち良くなってね♡」
その言葉を聞いた瞬間、カムイはもう片方の乳房にしゃぶりつく。口の中で乳首が転がされ、その度にエリアルから嬌声が上がる。
強く吸い付き、口の中でも舌で弾く。もう片方の乳首は指で引っ張ったり、押し込んだりして虐め抜く。
「ひぁっ!♡そんなに、強くしたらぁっ♡ボクもっ……んんっ♡きもちいいけどっ…女の子には優しくしないと…♡」
そうは言うものの、エリアルもまたカムイの股間に手を伸ばして撫で始める。既に硬くなっているそれに触れると、指先でカリカリと引っ掻くように刺激を与える。
「きみがボクのおっぱいを吸ってる間…僕はきみのおちんちんを…可愛がってあげるね…♡」
カムイが胸に吸い付くのに夢中になっている隙に、ズボンを脱がせる。そして大きくなったペニスを優しく握る。
「すごい……もうこんなに大きくなってる……」
その大きさに驚きつつも、手を動かし始める。ゆっくりと上下に扱き、時折裏筋を撫で上げる。その快感に、カムイは身体を震わせるが、口に含んだ乳首は話そうとしない。それどころか、さらに強く吸い付き始める。
「あぁんっ♡もう、そんなにボクのおっぱい好きなの……?んあぁあ♡ちょっと…激しすぎるよぉ♡」
胸に吸い付くことで口が塞がっているので、言葉で返答することができない。その代わりにカムイは行動で示すことにした。乳首を甘噛みし、もう片方の乳首を指で挟み込んで引っ張り上げる。その瞬間、エリアルの身体が大きく跳ね上がる。
エリアルはふと、氷結界の幼馴染の言葉を思い出す。
『男の子はみんなおっぱいが好きなんだよ!アバンスもエッチの時は夢中になって私のおっぱい触ってるし…そもそも……』
後半はただの惚気だったこともあって覚えていないが、前半の言葉がこの立場になって改めて実感する。
「ダメだよぉ…これ以上はぁ……♡ボク、おかしくなっちゃうぅ♡」
しかし、カムイは乳首を舐めるのを決して止めようとしない。それどころかさらに激しくなる一方だ。そんな中、カムイは小さく「お姉ちゃん…」とつぶやいた。
それを耳にすると、エリアルはすこし眉を顰める。
「きみがお義姉ちゃんのことが大好きなのはわかるけど…でも、今はボクのことだけ見ててよ…っ♡」
そう言ってエリアルはカムイの耳元に口を寄せる。そして、ゆっくりと囁くように告げる。
「僕のことだけ見ていてくれたら…ボクのおっぱい、好きにしていいから……ね♡」
その囁きを聞いた瞬間、カムイは一気にラストスパートをかける。乳首を思い切り吸い上げ、もう片方の乳首も強く摘まんで引っ張る。するとエリアルは悲鳴のような声を上げて身体を仰け反らせる。エリアルの名前を何度も何度も呼びながら、乳首に強く噛みつき、乳房を鷲掴みにして強く握る。
「ひぁああんっ♡だめっ♡そんなに強くされたらぁ♡ボクもぉ…♡もう限界っ…♡」
身体をのけぞらせて絶頂を迎えるエリアル。その場でへたり込み、その手で握っていたカムイの剛直を離してしまう。だが、それでもカムイは乳首に吸い付き、さらに乳首を舌で舐め続ける。
「あはは…カムイ君ってば、本当にボクのおっぱいが大好きなんだね……♡それとも甘えん坊さんなのかな…♡」
エリアルは微笑みながらカムイを抱き寄せると、優しく頭を撫でる。そして耳元で甘く囁きかける。
「それじゃあ…本番…しよっか…」
その言葉に、カムイは小さくうなずく。するとエリアルはスカートの中に手を伸ばし、ショーツを脱ぎ去る。露わになった秘部からは愛液が流れ出し、太ももを伝っている。
「ボクもこんなに濡れちゃってる…君がずっとおっぱいを気持ちよくしてくれたおかげ…かな……ひゃんっ♡」
カムイはエリアルを押し倒すと、そのまま覆い被さる。そして、その剛直を入り口へとあてがう。それだけでも、敏感になったエリアルの体は反応してしまう。
「うん……いいよ♡おいで……♡」
その言葉と同時に、カムイはゆっくりと腰を突き出し挿入する。膣内は狭く、ぎちぎちと音がしそうなほどだ。しかしそれも最初だけで、やがて奥へ奥へと侵入していく。根元まで入り込むと、それだけでカムイは射精しそうになった。
「んあぁ♡ぜんぶっ……入っちゃったね……♡」
エリアルは満足げに微笑むと、カムイに向かって両手を広げる。その意図を察して、カムイはそのまま覆い被さる。エリアルが優しく抱きしめてくるのを感じ、さらに興奮が高まっていく。
「えへへ……ボクたち、これでちゃんと夫婦になったんだね……」
その言葉に返事をする代わりに、キスをして応える。舌を絡ませ合い、唾液を交換する濃厚な口づけ。その間も二人の身体は密着しており、汗ばんだ肌を通して鼓動が伝わってくる。それは早く脈打っており、そのリズムが心地良い。
「カムイくん……そろそろ動いても大丈夫だよ……」
その言葉と同時に、ゆっくりと腰を動かし始める。膣内は熱く、無数のひだに包まれ、きつく絡みついてくるような感覚がある。そして、奥を突く度にエリアルの身体が跳ね上がる。そのたびにカムイの興奮も高まり、自然と動きが速くなっていく。
「んっ♡あぁっ♡んぁっ♡あぁんっ♡」
エリアルは甘い声で鳴きながら、快楽に身を捩らせている。カムイもまた、その締め付けと温かさに酔いしれる。
先ほどまでエリアルに手で刺激されていたが、それとは比にならないほどの快感が全身を駆け巡る。エリアルが漏らす甘い吐息に、時折漏れるくぐもった声。それらが全て混ざり合って、耳から脳へと入り込みカムイの理性を溶かしていく。
「ほら…ボクのおっぱいも触っていいよ♡今日はずーっと……カムイ君の好きなようにしていいんだからね♡」
その言葉を聞いた瞬間、カムイは夢中でエリアルの胸を揉みしだく。乳首を指ではじいたり、口に含んで転がしたり。自身の顔を胸にうずめると、エリアルは優しく腕で包んでくれ、頭も優しく撫でてくれる。
「もう……こんなにおっぱいばっかり吸って……赤ちゃんみたい……♡」
エリアルは困った顔をしながらも、どこか嬉しそうだ。その声を聞くだけで、カムイはさらに興奮してしまう。もっとエリアルに触れたい、触れてほしい。そんな気持ちが溢れて止まらない。
「あんっ♡もう……そんなにがっつかなくても……ボクは逃げないよ…♡」
カムイの頭を撫でながら、優しい声で語りかけるエリアル。それによってさらに興奮したカムイは、さらに強く腰を動かし始める。
やわらかい笑顔でカムイを撫でていたエリアルも、徐々に余裕がなくなっていく。その表情は快楽に染まり、口から漏れる声も艶やかなものへと変わっていく。
「あぁんっ♡あぁっ♡そこはぁ…♡奥ばっかり突かれたらっ…♡ボク……♡」
そう言うと、エリアルの脚がカムイの腰に絡みつく。さらに強く押し付けるような形になり、膣内がより強く締め付けられる。それによって射精感が高まっていく。
「はぁ……はぁ……カムイくん……♡お願い、ボクも……一緒に気持ち良くなりたいから……」
そして、エリアルの脚にさらに力が入る。今まで以上に強く締め付けてくる。まるで離さないとばかりに、ぎゅっと強く抱きしめられているようだ。
カムイの顔を自分の胸元から離し、もう一度優しくキスをする。そして、エリアルはカムイと目を合わせて微笑む。
「好きだよ…カムイ君…ボクの旦那さん…♡」
笑顔のまま、再び二人はキスをする。今度は舌を絡め合い、お互いを求めあうような激しい口づけ。その間も腰の動きは止まらず、ひたすら快楽を貪り続ける。
「んんっ♡ボクも……そろそろ限界みたい……だから……♡カムイ君ので……ボクのこと、いっぱい気持ちよくして?」
その言葉と同時に、エリアルはカムイの腰に回した足を完全に固定する。剛直がエリアルの奥に達した瞬間、カムイの頭の中で何かが弾ける。
「んぁっ♡イクっ♡ボクもぉ……イっちゃうぅ……♡」
その言葉と同時に、エリアルが絶頂に達する。それと同時に膣内が収縮し、カムイの剛直から精液を搾り取るように蠢く。その動きに耐えきれず、大量の精を解き放った。
「はぁ……はぁ……えへへ……いっぱい出たね……」
恍惚とした表情を浮かべながら、エリアルは嬉しそうにしている。カムイもまた、ぐったりとした様子でエリアルの横に寝転がる。
「えへへ……気持ちよかったよ、カムイくん……」
そう言って微笑むと、エリアルは優しく頭を撫でてくる。それが心地よくて、思わず目を閉じてしまう。しばらくすると、段々と睡魔に襲われてくる。そのままうとうとしかけるが──
「あ、ダメだよ寝ちゃ!お風呂で汗流さなきゃ!」
そう言われて起こされる。そうだったと思い出し、のそのそと起き上がると風呂を沸かすために浴室へ向かうのだった。
その晩、二人は一つのベッドで眠りにつこうとしていた。
「んんっ…♡カムイ君…いつまでボクのおっぱい、触ってるつもりなの…?」
そう抗議するエリアルだが、その声はどこか嬉しそうだ。カムイは背後からエリアルを抱きしめており、その手は彼女の乳房を鷲掴みにしている。
「ほんとに…おっぱいが好きなんだね……僕だって君のこと、抱きしめたいのに…」
尻すぼみにぼやくエリアル。カムイはそれを聞き逃すことはなく、エリアルの身体を自身の正面に向けさせると、強く抱きしめる。
エリアルもまた、驚いた表情を浮かべてから、カムイを抱きしめる。
「君のこと…お母さんとお父さんに改めて紹介するね…あっ…エミリアとアバンスにも紹介しないと……きみも、お義姉さんにボクのこと…紹介してね……?」
それを聞いたカムイは笑顔でうなずき、エリアルもまたその反応に笑みをこぼす。
大規模な戦いも、星の不具合も生じることもないこの世界で、二人は幸せな夫婦となることを誓い、眠りに落ちていくのだった。
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