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ふと気になってしまった

「セアミンって本当に生えてるのかなぁ?」

あるツイートが巻き起こした、終わりのない戦い。あるものは狂喜乱舞し、あるものはその惨状に血涙を流したという。世界を取り、異を唱える者を黙らせた王者が誕生したのは記憶に新しい。

確かめる方法はある。本人に聞けばいいのだ。カードの精霊、セアミンに。話半分に聞いていた『カードの精霊』、まさか自分が当事者になるとは思わなかった。P.U.N.K.デッキは元から組んでいたのだが、気がついたらデッキのメンツが喋りだしていた。共に笑い、共に泣き、長い時間を過ごしてきた面々ではあるが超えてはいけないラインもあるだろう。

「このことは黙って…」

「マスター」

肝が冷えた。最悪だ。本人に聞かれた。いや待て、聞いてない可能性も。

「えっとぉ?どうしたのセアミン?何か用事で」

「見たい?」

「何、を?」

「ここ」

セアミンが自分の股間部分を指差す。あダメだわ、バレてるわこれ。ドルイドヴルムくん今すぐ来て墓地行ってくれる?俺を墓地送りしてくれお願い。

「あの、ですね、セアミン様これはですね」

「いいよ」



うん?



「マスターが見たいなら、いいよ」

「えっと…マジ?」

「マジ」

無表情のままセアミンは頷く。普段から何考えてるかわからないとは思ってたけど、今日は本当どうしたんだろう…?

「お、俺、俺は……」

「んっ……」

迷っている俺を他所にセアミンはド派手なタイツを脱ぎ、終いには可愛らしいデザインのパンツまでも脱いでしまっていた。男でも可愛いパンツは履けるしまだわからないよなーって違う違う違う!止めろ止めろ!

「セアミン!こんなこと!」

「見る?」

ピラリと着物の裾をまくり上げるセアミン、真っ白いふとももの付け根が、見えた。

「見ます」

非力な私を許してくれ…



四つん這いになってセアミンの着物を覗く。適度にムチッとした太ももから視線を上げていく。あと少し、あと少しで真相が…!

「マスター」

「え!何!?」

「息、荒い、くすぐったい」

「ご、ごめん!」

手で口元を抑えながら再び視線を上げていく。そこに見えたのは



 「生えてるけど生えてない…」



年頃の子らしく、うっすらと生えてる陰毛、そしてそこには噂されているような男性器は確認できなかった。きれいなスジと陰核があるだけだった。セアミンは女の子だったのだ。視線を下げてホッと息をつく。あぁ良かった、自分の性癖が壊れずにすんで…後はセアミンに下を履いてもらって



 ポタ…



床に落ちた水滴。視線を上げるとセアミンの股から、糸を引いて愛液が滴り落ちていた。



ツツー…ポタ…



「セア…ミン…?」



トロッ…パタタッ…



「マスター」



 



「……しよう?♡」

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