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深夜にアルバスはフルルドリスの部屋を訪ねた。

「アルバス君、どうなさったのですか」

「フルルドリス……」

深刻そうに顔を俯かせるアルバスに庇護欲を掻き立てられるフルルドリス。

「じ、実は、その……こんなことを頼むなんてダメなのはわかってるんだ。けど……」

アルバスはズボンをずり下げる。すると、既に反り返った肉棒がボロンと飛び出し、視線を感じたのかビクビクと震え、我慢汁が垂れ落ちる。

「あ、アルバス君、何を……」

むせ返るようなオスの匂い。怯えと……奥底に期待を秘めてごくりと喉を鳴らしながら、止めようと冷静に声を掛ける。

「……フルルドリスのおっぱいを触らせてもらったあの日から、何かおかしいんだ。エクレシアやフェリジットと話をしてもどこか落ち着かない感じがして、自分が狂暴になりそうで、怖い……」

「アルバス君……」

フルルドリスはアルバスの頬に手を添えて、こちらに顔を向けさせる。微笑んで、大丈夫だとそう伝える。

(……これは私のせい、なのでしょうね)

今思えば我ながらどうかしていたとしか言えない。けれど間違いだった、と言うのは心のどこかで拒否している。

「わかりました。それでは、アルバス君が満足イくまで付き合いましょう。そうしたら、またいつもの優しいあなたで、あの子に会ってあげてください」

「……ありがとう……っ!」

フルルドリスの白い手がアルバスの赤黒い肉棒を擦る。ずじゅ。ぐちゅ。次第に手に馴染むように我慢汁が広がり、オスの性臭が立ち込める。

(……硬い。前に触ったときよりも……ずっと……)

こうして擦っていても、このまま絶頂に導けるのだろうか、と不安になるほどに。アルバスは、オスの本能に目覚め、成長を始めているのだ。

「……大丈夫、ですからね」

アルバスも苦しそうに息を荒げる。フルルドリスは自分なりに考え、自らの身体を駆使して性奉仕を開始する。

初めは、アルバスを抱きしめ、いや抱き着くようにして、自らの豊満な乳房をアルバスの胸板に押し付ける。

しかし、気付いてしまう。アルバスの、小柄ながらも鍛え上げられた体躯に。そのたくましさに。

「……ん!……」

また知ってはいけないことを知ってしまった。確かに喘ぎ声をあげて、フルルドリスはまだ自己を冷静に保ち、いったん身体を離す。

「……ふぅ……ふぅ……」

アルバスに跪いて股下に潜り、深呼吸をする。知識としては知っている。けれど未経験のフルルドリスとしては、やはり覚悟が必要だ。

そして意を決して、フルルドリスはアルバスの肉棒をその口にくわえた。

「ぁ、ぁ……!」 
アルバスは、止めようとした。フルルドリスが汚れてしまいそうで。けれど襲ってきた快楽になすすべなく腰が砕け、天を仰ぎ口をパクパクと開ける。

(ん、アルバス君、は、感じて、いるのですね。口の中で、ビクビクと震えているのが分かります)

亀頭を加え、舐める程度であったフルルドリス。やがてじゅる、ずぼ、と口をすぼめ、顔を前後に動かし、そのストロークを大きくしていく。

(はぁ……アルバス君の、我慢汁が、こんなにあふれて……)

口に含むたびにクラクラと眩暈を起こす。

「ん、んむ!?!?」

ドクンドクン、と濃い精液が喉奥に叩きつけられ、喉を鳴らして嚥下していく。

そして、まだ肉棒は胎動と共に勃起を保っているのに気づく。

「……アルバス君は、私の胸が好き、なのですよね」

ぶるん、とフルルドリスは胸を露出し、アルバスの視線を受けながらゆっくりとその乳房でアルバスの肉棒を包む。

ぐにゅ。たぷん。フルルドリスの胸の中で、アルバスの肉棒は包み込まれつつも暴れている。

時折先ほど出しそこねた精液がぴゅ、ぴゅ、と胸の中に出されさらにフルルドリスの身体を彩っていく。

「はぁ、はぁ、フルルドリス……」

無意識なのか、アルバスは夢中で手を伸ばすと、そこはフルルドリスの頭の上だった。

「ぁ……んんん♡♡」

アルバスの絶頂と共にフルルドリスもまた絶頂を迎える。

それから何度もアルバスは精液を吐き出し、やがて出し尽くし肉棒も硬さを失う。

「落ち着きましたか。アルバス君」

フルルドリスは軽く身体を洗い、衣服を整える。少なくとも傍目から見ればいつも通りのフルルドリスである。

「ああ。ありがとう。ふるる……どりす……」

力が入らないのか、アルバスの言葉も形にならない。

「……疲れがたまっているのであれば、一緒に寝ても構いませんよ」

「いいのか?」

「ええ。また我慢が出来なくなったら抜いてあげます」

「…………ん……いや、今は……」

そうしてアルバスはベッドの上で寝息を立ててしまう。そしてアルバスの頭を軽く撫でて、フルルドリスはその隣に入り込むのだった。

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