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作者:ベリーメロン



「へっ?ちょっ、待っ……きゃあっ!?」

 押し倒されてベッドが軋む。
 普段こそヤマネコのような機敏さで戦場を駆けるフェリジットだったが、獲物を見つめる目付きとなったシュライグを前にしては仔猫同然の反応だった。
 ちょっとハーピィっぽい格好をしてみただけ。クソボケ朴念仁なシュライグを揶揄うように、露出の激しいそれを着てみせただけだったのだ。
 どうせ振り向かないだろう。寒そうだな、これを着ろとかずれたことを言うに違いない。そうフェリジットは考えていたのだ。
 なのに。

「んんっ……♡」

 無言のシュライグがフェリジットの唇を奪う。
 思考が追い付かないフェリジットだが、舌を絡め合わされれば今度は混乱が加速する。

「しゅらい……んむぅっ♡」

 ハイレグにも程があるレオタードが剥かれ、露になった秘所に手が添えられてそのまま愛撫されていく。
 シュライグがこんなこと!?とパニックに陥りつつも、フェリジット本人は望んでいた事態。
 片想いしていた男の愛撫は、フェリジットの理性を溶かしていく。

「シュライグぅ……ま、待って……んあっ♡」

 ほど良く大きい乳房を揉まれ、先端が弄られれば甘い声はもう収まらない。
 長いヤマネコの耳は忙しなく、長い尻尾は痙攣しつつもヒクヒクと。
 そんなしおらしい様子が、今まで鋼の理性で抑えていたシュライグの欲望をさらに強くしていく。

「…………我慢していたのはこっちだ」

 小さく呟かれ硬直するフェリジット。そのままさらに先をするかを問いかけられれば、もはや彼女に断る余地はなかった。

「は、はい……い、いやえっと、うん……」

 もはやしどろもどろ。唐突な事態に混乱するフェリジットだったが、シュライグの剛直したソレを見れば顔を赤らめつつやがて頷く。

「え、えっと……や、優しくおねがい……」

 無言で頷くシュライグに、予想だにしなかった事実と現状に混乱しつつも嬉しそうに微笑んでしまうフェリジット。
 そんな彼女を見て、これまで我慢に我慢を重ねてきた男が果たして約束を守れるか。それは語るまでもない。



 とりあえず翌日になってから、キットは二人に向けてニヤニヤしつつ親指を立ててこう言ったという。

「昨夜はおたのしみでしたねぇ!」

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