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パートナー相手に優勢なウィン

貞操帯をつけられる

期限は二週間

嫌なら外すと言われる

しかし、自分は性欲薄いし大丈夫と気にしてないウィン

性欲が溜まったことがないのでその苦しみを知らなかった











普段のキスが情熱的になってしまうウィン

数日が経ち知らず知らずのうちに性欲が溜まってきていた

胸に簡素な愛撫を受けるウィン

しかし性器への刺激が欲しくてたまらなくなってしまう

パートナーにねだるも解錠日ではないためダメと突っぱねられる

その場は引き下がるウィン、しかし秘策を持っていた

だが、ウィンは自分が軽く見ていた性欲に振り回された上で行動を決定していることに気づけなかった











朝パートナーが起きるとウィンが性器への舐め奉仕をしていた

絶妙な加減でイかせるも焦らすもウィンの思うがまま

性技においても天才的な彼女の必殺技だ

パートナーにねだりたいことがある際はよくこの手を使って得をしている

早速泣きが入ったパートナーに貞操帯の鍵を出すように言う

しかし鍵はここにはないという

宅配便サービスに預けて解錠日にならないと手元に戻って来ないようにしている、と

スペアもなし

ウィンは思ったよりもショックを受けた

それこそが性欲に頭を支配され始めている証

パートナーを何度も寸止めして尋問めいた問いただしを続けても返答は変わらなかった

ウィンは解錠ができないことと、自分が性欲任せにパートナーを必要以上にいじめたことに、ショックを受けた

その夜、ウィンは自分を拘束しパートナーに身を預け、朝のお返しに自分をいじめるよう言う

だがその発言を後悔するのに夜明けまでもかからなかった

二人の今日までの睦事により性感を得た、唇、耳、そして乳房など、ウィンの弱点をことごとくパートナーはねぶった

しかも、何よりウィンが辛かったのは、最も強い性感帯の淫部に一切触れられなかったことだ

貞操帯の上に何度も自分の指を伸ばし走らせ、その度に阻まれ中にある自分の性器にはまるで刺激がない

まるで、動物の口の前に餌を見せ噛もうとしたら引っ込める、心無い芸の強制のようだった

貞操帯を外して、とウィンは何度も懇願してしまう

しかしそのお願いを聞くたびに、パートナーは優しく、解錠日まで自分は外す気はないこと、鍵は解錠日まで帰ってこないこと、だから性器はどんなにウィンが触りたがっても刺激を与えられることはない

こう、こんこんと事実を伝え続けた

ウィンは性器に触ることを求め続けたがついぞ果たされず、体力が尽きて気絶し眠った











ウィンはなんとかこっそり貞操帯を外せないかと魔法を使ってみたが、硬いプロテクトがかけられて一日二日では自分の腕でも解除は難しい、と見込まれた

そのためウィンは一計を案じた

スペアはないと言ったパートナーだったが、その場合自分の体に異変が起きたらどう対処するのだろうか

案外貸し金庫を用意してスペアを置いていたりしないだろうか

貞操帯には排泄孔があり、つけたままでも排泄行為はできる

しかし局部と外気との間に貞操帯があることに変わりはなく不衛生と言えなくもない

毎日風呂で水や泡を流し込んで清潔を保とうとしているが、これが上手くいかなかったと騙せば外す手段を見せるかもしれない

そう考えたウィンはパートナーに股が痒くてたまらないと嘘をついた

パートナーは深刻な顔をしてウィンを風呂場へ連れて行く

外出もしないとはこの家に鍵を隠してたのか、と内心舌を巻いてみせるウィン

しかし事実はもっと残酷だった

パートナーはウィンの貞操帯を外す気などまるでなく、それどころか外す必要のあること全てを潰すように用意していたのだ

簡単な拘束を受けるようウィンに言うパートナー

当然ウィンは抗議するが、隙を見て自分の性器を触ろうとするかもしれないから、と言われては引っ込むしかない

あらためて、性欲任せに鍵を出すようパートナーをいじめてしまったり、その後の自分から申し出たお仕置きの中で性器への執心を隠せなかったことが、ウィンには悔やまれた

拘束を受け入れ貞操帯付きの局部を晒し、赤ん坊のおしめ変えのような格好になるウィン

いくら心を許したパートナー相手でもいささか気恥ずかしかった

そこでパートナーが取り出したのは、鍵ではなく、謎の瓶

ウィンにはパートナーが何をするのか見当がつかなかった

瓶の口を開けると、細い出し口が形作られていた

その口を貞操帯とウィンの肌の間に差し込むと瓶が傾けられる

ひんやりした感覚の直後、ウィンは叫んだ

痒い、痒い、痒い、痒い

粘性の液体が淫部を伝うと、それが触れた箇所がことごとく痒くなった

体は勝手に暴れようとするが、いつの間にかパートナーは押さえ込みの体勢を取りウィンをがっちり固定した

液体は前方の肉芽、尿道から後方の肛門、尻の割れ目までくまなく襲う

当然液体の進行上には性器もある、その全てが痒くなる

ウィンのついた、痒い、という嘘は嘘ではなくなった

あまりの痒みに、痒い、痒い、と叫び暴れることしかできない

魔法も使えやしない、思考は痒みに乗っ取られて魔法を使うだけの知性が残らない

掻きたい、性器も尿道口も肛門も全部

痒みを取り除きたい

ウィンの頭は痒みでいっぱいにされた

あまりに辛く、なんでこんなこと、と涙ながらに理不尽を与えたパートナーに嘆く

しかしパートナーはあくまで優しい口調で伝えた

大丈夫だよ、痒いだろうけどこれは強い消毒作用があるから、貞操帯の中がもし不潔になったらこれできれいにしようと考えてたんだ、終わったら痒くなくなってるはずだから

ウィンは驚き後悔した

貞操帯を外して掃除でも行われると思ってたが、こんな拷問のような洗浄手段を用意していたなんて

しかも、こんな善意しかないような声で伝えられては

ウィンはただ、うん、ありがとう、と偽りの痒みに対する治療に礼を伝えるしかなかった

涙が溢れる

性器を結局触れもしなかった苦しみ、パートナーを騙した自分の悪徳、耐え難い痒み、貞操帯なんて酷いものをつけておいて不都合が起きたら対処する用意をしていたパートナーの歪んだ優しさ

ただただウィンの心は、静かに傷ついていった

圧倒的な痒みはまるで自分への罰だ

パートナーはウィンが痒みを我慢しようと心を据えたと見てもう一つ伝える

これは一時間くらい流さずにしっかり消毒するものなんだ、今三分経過したから

ここでウィンは思わず叫びを上げ、気は遠くなった

しかし気を失おうともこの地獄のような痒みからは逃げられない

痛みというものは慣れるような仕組みが頭の中にある、やがて痛みは麻痺してくれる

だが痒みには慣れない

ウィンは、痒みに無理やり覚醒させられ、洗浄の終わるまでの残る永い時間に気が遠くなり、意味もなく叫び、ずっと涙は流れ続け、体はどこかに逃げようして拘束に阻まれ、声はずっとパートナーに助けを求め

そうして時間が経ったことを確認したパートナーは、ウィンの痒みに侵された局部を無理に刺激しないように貞操帯の中にぬるま湯を流し込んだ

ついに消毒の痒みから解放されたウィンだが、意識は遠くなっていた

風呂場から出て、ウィンの体や貞操帯を拭き服を整えるのはパートナーが全て行ったのだった

そしてその夜、ウィンは湯で流されてなお体内に浸透し残存する痒みの成分にずっと苦しめられた

一晩中痒みがウィンを支配し、ウィンはそれをどうすることもできなかった

神経を攻撃する無慈悲な痒みを受け止めたまま布団の中で涙を流し、どうかこの痒みが早く終わってください、と神に祈ることしかできなかった











痒みから解放されたウィンはアウスのところに向かった

ウィンはもう性欲に頭を支配されて余裕がなくなってきていた

プロテクトの魔法はアウスがかけたものだろうとアタリをつけていた

ウィンを迎えたアウスはプロテクトの魔法を組んだことを認めた

そう聞いてはウィンはもう我慢できない

アウスに迫り、これを外して、早く外して、とまるで強盗のように余裕なく要求する

アウスは貞操帯の魔法に魔力を注ぐ

ウィンの局部を耐えがたい痒みが襲った

ウィンはその場に崩れ落ち、股間を貞操帯越しに抑えて痒みにひいひい泣き出すことしかできない

アウスは言う

それは仕込んでおいた管理者側の自衛策、もし暴力などで脅されたらこれで責めて懲らしめてやるのだ、と

そして続けて、それを外すべきは私じゃない、ちゃんと二人で話し合ってね

そう、大事な友人の背中を押した

ウィンはアウスの言葉に頷くしかない

痒みに泣き出し、友人を脅しかねなかった自分を恥じ、解錠の約束をしたパートナーを飛び越えて性欲を満たそうとした自分に驚いた

やがて痒みが治まると、立ち上がったウィンはアウスに謝り、ついでにそのままお茶をして二人で他愛もない話をした











その日帰ったウィンは何度も何度も逡巡したが、何も言わず普段通りに過ごすパートナーに、アウスの家に行き解錠するよう頼んだことを告白した

パートナーは、そのことはアウスから聞いている、もう折り返し、後一週間がんばろうね、とだけ言って特に罰などは与えなかった

だがウィンは、アウスから聞いた今日の自分の無法を、告白しなかったとしたら果たしてどんなことをされたのか、想像してゾッとした

いつの間にか自分の支配者のような立ち位置にいるパートナーが、心のどこかで恐ろしくなってしまっていた

貞操帯なんてつけられる前は、有り体に言って自分には舐めたところもあったはずなのに

自分のわがままも優しく聞いて、本当にダメなことはダメと突っぱねてくれて、二人で楽しい日々を過ごしてきたパートナー

大切な相手

それがこんなに恐ろしく思える、そのことがウィンには恐ろしかった

自分の心までいじられるようで恐ろしかった

実際の体は、むしろいじれないようにされているだけなのに











貞操帯をつけ始めていてもまるで性行為を行わないわけではなかった

しかし、ウィンにとっては気の重い行為でもあった

体を重ねるのは、むしろ好きだ

でも、最も欲しいところには何の刺激もない

パートナーは主にウィンの胸を責めた

乳房を揉み、乳首や乳輪は撫でたり擦ったり引っ掻いたり、胸の性感を存分に刺激してくれた

だがそれは、砂漠の中の水一滴

溜まっている性欲を少し解消してくれても、まだ遥かに残っているものがあるのだ

胸で何度もイった

甘い声、痺れるような絶頂をさせてもらった

その瞬間は忘れられた

しかし、勝手に思い出してしまう

どうしても触りたい、一番気持ちいい場所が勝手に疼いて忘れきれない

貞操帯を外して、性器をいじりたい

パートナーの愛撫を受けている時、口から勝手に要求が出てしまう

おねがい、これ外して、中もいじって

でもパートナーは解除日まだの残り期間を言って、まだだよ、と頑なだ

実際、宅配便で鍵が届くまではパートナーにも外せないのかもしれない

ウィンは性器への刺激が欲しくて、性行為のたびに涙を流してしまっていた

パートナーは涙を優しく拭ってくれる

パートナーはウィンが愛撫する

自分とは違い解放された性器を見て、まるで妬まないわけではない

ウィンは意趣返しと言いたげに、パートナーに何度も寸止めをするようになっていった

許して、イかせて、と懇願させてから気持ちよくイかせるのだ

ウィンからのキスは激しくなっていった

まるで性器への刺激のなさを埋めたがるように

ウィンは性行為の際にパートナーと体の密着する時間が増えていった

まるでそうしなければ耐えきれないかのように











ある日ついにウィンの中の我慢が切れた

性行為の中でいつも通りに胸を揉まれた

頭の中は喜びに満ち、しかし他の大部分は焦れったさに埋められた

ほんの十日程度、性器への刺激を絶たれるだけでこんなに満たされなくなってしまうとは

うわ言のように、いつものように、ウィンは貞操帯を外すことを求める

パートナーもまたいつものように、あと三日だよ、もう少しだからがんばれ、と優しい声色で呼びかける

ウィンの中で何かが切れた

意味のないおたけびをあげ、手足をばたつかせて暴れた

何で外さないの、鬼畜、悪魔、貞操帯なんてバカみたい、お前なんて死んじまえ

パートナーに向かって暴言を吐いた

のんびりした気質のウィンは、生涯このような暴言を吐いたことは一度もなかった

泣きながら人を罵倒したのも当然経験がなかった

一通り罵りの言葉をあげると、ウィンは疲れてそのまま寝転んでいた

パートナーはそんなウィンを置いて連絡魔法を起動した

すいません、私が預けた荷物ですが受け取り日から数日は家にいないことになってしまい、はい、受け取り日を三日ほどずらしていただけないかと、よろしいんですか、ありがとうございます

ウィンはそのやりとりを聞いていた

パートナーに何の意図がありそんなことをしたのかも分かった

これはパートナーが、貞操帯の施錠期間にウィンに唯一与えた罰だった

それからパートナーはウィンに一言謝ると互いの体を清めその日の性行為を終わらせようと言った

ウィンは解錠日が延びたことを悟りパートナーに慈悲を懇願した

酷いこと言ってごめんなさい、今からでももう一回連絡してください、取り下げてください、もう限界です、貞操帯つけっぱなしなんておかしくなっちゃいます

その夜、ウィンは寝床についたパートナーにずっと謝っていた

そしてパートナーが罰を取り下げないまま寝たのを確認して、涙を流しぐずりながら、自分の寝床に潜り込んだ

布団の中で、ウィンは自分の吐いた暴言を思い出して、ずっと泣いていた











それからは、ウィンはパートナーにずっと敬語で接していた

パートナーには当然今までのように話してほしいと言われたが、ウィンの心は完全にパートナーに屈しそれが口調に表れて戻せなかった

あの日の暴言なんてパートナーはもう気にしてないが、ウィンの心にはずっと自分の吐いた言葉が刺さっていた

そして、そんな状況でも体を重ねる時間は取られた

ウィンの体は昂らされて、貞操帯の奥の性器がずっと疼かされた

触れ合っていない時間にもまた、ふとした時に性器の疼きを意識して、ウィンを苛んだ

日付の感覚もあやふやになるほど、ウィンの日常は性欲に侵された

胸が服と擦れるだけで他のことが考えられなくなる

着る服は肌への刺激の少ないものしか選べなくなった

乳首には絆創膏を貼って刺激を抑えることを覚えた

毎日絆創膏を替える自分が、ふとあまりに惨めなことをしているように感じたが、性器が共鳴するように疼いたらすぐにそちらに意識が飛んだ

ぼんやりしたようになってしまうから、あまり外に出ないようにしていた

家事はパートナーが多めに負担してくれているのでなんとかこなせていた











ある日、ウィンは配達員から荷物を受け取った

ウィンは何の荷物かすぐには分からなかったが、それが自分の貞操帯の鍵であることに気がついた

自分の腕の中にこの貞操帯を外す鍵がある

ウィンの心に黒い企みが湧いた

こっそり貞操帯を外し、パートナーの目の届かないところで思う存分快楽を貪ろう

頭で考えるより先に手が動いた

荷物を開けようとした

開かない、開かない

ひっくり返しても、どこの隙間を開こうとしても、荷物の形が変わらない

開けるための手順が進められない

不可思議な状況で、ウィンはようやく冷静になった

そして荷物に受け取り人以外の開封不可という封印がかかっていることにようやく気づいた

普通のウィンなら簡単に気づくようなことなのに

ウィンは改めて、自分がどれほど狂わされているかを知った

ウィンの心に様々な感情が渦巻いた

パートナーに荷物を受け渡すまでのほんの少しの歩みで色々なことが頭に浮かび消えた

また解錠の約束破ろうとしちゃった

早く渡して貞操帯を外して

アウスに言われた通り二人でいっぱい話したいな

ここで開けさせてよ

まだ話さなくちゃならないことがいっぱいある気がするのに

ごめんなさい

もう許して

最近エリアと会ってないな

夕飯の用意忘れてた

私これから何されるんだろう

ウィンはパートナーの目の前まで来ていた

そしてうやうやしく荷物を差し出した

受け取ったパートナーは

今夜だね

ウィンはもうねだらなかった

体はすぐにでも性器に触りたがって暴れようとしていたが、心はパートナーの言葉と決定に全面服従を決めていた

はい

ウィンの返した言葉は簡潔だったが、心は限界を超えた期待に蝕まれていた

早くしてほしいという気持ちを、この瞬間から夜のその時まで抱え続けることになった











夜になると、ウィンはパートナーへのキスをなかなかやめられなかった

なのでパートナーはウィンに離れるよう言うと、ついに貞操帯の鍵を外した

むわっ、と局部にこもった臭いが外気に曝される

ウィンの待ち望んでいた刺激は最愛のパートナーの手によって与えられた

何度も、何度も、何度も、何度も、何度も

澱のように溜まった性欲が発散されるたびに、ぼやけていたウィンの意識は鮮明になり、されるがままだった性行為に自分から干渉し返すこともできるようになった

その夜はとても満たされた











ウィンが目覚めると貞操帯には鍵がかけられていた

パートナーに問いただすと、またやりたいと言われた

貞操帯をつけていた期間、色々と自分を鑑みてもいたウィンは乗り気ではなかったが頷いた

すると、パートナーは手に持っていた貞操帯の鍵を破壊した

呆気にとられるウィンは、鍵が手元に戻ってきた安堵を無意識に抱えていた

パートナーは、実はスペアは存在していて既に宅配便に出しておいた、今度は一ヶ月先だよ、と言ってきた

一ヶ月?

絶望的に思えた

しかし、ウィンの心は思ったより動じてはいなかった

もうパートナーの言葉に従う以外の選択肢は取る気がなくなっていたからだ

貞操帯をつけた二週間と三日で、ウィンの心はパートナーに平伏した

そしてウィンは、わがままを言う時のような愛らしい表情でこう言った

今度はもっと優しくしてくださいね

そしてパートナーに一礼し、ウィンの貞操帯生活は再開された

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