No.37 百兆の詩篇

作品基本情報

原題

Cent Mille Milliards de Poèmes

作者

レーモン・クノー

発表年

1961年

媒体

原語

フランス語

あらすじ

なし

奇書性・実験性・特殊性概要

1行詩の組み合わせ

特筆すべき点

文体練習』のレーモン・クノーの作品。まずは画像を見ていただきたい。
(画像後で入れます)
このシュレッダーかけ損ないみたいな見た目こそが本作品の実験性である。
1つ1つの細くなった短冊のような部分に詩の一部が1行書かれており、読者はそれらを好きな順番で組み合わせて読むことが出来る。
つまり、以下のような感じ。
犬が走った
猫が鳴いた
馬が食べた
このうち(犬が,猫が,馬が)から1つを、(走った,鳴いた,食べた)から1つを選ぶ。すると、3×3=9コの文章が出来上がる。
本作品では10種類の詩から1つ選ぶ選択を14行分行うため、10の14乗=百兆通りの詩が出来ることになる。よってこれら百兆の詩を組み合わせたこの本は『百兆の詩篇』、というわけである。

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