最終更新:ID:KVqcqWawZw 2020年03月16日(月) 14:48:29履歴
No.37 百兆の詩篇
『文体練習』のレーモン・クノーの作品。まずは画像を見ていただきたい。
(画像後で入れます)
このシュレッダーかけ損ないみたいな見た目こそが本作品の実験性である。
1つ1つの細くなった短冊のような部分に詩の一部が1行書かれており、読者はそれらを好きな順番で組み合わせて読むことが出来る。
つまり、以下のような感じ。
このうち(犬が,猫が,馬が)から1つを、(走った,鳴いた,食べた)から1つを選ぶ。すると、3×3=9コの文章が出来上がる。
本作品では10種類の詩から1つ選ぶ選択を14行分行うため、10の14乗=百兆通りの詩が出来ることになる。よってこれら百兆の詩を組み合わせたこの本は『百兆の詩篇』、というわけである。
(画像後で入れます)
このシュレッダーかけ損ないみたいな見た目こそが本作品の実験性である。
1つ1つの細くなった短冊のような部分に詩の一部が1行書かれており、読者はそれらを好きな順番で組み合わせて読むことが出来る。
つまり、以下のような感じ。
犬が | 走った |
猫が | 鳴いた |
馬が | 食べた |
本作品では10種類の詩から1つ選ぶ選択を14行分行うため、10の14乗=百兆通りの詩が出来ることになる。よってこれら百兆の詩を組み合わせたこの本は『百兆の詩篇』、というわけである。
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