FFシリーズ総合エロパロスレのまとめ

「この間の面接の時にも話したと思うけど、ここは完全会員制クラブです。厳しい審査をパスしたVIPのお客様しかいないから安心してくれて結構よ。…こちらへどうぞ……」
上品な佇まい。柔らかい物腰の中に一瞬冷淡な微笑を浮かべる。綺麗な金髪と眼鏡が印象的な女は重厚な扉の先へと誘った。
長い螺旋階段を下りると体育館ほどもある空間が広がり間接照明で照らされた年代物のアンティーク家具やバーカウンター。素人が見ても一目で高いと分かる絵画。洗練された小物の数々。美しく飾られた瑞々しい花々……
それらがセンス良く配置され居心地の良い空間を作り上げていた。
そこにいたのは自分と同じ位の女が数人と幼い幼女が一人……皆、思い思い寛いでいる様子だった。

眼鏡の女は一度周りを見回すと、
「まだ説明が残っているの。何か飲みながらお話ししましょうか。バーカウンターで良いかしら?」
そう言うと軽やかにスツールに腰掛け、隣に座る様手招いた。
「何がお好みかしら?えっ……っと……」
「…ライトニング…」
「そうそう!ライトニングだったわね…紅茶、コーヒー、フレッシュジュース…もちろんアルコールもあるわよ?」
「……じゃあ、紅茶で……」
「ホット?アイス?」
「…ホットで……」
そう答えると美しく計算された微笑みを浮かべた。
「じゃあ、シド…私も同じので…素敵なお嬢さんでしょう?今日から新しく入ってくれたのよ」
シドと呼ばれた人の良さそうな初老の男は微笑みながら軽く頭を下げた。反射的に此方も頭を下げる。
どこに目をやれば良いのか分からずカウンターを見つめていると美しいティーセットが用意され、爽やかで深みのある香りが立ちこめた。
可愛らしい小さな陶器から砂糖を紅茶に溶かし入れ一口飲む。少し緊張がほぐれ た様な気がした。

「さ……て、これからのあなたの事と、ここにいる子達の事をお話しするわね。
まず、あなたは処女って事なので一番最初にオークションに出て貰います。年齢が年齢だけど…まぁ、あなた位の容姿ならいい値がつくと思うわ。開催は明日。それまでにエステとスパで綺麗にしてもらってね。
両方とも館内にあるから後で案内させるわ……」
女は何か質問はないかと微笑みながら目配せをする。

「………」
「次に、ここにいる子達の事を簡単に紹介しておくわ。在籍している子はまだまだいるんだけど、とりあえず今いる子だけお話しするわね。

まず、そこのソファーに座ってモーグリのぬいぐるみを抱いてる緑の髪の子がうちのNO1…ティナ。
彼女は人間と幻獣のハーフでね、オーガズムを感じるとトランスするの。始めこそ心配だったけど世の中分からないわね……
それがいいってお客様が大半を占めてる。あなたより若いけれど一番の古株だから何か分からない事があれば彼女に聞くといいわ。

その隣りで熱心に絵を書いてる子がリルム。一番最年少の10歳。彼女も始めあなたと同じ処女でここに来てオークションに出て貰ったわ。
当オークション至上最高値でとある国の王様が落札……その後大体週1ペースで通って下さってるわ。

奥で寄り添ってる二人……黒髪の方がファング。オレンジの髪の方がヴァニラ。
見ての通りとっても仲がいーの。だから二輪車を希望するお客様には彼女達をお勧めしているわ。
ファングは獣姦OK。ヴァニラはスカトロOKだから根っからの仕事人ね。

で、花を眺めてる綺麗な子がセリス。あなたと同じ元軍人さんよ。血縁関係は無いけれどシドとは祖父と孫みたいな関係ね。
元々ここに居るべき子じゃないんだけれど、彼女に対するストーカーが凄くてね…時には下着やアクセサリーがなくなる事もあったそうよ。
それで一人にさせるのは心配だからってシドが連れてきたの。だけど見た通り飛び抜けて綺麗な子でしょう?周りも放っておかなくて先月デビューしたばかり。

どう?皆素敵でしょう?他にもまだまだ素敵な子達が在籍しているわ。あなたも早く慣れるといーわね。…後で、ホープと言う少年が迎えに来ます。それまではゆっくりしてってね。」
眼鏡の女はそう言うと紅茶を半分程飲んで席を立った。
一人残された所で、何もやる事は無い。冷めた紅茶を飲み干した所で後ろに気配を感じ振り返る。緑の髪の女……たしかティナとか言う名だったか。





「こんにちは」
雪の様な白い肌に赤い唇、折れてしまいそうな細い体、透明感のある声……
確かに人間では無い雰囲気を醸し出しているがそれは恐ろしいものではなく、神秘的で切ないものだった。

「ジルから聞いたと思うけど…私、ティナ。……名前……聞いてもいいかな?」
「…ライトニング……ライトでいい」
そう答えると首を傾げて微笑んだ。
こんな子が夜な夜な男達と交わっているとは正直信じられなかった。

「……私ね、こういう仕事してるけど何も感じないの……」
ライトニングは自分の心の中を見透かされたのかと思いティナから目を逸らした。 静かにティナは続ける……
「だけどね…私はこの仕事が好き。人と触れ合ってると温かいから……」

二人の間にしばし沈黙が流れる……

「…そう…か……。あのっ……その……良かったら…でいいんだが…き…聞かせてくれないか!?その…せ…セ………」

「…セックス?」

恥ずかし気もなく、ケロッと答えるティナに動揺を隠せず赤面するライトニング。小さくコクンと頷くとティナは微笑み
「いつの?」

(こ…こいつは私の事をからかっているのか!?それとも本当に…)

澄み切った瞳でライトニングを見つめる目はとてもからかっている様には見えなかった。

(ほ…本当だ……orz)

「じゃ…じゃあ、最新ので……」

「うん。昨日の事ね…隣り…座ってもいい?」
「ど…どうぞ…」

「ありがとう…」
ティナは微笑み静かに話しだした……

……昨日はね、神羅カンパニーの1stソルジャーさんがお客様だったの……えっと…3度目だったかな……

実はね、彼の隠れファンがここのサロンにもいる位人気があってね、自ら彼に付きたいって言う子もいる程男前なの……

いいのか悪いのか……私はそう言うの良く分からないから…………





「……こんばんは……」
「……あぁ……」

(……相変わらず……もう3度目なんだから少し位笑ってくれてもいーのにな……)

「…今日も急ぎ?」
「…すまない。最近こうしてお前を呼んでる事が下の者達に気付かれている気がしてな……」

(だったらゆっくり出来る時に呼んでくれればいーのに……この人のこう言う所…みんな知らないんだよね……)

「う…ん…わかった」
私は彼のコートを脱がせてから口と手を使って上半身を愛撫……乳首をチロチロするとピクッとする所がちょっと可愛い……
おチンチンは大きい方だと思うな……毛は薄め。残念。フェラチオは……私好きだからついついやりすぎちゃうんだけど、彼は我慢強い人だから……

ジュル…ジュルル…ジュポ…ジュポ……

意外とフェラチオの時って音とか重要かも……

「…気持ち…いい…?」
「…あぁ…」

……大体、この辺りで所要時間は20分位かな。急ぎだって言うから立ったままバックで…だけど本当は彼、騎乗位が好きって前に言ってたっけ……。
身長差があると立ちバックは少し辛い……つま先立ちしないといけないし……この日、彼は私への愛撫は無し……だけどいいの…私、普通の人より感じやすいから……
フェラチオしてる時点でもうアソコはビショビショ……


私ね……凄く感じるとトランスしちゃうの……この時も……

「ンぁ…アッ…アッ……ひゃぅ!!!…」

「どう…だ?ここ…感じるんだろう?」

「…う…ん…す…ごい…感じ…る…アッ…アッ…イ…クゥ……」

「トランス……っ、してもいいんだ…ぞ」
「ッ…あぁ!!…ダメっ…トラ…ンス…しちゃ…うよぉ……」

おチンチンだけだとトランスしなかったのに……彼、いきなりクリトリス弄りだしたから……
もう、ずっとピンクに点滅しっぱなしで……
気持ち良かった……
いっぱいイッちゃった……

彼も多分出したと思うんだけど……トランス状態だと記憶が無いから分からないんだ……あっ!私は幻獣とのハーフだし彼も純粋な人間じゃないから避妊の必要がないの……

で、シャワーも浴びずに『さようなら』……酷いよね…時間にすると全部で50分位かな……人によっては短時間でオイシイって言う人もいるけど、私はもう少し肌と肌で触れ合っていたいんだけどな……





「……昨日はこんな感じだったかな……報酬は20万ギル…」
「!!そ…そんなに貰えるのか!?」
「えぇ…」

顔色一つも変えずにあまりにもアッサリ 自分達の行為の事を話すので、最後に聞いた報酬の額の多さの方がライトニングに衝撃を与えた。

その時背後から新たな声が聞こえた。声のする方に目をやるとナバートに良く似た……まるで双子の様な女が大きな鞄と鞭を手に歩いて来た。

「お疲れー。あらっ新入り?」
ナバートに似た女は倒れ込む様にソファーに座ると、大理石のテーブルにドサッと見るからに重たそうな鞄を置いた。
上質な革で使い込まれた鞄は何処かのブランド物だろう。その中から何やら箱に入った物を取り出すとリルムに話しかけた。
「これ、コルツ山名物のバゥムクーヘン♪みんなで食べよ!悪いけど、シドの所に持ってって切って貰ってきてくれる?」
「え〜!!自分で行きなよ〜!」
「朝までコースで疲れてるのっ!ねっ!お願い!」
そう言うと、リルムは口をとがらせながら渋々立ち上がった。

「お疲れ〜♪お疲れ〜♪」
「土産なんて珍しいじゃん!何かいー事でもあったかぁ?」
ヴァニラとファングが話しかける。
「別に何も無いわ。たまたま昨日のお客がそっち方面のモンクだったってだけよ」

「その人、修行明けは絶対にキスティスを指名するよね?」
セリスが微笑みながら話しかける。女の名はキスティスと言うらしい。見た目はナバートに似ているが、ナバートより快活でさっぱりとした印象だ。
人を集め、まとめる力があるのか、彼女の周りにはいつの間にかみんなが集まり談笑している。


「いこっ♪」
「あ…あぁ…」

自分達も話の中に入ろうとティナが言う。
大きく重厚感のあるソファーセットを囲む様に皆集まる。
「お帰り!彼女、今日から入ったライトニング」
ティナがキスティスに紹介する。
「よ…よろしく」
「よろしく♪キスティス・トゥリープよ」
そう言うと手を出し握手を求めてきた。緊張しながら綺麗に手入れのされた手を握る。皆それぞれ自己紹介を終えた頃には不思議な一体感が生まれていた。
お土産のバゥムクーヘンや色とりどりのマカロン、チョコレートにチーズ、香ばしいナッツにフルーツの盛り合わせ……
皆、これから仕事だと言うのにアルコールも入って差し詰め女子会の様になっていた。話題は美容やお洒落の事、人の噂話、仕事の愚痴や恋の事……

一睡もせず、疲れた体にアルコールが入ったせいかいきなりキスティスが昨日のモンクとの事を話し出した………





行きました〜!行ってきましたよ!!コルツ山!飛空挺乗り継いで……ってかこの時点で相当疲れてて、リモでも迎え来るかなぁ〜♪
なんてお迎え待ってたら……チョコボだよ!チョコボ!?ってか彼、王様の双子の弟でしょ!?いくら何でもケチりすぎじゃね!?で、チョコボに乗るの渋ってたら無理やり乗せられたのよ!?信じられる!?
私ノーパン派だから、チョコボの直乗りなんて拷問意外の何物でも無い訳!背骨がちょうどワレメにくい込むわ毛がチクチクするわで、揺れる度に
「アッ…ン…アッ…ン」
って嫌でも声が出ちゃって………そしたらフィガロ兵の奴イヤらしい目でこっち見て来るの!何だか私も興奮してきちゃって……あっ!私は無料奉仕は絶対しないから!
でコルツ山に付いた頃にはチョコボの背中は私の愛液でベットベトになってたんだけど、知らん顔して山の中入って行っちゃった♪
多分…いや、絶対フィガロ兵の奴チョコボに付いた私の愛液チンコになすりつけてオナニーしたな!うん!

奥に進むとフィガロの別荘があって何時も修行明けは此処って決まってるの。そうそう、昨日はオプションでボンテージコスだったわ!
でね、普通に着替えられると雰囲気出ないから最初から女王様で登場してくれって言うのよ!?どーでもいーじゃん!って思うけど彼の中でストーリーがあるらしくって前回ちょっと言ってやったらオーラキャノンぶっ放してきたし……
コレだからボンボンは……。仕方ないから木の影に隠れてコソコソ着替えたわよ!
鞭良し!蝋燭良し!ロープ良し!花火良し!麻紐良し!チョコボの羽良し!バッチリね♪


――バタン!!!――

「さぁ!!女王…様の……って…アレッ!?」

いない!?いない!!この状況もう始まってるの!?何考えてるんだ!?あいつは!?


…………あぁ〜……ハイハイ〜…なぁ〜るほどね………


私だって、伊達にリピされて無いわよ!彼の追い込まれて興奮するドM精神を考えたら、見つけて貰いたい……けど見つかりたくない。つまり『かくれんぼ』だって、ビビッっときたわ!
いっちょ遊びに付き合ってやる♪

「あらぁ〜私の子豚ちゃんは何処かしらぁ〜」

……………………

「子豚ちゃ〜ん!」

……………………

「豚ちゃ〜ん!ブヒーって鳴いてごらぁ〜ん」

……………………

「あらあら〜ぁ?このままでい〜のかなぁ〜!?」

………………………


ってか、やけにモッコリしてるベット……バレバレなんですけど……

「私の子豚ちゃんは何処かしらぁ〜!いないなぁ〜!よぉ〜し!探すぞぉ〜」

探すフリをしながらウロウロ……面倒くせ!
「あ〜ぁ!探し疲れちゃったなぁ〜ちょっと休もうかしら!」
モッコリベットにピンヒールのままヅカヅカ乗ってみた!凄いゴリゴリするWWWそのままジャンプもしてみたWW 中で悶える人影……

「…い゛…いてっ!…」
声が聞こえ布団を剥ぐ。
「み〜つけた♪」
ピンヒールの痕をうっすら付けたマッチョな男が全裸で丸まっている。顔を上げ私に人懐っこい笑顔を向けた。

(こんな性癖がなかったら、いい男なのに……私のタイプじゃないけど)

「よく、隠れてたの分かったな?」

(分からない方がおかしいよ!)

「え…えぇ!まぁね!」

「今日も何時ものやつガッツリ頼むわ!」
「ウフッ♪わかったわ」

さっき布団の上から踏んだのが良かったのか彼のチンコはすでに勃起状態!体もデカけりゃ、チンコもデカい!!とりあえず、拘束用の梁に両手両足を固定♪
この時点で目は虚ろで何故か大量の汗……妄想力でこうなったのか、何かヤバいクスリでもやってるのか……まぁ、いーわ!プレイに突入!

「今日は射精禁止!わかった!?我慢するのよ!いい!?」

「…ハイ」

「声が小さい!美人のキスティス様も足りない!!」

「ハイ!美人のキスティス様!」

ヤバい……楽しくなってきた♪とりあえず鞭を一振り!二振り!!三振り!!!

「ヴッ!…ヴゥッ!!…ヴワッ!!!」

(う〜ん♪相変わらずイイ声で鳴くわ〜)
修行でついた傷の上から新たな傷を追加!全身傷だらけで真っ赤っか。
(何だかヒリヒリしてそうだな……よし!気分を変えよう♪)
「…目を閉じてて」

「???」

「早く!!」

彼をビックリさせようと仕事道具の入ったバックをあさる。

(あった!これこれ♪蝋燭ぅ〜!と花火ぃ〜!)

まず蝋燭に火を付けま〜す♪こっそり彼に近づきま〜す!二人の愛の協同作業…実質一人だけど…キャンドルサービスで〜す♪

うなだれて、肩で息をしてるのにチンコはビンビンの彼。
とりあえずうなじに垂らしてみた。

―…ポタッ…ポタッ…ポタッ…―

「う゛ワァァァー!!」
「誰が目、開けていいって言ったの!!」
たたみかける様に鞭を一発!なかなかいいコンボ♪
次は正面傷口にタラーッ……
痛みに悶え泣き叫ぶ彼。だけどチンコの先端には我慢汁が♪
トドメにそのチンコにもタラーッ……
「ぐわぁぁぁーーー!!!!!!!!!」

(あっ!一瞬白目剥いた♪)

「どう?気分は?」

「……さ…最高…で…す……」
「もっと欲しい?」

「…は…い…下さ…い」
「んっもう!欲張りね〜」

エナメルボンテージの尻ポケに差しておいた花火を手に取る。彼の瞳は期待で爛々としていて私のテンションもアガる!アガる!!此処までくると可愛いとさえ思えてくるから不思議だ。

我慢汁滴るチンコを握ってしごいてやる。
「ゥッ!…アッ!…アッ!」
「女みたいな声で鳴くんじゃないわよ! いい!?絶対イっちゃ駄目よ!」
そう言いつつ手は休めない。そろそろかなぁ〜ってタイミングで尿道に花火をIN♪ブツッ!!
「ヴッ!!!」

蝋燭の火が生きてるうちに点火♪

―パチッ…パチパチッ…パチパチパチパチッ…シュワァーー!!!!―

凄い!!凄い♪チンコの先端から花火ぃ〜♪た〜まや〜♪

さすがにこの光景は恥ずかしいと思ったのか顔を赤らめる彼。
「何、顔赤くしてるのよ!変態!!」
すかさずビンタを食らわす。

(確かに笑える光景だわWWカメラ持ってくれば良かった……私は見ないけど)


……花火の後ってどうしてこんなに寂しく虚しくなるのでしょう………

チンコの先端に突き刺さったまま焦げた花火を見てしんみり…………………………………………………
するわけないじゃん!!

チラッと時計を見ると11時30分。フィガロからの飛空挺最終便が1時5分……

「ねぇ、そろそろ私時間なんだけど…」
(ここで中断なんて普通出来ないでしょ!?中途半端な状態にしといて延長♪延長……コラッ!延長泥棒とか言わないの!)

「…延長…して…くれ」

「何時まで?」

「あ…朝…まで…」

「毎度〜♪」

チンコIN花火でハァ、ハァ言ってる彼を横目に延長の旨をメールで報告。何だか一段落ついた気分になったらお腹が空いてきた。

「ねぇ、お腹空かない?何かデリバリーしていいかしら?」

「あぁ…城の…厨房に言えば大…体の物は持って…来れるぞ…」

「そ!ありがとう。」

そう言うとそそくさと城に繋がってる無線機を手に取る。

―プルプル…プルプル…ガチャ!―

「ハイ!フィガロデリバリーです!」

「あっ!もしもし。注文お願いします。えっ…っと、キャビアのカナッペとフカヒレラーメン、マンゴープリン…あっ、後よく冷えたシャンパンもお願いしまーす!以上でーす。」

―ガチャ!!―

「…お…俺の…は?」
(あっ!忘れた。)

「ア…ハハッ!ほらっ!せっかく体作りしてきたのに変な物でも食べて体調崩したら困ると思って…それに、今のあなたにはプロテインのポーション割りの方がいーわよ!」

「………それもそうだな!」

ニッっと笑った笑顔が良心に突き刺さる。ちょっと可哀想だから食べ物が来るまで遊んであげよう♪

チンコに突き刺さった花火を断腸の思いで引き抜く。
「ッヒャ!!」
(どんな声出してるんだよ!)
さっきまで幾らか収まっていたチンコは今ので復活!そこに麻紐の登場で〜す♪チャーシューを作る要領でチンコを縛りま〜す!

チャラララッチャラ〜♪肉棒チャーシュ〜♪

こう言ったら何だけど、赤黒く腫れ上がったチンコはリアルに逸れらしく見える。

―ピンポーン♪―

その時インターフォンが鳴った。

「……出る?」
チャーシューチンコの彼に聞いてみた。必死に首を横に振り拒否の素振りを見せた。
(…一応王家の跡取りだし、さすがにこの格好を家来に見られたらマズい…か…)
「いいわ!私が出る」
ってか私もエナメルボンテージなんだけど……ま、いっか!


「ご苦労様〜♪」
昼間のエロ兵士が来るかと思ったら、可愛らしいメイドが大きなバスケットを持って立っていた。私の姿を見て言葉を失ったのか硬直している。
(あらっ♪可愛い!へぇ〜…チャーシュー王子とセックスでもさせたいなぁ…)

「こ…これ、ご注文のお品です!あ…ありがとうございました!」
何か不穏な空気を感じたのか可愛いメイドは要件を済ませると逃げる様に去って行った。チッ!つまらん!

部屋に戻りとりあえずシャンパンを開ける。綺麗な琥珀色…うん!いい感じ♪グラスに注ぎカンパーイ♪喉が渇いていたのでゴクゴク飲む! 「プハァー!ん〜美味し♪」

……ふと、刺さる様な視線を感じ目をやるとチャーシュー王子が恨めしそうな目でこちらを見ている。
(そんな目でこっち見んな!食べ物与えたくなっちゃうじゃない!…ってか全部あいつ持ちなんだけどね…)

「……一緒に飲む?」

一瞬で顔がパアァっと晴れ、見えない尻尾をブンブン振るチャーシュー王子。
(まるで犬だな…)

拘束を解いてやり、彼の分もグラスに注いでやる。

「乾杯♪」
「おうっ♪」

グラスを合わせしばしの休息。

結局、何だかんだ言っても優しい私は三分の一位恵んであげた。キャビアの無いカナッペとか、フカヒレラーメンの汁だけとか……

腹拵えが済むとなんだかアソコが疼いてきた。

「ねぇ、何だかイキたくなったからマンコ舐めて」

新たな指令に興奮を隠せない彼は早速私の足元に跪いた。チンコはチャーシューのままで……
クロッチ部分のジッパーを開け、舌が近づいてくる……

「臭い!!」
―バコッ!!!―
反射的に出た膝蹴りが彼の顔面にクリーンヒット!

「口ッ!口臭い!ラーメン臭い!!歯磨きしてきて!」

「…あ…ご…ゴメン…」

そう言うと大人しく歯磨きをしに行く彼。凄い素直だ……私の教え子もこの位素直だと可愛いんだけど……無理だな。


歯磨きを終えた彼が戻ってきた。今度こそ舐めさせてあげる♪もうアソコはヌルヌルだ!

彼はゆっくり舌を近づけて味わう様に舐め始めた。
(…………はぁ……いい加減学習しろよ!)

―ガシッ!!―

彼の髪を鷲掴みにして頭ごと思いっきりグリグリなすりつける様に揺する。

「こうッ!……そう!もっとクリ吸って!…んっあ…アッ…」

オナニーと変わらないけど、コレはコレでなかなか興奮する。彼のチンコも鬱血しだしていい感じW

「…アッ…アッ…んっ…い…イキ…そ……」

髪が抜けそうな位、力いっぱい頭をブンブン揺すりイった……
足元でぐったりしながらニヤケる彼を見るとチンコの先からは白濁した液体が糸を引いている。
「ちょっと!あなたは今日射精禁……んっ?」

糸の先を辿るとエナメルボンテージ(ジャンプスーツタイプ)の足部分にべっとりソレは付着していた!

「キ゛ャャー!!!」

速攻、彼を振り払い ティッシュで拭う!

「ちょっとぉ!!これオーダーメイドで幾らすると思ってるのよ!弁償してよね!」

自分のお気に入りを汚されるほど嫌な事は無い私……カチンときちゃって……
彼を叩き起こして、もう一度梁に拘束!尻に特大バイブを突っ込んでガムテでガッチガチに固定して寝てやった♪
だけど、途中バイブの電池切れだ何だで全然寝れなかったんだけど……

「で、帰って来たのは今さっきでしょ〜」
「へぇ…大変だったのね…キスティスは本業もあるのに偉いわ」
心底尊敬している様子でセリスが言う。

(!!!えっ…偉いのか!?)
ライトニングが振り向く。

「ほーんと、ウチらアブノーマル組はロクな奴つかねぇよ…なぁ、ヴァニラ?」

「うん!うん!あっ!アイスクリーム追加〜♪リルムも食べるぅ?」

「え〜!太るからいらない!」
最近初潮を迎えたばかりのお年頃リルムがぶっちょ面で言う。
「…じゃ、私…食べよっかな…」

!!!!!!!!!

皆が一斉にティナを見る。

(ど…どうしたんだ?ティナがアイスクリームを食べる事が何かおかしいのか!?)

「珍しいわね!男の精液だけしか口にしないティナがアイスクリームだなんて…」
キスティスがニヤニヤしながら言う。
「…う…ん。何だか今日はそんな気分なの…」
天使の様な微笑みを見せるティナ。

(な…なんなんだ!?私はここでやっていけるのか……)





この薄暗い部屋の中では、時間の感覚など無いに等しい。女同士のお喋りに華がさきナバートが言っていた事など半ば忘れてかけていた時だった。
バタンと重厚な扉の音と共に黒服を着た美しい銀髪の少年が誰かを探す様に目を細めこちらを見ていた。そしてライトニングの姿を確認すると真っ直ぐに歩いて来て皆に礼儀正しく一礼をした。
ライトニングの目の前に立った少年は穏やかな笑みをたたえ、男のものとは思えない白く美しい手を差し出し言う。

「ライトニング…さんですよね?初めまして。ホープ…ホープ・エストハイムです。オーナーからスパとエステに案内する様云われてきました。」

そう言ったホープという少年は今までライトニングが見てきたどの男達よりも魅力的に見えた。
穏やかで柔らかい物腰…上品な佇まい…優しく…それでいて強い意志を感じさせる瞳……
どこかで会った事がある様な懐かしい感覚……

「あ…あの…」

ホープの声にはっとして慌てて手をとるライトニング。

「す…すまない!ラ…ライトニング…でつ」

自分よりはるかに年下のホープに何故か緊張を隠せず、言葉の語尾がおかしくなるライトニング。手に、じわっと汗が滲み出る感覚がわかり慌てて手を離した。

私はどうかしているのか……確かにさっきまでアルコールは飲んでいたがジュースの様な甘いカクテル一杯だけだし、その程度では素面と変わらない。…… 疲れ?……寝不足?……どれも違う。
もっと…こう…身体の芯から火照ってくる様な…長い微熱が続いている様な感覚……それに、心臓を直接手で握られている様な息苦しさ……
その全てがライトニングにとって生まれて初めての感覚だった……。

「早速ですが、行きましょう。僕に付いて来て下さい。」

そう言うと螺旋階段の奥…ここからでは暗くてよく分からないが、どうやらその先に目的の場所があるらしい。

今更ながらナバートの言葉が頭の中を過ぎる……やはり、私は誰かに買われるのだ……

分かっていたつもりだった……全て分かって、受け入れてこの場所にいる……覚悟を決めていたはずなのに、足が竦んでピクリとも動かない。

……身体は正直だ。筋肉、血管、脳、神経、全てを使って拒否の反応をみせる。

後ろから付いてくる気配がない事に気づいたホープが振り返る。

「どうかしましたか?」

「い…いやっ! な…何でもない!!」

何でもないはずがなかった。これから起こるであろう恐怖と、不安……それと相反する目の前の少年に対する不思議な感情……頭の中はパニックだった。

そんなライトニングを見かねたのか、再び差し出された白く美しい手……

「大丈夫です!さぁ、一緒に行きましょう。」

今一度握られたその手はさっきとは別の人の手のように力強く、男の包容力を感じさせた。えもいわれぬ安心感が握られた手を通してライトニングを優しく包み込む。

やはり、どこかで会った事があるような……


どこかで……



ど…こか………



「大丈夫です!」

再びそう言ったホープの目を見た瞬間全てを思い出したかのように、昔の記憶が蘇ってきた。




お…父さん……



そう…父だ……。私の中で曖昧で少ししか記憶が無いのに、その温かさやぬくもり、感覚だけはやけに鮮明に思いだせた。優しい瞳に、私を抱きしめてくれた手……。私の大好きな父……。


そう思うと、さっきまでのホープに対する不思議な感覚も理解できた。全てではないが彼は父にどことなく似ているのだ。だから私の身体は熱をもったように熱くなり、胸がこんなに苦しいのだと……

本当はそんな事で片付けられる気持ちではないのに………


しっかり握られた手……ホープの存在全てに引かれるように暗い扉の奥に消えて行った。

ライトニングがいなくなったサロン内……

「ありゃぁ〜マズいな!ライトのやつ喰われちまうぜ♪」

アルコールが入ってテンションが上がってきたファングがニヤニヤしながら言う。

「えー!あのお兄ちゃんが!?逆じゃないのぉ?」

リルムが言う。

「あ〜…まだ、お前はホープの事知らないんだよな……王様一筋ってかぁ?」

「べ…別に…そんなんじゃないもん!」

「ホープはあぁ見えてテクニシャンなのよね……ウフッ♪」

キスティスがホープとの記憶を思い返した素振りで言う。

「……若いから新鮮だし……♪」

何を新鮮と言っているのか…赤い唇で舌なめずりをするティナ。

「ホープ!最高〜!!」
ソファーの上で立ち上がりガッツポーズでヴァニラが叫ぶ。

「なぁ、なぁ!? ヤるかヤらないか賭けないか!?あたしはズコッとヤっちまう方に10万ギル!!」

突然ファングがライトニングとホープで賭けないかと提案してきた。もちろん、面白い事には皆賛同する。

「アタシも♪ヤる方に5万ギル♪」

「じゃ、私は10万ギル!ヤる方に」

「同じで♪」

「私もヤる方で!20万!!」

皆、口々に言う。

「反対の人ぉ〜?」

ファングが手を上げて問う。

『…………………』

―……シーン……―

『だぁぁぁー!!!!!っだよ!?これじゃ賭けになんねぇっつうの!!!!!!』

温かみのあるシャンデリアが優しく照らす長い廊下を終始無言で…しかし手だけはしっかりつないで歩く二人。 突き当たりを曲がった所に目的の場所はあった。

「ここです」

そう言って開かれた先には、中世ヨーロッパの宮廷の様な景色が広がっていた。
熱を帯びた空気とともに立ち込める良い香り…床一面に敷きつめられた薔薇の香りだ。
女神像の彫刻が施された大きなバスタブ……高級化粧品ばかりが規則正しく、幾つも並べられたドレッサー……豪華な刺繍が施された猫脚のソファー……
奥にはガラスで仕切られた本格的なエステルームも見えた。

「……す…凄い……」

あまりに現実離れした光景に言葉が出ない。

「じゃあ、僕は介添えの人を呼んでくるので、ここで少し待ってて下さい」

そう言ってホープが部屋から出て行こうとした時だった。

「ちょっ!……ちょっと待ってくれ!」

「はい?」

咄嗟にホープの腕を掴み引き止めている自分がいた。
何故だろう……握られた手が離れてから、不安で不安でたまらない。彼が……ホープがどこかへ行ってしまうのが嫌だった。

「す…すまない!そ…その、もう少し…だけ、一緒にいられないか?」

「えっ?…ええ、僕は構いませんけど…」

そう言うと、どちらともなくソファーに腰掛ける。しばらく続いた沈黙の後、先に口をひらいたのはホープだった。

「……明日…ですね…」

「……あぁ……」

「……きっと、いい人がつくと思います。ライトニングさん…綺麗だから……」

「……本…当か?…私が?綺…麗だと?」

「ええ…本当です。…本当に綺麗……!!…んっ…」



その瞬間私はホープの唇を奪っていた。思考より先に身体が動いてしまった…。俯いて、少し恥ずかしそうに私の事を綺麗だと言ってくれたホープ……

嬉しかった……

本当に、嬉しかった……

ホープという存在全てが愛おしいと思った……

そう思うと同時に、これから他の男のものになる事への嫌悪感が襲ってきた。

嫌だ!絶対に嫌だ!!

他の男に抱かれるくらいなら……

今一番、愛おしいと思えるホープに捧げたい……一つになりたい……


しかしライトニングの想いとは逆にホープの方から離された唇。

「…す…すみません…。や…やっぱり、こういうの良くないですよ……」

「……何故だ?……私の事が嫌いか?私とは嫌か!?」

「……そうじゃありません……」

「では、何故……」

俯いて固く唇を閉じたままのホープ。彼の言わんとする事は何となくわかっていた。

「私が…商品だから……か?」

「…………」

黙ったままのホープ。ふぅ…と軽く息をはきながらゆっくりとライトニングが話しだす。

「……もう…いいんだ……もう……私はここに居られる人間じゃない…そんなに強い人間じゃないって気づいたんだ。………だから…辞めようと思う。」

辞めると言う言葉を聞きビクッと身体を震わせた後ゆっくり顔を上げてライトニングを見つめるホープ。

「……本…当…ですか?」

「……あぁ、本当だ」

「…じゃあ……もう……」

「…商品にはならない……ただの女として私を見て欲しい……」

何かが吹っ切れた私は歯の浮くようなセリフを平気で喋っていた。それは、少なからずホープも経験が無いと見越して、強がって言った節もあった。


それが、こんな形で裏切られるとは………




「……ライトニングさん……」

「……ライトでいい……」
優しくホープに肩を掴まれ、ゆっくり…今度は彼の方から近づいてくる唇。此処までなら何度か経験があったし直ぐに唇は離れるものだと思っていた…ところがなかなか離れない唇!それどころか当たり前のようにホープの舌がライトニングの唇を割って入ってきたのだ!
軽く唇を閉じ拒否の反応をしようとするものの強引に入ってきては舌を絡ませ貪るようにキスをするホープ。そのままライトニングをソファーに倒し覆い被さる状態になった時にようやくホープの唇が離れた。呼吸が乱れ肩で息をするライトニング。

「っ…ハァ…ハァ…ホ…ホープ……」

「大丈夫……優しくします…」

そう耳元で囁くとそのまま唇を落としていく。ホープの表情にさっきまでの初々しさは無かった。ゾクッとするような舌使いで耳や首筋に舌を這わせる。

その慣れた様子や舌の動きで、初めてではないと確信した。それどころか、相当な数を経験してきたのだろう……一連の動作に全く無駄がない。私の思考を止めて痺れるようなキスでじわりじわりと身体の自由を奪っていく……
気がつくとシャツがはだけてブラジャーのホックが外されていた。ホープがそれらをたくし上げると、白くて柔らかい二つの山が顔をだし、薄くベージュがかったピンク色の頂点がツンと天井を仰いでいた。

「…ライトさん…綺麗です…」

そう言うとホープはその頂点にチロッっと悪戯に舌を跳ねさせた。

「はうっッッ!…ぅん…」

身体の中に甘酸っぱい快楽の電流が走りビクンッと背中を仰け反らせるライトニング。それを制するように左手で肩を押さえ右手で優しく愛撫をはじめる。

「ン…ッあっ…やっ……めろ…」

そう言ったものの、その言葉に真実味は無く、それどころか余計にホープの雄としての征服欲を掻き立てた。

「止めませんよ…」

そう小悪魔のように微笑むと再び小指ほどの頂点に舌を這わせ、飴玉を舐めるようにコロコロと舌先で刺激していく。

「アッ…っ…はぁ…んッ……」

撫でるように身体を愛撫していた右手はいつの間にか片方の胸を揉みしだき、時より弾いてみたり、摘んでみたり……
その度にライトニングの身体は高揚と快楽の波が打ち寄せては引き、打ち寄せては引きを繰り返し、尾てい骨からせり上がってくるようなその喜びは下腹部に痺れるような熱をもたせる。

「…あうッ…ッん…あッ…お…前……っ」

次々に襲いかかってくる快楽を必死の形相で耐える。少し涙を溜めているのだろうか…?潤んだ瞳でホープを睨みつけた。
刺さるようなその視線に気づき胸から顔を上げる。

「ホ…ホープ…た…のむ…もう…止め……ッ……」

「……今さら何言ってるんです?…それに先に誘ってきたのはライトさんの方ですよ?」


その言葉を聞いて何も言えなくなった……。私の上で見下すように冷たい笑みを浮かべるホープ……温かく優しい手で私を包んでくれたホープ……ホープ……一体どっちが本当のお前なんだ……

一筋の涙が頬を伝う……何故?……どうして涙なんて出るのだろう……

ホープに裏切られた…?……いや、違う。彼が言っていた事は正しい。…私が勝手に彼の虚像を作り上げていたに過ぎない……自分の妄想の中での彼に恋をしていた………全ては私自身が蒔いた種だ……

そしてライトニングは何かを決心するかのように静かに目を閉じた……

その様子を黙って上から見ていたホープ……彼自身も又ライトニングに他の女とは違う何かを感じていた。涙で濡れた頬をなぞるように優しく拭って言う。

「……止めます…か……?」

「!?!!!!」

「……そんな顔をされたら…もう出来ませんよ……それに…今ならまだ間に合う……」


……間に…合う…?……一体何が間に合うと言うのだ?こんな状態にしておいて……元に…戻る!? 少なくとも私の中では元に戻る事はないし、戻るつもりもない……これは、全てを甘く見ていた私自身に対しての戒めなのだから……

しばしの沈黙の後、ライトニングは首を横に振る。

お互いこれ以上言葉はいらなかった……




ホープは再びライトニングの白くて柔らかい胸に顔をうずめた。中性的な唇が身体中を蛇のように這い回る。首筋から胸、脇の下、腹、臍……蛇は下へ下へと、その先にある水場を目指す……。
片手は太股の内側を撫でるように愛撫をしながらゆっくり脚を開いていく……

「ン…ぁ…っっ……あっ…ン…」

精一杯我慢をしても、熱い吐息とともに嫌でも声が漏れてしまう。胸を露わにして、脚を大きく広げている自分の姿を想像するだけで羞恥心で目を逸らしたくなると同時に、もっと見られたい……恥ずかしい姿を晒されたい……とも思っている自分がいた……。

すでにスカートは捲れ上がり、スパッツとショーツだけの下半身。柔らかいホープの手が滑るように腰の奥に回ったと同時にその二枚が何の躊躇いもなく一気に足元まで下げられた。

「…ぃやッ…!!!!」

生まれて初めて異性に見せた女の秘部……恥ずかしさと、興奮で顔を真っ赤にするライトニング。

「…ライトさん……可愛いです……」

そう言うとホープは、赤く熟れた果物のように蜜を滴らせた秘部に指を這わせる。

「はうッ…!!…っぁ…」

今までに感じた事のない衝撃がライトニングの身体を突き抜ける。そして、それは熱いマグマの塊になり下腹部に鈍い痛みのような痺れを与える。

ホープは細く糸を引き纏わりつく液体を確認するとわざとそれをライトニングに見せつけた。

「…凄い……こんなになって……ライトさんってやらしいんですね……」

「…くっ……」

ホープの指をぬらぬらと光らせるとろみのある液体を一瞬だけ見るが、すぐに下唇を噛み羞恥心で顔を背けるライトニング。

「ちゃんと見て下さい…」

ホープはそう言うとグイッとライトニングの顎を掴み自分の方に向けた。そのままぬらっと糸を引く粘り気のある指をゆっくり自らの口の中に入れていく……

「!!!!!!」

あまりの衝撃で言葉を失うライトニング。チュパ…チュパ…と悪戯に自らの指を舐めながら、目を見開き驚く様を満足そうに見つめるホープ。
そしてそのまま覆い被さるようにライトニングの首筋に顔をうずめ再び指を滑らせる。胸や太股……脇……尻……そして………

―クチュッ…ッ…―

「あうッッ!…ん……」

ライトニングのあそこはすでに自分の意識ではどうにもならない状態だった。柔らかい肉の壁から甘い雌の香りを漂わせ、指に纏わりつくとろみのある液体を淫らに滴らせていた。
ホープはだらしなく口を開く肉の襞を指で押し広げると、その奥にひっそりと隠れていたピンク色の小さな突起に優しく触れた。

「あンッッ!!…ぁ…うっ……」

その衝撃でビクッと身体を震わせるライトニング。少しでも快楽の波を逃がそうと腰をくねらせるがホープの指は執拗にそのピンク色の突起を刺激し続ける。舌を絡ませた濃厚なキスをしながら……

薔薇の香りでむせかえるような熱気の中滴る汗など気にもとめず、ただ快楽を求め貪り合う二人……


ホープはソファーから降りるとそのまま大理石の床に跪いた。そして力無く身体をあずけているライトニングを正面に座らせると両足首を掴み大きく脚をM字に開脚させた。
すでに、抵抗心や羞恥心など感じない様子のライトニング…。ただ頭の中を狂わすような快楽に耐える事で精一杯だった。少し虚ろになって熱く潤んだ瞳でホープを見つめる。

「……ホー…プ……」

消え入りそうな声だったがホープには、はっきりとその声は聞こえた。しかし聞こえないふりをした。何故だろう……彼女の目を見たらこれ以上出来ない気がした……

頭の中を過ぎる、言葉にならない思いを振り払うように軽く首を振る。そしてゆっくりとライトニングの秘部に顔を近づけ、滴り落ちる液体を啜るように舐めはじめた。

「あンッ…ァ…ゥ…ンッ…んぁ…」

ライトニングの淫らな声を聞きながらじゅるッ…じゅるッ…チュパ…チュパ…と音をたてて一心不乱に舌を這わせるホープ。
いつの間にかホープの頭を抱え、自ら腰を浮かせるライトニング。それは次々に襲いかかる快楽を受け入れ、喜びを見いだしているようだった。

ピンク色の突起を弾くようにチロチロと刺激するたびにライトニングの声も激しさを増し蛇のようになまめかしく腰をくねらせる。
そして一際大きく声をあげたと同時にビクンと身体を震わせイった……

と言っても本人は初めての事でワケのわからない状態なのだろう。頬を桜色に染め唾液で濡れた唇がだらしなく半開きになっている。
短い痙攣状態の後、寒くもないのに鳥肌が立ちその場にうずくまるライトニング。

そしてホープはそのまま立ち上がりネクタイを外して、汗で濡れたシャツを脱ぐ。傷一つ無い陶器のような滑らかな白い肌が露わになった。華奢な腰に巻かれたベルトに手をかけた時だった……

―バタン!!!!!!―

と勢い良く扉の開く音とともに聞き覚えのあるハイヒールの音が響き渡る。

「そこまでよ!」

そう言うと鋭く光るフレイルの切っ先をホープに向けた。入ってきた女はナバートだった。

ふぅ…と息を吐き、両手を上げるホープ。そのままライトニングを見つめると年相応の少年らしい笑顔で肩をすぼめて見せた。
一瞬、何事かと理解出来ず、頭の中が真っ白になったライトニングだったが、乱れた自分の姿に目をやり、慌ててシャツを合わせ、捲れ上がったスカートを下げた。そして床に落ちて丸まっているショーツを拾うタイミングを見計らっていた。

「……やってくれたわね……あともう少しタイミングが遅かったら使い物にならなくなっていたわ!」

……使い…物……辞めると決めたはずなのにその言葉はライトニングの表情に暗い影を落とした。そしてその様子を見ていたホープが言う。

「……見ていたんじゃないんですか?ずっと…僕達の事……」

そう言うと天井にある無数の監視カメラを指差した。

「ちょっ!!…なっ…何言ってるのかしら!?」

図星なのか、眼鏡のフレームに手をやり動揺するナバート。

「じゃなきゃ、こんないいタイミングで来れませんよ♪」

そう言うとホープは全てわかっているというような笑顔を浮かべた。

「とっ…とにかく、あなたはもう、これ以上女の子に手出さないで頂戴!!わかったわね!?」

「……わかりました。なるべく気をつけるようにします♪」

このような状況に慣れているのか、全く反省の色を見せないホープは床に散らばった自分の服を拾い上げるのと一緒にライトニングのショーツも拾う。そして部屋を出ようとすれ違う時にさり気なくポトリと落として行った。 それを慌てて拾うライトニング。


ナバートと二人きりになり気まずい雰囲気が漂う。しばらく沈黙が続いた後にナバートが言う。

「まぁ、今回はギリギリセーフだったけれど、あなたにも非があるのだから、今後は気をつけてね!それから、明日のオークションの事だけれど……」

「それはッ…!!」

「…何?」

ナバートの話しに割って入る。ゴクリと唾を飲み込み、呼吸を整えライトニングは決心した事を話しだす。

「……辞めようと思う!」
「無理よ」

間髪入れずにナバートが答える。…が、必死に食い下がるライトニング。

「わ…私にはやはり無理だ!ここに来た事自体間違いだったんだ…自分が甘かった……浅はかだった……だからっ…!!」

その時だった!とてつもなく大きな力で両腕を掴まれた!見上げると双子と思われる青白く冷たい光をたたえた美しい召喚獣が微笑みながらライトニングを抑えつけていた。

「じゃあ、後はお願いね♪」

ナバートがそう言うと了解とばかりに投げキッスをする召喚獣。そして、そのまま振り返りもせずに部屋を後にした。

「お…オイ!?ちょっ…待てッ!!はッ…離せ!!!コラッ!こらーッッ!!!離せーッッ!!!!」

手足をバタつかせて暴れてみるものの召喚獣の力には到底適わない。有無を言わせぬ速さで衣服を剥ぎ取るとそのまま優雅に薔薇が散りばめられた湯船に勢い良くライトニングを突き落とした。



久しぶりの上玉なのにこんな事で辞められてたまるもんですか!今月の売り上げによっては次のオーナー会議で暗闇の雲より先に専務に昇格 出来るっていうのに!!辞めるですって?冗談じゃないわ!
第一あの女は汚いのよ!月の女神とか、チャダルヌークとか引っ張って来て!

……などと、ぶつぶつ呟きながらぼんやりと優しいシャンデリアの光が照らしだす長い廊下を歩くナバート。彼女は今日も心地よいハイヒールの音を響かせながら沢山の女達と向かい合う……時には真剣に……時にはユーモラスに……



―ここは娼館―……悲しみを抱えた女達が夜な夜な偽りの愛憎劇を繰り返す場所……

―ここは娼館―……たった一つの真実の愛を求め彷徨う場所……

―今宵もまた一人 愛に飢えたミナシゴが迷い込む……
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