{{Infobox Film
|作品名=アナと雪の女王
|原題=Frozen
|画像=
|画像サイズ=
|画像解説=
|監督=クリス・バック?<br />ジェニファー・リー?
|脚本=ジェニファー・リー<ref>{{Cite web|url=http://collider.com/frozen-jennifer-lee/214612/?_r... | title=Wreck-It Ralph Scribe Jennifer Lee to Co-Direct Disney's Frozen | author=Chitwood, Adam | quote=Lee has already contributed to the screenplay for Frozen, so it appears she's been involved with the project for a while. | publisher=Collider | date=November 29, 2012 | accessdate=November 29, 2012}}</ref><br />シェーン・モリス
|原案=ハンス・クリスチャン・アンデルセン?<br />『雪の女王?
|原作=
|製作=ピーター・デル・ヴェッチョ<ref name=hr/><br />ジョン・ラセター?
|製作総指揮=
|出演者=クリスティン・ベル?<br />イディナ・メンゼル?<br />ジョナサン・グロフ?
|音楽=クリストフ・ベック?<ref name=FilmMusicReporter>{{Cite web|url=http://filmmusicreporter.com/2013/02/19/christophe... | title=Christophe Beck to Score Disney’s ‘Frozen’ | author= | quote= | publisher=Film Music Reporter | date=2013-02-19 | accessdate=2013-07-04}}</ref><!-- Please list composers only. -->
|主題歌=英語版<br />イディナ・メンゼル/デミ・ロヴァート?レット・イット・ゴー (ディズニーの曲)|レット・イット・ゴー?」<br />日本語版<br />松たか子?「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」(日本語歌)<br />May J.?「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜(エンドソング)」
|撮影=
|編集=ジェフ・ドラヘイム
|製作会社=ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ?<br>ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズ?
|配給=ウォルト・ディズニー・スタジオ
|公開={{Flagicon|USA}} 2013年?11月27日?<br />{{Flagicon|JPN}} 2014年?3月14日?
|上映時間=102分
|製作国={{USA}}
|言語=英語?
|製作費=$150,000,000<ref name="boxoffice">{{cite web|url=http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=frozen2013...|title=Frozen (2013)|accessdate=2014年5月1日|publisher=Box Office Mojo?}}</ref>
|興行収入= 254.8億円<ref name="2014 annual">{{cite news|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0069050|title=2014年ナンバーワン映画は『アナと雪の女王』!250億円突破で2位に大差!|publisher=シネマトゥデイ|date=2014-12-13|accessdate=2014-12-16}}</ref><ref>{{Cite web |date=2014-01-27 |url=http://www.eiren.org/toukei/img/eiren_kosyu/data_2... |title=2015年記者発表資料(2014年度統計) |format=PDF |publisher=日本映画製作者連盟? |accessdate=2014-01-27}}</ref>{{Flagicon|JPN}}
$400,738,009<ref name="boxoffice"/> {{flagicon|USA}}<br />$1,274,219,009<ref name="boxoffice"/> {{flagicon|World}}
|前作=
|次作= アナと雪の女王 エルサのサプライズ?
}}
アナと雪の女王』(アナとゆきのじょおう、原題:Frozen)は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズ?製作による2013年公開のアメリカ合衆国?立体映画|3D?コンピュータアニメーション?ミュージカル映画|ミュージカル?ファンタジー映画?。2013年度アカデミー長編アニメ映画賞?受賞作品。日本ではアナ雪の略称でも呼ばれる。

ディズニー史上初のダブルヒロイン?、すなわち、2人のディズニープリンセス?主人公?とする作品である<ref>{{Cite web |date=2013-07-03 |url=http://eiga.com/news/20130703/3/ |title=ディズニーアニメ最新作「アナと雪の女王」予告でWプリンセスお披露目! |publisher=映画.com? |accessdate=2014-03-22}}</ref>。雪と氷の魔力を持つ女王エルサ、そのエルサと王国を救うため冒険の旅に出る妹アナ、この2人の姉妹を軸に、真実の愛が描かれる。

ハンス・クリスチャン・アンデルセン?の童話『雪の女王?』からインスピレーションを得たこの作品は、舞台設定を雪と氷の世界としているが、ストーリー?は新規に書き下ろされた。ディズニー作品#ウォルトディズニーアニメーションスタジオ長編作品|ウォルトディズニーアニメーションスタジオ長編作品?としては53作目で、短編アニメの『ミッキーのミニー救出大作戦?』(3D作品)が同時上映された。

日本での興行収入は、2014年6月、『ハリー・ポッターと賢者の石?』を上回り、公開128日間で日本歴代3位、世界歴代5位、アニメーション映画としての興行収入は全世界歴代1位となった<ref name="RBB20140602">{{Cite web |date=2014-06-02 |url=http://www.rbbtoday.com/article/2014/06/02/120392.... |title=「アナ雪」12週目もトップ! 興収212億円突破で日本歴代3位 |publisher=RBB TODAY |accessdate=2014-06-03}}</ref>。主題歌「レット・イット・ゴー (ディズニーの曲)|レット・イット・ゴー? 」は、2014年3月Billboard JAPAN HOT100のアニメチャートTop3を独占<ref>[http://www.musicman-net.com/business/34639.html 『アナと雪の女王』から「レット・イット・ゴー」がアニメチャートTop3を独占]</ref>、および2014年第86回アカデミー賞?の歌曲賞(Best Original Song)を受賞した<ref>[http://www.cinemacafe.net/article/2014/03/03/22085... 【第86回アカデミー賞】「歌曲賞」はディズニー・ミュージカル『アナと雪の女王』]</ref>。2015年4月新作の短編アニメーション『アナと雪の女王 エルサのサプライズ?』が、『シンデレラ (2015年の映画)|シンデレラ?』と同時公開予定である<ref>2015年4月25日公開予定。{{cite news|url=http://eiga.com/news/20141212/1/|title=「アナと雪の女王」短編の邦題決定!アナの誕生日パーティーをめぐる物語|publisher=映画.com|date=2014-12-12|accessdate=2014-12-12}}</ref>。

== ストーリー ==
<!-- Wikipediaでネタバレは禁止されていません。単なる除去は荒らしと見なされます。明確な理由がある場合は、ノートで合意形成をしてからにしてください。また他サイトからの丸写しは著作権を侵害する違法行為であり、削除されます。 -->
触れたものを凍らせたり雪や氷を作る魔法の力を持って生まれたアレンデール王国の王女・エルサは8歳のある夜、妹のアナと魔法で遊んでいるときに、はしゃぎすぎたアナを助けようとして自分の力を制御できず、誤って魔法をアナの頭に当ててしまい、意識不明の状態にさせてしまう。2人の両親である王と妃がトロールたちに救いを乞いアナは回復するが、引き換えにエルサの魔法に関する記憶を失う。

日増しに魔法の力が強くなっていくエルサは、力を制御し世に知られぬよう城中の窓や門を閉めて部屋に閉じこもり、誰とも触れ合わず自分を抑えて生きることを強いられる。一方アナは、突然大好きな姉が自分を避けるようになった訳を知らぬまま、閉ざされた城の中で寂しく成長する。その10年後、2人は両親を海難事故で亡くし、お互いだけが唯一の肉親となってしまう。

さらに3年後、成人したエルサは女王として即位することになり、閉ざされた門を開いて戴冠式が行われる。エルサの魔法はもはや自分の意思で抑えることができないほど強大なものになっていたが、彼女は感情を殺してなんとか1日を乗り切ろうとする。一方アナは、13年ぶりに外界と接触できる特別な1日に、新たな出会いを夢見ていたところに、招待客の他国の王子ハンスと出会って恋に落ち、その日のうちに結婚の約束までしてしまう。婚約を告げられたエルサは、あまりにも早すぎる展開に2人の結婚を反対する。姉妹は口論になり、エルサは思わず人々の前で魔法を暴発させてしまう。自分の力を知られ、怪物呼ばわりされたエルサは王国から逃げだす。そして夏の王国は、エルサが知らずに暴走させてしまった魔法によって永遠の冬に閉ざされる。北の山にたどり着いたエルサはそこに魔法で氷の城を建て、自分を抑えつけるのをやめて独りで生きていく決意をする。

この事件の騒動により、ウェーゼルトン公爵に愚痴られたアナはハンスに国を任せ、エルサを連れ戻すため1人で旅に出る。道中で出会った山男のクリストフ、彼の相棒でトナカイのスヴェン、そして魔法の雪だるまオラフとともに北の山へ向かい、氷の城でエルサを見つける。エルサは再び自分の魔力がアナを傷つけることを恐れてその説得を拒絶するが、自分の魔法が国中を凍らせたことを知って愕然とし、悲しみから暴走させた魔法がアナの胸に当たる。アナはクリストフとともにエルサが生み出した怪物マシュマロウに城から追い払われる。クリストフはアナの異変に気付き、家族同然の仲間であるトロールたちのもとへ向かうが、魔法でアナの身体が凍り付き命が危ないことが判明する。だがトロール?の力ではどうにもならず、回復には「真実の愛」の力が必要だと告げられる。クリストフはアナを救うためには婚約者のハンスからのキスが必要だと判断し、衰弱してゆく彼女を抱えてスヴェンを走らせ、城へと急ぐ。

一方ハンスは、アナを乗せて旅立ったはずの馬だけが王国に戻ったことで異変を感じ、城の兵士たちを連れて捜索に出かける。氷の城で、ウェーゼルトン公爵からひそかに暗殺を命じられたボディーガードたちがエルサに容赦なく攻撃を仕掛け、彼女は死は逃れるが気絶する。ハンスはエルサを王国の牢屋に閉じ込め、冬を止めるよう説得するが、その術は彼女自身にも知る由がなく、やがてエルサは王国を魔法の危険に晒すことを恐れて牢から逃げ出す。

城に着いたアナはハンスに事情を話し、彼のキスを求めるが、その途端にハンスの態度は豹変する。彼はアナを愛してはおらず、立場の低い13人兄弟の末っ子から王に成り上がるためにアレンデールの王女姉妹に近づき、王国を乗っ取るつもりで、近づきやすいアナを選んだだけだと告げる。ハンスは瀕死のアナを冷たい部屋に閉じ込めて放置し、城の側近たちに彼女が死んだといい、エルサを反逆罪で処刑すると宣告する。その頃クリストフは、アナを城に届けたあと落ち込んだ表情で城を後にするが、スヴェンに叱咤されてアナへの愛を自覚すると共に、王国の異変に気付き再度城へ向かう。一足先に閉じ込められたアナの元に着いたオラフは、彼女を温めるために自分の体が融けるのも構わずに暖炉に火を点け、アナに愛とは自分のことよりも相手のことを考える事だと教え、クリストフがアナを愛している事を伝えて、彼に会いに行かせようとする。

城を抜け出したアナは凍りついたフィヨルド?の船の上でクリストフの姿を見つけるが、その直前、ハンスがエルサにアナの死を告げ、ショックで無抵抗な彼女に剣を振り下ろそうとするのを発見し、自分が助かるチャンスを捨ててエルサの元へ走る。アナの身体は完全に凍りつき、ハンスの剣を砕いて彼を跳ね飛ばす。エルサは氷の彫像と化したアナを抱きしめて慟哭(どうこく)する。そのとき凍りついたアナの身体が元に戻り、彼女は息を吹き返す。魔法の力をコントロールする術が「恐れ」ではなく、相手を心から思いやる「真実の愛」だと知ったエルサは、王国を覆っていた雪と氷を空へと蒸発させる。夏を取り戻したせいでオラフは溶けかけてしまうが、エルサがオラフの頭上のみ雪を降らせる魔法をかけてあげたことで、溶けないまま夏を満喫できるようになる。ハンスはアナに怒りの制裁を受けたあげく拘束され、ウェーゼルトン公爵もまたアレンデールとの貿易を打ち切られ、両者ともそれぞれの本国に強制送還される。クリストフは王室専属の氷配達人に、そしてアナの恋人になる。エルサは二度と城の門を閉ざさないと約束し、凍らせた城の広場の地面でアナや国民たちとともに真夏のスケート?を楽しむ。

エンドロール後は、主人公のいなくなった氷の城で、マシュマロウがエルサの捨てたティアラ?を拾い上げて被る場面でラストとなる。

== 登場キャラクター ==
日本語版、英語版の担当については#声の出演の節を参照。
;{{仮リンク|アナ (ディズニー)|label=アナ|en|Anna_(Disney)}}(Princess Anna of Arendelle)
主人公?。18歳。アレンデール王国?王女?赤毛??だが、5歳のときに?に受けたエルサの魔法?の影響で一房だけが[[白髪
白]]い(本人はそのことを忘れているため生まれつきだと思っている)。雀卵斑|そばかす?が特徴。明るい性格で、いざという時は男勝りな一面をのぞかせる。好きな食べ物はチョコレート?サンドイッチ?。仲の良かった?と理由もわからず引き離され、閉塞的な?の中でひとり寂しく育ったため素敵な出会いを夢見ていた。そして、王子?ハンスの紳士的な一面に惹かれて出会ったその日に彼のプロポーズ?を受けいれる。しかし、姉のエルサに反対され彼女と口論してしまい、逆上したエルサが思わず人々の前で魔法を暴発させて王国から逃亡?したため、永遠の冬に閉ざされる。これに怒ったウェーゼルトン公爵に姉のエルサに対する侮辱や難癖を付けられる。王国を逃亡したエルサを想って彼女を捜す旅に出る。一人称?は基本的に「私」だが、「あたし」と言うことがある。
;{{仮リンク|エルサ (ディズニー)|label=エルサ|en|Elsa_(Disney)}}(Queen Elsa of Arendelle)
主人公?。アナの3歳上(21歳)の?。アレンデール王国の王女で、次期王位継承者?。優雅で心優しい性格。髪はプラチナブロンド?。生まれながらに??を作り出す魔法?の力を持っている。その力は成長するにつれて制御することができなくなるほど強大になっていく。子供の頃に魔法でアナを誤って傷つけてしまい、それ以来、誰とも触れ合わず[[引きこもり
自室に閉じこもる]]。女王となる戴冠式?の日に、人々の前で魔法を見せてしまい逃亡せざるを得なくなる。その際、期せずして王国を極寒の?に変えてしまう。一人称は「私」。
:魔法の能力としては上記が主で意識的なコントロールはできないが、氷の城や?雪だるま?を瞬時に建造したり、自ら着ているドレス?を変化させたりなどの例外もある。
:また、自身の喜怒哀楽?によって放出する雪や氷の形状が変化する。
;{{仮リンク|クリストフ (ディズニー)|label=クリストフ|en|Kristoff (Disney)}}(Kristoff)
:勇敢でワイルドな山男の青年。氷を売って生計を立てており、山の中でトナカイ?のスヴェンとともに暮らしている。歌が上手い。山小屋?でアナと出会い、彼が会話の中で突然の吹雪?が吹いてきた方角?を示したおかげで、アナは姉のエルサがどこに潜んでいるか気付く。その後エルサを捜す旅に同行する事になる。幼い頃からスヴェンと採氷をしていたが、それが契機でトロールを目撃し、その存在を知ることになった。一人称は「俺」。
;スヴェン(Sven)
:山に住むトナカイ。クリストフの相棒。にんじん?が好物。人懐っこく、クリストフやアナには忠実。言葉こそしゃべらないが、幼い頃から一緒にいるクリストフとは意思疎通ができる様子。ただし、アナを城に送り後ずさりした際に、戻ろうと伝えようとした時にクリストフがわかっているのに、わかっていないフリをする場面がある。
ジョン・ラセター?の犬フランキーをモデルにしている<ref>{{cite news
language = | author = | url =ジョン・ラセターの犬フランキー君| title =アナと雪の女王を百倍楽しむために知っておくべき15の秘密| publisher =| date= 2014-5-17| accessdate =2014-7-18}}</ref>。
;{{仮リンク|オラフ (ディズニー)|label=オラフ|en|Olaf_(Disney)}}(Olaf)
:夏に憧れる陽気な雪だるま?。元はエルサとアナが幼い頃に作ったもので、その際はごく普通の雪だるまだった。王国から逃亡した際に再びエルサの魔法で作られる。主に3つの雪玉から成る身体で、それぞれを意のままに入れ替えることができる。曲げても折れない木の腕と三本の毛、出っ歯が特徴。アナ達が初めて出会った時は鼻が無かったが、アナが持っていたスヴェンの餌用のにんじんを着けてもらって喜んだ。夏に憧れるがゆえに、永遠の冬に終止符をうつのが目的のアナ達を、嬉々として氷の城へ案内する。最初はアナの言い間違いでクリストフを「スヴェン」と呼んでいたが、後に「クリストフ」と呼び直した。一人称は「ボク」。
;{{仮リンク|ハンス・ウェスターガード|en|Hans_(Disney)}}(Prince Hans Westergaard of the Southern Isles)
エルサの戴冠式に招待されたサザンアイルズ王国の王子?で、本作の[[ディズニー・ヴィランズ
ヴィランズ]](悪役)である。13人兄弟?の末っ子で、王も女王も上の兄たちに目をかけているので、ハンスは孤独感を持っていた。戴冠式でアナと出会い、アナの孤独感を理解して彼女にプロポーズする。好きな食べ物はアナ同様、サンドイッチ。アナが旅に出ている間、アレンデール王国のことを任される。一見紳士的に見えるが、本性は残忍で冷酷。内心ではアレンデールを支配するためにエルサだけでなく彼女のあとを追ったアナをも抹殺しようと野心を燃やしている。最終的にはアナに「心が冷たいのはあなたの方よ」と言われ、殴り倒されその後逮捕された。
:監督のジェニファー・リー?は、ハンス王子の本質について原作の「悪魔の作った鏡」であるとインタビュー<ref>監督インタビュー: http://johnaugust.com/2014/scriptnotes-ep-128-froz... (英語、2014.1掲載<!-- なんのインタビュー? -->)</ref>で語っている。鏡のように周囲の人物の心象を写し出しているのだと。
:これまでのディズニー・ヴィランズは、登場した時点で視聴者に悪役とわかったり、物語の途中から徐々に不可解な行動をとる者が多かったが、彼は珍しく終盤まで本性が明らかにされなかったキャラクターである。
:本作の続編の短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ?』にも登場しており、前述のことから自分の犯した罪により王位を剥奪され孤島で馬の世話をしている。
;ウェーゼルトン公爵(The Duke of Weselton)
アレンデール王国の隣国で、貿易相手であるウェーゼルトン国からエルサの戴冠式に招待された公爵?で、もうひとりのヴィランズ。常に2人のボディガードを引き連れている。ドイツ読みが正しい発音だが、いつもウィーセル<u>タウ</u>ンWeaselto<u>w</u>n)<ref>日本語吹き替え版では「ウイルスタウン」。</ref>と発音されてしまう事をいやがる。頭の大部分がハゲ?かかっているため、常に[[かつら (装身具)
かつら]]を被っている。エルサの代わりにアナを無理やり社交ダンス?させたり??物真似|真似?を得意とするなど一見愛嬌があるが、短気?で他人を見下すなど身勝手な性格で、戴冠式に招待され参上するにはある目的があった。王国から脱走?したエルサに対し怒りを露わにし彼女を怪物呼ばわりするも、自分の行為を棚に上げてアナをも事件を起こした元凶にする。また、ハンスが代理に就かれてからは傲慢不遜な態度を取るようになる。ハンスがエルサを捜しに旅に出る際に2人のボディガードを託すが、内心では一刻も早くアレンデール王国を取り戻すためにエルサを暗殺すべくボディガードに密かに命じ、ハンスをも出し抜く野心を燃やしている。最終的には自分が被害者であるにもかかわらず、ハンス同様逮捕される。
;マシュマロウ(Marshmallow)
:エルサの魔法で作られた氷の怪物?雪男?)で、氷の城の門番?。怒らせるとつらら?の形をした?(きば)と?トゲ?が生えて襲いかかる。マシュマロウという名は劇中ではオラフにしか言及されていない。本編中盤でエルサを追って来たハンス王子によって片足を切られ崖から落ちてしまう。その後、死んだと思われたが生還しており、再び誰もいなくなった氷の城に現れ、エルサが捨てたティアラを密かに被った途端凶暴な性格から穏やかになり、爪とトゲが無くなるシーンがエンドロール後のオマケのシーンで描かれている。
:基本的に唸り声や咆哮を上げるのみだが、普通に喋れる。
:短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』にも登場。氷の城で留守番兼管理人を務めていた。
;オーケン(Oaken)
[[サウナ風呂
サウナ]]付き山小屋?の主人。5人の家族がいる。夏の真っただ中から突然極寒の冬になったので、店内の夏物を半額セールにしている。従って冬物の品揃えが実に悪い。何かにつけ自分が発明した日焼け止め?オイルをアピールする。普段は温和で優しいが、クリストフに「悪党」呼ばわりされて彼を店から力づくで放り出した。
:短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』にも登場。
;トロール?たち(Trolls)
:?のような姿をした不思議な生き物。クリストフの友達であり、家族のような存在。長であるパビーはかつてエルサの魔法で傷付いたアナを治した。トロールの1人であるバルダは陽気で、幼い頃のクリストフが最初に出会ったトロール。人間でいう男性にあたるトロールたちは緑か青のクリスタル製ネックレス、女性にあたるトロール達はピンクか赤、長のパビーのみ黄色のネックレスをかけている。
;シトロン(Sitron)
ハンスの愛?で種類は{{仮リンク
フィヨルド馬|en|Fjord horse}}。ハンスとアナが最初に出会った際にハンスと一緒にいた。アナから彼女自身がアレンデール王国の王女と聞いて、ハンスと一緒におじぎ?する礼儀?を持ち合わせている。後にハンスと一緒にエルサを捜す旅に出かける。
;カイとゲルダ(Kai and Gerda)
:アナとエルサの召使い?。アナとエルサが幼い頃からアレンデール王国に仕えていた。原作とされるアンデルセンの「雪の女王」の主人公たちの名がつけられている。
;アグナル
:アレンデール国王?で、エルサとアナの?。心優しく民衆皆から愛されていた。アナが不慮の事故に見舞われた際、城の蔵書からトロールたちの住む谷を見つけ出し、妻と娘たちを連れて馬を走らせた。エルサを魔法の恐怖から救おうと試行錯誤していた矢先、外交?のため船出した途中、船が嵐に襲われ沈没、妻とともにこの世を去ってしまう。

== 声の出演 ==
<!-- 公式サイトに発表されている以外の日本語吹き替えについては出典を付けてください -->
|-
! 役名
! 原語版
! 日本語吹替版<ref>[http://www.fukikaeru.com/deta_201403_02.html アナと雪の女王]、【吹替え専門サイト】ふきカエル大作戦!!、2014年3月13日閲覧。</ref>
|-
| アナ || クリスティン・ベル?<ref name=Geeks>{{Cite news|last=Nachman|first=Brett|title=Disney In Depth: The Future Of Disney Animation (Frozen, Paperman, & Wreck-It Ralph) - A Recap Of D23's Destination D Event|url=http://www.geeksofdoom.com/2012/08/16/disney-in-de...|accessdate=August 17, 2012|newspaper=Geeks of Doom|date=August 16, 2012}}</ref> ||神田沙也加?<ref>予告編では石川由依?が声を当てた</ref>
|-
| エルサ || イディナ・メンゼル?<ref name=Geeks /><ref name=EWBellMenzel>{{Cite news|last=Breznican|first=Anthony|title=Disney's 'Frozen': Kristen Bell and Idina Menzel to voice animated tale|url=http://insidemovies.ew.com/2012/06/11/disneys-froz...|accessdate=June 23, 2013|newspaper=Entertainment Weekly|date=June 11, 2012}}</ref> || 松たか子?<ref>予告編では坂本真綾?が声を当てた</ref>
|-
| クリストフ || ジョナサン・グロフ?<ref name=USATodayPics /><ref name=groff>{{Cite news|title=Jonathan Groff joins Disney's Frozen Voice Cast|url=http://www.comingsoon.net/news/movienews.php?id=98...|accessdate=December 19, 2012|newspaper=ComingSoon.net|date=December 19, 2012}}</ref> ||原慎一郎?<ref>予告編では小松史法?が声を当てた</ref>
|-
| オラフ || ジョシュ・ギャッド?<ref name=Geeks /><ref>{{Cite news|last=Sarto|first=Dan|title=Oscar® Tour SoCal Day 2 Continues at Disney Feature Animation|url=http://www.awn.com/blogs/oscar-tour-travelogue/osc...|accessdate=February 28, 2013|newspaper=Animation World Network|date=February 21, 2013}}</ref><ref name=BroadwayFontana/> ||ピエール瀧?<ref>予告編では岩田光央?が声を当てた</ref>
|-
| ハンス王子 || サンティノ・フォンタナ?<ref name=USATodayPics>{{Cite news|last=Alexander|first=Bryan|title='Frozen' defrosts Kristen Bell's Disney dreams|url=http://www.usatoday.com/story/life/movies/2013/06/...|accessdate=June 18, 2013|newspaper=USA Today|date=June 17, 2013}}</ref> ||津田英佑?<ref>予告編では花輪英司?が声を当てた</ref>
|-
| ウェーゼルトン公爵 || アラン・テュディック?<ref name=BroadwayFontana>{{Cite news|last=Snetiker|first=Marc|title=Santino Fontana and Josh Gad Join Disney’s Frozen, Starring Jonathan Groff & Idina Menzel|url=http://www.broadway.com/buzz/170190/santino-fontan...|accessdate=June 18, 2013|newspaper=Broadway.com|date=June 18, 2013}}</ref>
|| 多田野曜平?
|-
| パビー || キーラン・ハインズ? || 安崎求?
|-
| オーケン || クリス・ウィリアムズ || 北川勝博?
|-
| カイ || スティーブン・アンダーソン || 飯島肇?
|-
| バルダ || マイア・ウィルソン || 杉村理加?
|-
| ゲルダ || エディ・マックラーグ? || 増岡裕子?
|-
| 司教 || ロバート・パイン || 竹本和正?
|-
| アレンデール国王 || モーリス・ラマルシェ || 根本泰彦?
|-
| 幼いアナ || リビー・スタベンラッチ(台詞)<br />ケイティー・ロペス(歌) || 稲葉菜月
|-
| 子供時代のアナ || アガサ・リー・モン || 諸星すみれ?
|-
| 幼いエルサ || エヴァ・ベラ || 佐々木りお?
|-
| 10代のエルサ || スペンサー・レイシー・ガーナス || 小林柚葉
|-
| スペインの高官 || ジェス・コーティ || 桂一雅?
|-
ドイツの高官ジェフリー・マーカス
|-
| アイルランドの高官 || タッカー・ギルモア || 野川雅史?
|-
| アレンデール王妃 || ジェニファー・リー? || 最所美咲?
|-
| マシュマロウ || ポール・ブリッグス || 藤原貴弘?
|-

== テーマ ==
作品のメッセージとして、監督のクリス・バックは、「家族の強さ」であり、すなわち、エルサとアナの「姉妹の絆」であるとしている。また、共同監督で脚本を担当したジェニファー・リー?は、「『恐れ』対『愛』」が本作の大きなテーマであると述べている<ref name="pamphlet">ここまで. {{Cite book|和書|editor=今西千鶴子|title=アナと雪の女王 公式パンフレット|publisher=東和プロモーション|date=2014-03-14|language=Japanese}}</ref>。

== 製作 ==
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズ?は長年にわたって『雪の女王』の翻案に取り組んでいた。2002年後半に一度廃案となったが、その後も再び企画が立ち上がった<ref name=sf>{{Cite news|last=Fischer|first=Russ|title=Disney’s "Frozen", Formerly "The Snow Queen", Will Be CG Rather Than Hand-Drawn|url=http://www.slashfilm.com/disneys-frozen-the-snow-q...|accessdate=January 12, 2012|newspaper=Slash Film|date=January 11, 2012}}</ref>。しかしながら2010年3月時点でプロジェクトは再度棚上げされた<ref>{{Cite news|url=http://articles.latimes.com/2010/mar/09/business/l...|title=Disney restyles 'Rapunzel' to appeal to boys|author=Dawn C. Chmielewski and Claudia Eller|work=Los Angeles Times|date=2010-03-09|accessdate=2010-04-06}}</ref>。同年6月にディズニーはプロジェクトが「ホールド」状態となっていることを発表した<ref>{{Cite news|title=The Lion King Goes 3D|url=http://www.comingsoon.net/news/movienews.php?id=67...|accessdate=January 12, 2012|newspaper=ComingSoon|date=June 22, 2010}}</ref>。2011年12月、『塔の上のラプンツェル』の成功を受けてディズニーは『Frozen』と題された新作を2013年11月27日に公開することを発表した<ref>{{Cite news|last=Sciretta|first=Peter|title=Walt Disney Animation Gives ‘The Snow Queen’ New Life, Retitled ‘Frozen’ – But Will It Be Hand Drawn?|url=http://www.slashfilm.com/walt-disney-animation-the...|accessdate=December 22, 2011|newspaper=SlashFilm|date=December 22, 2011}}</ref>。翌月、本作が手書きアニメーションではなく、立体映画|3D?コンピュータアニメーションとなることが明かされた<ref name=sf/>。2012年3月5日、女優のクリスティン・ベル?が主人公アナの声を務め、クリス・バック?が監督し、ジョン・ラセター?とピーター・デル・ヴェッチョがプロデュースすることが発表された<ref name=hr>{{Cite news|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/kristen-bell...|title=Kristen Bell Set to Star in Stage Adaptation 'Some Girls', Animated Feature 'Frozen' (Exclusive)|author=Todd Gilchrist|work=The Hollywood Reporter|date=2012-03-05|accessdate=2012-03-05}}</ref>。6月、雪の女王エルサの声をイディナ・メンゼル?が務めることが明かされた<ref name=EWBellMenzel />。11月30日、『シュガー・ラッシュ?』の脚本家の1人であるジェニファー・リーがバックと共同監督を務めることが発表された<ref>{{Cite news|last=Fleming|first=Mike|title=Jennifer Lee to co-direct Disney Animated Film ‘Frozen’|url=http://www.deadline.com/2012/11/jennifer-lee-to-co...|accessdate=November 29, 2012|newspaper=Deadline|date=November 29, 2012}}</ref>。12月19日、ジョナサン・グロフ?がクリストフの声を務めることが発表された<ref name=groff />。

制作にあたり、アート・ディレクションを担当したマイク・ジアイモと同アシスタントのリサ・キーンは、リサーチの場所にノルウェー?を選び、同国のベルゲン?がモデルになっている<ref name="rakuten">{{cite news | author =鯨岡孝子 | url =http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/cin...| title =『アナ雪』効果でノルウェーの観光業が活性化| publisher =楽天?WOMAN| date= 2014-6-9| accessdate =2014-6-12}}</ref>。フィヨルドの地形や建築物、とくにウルネスの木造教会|スターヴ教会?などはジアイモらにインスピレーションを与え、城のデザインなどに生かされている。また、ローズマリングと呼ばれる伝統的な花柄 (模様)|花柄?模様?をインテリアなどさまざまな場所に利用した。キャラクターの服装には民族衣装を着せたりローズマリングを入れるなど、ノルウェーを意識したデザインがされているが、エルサが「雪の女王」となってからの衣装はこれに入らず、雪華模様|雪の結晶?をテーマとしており、ケープは広げると雪の結晶の形になっているという。また、氷の城もこの衣装と統一感を持たせたデザインになっている。これらコスチュームのコンピュータグラフィックス|CG?は薄い生地を何十枚も重ねるようにデザインされ、膨大なレイヤー (DTP)|レイヤー?が費やされた<ref>この段落の出典。{{Cite web |date=2014-03-07 |url=http://www.cinemacafe.net/article/2014/03/07/22199... |title=【特集:アナと雪の女王】美術スタッフが語る…“凍てつく世界”にかけた美の魔法 |publisher=cinemacafe.net |accessdate=2014-03-22}}</ref>。

== 音楽 ==
{{main|アナと雪の女王 (サウンドトラック)}}
『アナと雪の女王』のオリジナル歌曲はロバート・ロペス?と{{仮リンク|クリスティン・アンダーソン=ロペス|en|Kristen Anderson-Lopez}}が作詞・作曲する<ref name=EWBellMenzel />。2013年8月の{{仮リンク|ディスニー・D23|en|Disney D23|label=D23}}のデスティネーション・Dのイベントで楽曲「レット・イット・ゴー (ディズニーの曲)|レット・イット・ゴー?」が披露される。この曲は挿入歌としてエルサを演じるイディナ・メンゼルが歌い、キャラクターが王国を離れて氷の宮殿を建てる際に使われる<ref name=Geeks />。主題歌にはデミ・ロヴァート?が歌う「レット・イット・ゴー」が使用される。2013年2月、映画音楽の作曲のためクリストフ・ベック?が雇われたことが発表された<ref name=FilmMusicReporter />。クリスティン・ベルもまたメンゼルとデュエットすることが明かされている<ref name=USATodayPics />.

== 公開 ==
2013年6月18日にティーザー予告編が公開され<ref>{{Cite news|title=Your summer is about to get a bit cooler...|url=https://www.facebook.com/photo.php?fbid=6630379003...|accessdate=June 14, 2013|newspaper=Facebook|date=June 13, 2013|author=Frozen}}</ref>、同月21日より公開のピクサー・アニメーション・スタジオ|ピクサー?の『モンスターズ・ユニバーシティ?』に付けられた<ref>{{Cite news|last=Hunter|first=Honor|title=Frozen In Time...|url=http://www.blueskydisney.com/2013/05/frozen-in-tim...|accessdate=June 14, 2013|newspaper=Blue Sky Disney|date=May 23, 2013}}</ref>。

=== 興行収入 ===
世界で最後の公開国になった日本では<ref name="eiga2014320">{{Cite web |date=2014-03-20 |url=http://eiga.com/news/20140320/11/ |title=興収100億円射程内!「アナと雪の女王」公開5日間で100万人突破 |publisher=映画.com |accessdate=2014-03-21}}</ref>、2013年7月から公開された予告編では物語の内容が描かれていたが、2014年1月になるとエルサ(イディナ・メンゼル)が「レット・イット・ゴー」を歌う本編場面の特別映像が劇場予告や日本版公式サイトなどで流されるようになった<ref>{{Cite web |date=2014-01-20 |url=http://ugc.disney.co.jp/blog/movie/article/21925?c... |title=本編より、姉・エルサが歌う主題歌「Let It Go」の特別映像を解禁! |publisher=『アナと雪の女王』公式サイト(日本) |accessdate=2014-03-22}}</ref>。2月には日本語吹き替えの松たか子が歌う日本語版の映像も公式サイトで公開された<ref name="eiga201429">{{Cite web |date=2014-02-09 |url=http://eiga.com/news/20140209/6/ |title=「アナと雪の女王」本編映像、松たか子がオスカー候補の主題歌を熱唱 |publisher=映画.com? |accessdate=2014-03-22}}</ref>。2014年3月14日にTOHOシネマズ日劇?他全国598スクリーンで公開され、3月15・16日の土日2日間の成績が動員60万2347人、興行収入7億6338万9450円となり、興行通信社による「全国映画動員ランキングトップ10」で1位となった<ref>{{Cite web |date=2014-03-17 |url=http://www.oricon.co.jp/news/2035224/full/ |title=アカデミー賞作品『アナと雪の女王』2日で7億円超えの好発進 |work=ORICON STYLE |publisher=オリコン? |accessdate=2014-03-17}}</ref>。同時に『ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜?』のV2獲得並びに『ドラえもん映画作品|映画ドラえもん?』の3年連続V2獲得を阻止した。

ほとんどの劇場で2D版のみの公開となり、3D版も当初は字幕版のみが公開されていた。以後のディズニー配給の3D映画でも、本作と同様に2D版を中心とした劇場公開がされている。

初日を含めた3日間では観客動員79万2636人、興収9億8640万5300円の成績で、公開5日目には観客動員100万人を突破している<ref name="eiga2014320" />。4月26日からは3D日本語吹替版が約138劇場で、映画館の観客が一緒に挿入歌を歌える限定公開イベント「“みんなで歌おう♪”歌詞付き」版が約85劇場で上映開始され、4月28日付ランキングで前週は『名探偵コナン 異次元の狙撃手?』に阻まれた2位から1位に返り咲き<ref>{{Cite web |author=壬生智裕 |date=2014-04-30 |url=http://www.cinematoday.jp/page/N0062641 |title=『アナと雪の女王』が首位に返り咲き!大ヒットスタートのGW映画に勝利!【映画週末興行成績】 |publisher=シネマトゥデイ |accessdate=2014-04-30}}</ref>、4月29日時点で累計動員1030万4109人、興行収入128億7278万5800円を記録し、2008年の『崖の上のポニョ?』以来の日本公開映画における動員1000万人超えを達成した<ref>{{Cite web |author=福田麗 |date=2014-04-30 |url=http://www.cinematoday.jp/page/N0062646 |title=『アナと雪の女王』動員1,000万人突破!『ポニョ』以来6年ぶりの快挙 |publisher=シネマトゥデイ |accessdate=2014-04-30}}</ref>。MovieNEX(Blu-ray・DVD)の発売が決定した後も7月7日付ランキングで同じディズニーの作品である『マレフィセント (映画)|マレフィセント?』に首位を阻まれるまで興行収入1位を記録し続けた。

2014年6月2日には日本での興行収入が212億円を突破した。また、累計の観客動員数は1601万人を超え、『ハリー・ポッターと賢者の石?』を上回って日本歴代3位となり記録的な大ヒットとなっている。国内で上映された映画で興行収入が200億円を突破したのは1997年の『タイタニック_(1997年の映画)|タイタニック?』、2001年の『千と千尋の神隠し?』と『ハリー・ポッターと賢者の石#映画|ハリー・ポッターと賢者の石?』の3本のみで、今回は、公開の翌年に200億円を突破した『ハリー・ポッターと賢者の石』以来、12年ぶりの記録となった<ref name="RBB20140602"/>。

文化通信社が発表した、2014年における作品別興行収入で、本作が累計興収254億7,000万円で邦画・洋画作品の中で年間ベストワンとなった<ref name="2014 annual"/>。

== 評価 ==
第86回アカデミー賞?において『風立ちぬ (2013年の映画)|風立ちぬ?』で本作とアカデミー長編アニメ映画賞?を争ったスタジオジブリ?のプロデューサー・鈴木敏夫?は、宮崎駿?が1957年のロシア版アニメ映画『雪の女王』を見て強い関心を持っていたエピソードを明かしつつ、本作について、原作を大幅に変えながらもその精神である自己犠牲?のテーマを変えておらず、なおかつ原作どおりに2人のヒロインを「男の子」の手を借りずに描き、「感心したのと同時に、今の時代を表している作品になっている」と述べた<ref>{{Cite web |author=細谷佳史 |date=2014-03-03 |url=http://www.cinematoday.jp/page/N0061110 |title=ジブリ鈴木敏夫、長編アニメ映画賞受賞の『アナと雪の女王』に感心【第86回アカデミー賞】 |publisher=シネマトゥデイ |accessdate=2014-03-05}}</ref>。

世界各国では、本作のファンが「レット・イット・ゴー」を歌う映像をYouTube?などで公開する例が多数見られている<ref name="eiga201429" />。

また、本作においてエルサのキャラクターが男性からの求婚を求めておらず、物語上も異性愛|男女の愛?に限らない多様な愛の形を認めるメッセージが込められていることから、「ありのままの自分」を肯定する「レット・イット・ゴー」を同性愛?カミングアウト?の歌と解釈する向きもある。これに対し、キリスト教?関係者からは子供を同性愛に導くという批判があったり、逆にキリスト教的自己犠牲を尊ぶものという評価を受けるなど、多彩な解釈を生んでいる<ref>この段落の出典。{{Cite web |author=SANKEI EXPRESS? |date=2014-04-08 |url=http://www.sankeibiz.jp/express/news/140408/exf140... |title=「アナと雪の女王」同性愛テーマと解釈も… 劇中歌でカミングアウト? |work=SankeiBiz? |publisher=産経新聞社? |accessdate=2014-04-10}}</ref>。

2014年、『日経トレンディ?』のヒット商品ランキングで第1位を獲得する<ref>{{cite news|url=http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/201410...|title=「アナ雪」が席巻した2014年、“増税時はキャラものがヒット”の定説が健在|publisher=日経トレンディ?|date=2014-11-04|accessdate=2014-11-04}}</ref>。

Yahoo!JAPAN#Yahoo!検索大賞|Yahoo!検索大賞 2014?・映画部門を受賞<ref>{{Cite news|url=http://www.zaikei.co.jp/article/20141208/225563.ht...|title=今年、Yahoo!で最も検索されたのは「羽生結弦」さん 「Yahoo!検索大賞2014」発表|publisher=財経新聞|date=2014-12-08|accessdate=2014-12-08}}</ref>。

2014年にFacebook?上で話題となった映画、第1位を獲得<ref>{{cite news|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0068926|title=2014年Facebookで最も話題となった映画、テレビ、アーティスト|publisher=シネマトゥデイ|date=2014-12-11|accessdate=2014-12-11}}</ref>。

TSUTAYA?が発表した2014年のレンタルDVD/ブルーレイの年間ランキング第1位を獲得<ref>{{cite news|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0069261|title=レンタル年間1位は『アナと雪の女王』!サントラ部門でもトップに!|publisher=シネマトゥデイ|date=2014-12-20|accessdate=2014-12-22}}</ref>。

批判的な評価としては、映画専門誌の映画秘宝?が発表した、期待して観たのにガッカリさせられた映画のランキング「2014年度HIHOはくさいアワード」で第3位に本作がランクインした<ref>{{cite web|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0069950|title=2014年一番ガッカリしたトホホ映画はコレ!映画秘宝はくさいアワード決定!|publisher=シネマトゥデイ|date=2015-01-21|accessdate=2015-01-22}}</ref>。

== 受賞 ==

第86回アカデミー賞?<ref name="pamphlet"/>

アカデミー長編アニメ映画賞|長編アニメ映画賞?

アカデミー歌曲賞|歌曲賞?レット・イット・ゴー (ディズニーの曲)|レット・イット・ゴー?

第71回ゴールデングローブ賞?<ref>[http://www.hfpa.org/2013/12/nominations-2014/ SLAVE AND HUSTLE TOP LIST OF GLOBE NOMINEES]、OFFICIAL WEBSITE OF THE GOLDEN GLOBE AWARDS、2014年2月3日閲覧。</ref>

ゴールデングローブ賞 アニメ映画賞|アニメ映画賞?

主題歌賞ノミネート(「レット・イット・ゴー (ディズニーの曲)|レット・イット・ゴー?」)

第67回英国アカデミー賞?<ref name="pamphlet"/>

英国アカデミー賞 アニメ映画賞|アニメ映画賞?

第41回アニー賞?<ref>福田麗、[http://www.cinematoday.jp/page/N0060187 アニー賞が発表!『アナと雪の女王』が最多5冠!『風立ちぬ』は脚本賞を受賞](2014年2月2日)、シネマトゥデイ、2014年2月3日閲覧。</ref>

作品賞

監督賞(クリス・バック、ジェニファー・リー)

声優賞(ジョシュ・ギャッド)

美術賞(マイケル・ディジャイモ、リサ・キーン、デヴィッド・ウオマスリー)

音楽賞(クリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス、クリストフ・ベック)

第39回報知映画賞?

特別賞<ref>{{cite news|url=http://www.hochi.co.jp/entertainment/feature/hochi...|title=【報知映画賞】「アナ雪」監督、特別賞受賞に「心から感謝」|publisher=スポーツ報知?|date=2014-11-28|accessdate=2014-12-01}}</ref>(ノミネートの読者投票も第1位<ref>{{cite news|url=http://www.hochi.co.jp/entertainment/feature/hochi...|title=【報知映画賞】「るろうに剣心」最多7ノミネート|publisher=スポーツ報知?|date=2014-11-13|accessdate=2014-12-01}}</ref>)

第27回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞|日刊スポーツ映画大賞?

外国作品賞<ref>{{cite news|url=http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-e...|title=アナ雪外国作品賞もレリゴー/映画大賞|newspaper=日刊スポーツ?|date=2014-12-04|accessdate=2014-12-05}}</ref>

第88回キネマ旬報?ベストテン ムービープラス・アワード 2014

映画ファン大賞・作品賞(洋画部門)<ref>{{cite web|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0069665|title=キネ旬ベスト・テン国内1位は『そこのみにて光輝く』!|publisher=シネマトゥデイ|date=2015-01-10|accessdate=2015-01-13}}</ref>

第38回日本アカデミー賞?最優秀外国映画賞<ref>[http://www.japan-academy-prize.jp/prizes/38.html 第38回日本アカデミー賞最優秀賞発表!]、日本アカデミー賞公式サイト、2015年2月27日閲覧。</ref>

第69回毎日映画コンクール?

TSUTAYA映画ファン賞(海外映画部門)<ref>{{cite web|url=http://mainichi.jp/select/news/20150121k0000m04016...|title=毎日映画コンクール:「日本映画大賞」など各賞決まる|newspaper=毎日新聞?|date=2015-01-21|accessdate=2015-01-22}}</ref>

第7回DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞<ref>{{cite web|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0070682|title=ブルーレイ大賞「ももクロ」が2年連続ユーザー大賞に!グランプリは『アナと雪の女王』|publisher=シネマトゥデイ|date=2015-02-17|accessdate=2015-02-19}}</ref>

グランプリ

アニメ部門(洋画)

東京アニメアワード#各年度|東京アニメアワードフェスティバル 2015?<ref>{{cite web|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0071643?p=1|title=東京アニメアワード「アニメ・オブ・ザ・イヤー」グランプリは『アナ雪』と「ピンポン」!(1/2)|publisher=シネマトゥデイ|date=2015-03-23|accessdate=2015-03-23}}</ref>

アニメ・オブ・ザ・イヤー 劇場映画部門 グランプリ


== 影響・その他 ==

本作と同じくデイズニーによるアニメーション映画『塔の上のラプンツェル』の登場人物であるラプンツェルとフリン・ライダーがカメオ出演している<ref>[http://www.cinematoday.jp/page/N0061145 『アナと雪の女王』にラプンツェルが出演していた!](シネマトゥデイ、2014年3月5日)2014年4月26日閲覧。</ref><ref name=Nikkeientertainment>日経エンタテインメント!?ミュージカル増刊『アナと雪の女王』特集号 / ミュージカル映画名作セレクション 12頁「トリビア集」、2014年7月16日発行・発売。</ref>。

アナが食べているチョコレートは『シュガー・ラッシュ?』に登場したものと類似している<ref name=Nikkeientertainment/> 。

アナが歌う「生まれてはじめて」の場面にジャン・オノレ・フラゴナール?の『ぶらんこ』をベースに描かれている<ref name=Nikkeientertainment/>。

オーケンの店の棚にミッキーマウス?の雑貨が飾られている<ref name=Nikkeientertainment/>。

舞台のモデルとなったノルウェー?では本作の影響で観光業が活性化し、ディズニーの観光部門でもノルウェー行きのパッケージツアーなどを企画している<ref name="rakuten" />。

2014年新語・流行語大賞?の候補50語に、劇中楽曲の「レット・イット・ゴー (ディズニーの曲)|レット・イット・ゴー?」から「ありのままで」「レリゴー」がノミネートされ<ref>{{cite news|url=http://www.oricon.co.jp/news/2044770/full/|title=今年の『流行語大賞』ノミネート決まる 「レリゴー」「ダメよ〜ダメダメ」など50語|publisher=ORICON?|date=2014-11-19|accessdate=2014-11-19}}</ref>、「ありのままで」がトップテンに選出された<ref>{{Cite news|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0068632|title=流行語大賞「ありのままで」がトップテン入り!「レリゴー」は入選ならず|publisher=シネマトゥデイ|date=2014-12-01|accessdate=2014-12-02}}</ref>。

北海道?旭川市?にある「雪の美術館?」がエルサが魔法で創り出した氷の宮殿に内装がそっくりだとインターネット上で評判になり、来館者が10倍に急増した<ref>[氷の城に内装そっくり!雪の美術館“アナ雪効果”で来館者10倍 http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/07/21/... ]</ref>


== 参考文献 ==
{{Reflist|2}}

== 関連項目 ==

ジェーシービー? - 東京ディズニーリゾート?オリエンタルランド?運営)の公式金融スポンサーとして協賛。同作品でも日本市場向けにて特別協賛を行っている。

アナとエルサのフローズンファンタジー? - 東京ディズニーランド?2015年?から行われているスペシャルイベント。


== 外部リンク ==

{{Official|http://movies.disney.com/frozen/}}{{en icon}}

{{Official|http://www.disney.co.jp/movies/anayuki/}}{{ja icon}}

{{IMDb title|2294629|Frozen}}

{{Bcdb title|141151|Frozen}}

{{Mojo title|frozen2013|Frozen}}

{{Rotten-tomatoes|frozen_2013|Frozen}}

{{Movielink|allcinema|346540}}

{{Movielink|kinejun|73057}}


{{ディズニーの長編アニメ映画}}
{{アカデミー長編アニメ映画賞}}
{{2014年日本週末観客動員数1位の映画}}
{{オリコン週間BD総合チャート第1位 2014年|2014年7月28日・8月4日・18日・25日・9月1日・22日・12月29日付}}
{{オリコン週間BD総合チャート第1位 2015年|2015年1月12日付}}
{{デフォルトソート:あなとゆきのしよおう}}

Category:アニメ作品 あ|なとゆきのしよおう?
Category:2013年のアニメ映画?
Category:アメリカ合衆国の3D映画作品?
Category:アメリカ合衆国のコメディ映画?
Category:アメリカ合衆国のファンタジー映画?
Category:アメリカ合衆国のミュージカル映画?
Category:ファンタジーアニメ映画?
Category:コンピュータアニメーション映画?
Category:アンデルセン童話を題材とした作品?
Category:王女を主人公にした物語?
Category:ディズニーのアニメ映画?
Category:アカデミー長編アニメ映画賞受賞作?
Category:ゴールデングローブ賞受賞作?
category:アニー賞作品賞受賞作品?
Category:北欧を舞台とした映画作品?
category:文学を原作とするアニメ映画?
Category:サターン賞受賞作品?

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

メニューサンプル2


閉じるメニュー

【メニュー編集】

管理人/副管理人のみ編集できます

メンバー募集!
閉じる