最終更新: mansei1116 2014年09月21日(日) 21:23:45履歴
この項目では、1985年の映画『霊幻道士』およびそのシリーズ作品について説明しています。1995年のテレビドラマ『霊幻道士』を再編集したビデオについては「霊幻道士・キョンシーマスター?」をご覧ください。
『霊幻道士』(れいげんどうし、原題:殭屍先生、英題:Mr.Vampire)は、1985年公開の香港映画。19世期中期-20世紀初頭中国を舞台としたチャイニーズアクションホラーコメディ。日本での公開は1986年4月26日で観客動員数20万人。
霊幻道士 | |
---|---|
殭屍先生 Mr.Vampire | |
監督 | リッキー・ラウ? |
脚本 | シートゥ・チャホン? |
原案 | |
原作 | |
製作 | サモ・ハン・キンポー |
製作総指揮 | レナード・ホウ? |
ナレーター | |
出演者 | ラム・チェンイン リッキー・ホイ? チン・シュウホウ? ムーン・リー? ポーリン・ウォン? |
音楽 | アンダース・ネルソン メロディ・バンク |
主題歌 | |
撮影 | マイケル・セレシン? |
編集 | ウィリアム・ホイ? スタン・サルファス |
製作会社 | |
配給 | 嘉禾電影有限公司 東宝東和 |
公開 | 1985年11月7日 1986年4月26日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | 香港 |
言語 | 広東語 |
製作費 | |
興行収入 | $20,335,429 |
前作 | |
次作 | 霊幻道士2 キョンシーの息子たち! |
サモ・ハン・キンポーが監督、主演を兼任して手がけ、1980年に公開された香港映画『妖術秘伝・鬼打鬼?』を元にして生まれたアクションホラー映画。
中国古来の伝承に登場する妖怪「キョンシー?」を物語の主軸に据え、特殊効果とカンフーアクションを織り交ぜたコミカルなホラー映画として「キョンシーホラー」と呼ばれるジャンルを作り上げ、後に続くキョンシーシリーズの基礎を確立した。
香港、台湾、日本などで大ヒットを記録し、その後『幽幻道士(キョンシーズ)』などの無数の亜流作品が各国で製作されることになる。
『妖術秘伝・鬼打鬼』の系譜に連なる作品であり、その関連性から正式なサモハン・ホラー第4弾として扱われるが、この作品以降は霊幻道士シリーズとして独立する。
中国古来の伝承に登場する妖怪「キョンシー?」を物語の主軸に据え、特殊効果とカンフーアクションを織り交ぜたコミカルなホラー映画として「キョンシーホラー」と呼ばれるジャンルを作り上げ、後に続くキョンシーシリーズの基礎を確立した。
香港、台湾、日本などで大ヒットを記録し、その後『幽幻道士(キョンシーズ)』などの無数の亜流作品が各国で製作されることになる。
『妖術秘伝・鬼打鬼』の系譜に連なる作品であり、その関連性から正式なサモハン・ホラー第4弾として扱われるが、この作品以降は霊幻道士シリーズとして独立する。
ある日、街の富豪ヤンから先代である父親の改葬を依頼された道士カオ。ところが、墓地を掘り起こしてみると20年間も埋葬されていたにもかかわらず、遺体は全く腐敗していなかった。ヤンの父親は生前に大きな恨みを買っており、風水的に誤った方法で埋葬されていためにキョンシーになりかけていたのだ。
呪いが進行して危険な状態であると悟ったカオが遺体を引き取り、処置を施そうとするが弟子のミスによって遺体は完全にキョンシー化し、義荘から姿を消してしまった。
その夜、ヤンはキョンシーとなった父親に襲われて殺害され、翌日に現場捜査に訪れた保安隊長ウェイの勘違いで、カオは殺人容疑者として逮捕されてしまうのであった。
呪いが進行して危険な状態であると悟ったカオが遺体を引き取り、処置を施そうとするが弟子のミスによって遺体は完全にキョンシー化し、義荘から姿を消してしまった。
その夜、ヤンはキョンシーとなった父親に襲われて殺害され、翌日に現場捜査に訪れた保安隊長ウェイの勘違いで、カオは殺人容疑者として逮捕されてしまうのであった。
- 道士カオ/ガウ(九叔) ※日本語吹き替え版では チェン道士
- サンコー/セン(生哥/秋生) ※日本語吹き替え版では チュウサム
- モンチョイ/モン(文才)
- ウェイ(阿威)
- ティンティン/ティン(任婷婷)
- ヤン(任老爺)
- ヨッ(董小玉) ※日本語吹き替え版では シャンシー
- 先代キョンシー(任老太爺)
- 出演:ユン・ワー? 日本語版吹替:不明
- ヤンの父親。生前に大きな恨みを買った風水師の仕返しで、誤った埋葬法とその後のいい加減な処置のために怨念が増幅し、さらにサンコーとモンチョイのミスによって完全にキョンシー化してしまった。凄まじい怪力と鋭い爪、頑強な体を持ち、キョンシーでありながら目が見えるという大きな特徴がある。
- 道長(四目道長)
各作品によって設定の相違点があるため、ここでは第一作目の設定に沿って説明するものとする。なお劇場用パンフレットなどに見られる「バンバンシー」、「コンシー」、「シャンシー」等の呼称は東宝東和によるオリジナルのもので勝手につけたものである。*2
ただし、「コンシー」に関してはミイラという意味合いで「乾屍」という表記で中国妖怪として存在する。
ただし、「コンシー」に関してはミイラという意味合いで「乾屍」という表記で中国妖怪として存在する。
体術と法術をよく修め、キョンシーに関係する仕事に従事する。義荘に住んでキョンシーの供養を行い、時には風水や占術の相談も受け付ける一方で、体術や法術を用いて人に害を及ぼすキョンシー退治を専門とする。
- 道長
- 旅先などで死亡した者に法術を施してキョンシーに仕立て上げ、それぞれの故郷へ送り届けるためにキョンシー隊を導く先達を専門とする。
- 義荘
- 道士の自宅であり、同時にキョンシーとなった人々を引き取って遺体と位牌を安置し、然るべき供養が行われる霊廟でもある。
- お札
- 黄色の紙に鶏血で呪文を記した呪符。非常に強力な退魔の法力を宿しており、キョンシーの額に貼り付けて動きを封じる基本的な使い方の他に、霊力を込めて点火してキョンシーを炎で焼き尽くす、家の窓や扉などに貼り付けてキョンシーや悪霊などの侵入を防ぐ護符として使うなど用途は様々である。道士でない者でも充分な効力を得られる道具の1つである反面、文字が滲んでいたり破れたりすると効力が消え失せるという一面を持ち、凄まじい怨念と邪気を放つ凶悪なキョンシーに対してはほぼ無力である。
- 鶏血(けいけつ)
- 雄鶏の生き血。鶏血自体にキョンシーを退ける力があり、お札や墨壷に用いる液体を作る上で重要な材料。
- もち米
- 魔除けの力を持つと同時に、キョンシーの毒を吸収して浄化する作用がある。微弱ながらキョンシーを退ける力を持つが、加熱の際に煙に当たると効力が失せる特徴がある。毒が全身に回って半キョンシー化した場合には単体では効果が薄く、その際には爪や牙を削ぎ落とす、もち米の汁に浸かるなど複数の処置を必要とする。
- ライチ
- 邪気を浄化する力を持つ植物。木や枝はキョンシーとなった遺体を火葬するために最適とされており、葉は法力を込めて目に当てる事で悪鬼の正体を見抜く天眼通の力を発揮する。
- 墨壺(すみつぼ)
- 本来は建築工事などで用いられる工具。壺糸を強くし、壺の中身を鶏血や墨汁などを混ぜた液体に置き換えたもので、キョンシーを安置した棺を封印する際の線引きに用いる他、結界や武器としての利用も可能。
- 八卦鏡(はっけきょう)
- 3種類の鏡を使い分けて吉凶の作用を操作する。劇中では、闇の力を増幅する月光を転換、集約して法具に霊力を込める、またはキョンシーや悪霊を映し出して邪気を反射する目的などで用いられる。
- 桃剣(とうけん、ももけん)
- 悪鬼を祓う力を持つとされる桃の木を削り出して作られた木剣。銭剣と共に儀式で用いられる法具であり、同時にキョンシーを切り裂き貫く力を持つ武器(深く突き刺すことでキョンシーを完全に倒すことができる)でもあるが、木製であるために非常に折れやすい。
- 金銭剣(きんせんけん)
- 清めた銭を赤い紐で結び繋いで作られた短剣。桃剣に比べて法具としての側面が強いが、霊力を込める事で強力な武器となる。また、剣の形を分解して銭を繋ぎ止めた1本の縄とし、相手を縛り上げる使い方もある。
- 鐘(かね)
- 儀式の他に、法術によって道士に従属するキョンシーを制御する際に用いられる鐘。
- 道袍(どうほう)
- 道服または道衣、道士着とも呼ばれる、道士が身に纏う法衣。形状、模様、布地の色などは道士によって様々であるが、色は主に黄色で背面部に太局図を配置する共通点がある。儀式やキョンシー退治を行う際の道士、キョンシー隊を導く際の道長は必ずこれと冠巾を着用しており、道袍自体にも邪気を祓い災厄を退ける霊力が込められている。
- 冠巾(かんきん)
- 道袍と共に着用する冠。道士によっては冠ではなく帽子や頭巾であるなど、道袍と同様に形状は様々である。
- 旗
- 道長がキョンシー隊を導く際に必要不可欠な法具の1つ。キョンシーの無事の帰郷を祈願する呪文が記されており、闇の力を増幅する強い月光を遮り邪気を祓う霊力が込められている。
- 灯明
- 道長がキョンシー隊を導く際に必要不可欠な法具の1つ。この灯明はキョンシーの魂そのものであり、風や邪気などで消えないように旗で守られている。
- 紙銭
- 道長がキョンシー隊を導く際に必要不可欠な法具の1つ。お札とは違って呪文が記されていない黄色の紙で、キョンシー隊の通行料として支払われる死後の世界での金銭。
双葉文庫ゲームブックシリーズより1988年に『霊幻道士 キョンシー大戦争』のタイトルでゲームブックが発売されている。塩田信之と竹田明の共著で、スタジオ・ハードが構成を担当している。
- ISBN 4-575-76083-8
日本で一般劇場公開されたのはサモ・ハン製作の4作目までで、4作目までは製作ボーホー・フィルム(サモ・ハンの映画製作会社)で5作目までは配給ゴールデン・ハーベスト。
『霊幻道士5 ベビー・キョンシー対空飛ぶドラキュラ!』(れいげんどうし5 ベビーキョンシーたいそらとぶドラキュラ!、原題:一眉道人、英題:Vampire VS Vampire)は、1989年公開の香港映画。香港版のオリジナル・トレーラーで「継"鬼打鬼"、"殭屍先生"系列」と言う宣伝文句が見られる。ラム・チェンイン初監督作品。
詳細は「霊幻道士5 ベビー・キョンシー対空飛ぶドラキュラ!」を参照
詳細は「霊幻道士5 ベビー・キョンシー対空飛ぶドラキュラ!」を参照
『新・霊幻道士 風水捜査篇』(しんれいげんどうし ふうすいそうさへん、原題:驅魔警察、英題:Magic Cop)は、1990年公開の香港映画。西脇美智子?が女魔術師として出演。
詳細は「新・霊幻道士 風水捜査篇」を参照
詳細は「新・霊幻道士 風水捜査篇」を参照
『霊幻道士6 史上最強のキョンシー登場!!』(れいげんどうし6 しじょうさいきょうのキョンシーとうじょう!!、原題:音樂殭屍、英題:The Musical Vampire)は、1992年公開の香港映画。ラム・チェンインはあまり登場せず香港では3日間で上映打ち切りになっている。
詳細は「霊幻道士6 史上最強のキョンシー登場!!」を参照
詳細は「霊幻道士6 史上最強のキョンシー登場!!」を参照
『霊幻道士7 ラスト・アクション・キョンシー』(れいげんどうし7 ラストアクションキョンシー、原題:新殭屍先生、英題:Mr.Vampire 1992)は、1992年公開の香港映画。1作目のラム・チェンイン、リッキー・ホイ、チン・シュウホウが再び共演。1作目 - 4作目で監督だったリッキー・ラウが最後に監督として関わった霊幻道士シリーズ。
詳細は「霊幻道士7 ラスト・アクション・キョンシー」を参照
詳細は「霊幻道士7 ラスト・アクション・キョンシー」を参照
『霊幻道士 ザ・ムービー 空飛ぶドラキュラ・リターンズ』(れいげんどうし ザ・ムービー そらとぶドラキュラ・リターンズ、原題:驅魔道長、英題:Exorcist Master)は、1992年公開の台湾映画*3。武術指導はサモ・ハン・キンポー・グループ。日本での旧題は『霊幻道士8 空飛ぶドラキュラ・リターンズ』で、DVD化の際若干タイトルが変更されている。
詳細は「霊幻道士 ザ・ムービー 空飛ぶドラキュラ・リターンズ」を参照
詳細は「霊幻道士 ザ・ムービー 空飛ぶドラキュラ・リターンズ」を参照
- 道教?
- キョンシー?
- サモ・ハン・キンポー
- ラム・チェンイン
- ユン・ワー?
- ゴールデン・ハーベスト
- 妖術秘伝・鬼打鬼?
- [http://ipac.hkfa.lcsd.gov.hk/ipac20/ipac.jsp?sessi... 香港電影資料館 殭屍先生]
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