当Wikiでは、分かりづらいIT・パソコン用語の解説や、PC・周辺機器の機能・性能等の情報をまとめています。

AMD社の32ビットマイクロプロセッサ(MPU)のブランド名。サーバ・ワークステーション用の「Athlon MP」、一般ユーザ向け高性能パソコン用の「Athlon/Athlon XP」、ノートパソコン用の「Mobile Athlon/Mobile Athlon 4」の3シリーズで構成される。

狭義には一般ユーザ向け高性能パソコン用の「Athlon」シリーズを指すが、現在の主力商品は後継のAthlon XPに移行しており、狭義のAthlonは既に引退している。

AthlonシリーズのマイクロプロセッサはIntel社のx86系MPUと互換性があり、x86向けに開発されたソフトウェアがそのまま動作する。

AthlonシリーズはIntel社のPentium IIIよりも高い周波数で動作する能力を持つが、同じくIntel社のPentium 4と比較すると動作周波数は低くなる。

Athlonシリーズでは9命令を同時に投入できるスーパースカラ方式を採用し、128KBの1次キャッシュをMPUコアに内蔵している。

また、同社のK6シリーズ同様、3次元グラフィックス向け拡張命令セットの3DNow!を搭載しており、ゲームなどのマルチメディアアプリケーションソフトのパフォーマンスを劇的に向上させることが可能になっている。

システムバスにはCompaq Computer社のAlphaプロセッサと同じものが採用され、266MHz(実際のクロックは133MHzだが1クロックで2回データ転送する)という高い周波数で動作させることができる。

Athlonシリーズの内部クロック周波数は500MHz〜1.8GHzで、狭義のAthlonに限ると内部クロック周波数は500MHz〜1.4GHz。




パソコン用語集へ戻る

メンバーのみ編集できます