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別名:ブラインドタッチ


タッチタイピングとは、キーボードによる情報入力(タイピング)において、打鍵するキーを目視確認せず、ディスプレイを見たまま正確にキーボード入力を行うことである。

タッチタイピングができるようになると、入力の際にキーボードへ視線を落とす手間を省くことができるので、キーボード入力の時間と労力を大幅に削減することができる。また、より「デキる」人物に見えるというメリットもある。

タッチタイピングを習得するには、キーボード上のキーの配置を把握し、各指が各キーを誤りなく押すための総合的な感覚を身につける必要がある。そのためには初動において常に手が定位置にあることが望ましい。そのような手の定位置はホームポジションと呼ばれる。一般的なキーボードには、ホームポジションで両手の人差し指が触れる[F]および[J]のキートップに、わずかに凸が設けられている。これによって、キーボードを見なくても触覚でホームポジションが把握できる。なお、PC/AT互換機では[F]と[J]にあるが、Macintoshでは[D]と[K]のキーにある場合もある。

理想的なタッチタイピングを行うための各キーを押す指の対応関係は、ある程度決まっている。正しいタッチタイピングを習得するための教材として、各種タイピングソフトも提供されている。実際には文章入力作業を行ううちに身に着いていく場合も多い。

なお、タッチタイピングは従来ブラインドタッチとも呼ばれていた。ブラインド(blind)は盲目という意味である。今日ではほとんどの場合にタッチタイピングの呼称が用いられている。




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