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データ実行防止 (英: Data Execution Prevention, DEP) は、現代のMicrosoft Windowsオペレーティングシステムに含まれるセキュリティ機能である。この機能の目的は、アプリケーションやサービスが実行不可能なメモリ領域からコードを実行することの防止である。これはある種の攻撃 (たとえばバッファオーバーフローを経由してコードを格納するもの) を防止する効果がある。DEPには2つの動作モードがある: メモリページを実行不可能とマークできるCPUのためのハードウェアDEPと、ハードウェアサポートがないCPUのためのソフトウェアDEPで、後者の防御はより限られている。ソフトウェアDEPはコードがデータページから実行されることを防がないが、代わりに他の攻撃 (SEH オーバーライト) を防止する。

DEPはWindows XP Service Pack 2で導入され、Windows XP Tablet PC Edition 2005、Windows Server 2003 Service Pack 1以降、Windows Vista、Windows Server 2008、およびそれ以降のすべてのバージョンのWindowsに含まれている。





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