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標準でモデムを搭載し、ダイヤルアップ接続でインターネットに接続出来るマルチメディア機。

Mac OS(7.5.x)と互換性を持つpippinOSとCD-ROMドライブを搭載し、ピピンアットマーク用ゲームの他にMacintosh用ゲームも遊べるが、ハードディスクは有さず、代わりにフラッシュメモリを記憶装置として搭載していた。

1996年3月から、日本及びアメリカ合衆国にて販売された。当初は電話注文か、加盟店での販売のみであったが、1996年6月15日からはモデムを別売りにした廉価版が、各種周辺機器と同時に一般店舗で販売された。

販売台数は振るわず、1997年3月期には65億円の赤字を生み、1997年5月12日には製造を中止、1998年3月13日付で事業担当子会社(BDE:バンダイ・デジタル・エンタテインメント)を解散し、予定していた次世代機も出ないまま事実上撤退した。最終的に全世界で4万2千台を出荷したという[3]。

バンダイによるユーザーサポートは2002年12月31日まで続けられていた。

カラオケ店では現在でも稼働中の店がある。

失敗の主な原因として、インターネット接続によるマルチメディア機能の将来像や具体的なユーザー利益が全く提示出来なかった事等が挙げられる。





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