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読み方:おやゆびシフトキーボード



親指シフトキーボードとは、富士通のワープロ専用機やパソコンに搭載されている特殊なキー配列のキーボードの名称である。

親指シフトキーボードは、1つのキーに2つ、あるいは、3つのかなを配し、スペースキー近くに配された2つの親指シフトキーと同時打鍵することで、高速、かつ、快適な日本語入力を可能にした。

親指シフトキーボードは、富士通のワープロ専用機OASYSに採用されただけでなく、1980年代にはオプションで親指シフトキーボードを選択できる富士通製のパソコンやソニー製のワークステーションなどもあった。また、親指シフトキーボードを発売する周辺機器メーカーもあったが、ワープロ専用機の利用者の減少とともに、親指シフトキーボードのユーザー数も減っていった。しかしながら、愛用者向けに、通常のJIS配列キーボードで親指シフト入力を可能にするソフトウェアが、熱心なユーザーにより開発・公開され、2008年3月現在でもWindows、Mac OS X、Linuxなどで親指シフト入力が可能である。




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