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漢字やひらがな、カタカナなど、等幅フォントで見た場合に、縦と横の比率が1:1で表示される文字のこと。1文字を2バイトで表現する「2バイト文字」にほぼ一致する。

アルファベットや数字、一部の記号など、縦と横の比率が2:1で表示される文字を半角文字という。例えば、「あ」「ア」「漢」「一」「1」「A」「@」「。」は全角文字で、「1」「A」「@」「.」は半角文字である。

全角や半角という分類は、もともと文字表示機能しか持たないワープロ専用機やMS-DOSパソコンなどで使われていた用語である。

これらのコンピュータは、画面を長方形の格子に分割して管理していたため、1つの格子を使う文字を半角、2つの格子を使う文字を全角と呼ぶようになった。

現在では、文字ごとに幅が異なるプロポーショナルフォントが普及したため、全角と半角の分類はあまり意味がない。

全角文字は日本国内でしか通用しないため、英語版のOSなどで全角文字の混ざった文書を表示させると正しく表示されない。

また、インターネットで使うメールアドレスなどはすべて半角文字で記述しなければならない。

しかし、ほとんどの半角文字には、対応する全角文字が用意されているため、「tanaka@company.co.jp」と記述すべきところを「tanaka@company.co.jp」と入力してしまいメールが届かない、といった混乱を招いている。

全角文字は2バイト文字にほぼ対応するが、文字コードによっては、1文字を4バイトで表現したり、2バイト文字として半角のカタカナが用意されていたりするため、完全には一致しない。




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