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ATOKは日本語かな漢字変換ソフトウェアとしては歴史が長いもののひとつである。その完成度は高く、同種のソフトウェアとして一定規模のシェアを持ち続けている。

ATOKは変換精度や学習能力が高く、カスタマイズ(プロパティでの環境設定)の柔軟性がある。他方、他のソフトウェアと相性的な問題が発生することも時折見られる。動作が重いときやソフトウェアの配色設定によっては入力に支障が出る場合もある。これらは、Windowsに標準で含まれているMS-IMEとは異なり、別売りであることから各ソフトウェアメーカーが動作検証を行わないためである。

ATOKは、かな漢字変換ソフトウェアの黎明期において、競合するソフトウェアが変換アルゴリズムにさまざまな工夫を凝らす中、変換アルゴリズムよりも辞書の質に重点を置く手法で、変換精度を高めることに成功している。他社製のものでも学習を重ねることによって変換精度を高めることが可能であったものの、ATOKは初期状態から比較的高い精度を持っていたのが特徴であったといわれる。





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