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Windows Server 2003 (ウィンドウズ サーバー にせんさん)は マイクロソフトが Windows 2000 Server の後継として開発した小規模〜大規模サーバー用の OS である。当初は Windows XP と同じスケジュールで開発されていて、Windows 2000 同様にサーバー版とクライアント版を同時に完成させる予定であったが、多少開発に遅れが見られていたサーバー版は当時セキュリティ問題が大きく注目されたこともあり、セキュリティ強化も含め完成が見送られた。

それまでの新機能付加を OS のバージョンアップの目玉としてきたマイクロソフトは方針を変更し、より安全な環境を用意することに集中している (IIS のように、最初から書き直されたものもある)。

出荷までに何度か名称の変更があった。当初はコード名「Windows Whistler Server」と呼ばれていたが、正式な製品名としては「Windows 2002 Server」という名称を経て「Windows .NET Server」となり、「Windows .NET Server 2003」でいったんは決まりロゴグッズなど作成された。しかし発売直前にマーケティング上の理由でキャンセルされて表題どおりの正式名称となった。

2005年6月に x86 プロセッサの 64 ビット拡張に対応した Windows Server 2003 x64 Editions がリリースされ、Windows Server 2003 を基にしたクライアント版の Windows XP Professional x64 Edition も合わせてリリースされた。同年12月に Windows Server 2003 R2 がリリースされた。





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