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Windows Metafile (WMF) は Microsoft Windows 上の画像ファイルフォーマットの1つであり、1990年代初期に設計された。しかし、World Wide Web の隆盛と共によく使われるようになっていった GIF や JPEG に比較するとよく使われるとは言い難い。ベクトル画像フォーマットであり、ビットマップ画像を内部に含むことが可能となっている。基本的に WMF ファイルは Windows のグラフィック層である GDI が実行すべき関数呼び出しのリストであって、それによって画像が再生される。GDI 関数の中には例外処理のためにコールバック関数のポインタを引数にとるものがあるため、WMF ファイルには実行可能コードが含まれることがある。その設計手法はUNIXにおけるPostScriptに似ている。

Windows 3.0 で最初に導入された WMF は16ビット形式であった。後に追加された 32ビット版ではコマンドが追加されており、Enhanced Metafile(EMF)と呼ばれる。EMF はプリンタドライバのグラフィックス言語としても使われている。

Windows Metafile の圧縮版として Compressed Windows Metafile (WMZ) と Compressed Windows Enhanced Metafile (EMZ) もある。





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