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Windows Mobile(ウィンドウズ・モバイル)はマイクロソフトが開発した、スマートフォン・モバイル機器向けの小型のオペレーティングシステム (OS) である。



最新版は Windows Mobile 6.5 と呼ばれ、Windows CE 5.2 カーネルをベースにしており、Windows API を使用して開発された基本的なアプリケーション群が特徴である。デスクトップPC の Windows とある程度、特徴的に・感覚的に似るよう設計されている。更に、サードパーティーによって開発されたソフトウェアが利用可能で、「Windows Marketplace for Mobile」を通してWeb及び端末上のソフトウェアから購入できたが、Webでの利用が終了し、新規の公開ができなくなっている。

当初は Pocket PC 2000 オペレーティングシステムとして登場し、ほとんどの Windows Mobile 搭載機器がスタイラスで画面をタップすることで操作するように作られていた。マイクロソフトは2010年2月15日に、バルセロナで開催されたモバイル・ワールド・コングレスで、全く新しい携帯電話プラットフォーム「Windows Phone 7 Series」を発表した。Windows Mobile 6.x を搭載している携帯電話はバージョン7へのアップグレードは不可能である(ただしT-01B及びIS02などはハードウェア的には条件を満たしている、また非公式でユーザーによって6.x系端末に移植されて作動する端末も存在する)

2009年第3四半期に Windows Mobile のスマートフォン市場でのシェアは 20% 減となり、1年前より下降した。世界的には、スマートフォン市場でのシェアは 7.9% で、Symbian OS、BlackBerry OS、iPhone OSに次ぐ第4位のスマートフォンOSである。アメリカ合衆国では、企業用のスマートフォン向けOSとしては 24% のシェアを持ち、BlackBerry OS と iPhone OS に次いで第3位。

類似のものとして、米Google社のAndroidやフィンランドのノキア社(旧シンビアン社)のSymbian OS、米クアルコム社のBREWおよびBrew MPなどがある。





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