研究会報告内容 
ニュースレター
2012年7月20日発行
国際総合研究学会の第54回（2012年度1回）研究会は2012年6月17日（日）午後2時から桜美林大学ＰＦＣキャンパス304教室において開催された。
研究会に先立つ理事会において長年にわたり本学会発展のために尽力された岩井清治氏と山内清史氏両者に平田光弘会長よりそのご功労を顕彰して感謝状の贈呈が執り行われた。長い間本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。当日は25名余の会員が参集し6月の不順な天候を吹き飛ばすような活気に満ちた発表と討論が繰り広げられた。
第一報告は諏訪東京理科大学大学院後期課程に在学中で，環境マネジメントを専攻されている趙小儀氏による「環境マネジメントのための環境法国際比較」と題する報告でした。日系企業が対中進出する時に考慮しなければならない中国における法的側面に焦点を当てるというものでした。趙氏は中国の学会に参加されアンケート調査も実施しているとのことで，より中国の実態に迫るものとなった。議論の中でサンプル数が少ないのではないかと指摘された。意見7件，感想1件が出された。また本研究テーマである環境法国際比較について，発表内容が中日比較になっており，国際比較ではなく中日比較とするほうがより研究の実態を反映しているのではないかという本質的な指摘がなされた。
第二報告は永井攻治氏による「雇用保険埋蔵金取り崩しに関する考察」であった。 まず雇用保険制度の現状が報告され，問題点が指摘された。次に正規従業員と非正規従業員の推移が報告され，失業の状況や雇用保険料収入の推移などが説明された。最後に本報告の要となる雇用保険制度のメリット制の導入の必要性が説かれた。質疑応答では，現在のグローバル化した状況下では日系企業が海外進出し現地採用の外国人の増加が結果として保険料の収入の減少をもたらすのではないかとの指摘がなされた。意見4件がフロアーから出され有意義な討論が展開された。
第三報告は秋本敏男氏による「サステナビリティに基づく企業評価と価値創造」と題する報告であった。まず企業の社会的責任について，求められる責任として，経済的責任，法的責任，さらに期待される責任として倫理的責任，フィランソロピー的責任があり，それらが階層構造をなしているとの説明があった。従来は売上高を中心に企業が評価されてきたが，今後はグリーン・コンシューマリズムや社会的責任投資などの指標が重要となるなどの説明があった。フロアーから計５件の意見や感想が出され，熱気のこもった議論が続き予定時間を少しオーバーして終了となった。
平田光弘会長より岩井清治氏と山内清史氏両氏に感謝状の贈呈
【長い間本当にありがとうございました。引き続き顧問として学会の発展にご尽力ください。】
会 員 各 位
国際総合研究学会の第54回（2012年度1回）研究会は2012年6月17日（日）午後2時から桜美林大学ＰＦＣキャンパス304教室において開催された。
研究会に先立つ理事会において長年にわたり本学会発展のために尽力された岩井清治氏と山内清史氏両者に平田光弘会長よりそのご功労を顕彰して感謝状の贈呈が執り行われた。長い間本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。当日は25名余の会員が参集し6月の不順な天候を吹き飛ばすような活気に満ちた発表と討論が繰り広げられた。
第一報告は諏訪東京理科大学大学院後期課程に在学中で，環境マネジメントを専攻されている趙小儀氏による「環境マネジメントのための環境法国際比較」と題する報告でした。日系企業が対中進出する時に考慮しなければならない中国における法的側面に焦点を当てるというものでした。趙氏は中国の学会に参加されアンケート調査も実施しているとのことで，より中国の実態に迫るものとなった。議論の中でサンプル数が少ないのではないかと指摘された。意見7件，感想1件が出された。また本研究テーマである環境法国際比較について，発表内容が中日比較になっており，国際比較ではなく中日比較とするほうがより研究の実態を反映しているのではないかという本質的な指摘がなされた。
第二報告は永井攻治氏による「雇用保険埋蔵金取り崩しに関する考察」であった。 まず雇用保険制度の現状が報告され，問題点が指摘された。次に正規従業員と非正規従業員の推移が報告され，失業の状況や雇用保険料収入の推移などが説明された。最後に本報告の要となる雇用保険制度のメリット制の導入の必要性が説かれた。質疑応答では，現在のグローバル化した状況下では日系企業が海外進出し現地採用の外国人の増加が結果として保険料の収入の減少をもたらすのではないかとの指摘がなされた。意見4件がフロアーから出され有意義な討論が展開された。
第三報告は秋本敏男氏による「サステナビリティに基づく企業評価と価値創造」と題する報告であった。まず企業の社会的責任について，求められる責任として，経済的責任，法的責任，さらに期待される責任として倫理的責任，フィランソロピー的責任があり，それらが階層構造をなしているとの説明があった。従来は売上高を中心に企業が評価されてきたが，今後はグリーン・コンシューマリズムや社会的責任投資などの指標が重要となるなどの説明があった。フロアーから計５件の意見や感想が出され，熱気のこもった議論が続き予定時間を少しオーバーして終了となった。
平田光弘会長より岩井清治氏と山内清史氏両氏に感謝状の贈呈
【長い間本当にありがとうございました。引き続き顧問として学会の発展にご尽力ください。】
2011年度臨時理事会
日時：2012年6月17日（日） 12:00−12：25
会場：桜美林大学淵野辺ＰＦＣキャンパス305教室
議事進行
学会規約第9条の規程に基づき平田会長が議長となり、2011年度臨時理事会開会の16名中14名が出席：含委任状出席者2名、出席率88％）により理事会成立の定足数が満たされている旨報告があった。
協議事項
１．第１号議案 2011年度決算報告、次年度繰越金および監査報告を承認した。
２．第2号議案 2012年度予算計画を承認した。
３．第3号議案 その他
�ヾ箘罅∋各睥症�会長の退任に伴う感謝状贈呈の件
��岩井、山内会員の顧問任命の件
�´△�4月4日付会長メールにもとづく確認事項であり承認した。
（古賀昭弘記）
日時：2012年6月17日（日） 12:00-13:10
当日2011年度会員総会が開催され第1号議案から第8号議案まで審議され、全て承認されました。
日時：2012年6月17日（日） 13:20-14:00
2011年度第1回理事会が開催され第1号議案から第7号議案まで審議され、全て承認されました。
関連ページ：ニュースレター第67号／ニュースレター第69号
会場：桜美林大学淵野辺ＰＦＣキャンパス305教室
議事進行
学会規約第9条の規程に基づき平田会長が議長となり、2011年度臨時理事会開会の16名中14名が出席：含委任状出席者2名、出席率88％）により理事会成立の定足数が満たされている旨報告があった。
協議事項
１．第１号議案 2011年度決算報告、次年度繰越金および監査報告を承認した。
２．第2号議案 2012年度予算計画を承認した。
３．第3号議案 その他
�ヾ箘罅∋各睥症�会長の退任に伴う感謝状贈呈の件
��岩井、山内会員の顧問任命の件
�´△�4月4日付会長メールにもとづく確認事項であり承認した。
（古賀昭弘記）
日時：2012年6月17日（日） 12:00-13:10
当日2011年度会員総会が開催され第1号議案から第8号議案まで審議され、全て承認されました。
日時：2012年6月17日（日） 13:20-14:00
2011年度第1回理事会が開催され第1号議案から第7号議案まで審議され、全て承認されました。
関連ページ：ニュースレター第67号／ニュースレター第69号
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