The Japan Association for Transnational Studies

第2報告テーマ 


環境経営に関するリーダーの役割を中心に

 報告者:黄 暁超(コウ ギョウチョウ)氏(桜美林大学大学院後期課程)
 司会者:奈良 松範氏(諏訪東京理科大学工学部授)

報告要旨

環境経営を上手く実施するにはリーダーの役割を重視する必要性を検討することです。その中、汚染代表産業と言われている製紙業企業を事例にして(王子製紙)、論証したいと考えております。一般論ではリーダーの役割が重視すべきでありますが、企業は環境問題を対応する時期によって、リーダーの役割が変わります。本報告では環境問題を対応する時期を発見期、対応期、保守期という三つに分けて論じます。発見期とは環境問題であると認識し始めた時期を指す。対応期とは企業の経営に環境問題を取り込んで、解決策を作りだし、対応する時期を示す。保守期は環境対策を実施して、いい効果を得られ、保守する期間を意味する。発見期にはリーダーの役割が絶対に必要でありますが、対応期と保守期になるとリーダーの役割が弱くなることを強調しております。結論からいうと環境経営を上手く実施するには、各時期によって、リーダーの役割が変わり、保守期にはリーダーがチェックという役割が発揮し、従業員とステークホルダーの環境意識を高めることに従って、ロア層(ロワー層)の役割を重視すべきである。
(黄 曉超)(「ロワー層」吉沢補記)


関連ページ:2012年度研究会第2回-12012年度研究会第2回-3

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