最終更新:ID:aBodQaw+ig 2021年07月15日(木) 22:13:22履歴
75無題Nameとしあき 21/05/12(水)00:54:02No.14258541そうだねx6
トプスはまゆマジロから自立を告げられた日の晩、
あまりにもショックで、悪夢を見ていた。
「はにー! はにー!」
「まゆマジロー! まゆマジロー!」
竹林の中で、まゆマジロは顔だけ出して埋まっていた。
何故かなんてわからない。 トプスは一所懸命に
掘って掘って掘り出して、まゆマジロを地面から
取り上げると、また隣からまゆマジロの声が聞こえるのだ。
「はにー! はにー!」
自分が掘り出して抱きしめていたのは、ただの筍だった。
「まゆマジロー!」
トプスはまた、顔だけ出して地面に埋まっている
まゆマジロを素手で掘り起こす。 爪や口に土が
入ろうが、必死で掘り起こした。 そしてもう一度
まゆマジロを掘り出したはずなのに、それは筍なのだ。
76無題Nameとしあき 21/05/12(水)00:54:17No.14258544そうだねx6
「…まゆマジローっ!」
鈴瑚トプスはたまらずに慟哭した。
「はにー! はにー!」
「まゆマジローっ! まゆマジローっ!」
竹林の中で、トプスの叫び声ばかりが響く。
やがてまゆマジロの姿も見つけられなくなってしまった。
トプスは心が折れてしまい、膝をついた。 そして、
上空を見ると、巨大なアノマロえーりんがゆっくりと
降下してきていた。 地主だ、とトプスはすぐにわかった。
「……。」
叫ぶ気力も失せたトプスは、全長10mはあろうかという
巨大なアノマロえーりんに睨まれ、目から極太レーザーを
照射された途端、飛び起きた。 まだ薄暗い早朝だった。
しっかりと抱きしめたまゆマジロはまだ寝ていた。
「ああ、まゆマジロ、ここにいたんプスな…。」(終)
トプスはまゆマジロから自立を告げられた日の晩、
あまりにもショックで、悪夢を見ていた。
「はにー! はにー!」
「まゆマジロー! まゆマジロー!」
竹林の中で、まゆマジロは顔だけ出して埋まっていた。
何故かなんてわからない。 トプスは一所懸命に
掘って掘って掘り出して、まゆマジロを地面から
取り上げると、また隣からまゆマジロの声が聞こえるのだ。
「はにー! はにー!」
自分が掘り出して抱きしめていたのは、ただの筍だった。
「まゆマジロー!」
トプスはまた、顔だけ出して地面に埋まっている
まゆマジロを素手で掘り起こす。 爪や口に土が
入ろうが、必死で掘り起こした。 そしてもう一度
まゆマジロを掘り出したはずなのに、それは筍なのだ。
76無題Nameとしあき 21/05/12(水)00:54:17No.14258544そうだねx6
「…まゆマジローっ!」
鈴瑚トプスはたまらずに慟哭した。
「はにー! はにー!」
「まゆマジローっ! まゆマジローっ!」
竹林の中で、トプスの叫び声ばかりが響く。
やがてまゆマジロの姿も見つけられなくなってしまった。
トプスは心が折れてしまい、膝をついた。 そして、
上空を見ると、巨大なアノマロえーりんがゆっくりと
降下してきていた。 地主だ、とトプスはすぐにわかった。
「……。」
叫ぶ気力も失せたトプスは、全長10mはあろうかという
巨大なアノマロえーりんに睨まれ、目から極太レーザーを
照射された途端、飛び起きた。 まだ薄暗い早朝だった。
しっかりと抱きしめたまゆマジロはまだ寝ていた。
「ああ、まゆマジロ、ここにいたんプスな…。」(終)
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