kagemiya@ふたば - アコニサラート
「チャンスの神様に後ろ髪はない? 大丈夫ですワタシの髪はとっても……あれ?」

基本情報

【元ネタ】神話,マスター,コンピュータ用語
【CLASS】アルターエゴ
【真名】 アコニサラート
【付随真名】イシュタム
【付随真名】ヒュドラ
【付随真名】カイロス
【性別】女
【身長・体重】FF^2km・FF^4kg(塔)
【髪色】白
【スリーサイズ】■■/■■/■■
【外見・容姿】真っ白な毛髪の塊/束ねた毛を捩じったものを更に捩じってを繰り返したような歪んだ塔
 /白いネグリジェを着て目を閉じた少女。前髪で後頭部を覆い服の中を通して足元まで垂らす。
【属性】中立・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・竜・魔性・神
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:B 魔力:A++ 幸運:B 宝具:A

”『自傷』のアルターエゴ“

【クラス別スキル】

ハイ・サーヴァント:A

 複数の神霊の集合体、英霊を超えるもの。
 彼女の内包するクラスは4つ。
 キャスター(イシュタム),ウォッチャー(イシュタム),モンスター(ヒュドラ),アサシン(カイロス)である。

毛背遮断:EX

 カイロスがしばしば前髪は長いが後頭部が禿げた美少年として表される逸話から出来た気配遮断の改変ギャグスキル。
 アコニサラートの後ろ髪は限りなく無に近しい存在であり静止している間はアコニサラートどころか月ですらも観測できない。
 女の子的に(見かけでも)後頭部が禿げて見えるのはアウトなので白のテクスチャで覆い前髪の一部を背後に垂らしている。

月蝕陣地:D

 自殺と月蝕の女神イシュタムに由来する陣地作成の亜種スキル。
 普段はランク相当の陣地作成としてしか働かないが、こと月というフィールドへの侵攻にかけては最上級の力を持っており、
 一部のセキュリティや構造体を無視してアコニサラートの神殿を構築することが出来る。

不滅:A+

 不死ではなく不滅。ヒュドラ本体ではなくその毒に由来するスキル。
 ヒュドラは無限の首のうち不死の一本を落とされない限り斃れないが、逆に言えば凄まじく死ににくいだけで不滅ではない。
 一方でヒュドラの胆汁は本体が死んだ後でも頻出しこれを受けたものは不治の痛みに耐えかねて不死者もやがては死を選ぶ。
 アコニサラートはヒュドラの胆汁を保有しないため『一なる首』の中に存在する致死かつ不滅の『毒』を象徴する。

ラプンツェルレトリヴァル:EX

 盲人であるために失われるはずだった複数のウォッチャークラススキルと道具作成スキルでコラージュして作った疑似『id-es(イデス)』。
 アコニサラートの毛髪には隅から隅まで神経が張り巡らされており、振動や万有引力などの諸条件等から正確な数値を算出し五感を補う。
 また副産物として毛髪を手足のように動かすことが可能で、毛髪で作り出した分体で他者とのコミュニケーションも出来る。

【保有スキル】

スタンドアロン:C+++

 精神に干渉するスキルへの耐性。ありとあらゆる精神への影響をレジストする。
 ……と言うと聞こえが良いが単に毛髪以外の感覚器を失っているだけである。
 出力は難くないが固有暗号鍵で圧縮された触覚情報以外での入力が出来ないためアコニサラートへのハッキングは不可能。

怪力:E

 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 本来は高ランクの怪力を持つはずだがアコニサラートが情報戦特化型であるためにランクが大きく落ちている。

一は全なり:A

 ヒュドラの持つ不死性。不死の一が残る限り肉体は再生され『無限の首』を落とされるたびに増殖し続ける。
 ウロボロスの持つスキル『全は一なり』と酷似しているがその本質は真逆に位置するものである。
 『無限の首』のコピー元であり心臓部である『一なる首』が無事である限りはアコニサラートは死なない。

【宝具】

刻印・首吊り縄の契約ハンギング・オーバー・クロック

ランク:B 種別:改竄宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
 固有時制御と似た効果を持つ宝具。
 新たにポートを開き自分と毛髪とのラインを拡張することで演算機能を上昇しオーバークロックさせる。
 カイロス時間、つまりは主観時間で行動するため超高速戦闘が可能で不安定な場所なら数分の時間跳躍も不可能ではない。

 しかし、感覚器であり武器である毛髪に引っ張られるカタチで稼働するため『首』が戦闘で使った場合の死亡率は高い。

萵苣姫は佇む白亜の歪塔アンインタラプティッドタングルド

ランク:B 種別:籠城宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
 陣地作成によって作り出すアコニサラートの神殿兼ダンジョン。FF^2kmの尖塔型の構造体で、中に『一なる首』が同化した繭。
 この塔はアコニサラートの髪で形成される分体の亜種であるが、分体A^C体と等しい数の髪を内包するため耐久性は非常に高い。
 破壊は非常に困難なため攻略するとなれば最上階まで登る必要がある。

【Weapon】

髪の毛アコニサラート

 分体を編む子宮であり、尖塔を建てる煉瓦であり、武器を打ち出す鋼であり、独立した一個のインターネットワーク。
 ────そして、女神イシュタムに掛けられた首吊り縄。

『ヒュドラの毒』

 毒そのものではなく彼女に付随する天文学的情報質量。
 この質量を自重によって圧縮・崩壊させることで月の中に巨大なブラックホールを生み出す。

【CCC風プロフィール】

NAME一なる首
HEIGHT約63cm
WEIGHT約Ckg
3SIZEB27/W26/H28
HOME月(たぶん)
BIRRHDAYさぁ……?
WEAKPOINT髪。直に触られるとくすぐったい
FETISHISM死ぬ時はちょっと興奮します
 ◆パートナーに求めることは?
 うーん……一日一自殺の許容、とか?
 ◆好きな下着の色は?
 申し訳ないですがワタシの髪では色がわからなくて……
 ◆余暇の過ごし方は?
 分体を散歩させるのは好きです

S.G.

【解説】

 『イシュタム』はマヤ神話においての自殺と月蝕の女神である。
 マヤの一部では自殺が生贄や戦死などに並ぶ名誉な死として扱われ、首を吊って死んだものはイシュタムによって楽園に導かれた。
 また月蝕は胎児に奇形を為し母体を死に至らしめるものと信じられていたマヤでは妊婦の悲劇を象徴する神でもあった。
 アコニサラートと最も相性がよく、ハイサーヴァントとしての彼女の核。

 『ヒュドラ』はギリシャ神話に登場する九つの首を持つ怪物である。
 その首の数は5から100までの異説があり、不死の一本を潰さない限りは傷口から新たに二本の首を伸ばしていく。
 その再生力は目を見張るものがあるが真の脅威は内臓に秘めた毒。治療の手段が無くケイロンなどの死の要因となった。
 今回の召喚では情報特化型との相性が悪いためヒュドラの怪物性よりも不死性、増殖性がピックアップされている。
 また、その毒は内臓が無いアコニサラートには付加できないため、彼女が持つ不滅の毒を象徴するものとなっている。

 『カイロス』はギリシャ神話の神で機会を意味する語を神格化した男性神。
 頭髪が非常に特徴的で彼の後頭部は禿げ上がったものとして描かれる。『チャンスの神は前髪しかない』という諺の由来。
 ちなみにカイロス時間というのは人間の主観的な時間を表すもので内面的な時間。連続する時間のクロノス時間と対になる。
 実は後付された神格。権能を使い思考速度を加速させ周波数差異を作ることで『首』の自意識を本体から切り離している。
 『刻印・首吊り縄の契約』を使用した個体が消えるのは負荷死ではなくクロック数を合わせたことで本体に融けるからである。

【解説-アルターエゴ】

 突如月面都市に着弾・・したねじれた白いロケットを何やらごにょごにょしていたバグAIBBちゃんに促され作った番外のアルターエゴ。
 どうも月の危機だったらしく「わたしがいなければみんな消えてましたよ。感謝してくださいね。えっへん!」と胸を張られた。
 なんでもセーフティとお仕置き(?)を兼ねて『チャンスの神様』を付与したようだが、そのあたりは月面都市の預かり知らぬところである。
 ただ、それだけで問題が解決するのかと訊ねれば「ギャグ時空はこの世界において最強!」とだけ帰ってきた。

 後日。アルターエゴを名乗る少女がまるで2000年代のレトロムービーのように引越しの挨拶にやってきた。
 縄を首に掛けているのはともかくエゴにしてはまともな性格をしているとほんの少しだけ感動したその時。
「じゃ、挨拶は終わったのでワタシの分体は退去させますね。……あ、好きでやってるのでお気になさらず」
 と、言うなりいそいそと足元の踏み台を蹴り飛ばし、どこか首吊りを楽しむような満面の笑みで消えていった。

 やっぱりアルターエゴだった。

【解説-ムーンキャンサー】

 どこかの平行世界で宿主を食い殺した悪性腫瘍。
 ムーンキャンサーへと羽化させるために誰かの悪意から生み出された。
 感覚器喪失によるスタンドアロン化と独自の暗号鍵で変換された情報しか読み取らない特性。
 月蝕陣地により月を蝕み爆発的に増殖して崩壊、質量過密により万有引力の渦を作る生態。
 この三つの武器によって瞬く間にムーンセルを滅ぼし、月は光さえ逃さない空洞となった。

 後に他の要因で彼女の世界は剪定されたが──これに目をつけたのが抑止だった。
 アコニサラートは管理者権限に偽装する月蝕陣地によって様々な障害を無視し一瞬で月だけを滅ぼす。
 どれだけ強固なファイアウォールでも、どれだけ隠蔽されたスタンドアロン状態でも。
 まるでリセットボタンでも押すかのように、根こそぎ事象の地平線へと幕を引くDEMこそ彼女である。

 ……仮にムーンセル・オートマトンを悪意あるものに乗っ取られた場合それは即ち人類の危機である。
 そのときに月を切り捨てることで人類を存続させるシルバーバレットとして彼女は適役だったのだ。
 ムーンセルの支配者となり得る存在が人類の敵対者となったときアコニサラートは月に現れる。
 例えば、そう。────月面都市とアビエル・オリジンストーンの出会いのように。

【人物・性格】

『一なる首』

 アコニサラートの心臓にしてアルターエゴ。『無限の首』のオリジナルデータに該当し分体たちの意思は彼女に基づく。
 メッセンジャーなどとして気軽に分体を生み出すが分体の数に制限があることと性的嗜好から同じくらい気軽に首を吊る。
 粗雑クルードよりも繊細テクニカルを好み常に繊細であろうとしているが、その戦法は紛れもなく粗雑なものである。
 命の使い捨てオーバーロードを多用するオリジナルがオリジナルなのでこればかりは避けて通れない運命。南無。

 自傷を越え自殺を好むのはアコニサラートの心臓を殺すことで『毒』を滅ぼそうと無意識下で試みているため。
 自傷は嫌いじゃないが別に集団自殺で月丸ごとレミングの死の行進を再現したいわけではないのだ。
 が、主導権を本体に握られているため分体で自殺する。

『アコニサラート』

 モップみたいな白髪の塊。抑止から送り込まれる鉄砲玉。
 肥大しすぎたことで自意識が拡散しており、自傷衝動のみで動くために己の滅び──『S.D.S.』の発動を目指す。
 今回の召喚ではいつも通り月を滅ぼすために着弾したが『自傷』を新たなエゴとして抽出されたことで沈静化した。
 が、自傷を失って増殖の自己保存論理が強調されたため心臓部である『一なる首』の防護を優先するようになっている。
 ねじくれた塔に『一なる首』が幽閉されているのはアコニサラートの本能によるものである。

 名前の由来はアコニート(露・トリカブト)+サラート(露・レタス,チシャ菜)
 カイロスの権能を司るスキル・宝具だけ統一感がないのは後付けであるため。


 イメージカラー:象牙色
 特技:スイカ割り
 好きなもの:自殺,繊細
 嫌いなもの:拷問,祖雑,クヴァレナハト
 天敵:知能派ムーンキャンサー
 願い:ヒュドラの毒を滅ぼすこと

 コンセプト:ラプンツェル,吸血種,コモンドール(モップみたいな犬)

【一人称】ワタシ 【二人称】アナタ/キミ 【三人称】カレ/カノジョ

TIPS

時系列的な解説


セリフ例

「私は自傷のアルターエゴ・『一なる首』。ま、気軽にイッちゃんとでもお呼びください」

「戦闘? いや、サムライの仕事ビズをウィザードに依頼されても困りますって」

「なんで前髪を後ろに、ですか? ……ふ、ふふふふ……あのBBとかいうバグプログラムいつか殺す……!」

「主観時間による加速を開始────『刻印・首吊り縄の契約』! ………………あっ同調しすぎて取り込まれぐえー!!」

「────ああ。全部、全部思い出しました。私の名前は、アコニサラートаконисалат。月を停止Shutdownさせ、重力に溺死DrownSelfする月の癌細胞ラプンツェル

【因縁キャラ】

 月面都市:同類。潜在的な敵。
 彼女はかつてのアコニサラートと同じく製造目的と存在意義を全うしようとしているだけである。
 しかし、世界から与えられた役目が彼女らを道連れにした縊死ならば感傷もなくやり遂げる。
 …………はずだった。
 自傷の感情と霊核の半分をアルターエゴとして摘出されたアコニサラートは『一なる首』として象牙の塔に。
 そんな今ではなんとなーく釈然としない気持ちを抱きながらも転居先のお隣さん的な感じで接する。
 もっとも、引っ越し蕎麦代わりのアコニサラート白モップは今でも牛歩侵攻を続けているようだが。

 ライラヤレアハ:潜在的な敵。
 月面都市から作られた衛士であるライラたちも同様に彼女が敵対心を持つ相手である。
 色々と見失った今現在ではなんか妙にザワザワする程度のものではあるが。
 シェキナーぶつけられても新しく作ればいいし目も灼かれないので得意な相手……な、訳がない。
 粗雑な侵入からの超高速自滅制圧がウリのアコニサラートに戦闘を期待してはいけない。
 ナハトよりマシだがテンション高すぎて苦手。
「カワイイのはわかりました! わかりましたからこっち来ないでください!」
「────手をワキワキさせて寄ってこないで!!」

 クヴァレナハト:潜在的な敵。
 粗雑さの塊のような人物。ものすごく苦手。
 ワンアクションで発動できる魔眼は探知しにくいためそっちの意味でも苦手。
 うるさすぎて観測結果から毎度毎度ノイズ取りをすることになるためもっと苦手。
「あーもうっ!! いちいちいちいちいちいち──うるっさいんですよ!!」
「黙れないんでしたらもうノワルナさんにずっとくっついてくださいよ!!」

 例のバグむらさきのあくま:同類。潜在的な敵。
 月蝕陣地偽装IDで乗っ取って瞬間決着を得意とするアコニサラートが苦手とするタイプ。
 一時的とは言えムーンセルを制圧して取り込んだ経験を持ち、ウィザードのやり口をよく知る彼女は天敵である。
 しかしいくらスーパーAIでも管理者権限がない以上は目隠し耳栓をしているようなもの。
 カタツムリが歩くよりもゆっくりと侵食するアコニサラートには気づかれていないようだ。

 月の主催者:結論は保留。改、潜在的な敵。
 今のところは敵ではない人。
 いつかは月で邂逅する日が来るやもしれない。


 どっかの馬鹿:敵。
 弾丸滑降の如く月に撃ち出される今を引き起こした原因。
 普通に嫌いだし分体が遭遇すればライダーキックくらいは撃ち込む。

 ハイマシナヴリア:敵対しない。
 月に呼ばれた被害者と言うこともあり悪感情は薄い。
 強いて言えばその粗雑さだが、繊細故に粗雑なフリをしていることに気づけば好印象になる。

 レルムアポテーカ:敵対しない。
 ハイマシナヴリアに同じく悪感情は薄い。繊細いいね!
 また、オリジナルに当たる人物の死生観が死徒寄りであること、彼女の生態が吸血種に近いことからシンパシーを感じる。
「私は一度砕ければ他の個体が成り代わるだけですから『巻き戻る』感覚には興味がありますね」

 ノワルナ:本質的な敵。
 月の侵略者であるアコニサラートと月の化身である彼は本来なら敵対関係にある。
 が、侵攻するべき月ではないこと、粗雑揃いのエゴの中では数少ない繊細タイプであることから気に入っている。
 苦手なナハトを制してくれるのも手伝い、そうそうこう言うので良いんだよこう言うので!状態。彼こそメシア。
 あとそのエネミー1体譲ってもらえない?  サクラメント積みますよ?
「全く今の世は猫も杓子も胡瓜も蛇もAttackばかり高めるのが正義みたいな粗雑至上主義で嘆かわしい!」
「我々ウィザード系エゴの底力というもの見せつけましょうノワルナさん! ……いや、ノワルナ先生!」

 某AAA
 そういうことするからAAAなんですよ。

 オリジナル:『首』のベースAIの元となった人物。
 母のようでもあり、姉のようでもある。
 今の体に不満は無いが心残りがあるとすれば……彼女の姿をこの目に映すことだけは叶わないことだろうか。

 AS:同類。敵(?)
 アコニサラートが与えられた役目は現行の人類種の存続を断ち切る可能性が現れた場合の剪定である。
 つまり人類を試す存在であり、あくまでも宇宙進出の門番でしかないASは剪定カテゴリに該当しない。
 ……はずなのだが。
 「うーん……? 私の敵じゃないはずなんだけどなぁ……なんかこう、見てると敵対心がメラメラァっと。……メンテしたほうがいいかなぁこれ」

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【コメント】

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 Q.16進数使う必要ないですよね
 A.カッコイイだろ?

以下16進数まとめ