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土蜘蛛
似たようなルーツを持つ別の妖怪。
共に一般社会から外れて生きてきた人間たちではあるが、片や恨んで暴れて、片や山で暮らしつつ時々人里に下りて里人と交流したりと中身は正反対である。
そのためシンパシー的なものは感じるようでやっぱり感じない。
「儂あいつ知っとる! ……気持ちは分からんでもないが、何もそこまでせんでもなぁ……」
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野槌
互いに近いところに住む妖怪。
山に暮らす人にとって蛇は神だったり敵だったり友人だったり食べ物だったり、色々である。
「儂あいつも知っとる! なんか山ん中で時々見かけた丸っこい蛇!」
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役小角
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大峰山前鬼坊
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鬼一法眼
山に住んでいる、と言うわけではないが度々山に入ってくる人間とか人間でなさそうなのとか。
「儂あいつらも知っとる! なんか滝に打たれたり岩の上ぴょんこぴょんこ跳んでたりした連中!」
ちなみにこいつらを宝具効果内に巻き込んでしまった場合マイナス補正がかからないどころかむしろ強化される可能性すらある。
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山姥
非常によく似た何か。でも違っている何か。
「儂あれ知っと……なんてェ言ったらいいのか、んん、儂んとこの大将? ご先祖? ……や、それも何か違うような……」
何かしらの整合性を取ってみようという試み
あちらが自然の化身、幻想種や精霊に分類される生き物であるならこちらはその自然(つまりこの場合は山)の中で暮らすうちにそれに近しい属性を獲得した人間。
真祖に対する死徒とか、神霊に対する神と人の混血である半神とかそういったものに近い。(と思う、多分)
また、あちらが金時の母個人であるのに対してこちらは山の女怪全般とその正体(と言う設定)の人間が一纏めになったものなので特定個人の要素は薄め。
ついでにあちらが神性を持たないのにこちらが(宝具効果中限定で)持つのは、元々神ではなかったものが時代を経るうちに信仰を集めることでなかったはずの神性を獲得したとかいう、ある種の無辜的な要素なのかなあとかそういう感じでお願いします。
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安倍晴明
自分よりでかい人間初めて見た。山か、山で育ったのか。
「なんだァあのやッたらでかいのは……え、陰陽師て。いやいやいくら胡散臭いのも仕事のうちって言ってもあそこまで胡散臭いのって、いやいやいやいや」
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スキールニル
天敵。
山焼き良くない。ダメゼッタイ。
「いいからまずその物騒な段平下ろしてくれんか、いや本当に。な?」
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宮本武蔵やその他の侍
時々山の中でこういう奴見かけた。
「修行なんぞと称して丸一日座り込んでたり朝から晩まで剣振ったり鳥だの獣だのばっさばっさ切り捨てたりな、見てる分には面白かったぞアレ」
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C・オーギュスト・デュパン
なんだあのでかい猿。
「なんだあのでかい猿」
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クライマー
なんだアレ。
「なんか富士のお山とかおるぞ。なんだアレ」
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ハサン・サッバーハ
国は違えど山暮らしの暗殺者と言えばご近所さんのようなものである。
それぞれ別個の社会集団であり基本的には不干渉だが、うっかり遭遇してしまうこともあったとか。
「いやな、互いに間抜けな愛想笑い顔に貼り付けてそそっと別れる時の気まずさったら酷っどいもんでなぁ……」
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アバドン/
蝗跳のハサン?
里の人間――特に農民にとって蝗は脅威である。
だがYAMASODACHIにとっては――。
「今日の晩飯!」
ンマーイ!(テーレッテレー)
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マレビト
マレビトの正体の一つはサンカであると言われる。
極めて近しい存在であるため、マレビトのスキルや宝具に対し非常に高い抵抗力を持つ。
「儂あいつも知っとる! ってぇか、あれ半分くらい儂! ……いやぁ、何も人間丸ごと滅ぼすとかそこまでせんでも良かろうになあ……」