◆死郎

  • ◆演 / 声:松村雄基
  • 死者の時間を彷徨う四百年前の武士怨霊。仮面ライダー幽汽ハイジャックフォームに変身出来る。生前愛した女性ソラを甦らせる為、幽霊列車と幽汽の力、そして特異点である良太郎を利用し、生者と死者の時間を逆転させ全ての死人を蘇らせようと目論む。独楽回しを得意とし、を使い無数の炸裂する独楽を操り戦う。この攻撃でNEW電王、電王クライマックスフォームを変身解除させる程高い戦闘能力がある。死んだ人間や死んだイマジンを思いのまま呼び出し、操る事が可能。操られた人間やイマジンにはい札が張り付く。常にソラの事を異常なまでに思っており、彼女が悲しむ(と思い込む)と激しく逆上する。生前は良太郎に見せていた常に影を落とす様な人物ではなく、明るい性格の若侍だった。ゴースト、ファントム、シャドウイマジンを雇い、拉致した良太郎にゴーストイマジンを憑依させ幽汽スカルフォームとして活動させて、自身の目的を成し遂げようと企む。後に良太郎が元に戻ると自身も幽汽に変身、騎馬戦などで電王ライナーフォームとソードフォームを圧倒したが、幸太郎/NEW電王が加勢した事で形勢が逆転、三人の必殺技の同時攻撃を受けて変身解除。ソラの腕の中で力尽き、彼女と共に死者の世界へ戻っていった。その死郎の行動には詳しい事は不明だが四百年前のある悲劇が起因しているらしい。元々は下級武士の出だがの腕は一流。どこで列車を手に入れたかは不明で、何故これ程までに生き返る事に執念を燃やしていたのかも不明。オーナーの発言を見る限り、死郎がやろうとしていた事で本当に生と死の関係が覆る事になっていた可能性が高い。特異点という時間の干渉を受けない存在が過去の自分の祖先を殺害するというパラドックスが時間に大規模な変動を与えるのだと思われる。

◆ゴーストイマジン

  • ◆声:神谷浩史
  • ◆身長:200cm
  • ◆体重:131kg
  • 死郎に雇われたイマジン。ローブを纏った骸骨のような外見だが、モチーフになった童話や契約者などは不明。良太郎に憑依し、仮面ライダー幽汽スカルフォームになり暴れる。を自分の右肩に乗せる癖があり、幽汽に変身してもそれは変わらない。スカルフォーム変身時にも使用する長剣を武器とする。好戦的且つ、残忍で卑怯な性格で良太郎の命を盾にモモタロス達に迫る。良太郎に憑依する事で『A良太郎(もしくはG良太郎)』と言う姿に変化し、ボサボサの銀髪に一房だけの髪が混じる不良の様な外見となる。敵のイマジンが良太郎に憑依した珍しい姿で特異点である筈の彼を支配し自由に行動出来なくなる程の支配力を発揮した。高い戦闘力を誇り、変身時は常に自信に満ちた態度を取る。三百年前での戦いでモモタロス達を追い詰めるもの、モモタロスの決死の行動で目を覚ました良太郎によって体から追い出されてしまい、良太郎が電王に変身すると形勢が逆転、電王クライマックスフォームの『ボイスターズスラッシュ(俺達の必殺技・クライマックスバージョン)』で倒された。イマジンに憑依された良太郎を三浦イッセーは悪霊に取り憑かれたと称しており、このイマジンはある意味それが具現化した存在とも言える。

◆仮面ライダー幽汽

  • 劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』に登場する仮面ライダー。幽霊列車の力を司る仮面ライダーで読みは『ゆうき』。諸事情でゴーストイマジンに憑依された野上良太郎(ディレクターズカット版のデータファイルでは『G良太郎』劇場公開時では『A良太郎』と表記される)或いは『さらば電王』の黒幕・死郎がユウキベルトで変身する。イメージカラーはで、モチーフは海賊シャチ。黒いスカート線路を模したマフラーを纏い、オーラアーマーや電仮面には生々しい歴戦の傷跡が無数に残っているという仮面ライダーとしては異色の外見をしている。変身者によって『スカルフォーム』と『ハイジャックフォーム』という二つの形態に分かれるのだが、外見自体はそんなに変わっていない、というかスペックが全く同じ。但し、変身者が違う関係で強さは段違いである。仮面ライダー電王シリーズでは唯一、悪役がフォームチェンジした仮面ライダーでもある。因みに幽汽のスーツは劇場版第一作『俺、誕生!』で登場した仮面ライダーガオウのスーツを改造した物となっている。胸部や肩部に原型が残っているので一目で分かるだろう。変身の過程は、プラットフォームに相当する形態を経る形で変身する。

◆プラットフォーム

◆スカルフォーム

  • ◆身長:199cm
  • ◆体重:107kg
  • ◆パンチ力:7.5t
  • ◆キック力:9t
  • ◆ジャンプ力:ひと跳び40m
  • ◆走力:100mを5秒
  • ゴーストイマジンに憑依された良太郎(G良太郎)が変身する仮面ライダー。電仮面の額に髑髏があり、マフラーの色はとなっている。常に自信満々な態度を取っているが、時の砂漠で仮面ライダーNEW電王と戦った時には苦戦している辺り、実はそれ程強くはない。しかし、イマジンが相手なら話は別で序盤から倒されるまでモモタロス達を追い詰め、モモタロスを殺しかけている。イマジンに憑依されても完全に支配されない特異点である良太郎だが、ゴーストイマジンの支配力は凄まじく、劇中では、殆ど抑え込まれていた。更に良太郎が仮面ライダー幽汽に変身している事を利用し、わざと変身を解除してモモタロス達を油断させた後、執拗に攻撃を加える卑劣な戦法も見せた。良太郎に憑依していた時のみ変身していたが、タロウズの様に憑依していなくても単独での変身は可能と思われる。因みに仮面ライダー幽汽スカルフォームの変身待機音はフリー音源の冒頭を編集したものである。

◆ハイジャックフォーム

  • ◆身長:199cm
  • ◆体重:107kg
  • ◆パンチ力:7.5t
  • ◆キック力:9t
  • ◆ジャンプ力:ひと跳び40m
  • ◆走力:100mを5秒
  • 死郎が変身する仮面ライダー。死郎のオーラをフリーエネルギーに変換して変身する形態。幽汽の中では後から登場する。仮面ライダー幽汽の本来の変身者が死郎であると考えれば、基本形態にも位置する。マフラーの色がくなり、電仮面の額はレールが二回捻じれている。後頭部からは長い赤色のレールが伸びている他、左腕に連結器や海賊鉤爪をイメージした『幽汽ガントレット』が装備されている。幽汽の武器は『サヴェジガッシャー』と死郎が愛用する独楽。単純なスペックはスカルフォームとほぼ同等だが、生身の状態でも高い戦闘力を誇る死郎が変身している事も相まってスカルフォームよりも戦闘能力は遥かに高い。また、死郎が元々武士であった事もあって騎馬戦も得意とする。仮面ライダー電王ライナーフォームとソードフォームの二人を同時に相手をしても反撃の隙を与えずに圧倒する実力を見せた。よく仮面ライダー電王クライマックスフォームを変身解除させたと言われているが変身解除させたのは生身の死郎の方である。設定上、技はスカルフォームと同じ『ターミネイトフラッシュ』だが、ハイジャックフォームは使わなかった。

◆装備

  • ◆ライダーパス
    • 幽汽への変身に用いるパス。外見や機能は電王の物と同様。
  • ◆幽汽ベルト
    • 主な機能はデンオウベルトなどと同じで、フォームチェンジスイッチは仮面ライダー電王ウイングフォームや仮面ライダーガオウと同じ物。を基調としたカラーリングと電子音声、変身待機メロディを除けば外観、形状はガオウベルトと全く同じ物となっている。電子音声は仮面ライダーNEW電王の物と同様。スカルフォームの場合は手動で腰に装着するが、ハイジャックフォームの場合は死郎が鞭を自身の腰に巻き付けると自動的に実体化して装着される。
  • ◆ライダーチケット
    • 持っている過去へ向かう際に必要となるチケット。劇中では『1729年5月23日』と書かれたチケットが登場。背景には髑髏を象ったマークが描かれている。
  • ◆ゴーストイマジンの剣
    • ゴーストイマジン(G良太郎時も含む)が幽汽スカルフォーム変身前にも使用する長剣。形状は剣の刃の部分に二箇所、丸い穴があいた様な形をしている。
  • ◆死郎の鞭と独楽
    • 死郎が仮面ライダー幽汽ハイジャックフォーム変身前にも携行する武器。は敵を打ち据える他、独楽の打ち出しや亡霊イマジンを操る際に使用される。独楽は敵に命中すると炸裂する爆弾状の武器であり、分裂させて複数の敵にダメージを与える事も出来る(鞭で分裂させる場合もあれば独楽自体が自動的に分裂する場合もある)。この攻撃で仮面ライダーNEW電王、仮面ライダー電王クライマックスフォームを強制解除させた。また、これらを使ってイマジンを意思を持たない状態で復活させる事も可能(赤い札が貼り付けられている)。
  • ◆サヴェジガッシャー
    • 仮面ライダー幽汽ハイジャックフォームが使用する大剣。デンガッシャーの一つ(形態の一つ)。デンガッシャーを二組組み合わせる変則的な連結をしており、デンガッシャー ソードモードよりも大型で一番:ソードパーツからは同様に、オーラソードが伸びている他、二つの三番:アックスパーツからもオーラアックスが伸びている。ベルト両サイドのホルダーに携行しているのは一組のみだが、使用時も装備されたままなので、合計三組所持している事になる。
  • ◆幽霊列車
    • ◆全長(先頭車両):32.75m
    • ◆全長(後続車両):20m
    • ◆全幅(先頭車両):3m
    • ◆全幅(後続車両):2.9m
    • ◆全高(先頭車両):3.98m
    • ◆全高(後続車両):4m
    • 死郎やソラが搭乗する時の列車鬼火と共に出現し、髑髏の形状をした不気味な蒸気機関車が牽引しており、死者の彷徨う時間を運行する。巷では『死人が乗っている』と都市伝説になっている。尚、死郎等の移動手段として度々登場するが、この列車自体が戦闘を展開するシーンはない。通常空間では幽霊の如く物体をすり抜けたり、時の砂漠では特殊な障壁を展開する等の特殊な能力を持っており、外部からダメージを与える事は難しい。線路の様な物体で出来ており、こちらは普通に破壊が可能なので脱線させる事は出来る。戦闘能力は持っていない様子。時の砂漠にも入る事が出来るが、普段は時の砂漠でも現実世界でもない謎の空間(恐らく死者の時間)を走っている。一応、チケットが存在する。他の時の列車には見られない特徴が多々あり、本当に時の列車に分類される存在なのかも不明。駅長はこれをとんでもない物だといっていた。

◆必殺技

  • ◆ターミネイトフラッシュ
    • 劇中ではスカルフォームしか使用していないが、設定ではハイジャックフォームも使用可能となっている。スカルフォームはセタッチによってフルチャージしたエネルギーをゴーストイマジンが鬼火と化したフリーエネルギーを愛用するに収束し、それを地面に叩きつけ、目標に向かって強烈なフリーエネルギーの波をぶつけるという荒技として使用。ハイジャックフォームの場合はサヴェジガッシャーの刀身から放つ、という設定の様である。このターミネイトフラッシュで仮面ライダーゼロノス・ゼロフォーム=桜井侑斗は重傷を負った。

◆客演

  • 仮面ライダーディケイド
    • 幽汽やゴーストイマジンは登場しないが最終回にて復活したアリゲーターイマジンがゴーストイマジン/スカルフォームが愛用していたを装備していた。
  • 仮面ライダージオウ
    • 第四十六話にてスウォルツが召喚したダークライダーとして登場。ハイジャックフォームで登場し、かつて2019年のアナザー電王に変身した遠藤タクヤの姉・遠藤サユリの婚約者にしてモールイマジンの契約者でもあった大澄ユキヒロのアナザーワールドから出現した。スウォルツによって召喚された際にはヒロユキがサユリのに供えたを忌々しげに踏むなどした他、同じく、ダークライダーとして召喚された白ウォズ、大道克己が変身する仮面ライダーエターナルと共に共闘して仮面ライダージオウ、仮面ライダーアクアを武器のサヴェジガッシャーで追い詰めた。恋人を亡くしているユキヒロを生贄に同じく愛する者を失っている幽汽が召喚されるというのはかなりの皮肉と言えよう。スウォルツの尖兵として、同じくアナザーワールドから召喚された大道克己/仮面ライダーエターナルと共にソウゴ達と戦うが、ソウゴ達の策略によってエターナルがアナザーワールドを破壊してしまい、それに伴い仮面ライダー幽汽も消滅してしまった。尚、この時の仮面ライダー幽汽は『空に向かって手を伸ばしている』様にも見え、変身者の死郎の恋人が『ソラ』である事を考えると中々切ない。余談だが、幽汽が姿を表してまもなく、未来から来ていた湊ミハル/仮面ライダーアクアが『俺だって勇気出すよ』と発言した事が話題になった。

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