最終更新: copy_and_copyright 2014年02月13日(木) 22:55:32履歴
桐生秀昭議員(自民党)の質疑
次に、県立の図書館のあり方について、2点伺います。
1点目は、県立図書館の将来像についてであります。
緊急財政対策における県民利用施設の見直しの中で、各施設の設置の意義やあり方が改めて問われることになりました。そのような見直しの機会となったこと自体は大きな意味があったと思う一方で、各施設が将来的にどうあるべきなのかといったビジョンをしっかり見据えないままに、取り組みが進んでいるようにも見えます。
特に、注目度の高い県立図書館においては、例えば、かながわ女性センターの藤沢合同庁舎への移転に伴い、女性センターの蔵書が県立図書館へ移転することになりました。また、川崎図書館については、その特性、地域性を踏まえた機能へ特化するとしていることから、今後、一定規模の蔵書が県立図書館にも移転されることが想定されます。
県立図書館の収蔵スペースは限られている中で、このように多くの図書が県立図書館に集まってくる一方、県立図書館としての将来的な姿は見えにくいままであります。県立図書館においては、資料を適切に保存管理するとともに、建物の老朽化が進む中で利用者の安全性を確保することはもちろんのこと、開架スペースを拡大するなど、利便性の向上を図ることも必要であります。
また、貴重で専門的な図書資料が県立図書館に集積していることを県民に広報していくとともに、例えば、現在行っている図書に関する展示について、館内を一部改修し、もっとアピールするなど、いわば見せる図書館を目指す視点もあっていいのではないでしょうか。
活字離れが指摘される中、また、緊急財政対策における見直しの検討が進む中、このようなさまざまな視点から、県立図書館が将来にわたり、県民にとっての知の殿堂として、どうあるべきかを示す時期が到来していると考えます。
そこで、知事に伺います。
県立図書館の将来像について、どのように考えているのか、見解を伺います。
質問の2点目は、川崎図書館のあり方についてであります。
川崎図書館については、知事は、6月の我が会派の代表質問に対して、先端技術や特許にかかわる情報提供など、企業活動の支援につながる機能に特化し、殿町地区に整備する中核的な支援施設に移転する方向で検討しているとの答弁がありました。
その後、それがどう具体化されようとしているのか、現時点では示されておりませんが、中核的支援施設、すなわち(仮称)ライフイノベーションセンターについては、年明けにも事業者の公募を始めるスケジュールになっておりますので、そろそろ川崎図書館をどのような形にしていくのか、明らかにしていただきたいと考えます。
そこで、知事に伺います。
川崎図書館の今後のあり方をどのように考えているのか、見解を伺います。
1点目は、県立図書館の将来像についてであります。
緊急財政対策における県民利用施設の見直しの中で、各施設の設置の意義やあり方が改めて問われることになりました。そのような見直しの機会となったこと自体は大きな意味があったと思う一方で、各施設が将来的にどうあるべきなのかといったビジョンをしっかり見据えないままに、取り組みが進んでいるようにも見えます。
特に、注目度の高い県立図書館においては、例えば、かながわ女性センターの藤沢合同庁舎への移転に伴い、女性センターの蔵書が県立図書館へ移転することになりました。また、川崎図書館については、その特性、地域性を踏まえた機能へ特化するとしていることから、今後、一定規模の蔵書が県立図書館にも移転されることが想定されます。
県立図書館の収蔵スペースは限られている中で、このように多くの図書が県立図書館に集まってくる一方、県立図書館としての将来的な姿は見えにくいままであります。県立図書館においては、資料を適切に保存管理するとともに、建物の老朽化が進む中で利用者の安全性を確保することはもちろんのこと、開架スペースを拡大するなど、利便性の向上を図ることも必要であります。
また、貴重で専門的な図書資料が県立図書館に集積していることを県民に広報していくとともに、例えば、現在行っている図書に関する展示について、館内を一部改修し、もっとアピールするなど、いわば見せる図書館を目指す視点もあっていいのではないでしょうか。
活字離れが指摘される中、また、緊急財政対策における見直しの検討が進む中、このようなさまざまな視点から、県立図書館が将来にわたり、県民にとっての知の殿堂として、どうあるべきかを示す時期が到来していると考えます。
そこで、知事に伺います。
県立図書館の将来像について、どのように考えているのか、見解を伺います。
質問の2点目は、川崎図書館のあり方についてであります。
川崎図書館については、知事は、6月の我が会派の代表質問に対して、先端技術や特許にかかわる情報提供など、企業活動の支援につながる機能に特化し、殿町地区に整備する中核的な支援施設に移転する方向で検討しているとの答弁がありました。
その後、それがどう具体化されようとしているのか、現時点では示されておりませんが、中核的支援施設、すなわち(仮称)ライフイノベーションセンターについては、年明けにも事業者の公募を始めるスケジュールになっておりますので、そろそろ川崎図書館をどのような形にしていくのか、明らかにしていただきたいと考えます。
そこで、知事に伺います。
川崎図書館の今後のあり方をどのように考えているのか、見解を伺います。
次に、県立の図書館のあり方についてお尋ねがありました。
まず、県立図書館の将来像についてです。
県立図書館は、長い年月をかけて収集した貴重な専門図書を利用者に提供するとともに、県内の公立図書館などの相互貸借サービスの運用や、研修等を通じた市町村図書館の司書の育成等、広域図書館としての役割を果たしてきました。
今後も、そうした役割をしっかりと果たすとともに、知的好奇心が刺激され、学習意欲がかきたてられる知の拠点として多くの県民の方々に来ていただき、使っていただきたいと思っています。
そこで、文化施設が集まる紅葉ヶ丘の中核的な施設として、単に本を読む、借りるだけでなく、利用者同士が自由に議論し、新しい知見が生まれ、県民の皆さんが足を運びたくなるような文化的なにぎわいに満ちた魅力あふれる図書館にしたいと思います。
こうした図書館を実現するためには、ゆったりとした雰囲気の中で、さまざまな発想が生まれる空間や時々の話題や記念行事などに合わせた企画展示ができるスペースを工夫、充実し、見せる図書館としての機能も必要です。
しかし、現状は施設の老朽化が進み、企画展示や収蔵のスペースも手狭になっています。そこで、川崎図書館やかながわ女性センターの蔵書の移転を機に建物の建てかえや改修を行い、新たな魅力を備えた図書館にしたいと考えています。
今後、こうした取り組みを進め、圧倒的なマグネット力のある県立図書館を目指してまいります。
次に、川崎図書館のあり方についてお尋ねがありました。
川崎図書館につきましては、先端技術や特許にかかわる情報提供などの産業支援につながる機能について、殿町の中核施設に移転する方向で検討を進めておりました。
しかし、その後の検討の中で、この中核施設については、再生・細胞医療分野に特化し、研究開発、試作開発から、臨床や細胞製造の機能までを有する施設として整備することとしたところであります。これに伴い、産業情報の提供機能については、スペースも必要最小限にとどめる必要があるため、この中核施設においては、電子情報のみで対応することとしました。
こうしたことから、企業活動の支援につながる研究報告書、専門誌などに特化した川崎図書館の適地をほかに探しておりました。その結果、溝の口にあるKSPが総合的に見て適地であるとの判断に至ったところです。
KSPは交通の利便性に加え、バイオやITなどの先端技術産業が集積しているほか、県の科学技術拠点であるKASTも入居しております。加えて、総合特区にも追加指定されたことから、殿町との連携も可能という利点があり、条件を備えた移転先と考えております。
今後、KSPとも十分連携を図り、川崎図書館の機能とKASTの機能を融合させるなど、一層、産業の活性化につながる図書館となるよう努めてまいります。
まず、県立図書館の将来像についてです。
県立図書館は、長い年月をかけて収集した貴重な専門図書を利用者に提供するとともに、県内の公立図書館などの相互貸借サービスの運用や、研修等を通じた市町村図書館の司書の育成等、広域図書館としての役割を果たしてきました。
今後も、そうした役割をしっかりと果たすとともに、知的好奇心が刺激され、学習意欲がかきたてられる知の拠点として多くの県民の方々に来ていただき、使っていただきたいと思っています。
そこで、文化施設が集まる紅葉ヶ丘の中核的な施設として、単に本を読む、借りるだけでなく、利用者同士が自由に議論し、新しい知見が生まれ、県民の皆さんが足を運びたくなるような文化的なにぎわいに満ちた魅力あふれる図書館にしたいと思います。
こうした図書館を実現するためには、ゆったりとした雰囲気の中で、さまざまな発想が生まれる空間や時々の話題や記念行事などに合わせた企画展示ができるスペースを工夫、充実し、見せる図書館としての機能も必要です。
しかし、現状は施設の老朽化が進み、企画展示や収蔵のスペースも手狭になっています。そこで、川崎図書館やかながわ女性センターの蔵書の移転を機に建物の建てかえや改修を行い、新たな魅力を備えた図書館にしたいと考えています。
今後、こうした取り組みを進め、圧倒的なマグネット力のある県立図書館を目指してまいります。
次に、川崎図書館のあり方についてお尋ねがありました。
川崎図書館につきましては、先端技術や特許にかかわる情報提供などの産業支援につながる機能について、殿町の中核施設に移転する方向で検討を進めておりました。
しかし、その後の検討の中で、この中核施設については、再生・細胞医療分野に特化し、研究開発、試作開発から、臨床や細胞製造の機能までを有する施設として整備することとしたところであります。これに伴い、産業情報の提供機能については、スペースも必要最小限にとどめる必要があるため、この中核施設においては、電子情報のみで対応することとしました。
こうしたことから、企業活動の支援につながる研究報告書、専門誌などに特化した川崎図書館の適地をほかに探しておりました。その結果、溝の口にあるKSPが総合的に見て適地であるとの判断に至ったところです。
KSPは交通の利便性に加え、バイオやITなどの先端技術産業が集積しているほか、県の科学技術拠点であるKASTも入居しております。加えて、総合特区にも追加指定されたことから、殿町との連携も可能という利点があり、条件を備えた移転先と考えております。
今後、KSPとも十分連携を図り、川崎図書館の機能とKASTの機能を融合させるなど、一層、産業の活性化につながる図書館となるよう努めてまいります。