機能集約・廃止が検討されている神奈川県立図書館・神奈川県立川崎図書館に関する情報をまとめます。

原聡祐議員(自民党)の質疑

原委員

次の質問は、かながわ女性センターの移転についてです。
来年の4月に、藤沢合同庁舎に移転することになり、今回、機能の見直しも行われることから、その内容についてお伺いしたいと思います。まず、女性センターの年間の利用者と、そのうち、女性センターの本来の設置目的であります男女共同参画に関する利用割合を確認させてください。

人権男女共同参画課長

平成25年度の年間利用者数でございますが、女性センター全体で、延べ12万1,670人でございました。このうち、会議室についての利用状況でございますけれども、平成25年度の県民による利用の全体が1,416件で、このうち6%に当たります88件が男女共同参画に関する利用ということでございます。

原委員

移転により、規模が10分の1になるということから、県民サービスが低下することにつながってはならないと思っておりますが、移転、廃止する機能と継続する機能、今後、更に充実していく機能について教えてください。

人権男女共同参画課長

今回の移転により廃止する機能といたしましては、生涯学習機能と図書館機能でございます。そして、図書館につきましては、一括して県立図書館の方に移すのですが、基本的な図書は、新しい拠点の方にも残すということになっております。
また、充実する機能といたしましては、場所的に便利な場所に移るということがございますので、人材育成、情報発信、意識啓発の部分、男性や若者が行きやすい形とするといった部分を充実してまいりたいと考えております。さらに、相談事業につきましても、例えばDVに悩む男性からの相談を受けるなど、事業を充実してまいりたいと考えております。

原委員

図書の蔵書が減るということですが、それに関しては、県民サービスの低下につながるという心配があるのですが、藤沢市には、そういった機能を持つ施設が他にあるのでしょうか。

人権男女共同参画課長

藤沢市内には、市民図書館が5箇所、市民図書室が11箇所ございます。また、新しい拠点から約100メートルのところに藤沢南図書館がございまして、KL−NETという神奈川県図書館情報ネットワーク・システムにより、それぞれの図書館から県内の蔵書を取り寄せることができます。新しい拠点もこのネットワークに入っておりますので、利用していただくことが可能です。
そして、ホール等のことにつきましても、藤沢市内の公的な施設で現在3箇所あり、また、女性センターの会議室を利用されていた方の約半数が湘南地域にお住まいの方でございましたので、こういった施設があることを御案内してまいりたいと考えております。

原委員

既存の施設を利用されていた方に、そういった施設の御紹介をスムーズにできるような体制をとっていただきたいと思っております。

管理人/副管理人のみ編集できます