駅のホームなどに設置されている「名所案内」について調査しています。


須磨寺
すまでら Sumadera
神戸市須磨区

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名所案内

当駅付近ご案内
須磨寺
(福祥寺)
北へ0.3km
綱敷天満宮南へ0.2km
●須磨霊泉北0.2km
●旧和田岬灯台南0.6km
●菅の井南東0.1km
●堂谷池(須磨の大池)北0.4km
●頼政薬師寺(浄福寺)北東0.2km
●現光寺西0.3km
●諏訪神社南0.2km
●天理教会北東0.5km
須磨本町郵便局南西0.6km

源平ゆかりの名刹
真言宗
須磨寺派本山須磨寺上野山福祥寺
正式名は上野山福祥寺(じょうやさんふくしょう
じ)であるが、古くから「須磨寺」の通称で親しま
れてきました。平敦盛遺愛の青葉の笛や弁慶
の鐘、さらに敦盛首塚や義経腰掛の松など、多
数の重宝や史跡があり「源平ゆかりの古刹」と
して全国的に知られています。古来より源平の
浪漫を偲んで訪れる文人墨客も数多く、広い境
内のあちこちに句碑・歌碑が点在しています。

拝観時間 8:30〜17:00
拝観無料
須磨寺駅から北へ
徒歩約5分
本堂仁和二年開創当時の本堂には、松風村雨物語で有名な
在原行平が参籠して、勅勘を許されたと伝えられますが、
その後、火災、洪水、地震などの災害によりたびたび建て
直されました。
現在の本堂は慶長七年(1602)豊臣秀頼が再建したもの
で、建築奉行は片桐且元でした。但し内陣の宮殿は応安
元年(1368)の建造になるもので、重要文化財です。本尊
聖観世音菩薩、脇侍毘沙門天、不動明王が祀られていま
す。昭和47年、文化庁の指導で全面解体修理が行われ、
六百年前の姿に復原されました。
この後、阪神淡路大震災の被災を乗り越え、平成15年に
も復元のための修理が行われ現在の姿になっています。
源平の庭今から八百年前の平敦盛・熊谷直実の一騎討ちの場面を再現した庭です。
当時十六歳の無官太夫平敦盛が一の谷の浜辺において、源氏の武将熊谷直実に討たれた話は
平家物語の中で最も美しく、最も悲しい物語として古来語り継がれています。
庭前には「笛の音に波もよりくる須磨の秋」の蕪村句碑があり、庭の角には弁慶が「一枝を伐らば
一指を剪るべし」と制札を立てた、歌舞伎「一の谷嫩軍記」にも登場する「若木の桜」があります。
敦盛墓所(首塚)この首塚(五輪塔)は、寿栄*1三年
(1184)年二月七日に起きた一の谷
の戦いで、熊谷直実に討たれ戦死し
た平敦盛の菩提を弔う為に建立さ
れたものです。因みに、須磨浦公園
にある『敦盛塚』には胴体が祀られ
ています。
敦盛首洗いの池熊谷直実が、源義経に平清盛の甥・
敦盛の首を見せるために、首を洗っ
たといわれる池です。
義経腰掛けの松一の谷の合戦の後、この松に源義
経が腰をかけて敦盛の首を確かめ
たといわれています。
弁慶の鐘一の谷の合戦の際、弁慶が山田庄
安養寺からこの鐘を長刀の先に掛
けて担いで来て陣鐘の代用にした
といわれています。今、旧鐘は宝物
館に納め、この鐘は一の谷合戦八百
年記念に複製した新鐘です。除夜の
鐘としても有名です。
若木の桜光源氏が手植したものといわれて
います。弁慶はこれに制札を立てて
曰く、「一枝を伐らば、一指を剪るべ
し」と。浄瑠璃の「一ノ谷嫩軍記」に
扱われた有名な桜です。今、制札は
宝物館にあります。
平 敦盛(たいらのあつもり)平敦盛は平清盛の甥。従五位に叙せられましたが、官職は
無かったので世に「無官の太夫」と言われ、一の谷合戦で源
氏方の熊谷次郎直実に討たれました。
謡曲「敦盛」、舞「幸若」にも登場し、歌舞伎、映画、舞台など
に大人気で演じられています。

名所案内(レイアウト再現版)

当駅付近ご案内須磨本町郵便局
  南西0.6km
須磨寺
(福祥寺)
北へ0.3km
綱敷天満宮

南へ0.2km
●須磨霊泉 北0.2km●旧和田岬灯台 南0.6km●菅の井 南東0.1km
●堂谷池(須磨の大池) 北0.4km●頼政薬師寺(浄福寺) 北東0.2km
●現光寺 西0.3km●諏訪神社 南0.2km●天理教会 北東0.5km

備考

  • 山陽電鉄の名所案内は配色・レイアウトとも超個性的。赤地の部分は上段が主な名所、下段がその他の名所、右の白地の部分は公共施設などに区分されているようだ。
  • 個性的なレイアウトを尊重(?)して、表はこのwikiの基本である名所1件につき1段になるよう整理したものに加えて、実物のレイアウトを再現した表も作ってみた。
  • 当駅にはもう1枚、駅名にもなった「須磨寺」を詳細に解説した大型の名所案内もある。
  • 神戸市内の山陽電鉄沿線は源平合戦の「一の谷の合戦」の舞台。「須磨寺」には一の谷の合戦ゆかりの品や場所が多数存在する。
  • 「旧和田岬灯台」は明治17(1884)年に建設された灯台で、現存する鉄造灯台としては国内最古のもの。現在は須磨海浜公園に移設されている。

関連リンク

須磨寺:公式サイト
綱敷天満宮:公式サイト
須磨霊泉:須磨観光施設協議会
旧和田岬灯台:全国近代化遺産活用連絡協議会
菅の井:須磨観光施設協議会
堂谷池:神戸まちガイド
頼政薬師寺:源平史蹟の手引き
現光寺:花橘亭〜源氏物語を楽しむ〜
諏訪神社:神戸の空の下で。〜街角の歴史発見〜
須磨本町郵便局:日本郵政グループ



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