ここだけリアルロボットを駆る傭兵ギルドの設定記録の設定記録

航路保全機構が宇宙空間にて最強と呼ばれる一因を担う航路保全機構の主力量産機。機動兵器では無く、「宙域戦闘機」と呼称される完全に別物の兵器である。外見はドラム缶状の本体側面に翼の様に武装スラスターユニットが４つ、正面から見た時にＸ状になる様に装着されているといった物。

宙域戦闘機は無重力/低重量環境での短期的な戦闘を前提として設計されている兵器であり、基本的には宇宙空間での戦闘を可能な限り有利に進める目的で正面/後方被弾面積を少なく出来る筒状の形をしている。
連続的な戦闘や高重力環境下での戦闘は一切考慮して居らず、そういった状況下ではそもそもマトモに運用できない。その代わり、単純なスペックでのみ見れば機動兵器を軽く蹂躙出来る様な物となっている。
機動兵器と宙域戦闘機の性能差を簡単に説明すると、「戦闘ヘリと戦闘機」と言った所だろうか。機動力、機敏性は機動兵器の中でも最速級の機体を遥かに凌駕し、火力は重量級の機動兵器と同等以上。耐久力も並の機動兵器以上の耐久力を携えている。
機動兵器と宙域戦闘機が宇宙空間で戦ったら、間違い無く機動兵器が一方的に蹂躙される性能差。

……そして、上記は宙域戦闘機と言う兵器全般に関する説明である。

航路保全機構製の宙域戦闘機であるベルナー型執行機は、現存する宙域戦闘機の中で間違い無く「最強」と断言しても良い程の性能を持つ。

他の宙域戦闘機と比較しても軽く４割増しはある速力と機敏性。空間干渉技術を用いた特殊装甲による高防御にステルス。重力波の精密探知による既存のレーダーより遥かに補足範囲の広い探知システム。「アイテムパケット」技術による圧倒的なペイロードとそれに伴う高火力。徹底的な効率化と最適化の末に作られた宙域戦闘機とは思えない程の継戦能力。最新鋭のＡＩ技術を用いた最速、最適の戦略システム。脱出機構にまで手を加え、パイロットの安全性と快適性まで確保している。

唯一の欠点として運用、製造コストが凄まじい点が挙げられるが、運用している航路保全機構からすれば金の心配などするだけ無駄な上、生存率/帰還率が極めて高く損傷率が低い事から運用すればするだけお得になると言う異常現象が発生している。

一部の戦闘記録ではこのベルナー型の４機編隊（その４機がエース級のパイロットだったなどと言った情報は確認出来て居ない）が弩級宇宙戦艦の艦隊を数分足らずで壊滅させた事から「宇宙戦艦の時代を終わらせた機体」などと呼ばれる事もある。

見ての通りのトンデモスペックだが、高重力環境（具体的に言うとオムニスを含む惑星の大気圏内）などではそもそも起動すら出来ないなど宙域戦闘機故の問題点も色々と多く、基本的には宇宙空間以外で見る事は無いだろう。と言うか宇宙以外でコレを見たら明らかに異常事態発生中である。

コクピット：ザ・快適。とは言っても快適過ぎても戦闘に難が発生するので意図的に少しだけ不便になる様、設計されている。

緊急脱出用射出機構：そもそもの撃破率が低いとは言え、航路保全機構脅威のテクノロジーによりパイロットの帰還率９５％以上という脅威的な数値を出している。宇宙空間を漂流しても大丈夫な様に簡易コールドスリープ装置や緊急用の飲食料なども搭載している。

空間干渉ユニット：ベルナー型の目玉と言っても過言では無い装置。これのお陰で軽さと硬さを両立した装甲や革新的な半ば透明化に近いステルス、技術既存のレーダーではあり得ない程の広範囲探知に外見以上の圧倒的なペイロードが実現可能になっている。
航路保全機構が独占している技術な上、作るのにも航路保全機構が独占している資源が多数必要となる為航路保全機構以外では作るのはまず不可能と考えて良いだろう。

ＧＷＤＩ推進システム：上記の空間干渉ユニットと既存の反重量推進システムなどを組み合わせた新型の推進システム。これのお陰で速度と小回りを両立出来ている。

Ｐ炉心：航路保全機構が独占している未知の発電方法。コレが無いと空間干渉ユニットもＧＷＤＩ推進システムも動かせない。内容は完全にブラックボックスだが、凄まじい量のエネルギーを作り出せる。ただし高重力環境下では完全に停止してしまうらしく、航路保全機構が惑星内の戦闘に疎い要因の一つになっている。

フレア：安心と安定の航路保全機構製。大体のミサイルや誘導装置はコレで無力化できる。接敵したら即ミサイルを撃つので基本的にコレが使われる事は無い。

アイテムパケット：一言で表すと四次元ポケット。この中に色んなミサイルなどを仕舞い込んで好きなタイミングで撃てる。空間干渉ユニットが無いと開ける事が出来ないので、破壊されたベルナー型執行機からミサイルなどを鹵獲するなどと言った事はまず出来ない。

高パルスバルカン：危険な状態になった際に咄嗟に使えるサブ兵装。滅多に使わない……が、並の宇宙戦艦の装甲程度であれば紙屑の様にバラバラに出来る程度の火力はある。

サンプル?
搭乗者2?

事件1?
事件2?

航路保全機構