GURPSよろず - 防御の限定
攻撃種類の「登場頻度」は、レギュレーションによって異なるため、GMは面倒でなければ冒険舞台のレギュレーションに応じたリストを作っておくと便利である。
第4版『ベーシックセット』第2章「有利な特徴」より。B91P参照。

コラム:防御の限定(Limited Defenses) B91P

 「防護点」――あるいは(非ダメージ効果に対して)おもにダメージへの保護をメインとする有利な特徴――をとる場合、あなたはある種の攻撃型に対してだけ有効であると限定することができます。この限定は有利な特徴の必要CPを低下させます。この目的の場合、ダメージは大きく4つの種類に分類されます。
どこにでもある(Very Common):-20%
 非常に大きなダメージの分類。およそどのような舞台でも遭遇すると思えるもの。
 例:長射程攻撃白兵攻撃、物理攻撃(任意の物体から)、エネルギー攻撃(例えばビーム兵器、電気、火、および冷気、音)、特定の源(気、魔法超能力)から発せられるダメージすべて。
よくある(Common):-40%
 大きなダメージの分類。
 例:基本の攻撃型焼き侵蝕叩き切り刺し貫通体)、よくある物質の分類による攻撃(例:金属、石、水、木材、肉)、ある種の脅威――自然のものでも、人工的なものでも――(例:冷気電気・火)、「どこにでもある」を少し限定したもの(例:魔法のエネルギー)。
ときどき(Occasional):-60%
 限定されたダメージの分類。
 例:よくある物質(鉄、鉛)や、超常的手段・高度技術(粒子ビーム、レーザー、成形爆弾)によってのみ発せられるダメージ。「よくある」を少し限定したもの(例:魔法の電撃、貫通ダメージを与える金属)。
まれ(Rare):-80%
 非常に狭いダメージの分類。
 例:荷電粒子砲、ドラゴンの炎、貫通ダメージを与える鉛、紫外線レーザー、一般的ではない物質(例:銀や祝福された武器)。

備考

 ほかに記述がない限り、限定のついた防護点DR)はその「直後の」効果にのみ機能します。あなたが魔法によって浮遊させられて、その後落下したとします。落下によるダメージは「魔法に対するDR」で軽減させることはできません。魔法の剣であなたが攻撃された場合「魔法に対するDR」は、魔法による追加のダメージにのみ適用されます。同様に「トロールに対するDR」は、トロールが投げた巨石には機能しません――ダメージはトロールではなく石から与えられます。限定を設定するときには、それがどれほどの価値を持つのかをGMと相談して決めてください。もし「限定がダメージに直接影響を与えることはない」とGMが考えたときには、そうした限定は必要ありません!

関連特徴