エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

 今日のみさき保育園も、こどもたちの元気な声でいっぱいです。
 ちっちゃな背丈のおともだちが、園のお庭やお部屋を走り回っています。
「たっち! つぎはあーちゃんがおにねー!」
「みゆはねえ、おかあさんやるからね、なおちゃんがおとうさんね!」
 そんな中、楽しそうなはしゃぎ声をかき分けて、ひときわ大きな声が響きました。
「せんせー! かなちゃんがまたおもらししてるー!」
 遊びに夢中だった園児の視線が、声の上がった方に向かって1点に集まります。
 2才や3才の園児たちが輪になって囲んだその真ん中には。
「言わないでって言ったのに……やだよ、先生に言っちゃ、やだぁ……」
 みんなと同じ園児服を着ているのに、おっきな背丈がひときわ目立つ女の子。
 真っ赤なお顔で泣きべそをかいた、『かよちゃん』が、そこにいました。

「もう、ちっちでたらちゃんとおしえてくれないとだめなんだよ?」
「またおまるにしーできなかったんだ? あはは、やっぱりかよはあかちゃんだよねー」
 口々に浴びせられたのは、どれも世話の焼ける妹の面倒を見るような、『おにいちゃん』や『おねえちゃん』気取りの言葉ばかり。
 そんなもの、『幼児のごっこあそび』だと思えば、気にも留めずに済んだはずでした。
 けれど。
「やめてよう……できるもんっ、かよ、ひとりでできるってばあ……!」
 かよちゃんは、目に涙を溜めながら、ふるふると弱々しく首をふるばかりです。
 自分の腰ほどしかない背丈の園児たちは、遠慮なくかなちゃんに触れてきます。
「ほら、おもらしサインがでてるじゃん! もらしてないって、うそついたらおしりぺんぺんだよー!」
「あーあ、いつまでたってもかよってちーがいえないよなー。おれのいもうとだってちゃんとおしえてくれるぜー?」
「だって……えぐっ、ぐずっ、こ、こんなの……おかしいよ、ひっく、えう、うえええん……」
 心配する子も、いじわるする子も、みんなかよちゃんの背丈や歳にえんりょなんかしません。
 それもそのはず。みんな、自分たちがかよちゃんより『おにいちゃん』や『おねえちゃん』だって知っているからです。
 りんごみたいにほっぺを赤くして、下を向いてもじもじしていたかよちゃんも、スカートのすそをぎゅっと握って泣き出してしまいました。
 でも、そんな泣き虫さんにも、みさき保育園の園児のみんなはお構いなしです。
「またすぐなくし。そんなんだからおもらしなおんないだぜっ、ほらっ!」
 そんな男の子の一人が、かよちゃんのスカートに手を伸ばしました。
「ひゃうっ!」
 その瞬く間の速さに、かよちゃんも驚いて、後ろにこてんと尻餅をつきました。
 ふわり、とはためいたスカートもお腹の上までめくり上げられ、隠れていた下着もみんなの前に出てきてしまいます。
 腰まで覆ったふわふわの生地に、かわいいうさぎさんの絵が踊る下着は、細い両脚の間だけがぷっくりとふくれ、黄色く染まっていました。
 それは――おもらしに濡れた、赤ちゃん用の紙おむつでした。
「えう……やだ、見ちゃ、やだあぁ……かよのおむつ、見ちゃやだああぁ……! うあああああんっ!」
 そう、大粒の涙をぽろぽろとこぼすかよちゃんは、みさき保育園の中でただ一人の『おむつの卒業できない園児』なのです。
 おもらしが治るまで――そう決められた卒園のゴールを、かよちゃんは17才になってもまだ乗り越えることが出来ずにいました。

「はいはい、みんなちょっとどいてー。かよちゃんのおむつ替えするからねえ」
 園児の波をかき分けて、かよちゃんの元に来たのはエプロン姿のお姉さん先生、すぎうら先生です。
 『ちいさなおともだち』も『おおきなおともだち』にも、ずるっこせずにかわいがってくれる先生は、園の人気者です。
 手には換えの新しい紙おむつ――こんどはネコさんの絵がついた、ピンク色の女の子らしい紙おむつです。
「じ、じぶんで、できるもん……せんせぇ、かよね、じぶんでおむつするからぁ……」
「はいはい、気にしなくて大丈夫だよ。かよちゃんはまだ、しーしーの言えない『あかちゃん』なんだから」
「あ、あかちゃんじゃないもんっ! かよ、ちがうもんっ!」
「はいはい、おねえちゃんだよね。おねえちゃんはわがままいわないんだよー」
 かよちゃんも、いっしょうけんめい先生におねがいするのですが、おむつ替えの時のせんせいは、かよちゃんのわがままもしらんぷりです。
 泣き虫かよちゃんの手を引いて、教室の隅に敷いた『おむつ替えマット』の所へ、うむを言わさず連れてきてしまいました。
「ほら、ごろんってしようねー。おもらしおむつで気持ち悪かったでしょ? きれいきれいにしてまた遊ぼうねえ」
「やだ……おむつ、やだぁ……あかちゃんになっちゃうもん……かよ、あかちゃんやだぁ……!」
「そんなこと言って、おむつ替えたらにこにこさんになっちゃうくせに」
 床にごろんと寝かされたかよちゃんに見えるように、先生は紙おむつを広げてみせました。
 赤ちゃんみたいに扱われる情けなさに泣きべそをかいていたかよちゃんの顔に、これからおむつをあてられる恥ずかしさの熱が宿ります。
 心密かに大人になりたいと願うのに、新しいおむつをあてられる度に自分がどんどん赤ちゃんになっていく気がしてしまうのです。
 だから、精一杯「やだ」を伝えようとするのですが――。
「もう、かよちゃんのやだやださんは治らないねえ。これじゃいつになったらぱんつのおねえちゃんになるかわからないかなぁ」
「や、そんなの、やぁ……ぱんつがいい、おねえちゃんぱんつがいいのっ!」
「うんうん、おねえちゃんぱんつはしーしーが言えるようになったらね」
 すぎうらせんせいはいつまでもかよちゃんを赤ちゃんあつかいしてきました。
 せめてもの抵抗に、かよちゃんもきゅっと足を閉じて紙おむつが外されるのを邪魔しようとします。
 だけど、そんな努力も先生の前では敵いません。

「あら、かよちゃん、そんなにおもらしおむつのまんまがいいんだ?」
「そ、そんなわけないっ! わ、わたしは、じゅうななさいの、おねえちゃんだもんっ!」
 自分を『おねえちゃん』だと呼ぶかよちゃんの言葉も、悲しいことにみさき保育園では通用しません。
 みんな、ゆびをさしてかよちゃんを笑うのです。
「またかよちゃんがおねえちゃんだって! おむつのおねえちゃんなんていないのにねー」
「じぶんでといれにいってからいえよー、おもらしかよちゃんっ」
 そうして、笑い声に包まれたかよちゃんは、もっとぐずってしまいます。
「おねえちゃん、だもん……じゅうななさい、だもんっ……」
「うんうん、だからトイトレもがんばろうねえ。きっとかよちゃんならかわいいおねえちゃんになれるよ」
 先生は泣き虫なかよちゃんをなぐさめながら、手際よくおむつを開いていきました。
 中は黄色いおもらしの海、たぷたぷと吸収しきれなかったおしっこであふれています。
「もう、量だけはおねえちゃんなんだけどなー。おしっこのがまんは、まだまだちっちゃい子のまんまかな」
「せんせい、言わないでよおぉ……」
 真っ赤なお顔を両手でかくして、恥ずかしいおむつ替えから目を背けたかよちゃんを、周りを囲む園児たちが見守ります。
「わー、しーしーいっぱいでたねぇ。えらいえらい」
「こんなにおもらしするんだから、やっぱりかよはおむつじゃなきゃだめだよねー」
 いくら目を閉じても、声は次々に降ってきますから、かよちゃんの顔も耳まで真っ赤になってしまいます。
「もう、やだぁ……ひ、ひぐっ……うえええん……!」
「ほらほら泣かない泣かない、新しいおむつしたら、またみんなと遊ぼうねえ」
 濡れたおむつをお尻の下から引き出され、新しいおむつが代わりにかよちゃんにあてられていきます。
 テープ止めでぴったりとフィットした紙おむつは、スカートを下ろせばすっかりかくれてしまいました。
「はい、おしまいっ。じゃあ、もう遊んできていいよ」
 せんせいは寝転がったかよちゃんを床に立たせ、おしりをぽんと叩いて送り出します。
 柔らかい感触と、ぽふんと鳴った鈍い音が、かよちゃんがおむつをしている証拠なのです。
「あたらしいおむつしてよかったね、かよちゃん!」
「……あ、あうぅっ」
 ちっちゃな女の子にそう言われても、かよちゃんは何も言い返すことができません。
 ただ、おむつの恥ずかしさに、立ちすくむしかありませんでした。

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