エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

 顎から滴った汗が、焼けた石畳に落ち、すぐに姿を消した。化粧
をしていないこともあり、遠慮なく手の甲で汗を拭った涼は、耳に
届いた子供たちの喧騒に目を向け、日傘の下で眉をしかめている葵
を振り返った。
「ね、ちょっと涼んでいこうよ」
「・・・しかたないなあ」
 無邪気な瞳にみつめられ、葵はしぶしぶ頷いた。飛び出すように
走り出した涼は、パンツ姿の幼児たちが屯している大きな噴水に、
いきおいよく飛び込んだ。飛び散った水しぶきに嬌声が上がり、子
供たちがいっせいに乱入者に目を向ける。保護者らしき母親たちも、
傍らを通る見知らぬ男女も、場に不似合いな乱入者を咎めはせず、
優しい目で見つめた。
「なにすんだよー!」
 しぶきを被った少年の一人が、文句を言いながらも楽しげに、水
をかけてきた。涼は正面から受けて立ち、すぐに子供たちの輪に入
り込んでしまう。噴水の傍らに立つ葵が呆れ顔で息をつき、諦めの
強い声を投げた。
「涼ちゃん。服が濡れちゃうから脱いでくれない?」
「はいよー」
 いまさら手遅れな感じもするが、濡れるに任せておくよりはまし
だろう。涼は求めに応じて噴水の縁に立ち、何のためらいも見せず
に上着に手をかけた。肌に張り付いていたTシャツを脱ぎ、ニプレ
スを貼り付けた胸を露にする。下に履いていたハーフパンツのチャ
ックも勢いよく下ろし、一気にずり下げた。
「あー、お姉ちゃん、おむつしてるぅ」
「あははははっ、おむつぱんつだぁ」
 下着姿になった涼を、同じ格好の子供たちが取り囲んだ。年上の
少女が裸になり、自分たちよりも幼い下着を用いているのが、面白
くて仕方ないのだろう。口々に囃し立て、指差して笑う。
「おねーちゃん、おもらしするの?」
「たまーに、ね」
「だめだよー。もうおっきいんだから」
「仕方ないだろ。トイレが近いんだから」
 完全に同じレベルで言い合っている。どうやら、おむつを使って
いることを恥じ入る気持ちはないらしく、堂々と胸を張り、腰を突
き出して怖じない。
「それより、続き、続きっ!」
 再び噴水に飛び込んだ涼は、手近にいた少女に向けて水を飛ばし
た。甲高い嬌声が上がり、再び激しい水の掛け合いが始まる。葵は
噴水から距離をとり、にこやかにその様子を眺めている。
「んっ!」
 子供たちと手を繋ぎ、吹き上がる水と戯れていた涼が、不意に眉
をしかめて動きを止めた。わずかに中腰になり、無意識にか内股に
なっている。子供たちが見つめる中、涼は片手をオムツの上から股
間にあてがい、やがて大きく体を震わせた。
「ふわぁ・・・」
「あははははっ、オモラシしたでしょー!」
 口を付いて出た安堵の吐息に、周りの子供たちが笑い声を上げる。
さすがにばつが悪いのか、涼は恥ずかしそうに頭を掻いている。


「涼ちゃん」
 笑いの渦の真ん中に立つ少女を、葵の声が呼び寄せた。水に濡れ
た体を光らせ、涼が小走りに噴水を飛び出す。
「なに?」
「水あそびは終わりよ」
「ええー!?」
 不満の声に、不慣れなしかめ顔で答えながら、葵はタオルを取り
出した。濡れそぼった涼の胸にそれを乗せ、体を拭き始める。
「こんなに体が冷えてるじゃないの」
「大丈夫だよ。動けばすぐ熱くなるって」
「ダメよ。おもらしまでしたじゃない」
「むぅ・・・」
 それを言われたのでは返す言葉が無い。涼はしょんぼりと立ち尽
くし、葵に拭かれるままにされていた。
「おむつも脱がないといけないね」
「うん」
 言われて素直に、涼は足を軽く開いた。差し出されたタオルを受
け取り、濡れている髪を拭き始める。葵は腰に手を伸ばし、水を吸
って膨らんだ、紙製のぱんつの縁に手をかけた。正面から涼の腰に
目をやりながら、それをゆっくりと下ろしていく。紙おむつの奥か
らは、くっきりと刻まれた割れ目が顔を出し、ほのかなおしっこの
臭いが鼻をくすぐった。口を寄せたくなる衝動を抑えながら、足首
にまでぱんつを下ろす。
「涼ちゃん、足を上げてね」
「ん」
 タオルを肩にかけ、涼が片手を葵の肩にかけた。裸足の足を上げ、
おむつから足を抜く。すぐに逆の足も抜き、多くの視線のさなかで
真っ裸になる。
「葵、かわりのおむつは?」
 白昼に割れ目を晒しているのはさすがに恥ずかしいらしい。涼は
両手で股間を押さえ、そこだけを隠して立っている。逆に卑猥に感
じられるような気もするが、本人にしてみれば隠さずにいられない
のだろう。
「ごめんね、涼ちゃん。忘れてきちゃったみたい」
「ええー!?」
「近くに薬局があるから、そこで買いましょ」
「このまま行くの?」
「仕方ないでしょ。全部ずぶぬれなんだから」
「・・・」
 不満が顔いっぱいに溢れていたが、濡らした本人とあっては強く
も出られない。涼は両手で股間を押さえた情けない格好のままで葵
に従い、てくてくと歩き始めた。背後からの子供たちの声に、一度
振り向いて片手だけを振り、すぐに小走りで葵を追いかける。
「ちょっと待っててね」
 公園を出てすぐの場所にある薬局の前で、涼は一人買い物が終わ
るのを待たされた。道行く人たちが、意味ありげな目で裸の少女を
眺め、含み笑いを残して去っていく。居心地の悪い時間を強いられ
た涼は、葵が店から出てくるとすぐに駆け寄り、下げもたれていた
袋の中から、自分用の下着を取り出した。
 袋を開き、おむつを取り出し、足を通す。その間は当然、どこも
隠すことができない。それでも涼は、一瞬の恥ずかしさを選んだら
しい。すばやくおむつに足を通し、もこもことした下着を身に着け
て胸を張る。下手をしたら、裸でいるよりも恥ずかしい格好のよう
な気もするが、涼にとっては、この方がいいらしい。
「はあー、これで安心だぁ」
「うふふ、それじゃ、行きましょうか」
 穏やかに微笑み、葵が手を伸ばした。涼は嬉しそうにその手を取
ると、おむつひとつの姿のまま、並んで歩き始めた。


「ふぅん、結構恥ずかしいシチュなのに、すごく普通な感じだね」
「そうなの。涼ちゃん、慣れちゃってるから」
「だって、見られるだけだって判ってるからさ」 
 見られるだけでも、十分恥ずかしそうなものだが、涼にとっては
それほど気にならないらしい。いささかの物足りなさを感じている
葵とは対照的な、屈託の無い笑みがまぶしい。
「でも、やっぱりちょっと物足りないかなぁ・・・」
「それじゃー、わたしたちのはどうかなー?」
 待ちかねていたのだろう。莉央が勢いよく手を上げた。
「みんなでデパートに行ってきたんだけどね・・・」
 楽しそうな莉央の声と共に、琴奈の視界が白くぼやけた。 


  セールの時期ではないといえ、デパートにはそれなりの集客力が
ある。三人の少女は時折人を避けながら、奥に向かって足を進めて
いた。
「まずは下着売り場だねー。恭子のパンツを買わないと」
「・・・うん」
 普段よりも短いスカートの着用を強いられていることもあり、気
になって仕方ないらしい。恭子はしきりに前後の裾を押さえている。
海晴も条件は同じだが、こちらは隠すことよりも、視線を集めない
よう努力する方向を選んだらしい。さりげない様子で二人について
いく。
「ちゃんと自分で言えるかな?」
「・・・はい」
「そう。それじゃー、行ってらっしゃーい」
 笑顔で見送り、背中に手を振る。ためらいがちに背後を振り返っ
た恭子だったが、見送る笑顔に背中を押され、子供用下着の棚を整
える店員に近づいていく。
「あ、あの・・・。すいません」
「はい、いらっしゃいませ」
 仕事の手を休め、にこやかに一礼する。接客のプロらしい隙の無
いしぐさだったが、わずかに眉根が寄せられた。気づかれない程度
に鼻を鳴らし、軽く首をかしげる。その姿に、恭子が体を小さくし
た。
「あの・・・ぱんつが欲しいんですけど・・・」
「下着ですね? それでしたら、あちらに・・・」
 女性下着のコーナーを示した店員に首を振り、恭子はスカートに
手をかけた。
「こ、これと、おなじぱんつが欲しいんです」
「は、はぁ・・・」
 突然下着を見せ付けられ、店員が思わず身を引いた。持ち上げら
れたスカートの下では、少女向けアニメのキャラクターがポーズを
決めている。背中合わせの二人の足元、ちょうど股間に当たる部分
が黄色く染まり、さっきから感じるにおいの理由を説明していた。
「失礼ですが、おもらしをされてますか?」
「・・・・・・」
 目を伏せたままでこくりと頷く。店員の口の端に嘲りが刻まれ、
傍らの棚から同じキャラクターの下着を取り上げた。
「どうぞこちらに。試着室でお取替えください」
「い、いえ。包んでください」
「ですが、お漏らしぱんつのままでは困るのでは?」
「・・・また、漏らしちゃうと思うから。今日は、このままでいい
んです」
「それでしたら、おむつを使われてはいかがですか? あちらに薬
局が・・・」
「い、いやですっ!」
 店員の言葉をさえぎり、恭子が激しく首を振った。驚きを浮かべ
て立ち尽くす店員の前で、髪を振り乱している。


「私は赤ちゃんじゃないっ! 赤ちゃんじゃないのっ!」
「そーいうことは、お漏らししなくなってから言うんだよー」
 背後からの声に、恭子が固まった。海晴を従えた莉央に、店員が
恭しく一礼する。
「海晴ちゃんみたいに、ちゃんとおむつをしてくれると楽なんだけ
どなー」
 言いながら、海晴の腰を軽く押す。一歩前に出された少女は、頬
を朱に染めながら、莉央の手を取った。
「・・・おしっこ」
「ん? でちゃうの?」
 わざとらしい問いかけに、小さく頷く。細かく膝を震えさせ、じ
っと握り締めた手だけを見つめている。
「おトイレまでがまんできる?」
「・・・だめ。でちゃう・・・」
 少女の手が、スカートの上から股間を押さえた。固く目を瞑り、
ふるふると震える。その様を見つめる店員は、もはや侮蔑の色を隠
そうとはしなかった。冷たい笑みを浮かべ、うつむく少女を見つめ
ている。
「えっとー、おむつを替えられる場所ってありますかー?」
「北の女子トイレをお使いください。ベッドを用意してあります」
「わかりましたー。ありがとーございます」
 元気に頭を下げ、莉央は海晴の手を引いた。海晴は股を押さえた
ままで、小走りの莉央に引っ張られていく。あわてて恭子が後を追
い、三人はおしっこの臭いだけを残して姿を消した。
「へえ、大きなベッドだねー」
「うふふ、当デパートには、大きな赤ちゃんがよくみえるものです
から」
 莉央の慨嘆に、落ち着いた声が応じた。振り返ると、さっきの店
員が、営業スマイルを貼り付けて立っている。
「あれー、店員さん。どーしたんですかー?」
「こちらのトイレは、店員も使わせて貰っていますので」
 軽く頭を下げ、奥の個室に入ってしまう。莉央は何も無かったか
のように海晴を振り返り、大きな体をベッドに押し上げた。膝を立
てさせ、足を開かせる。
「じゃ、お取替えしよっかー」
「・・・」
 よく見なければわからないほどの頷きに、莉央はスカートを捲り
上げた。愛想の無い紙おむつが露になり、海晴が諦めたように目を
閉じる。四箇所のテープが順に剥がされ、股間を覆っていた前あて
がゆっくりと開かれた。漏らしたばかりのおしっこが、おむつの内
側を黄色く染め、生臭い臭いを立ち上らせている。莉央は目を細め
て頷き、左右の羽を開いた。
「だいぶ膨らんでるー」
 全体にスレンダーな体つきにあって、臍を中心にしたお腹がぽっ
こりと膨らんでいる。莉央の小さな手のひらがそれを撫で、軽く押
さえた。海晴が顔を歪めるのを確かめ、手を下へと動かしていく。


「ずっと入れっぱなしだったもんね」
 短い指先が、海晴の肛門をふさぐ黒いプラグをつついた。にこに
こと笑いながら取っ手をつまみ、いじわるく揺らす。
「そろそろ苦しいでしょ。抜いてあげるからね」
「あ・・・」
 言葉と同時に、お尻を塞いでいた栓が取り除かれた。小さな菊座
は、決壊を恐れるようにあわてて窄まる。臭いを放つ黒いプラグを、
恭子に手渡した莉央は、鞄を開いて新しい紙おむつを取り出した。
それを海晴の足の間に置き、さらにごそごそと鞄を探る。
「ごめーん。お尻拭き忘れちゃったー」
 無邪気な言葉に、海晴が青ざめる。それに構わず、莉央は鞄を取
り上げ、海晴の頭を撫でた。
「ちょっと買ってくるから、このまま待っててね」
「それは・・・」
「恭子ちゃん、海晴ちゃんを見ててねー」
 反論する隙すら与えず、莉央は小走りにトイレを出て行った。ベ
ッドの上で、股間をさらした格好のまま置き去りにされた海晴は、
開いた足を閉じることも忘れ、細かく震えている。
「あら、寒いのかな? お尻丸出しだしね」
 折り悪く、トイレを済ませた店員が海晴を覗き込んだ。広げられ
たままのおむつとむき出しの下半身とを見つめられ、海晴が顔を背
ける。その額に滲んだ汗をハンカチで拭い、店員は楽しそうに問い
かけた。
「暑いの? ちゃんとエアコン効いてるけど」
「う・・・んち・・・」
「え?」
「出る・・・もう・・・」
 汗と震えの理由は、すぐに理解できた。必死の努力を続けていた
海晴の肛門が、幾度かの抵抗の後に力尽きる。溜め込まれていたも
のが、小さな穴を内側から強引に押し広げ、黒褐色の塊が顔を覗か
せた。張り詰めた肛門は更に口を開き、ついには太巻きほどの代物
を押し出されてきた。


「うわっ、ふっとーい!」
 思わず素に戻って叫んでしまう。そんな店員が見つめる下で、海
晴は仰向けのまま力を込め、溜まりに溜まったうんちを押し出して
いた。力を入れるたび、太い塊は少しだけ長さを増し、息を吐く間
は動きを止める。染み出るように漏らしたおしっこが割れ目を伝い、
うんちを濡らしておむつに落ちた。
「あらー、がまんできなかったねー」
 急いで戻ってきた莉央が、尻尾のようにうんちを生やした海晴の
姿に苦笑を浮かべた。買ってきたばかりのお尻拭きを開き、湿った
紙で伸び出ているうんちをつまむ。
「手伝ってあげるから、がんばって出すんだよー」
「ん! んむぅ!」
 うんちの暖かさが、紙越しに伝わってくる。その太さと固さとを
楽しみながら、莉央はうんちをゆっくりと引っ張った。そのかいあ
ってか、さっきまでよりは滑らかに長さを増したうんちが、いった
んの切れ目を迎えておむつの上に落ちた。力尽きた肛門が、ゆっく
りと口を閉じていき、少しだけ開いたままの状態で止まったかと思
うと、直後にきゅっと窄まる。
「いっぱい出たねえ。恭子、流してきて」
 太い一本ぐそを載せたおむつを手渡された恭子が、それを両手で
支えて個室に向かった。莉央は新しい紙おむつを開き、自分で腰を
上げた海晴の下に滑り込ませる。
「保護者の方も戻られたようなので、私はこれで」
「あ、ご心配かけましたー」
 お尻拭きに本来の役割を与えている莉央に、店員が穏やかに頭を
下げた。会釈を返して作業を続け、再び紙おむつで海晴の股間を覆
う。
「それじゃー、皐月さんの家にいこっかー」
 自分でベッドから降り立った海晴と、用事を済ませて戻ってきた
恭子は、その言葉にそれぞれ頷いた。


「しっかし、莉央ちゃんの責めは、いつもえげつないねえ」
「えー、そうですかー?」
「わざわざおむつを開いて、その上にうんちでしょ。マニアックす
ぎるよぉ」
「普通に漏らすだけじゃ、つまらないですからー」
 おむつに漏らすのに普通という表現が当てはまるとは思えないが、
誰もそこには触れなかった。彩音と葵がうんうんと頷き、皐月が琴
奈の頭を撫でる。
「わかったでしょ、琴奈。うんちをもらすぐらい、誰も気にしない
んだよ」
「・・・おかしいわよ、あんたたち」
「うん、そうだよ。だから琴奈にこんな格好させてるし、おむつを
替えるのが楽しみで仕方ないんだよ」
「ちょっと! こんなとこでっ!」
 スカートに忍び入り、おむつに触れようとした皐月の手を、琴奈
が乱暴に振り払った。寄り添っていた少女から離れ、壁際に移動す
る。
「しかたないなあ、琴奈は」
 言葉とは裏腹に嬉しそうに笑った皐月の左右に、同じ顔をした彩
音と莉央が並んだ。揃ってにじり寄ってくる。
「ひ・・・。こ、来ないでよっ!」
 壁に張り付くようにしている琴奈の足首を、彩音が乱暴に掴んだ。
反対の足首を莉央が掴み、皐月が左腕を取る。それでも暴れる琴奈
の体を、三人がかりで持ち上げると、部屋の真ん中にまで移動し、
丁寧に下ろす。


「や、やだ、やだ、やだあっ!」
 仰向けに転がされた琴奈の肩を、それまでにこやかに見守ってい
た葵が押さえ込んだ。莉央と彩音は、それぞれ左右の足を受け持ち、
少女の足を、大きく蟹股に開かせて押さえている。
「さーて、ご開帳だよ」
 どこかオヤジ臭い皐月の台詞に、押さえている少女たちが笑い声
を立てた。抵抗のすべを失った琴奈は、首を左右に振りながら、拒
絶の言葉を繰り返す。皐月はそれにとりあわず、おむつの前あてに
手をかけた。
 びっ! べりっ!
 乱暴に引っ張られ、押さえのテープが弾けとんだ。こもっていた
臭いが放たれ、茶色く染まったおむつと、お尻が現れる。えくえく
としゃくりあげる声を耳に受けながら、皐月はお尻拭きに手を伸ば
した。
「いーっぱい出したねえ。だいじなとこまで付いちゃってる」
 漏らしたままで動いたせいで、うんちはおむつの中いっぱいに広
がっていた。お尻全体を茶色く染めただけでなく、性器も、割れ目
を越えて前庭部にも汚れが見える。皐月は鼻歌まじりに、それらを
丁寧にふき取っていった。
「ちょっと足を持ち上げてくれるかなー?」
「はい、こうですか?」
「もっと」
「では、いっそこのように」
 皐月の求めに応じて、彩音と莉央が膝を持ち上げた。更にと求め
られ、膝を頭の横に押し付ける。目前に自分の性器を見ることにな
った琴奈は、涙に濡れた顔をあわてて背ける。
「ちゃんと拭いたのに、ちょっと臭うねえ」
「やっ、ばかっ! 嗅がないでよっ!」
「だーめ。琴奈の臭いは全部あたしのものなんだよ」
 これみよがしに鼻を寄せ、しきりに臭いを嗅ぐ。固く目を閉じ、
恥辱に耐える横顔を愛しげに伺い、小さく窄まっている穴にそっと
舌を伸ばす。
「ひうっ! ばかっ! 汚いでしょっ!」
「んふぅ、おいしいよぉ。ちょっと苦くて」
「ばか! ばかあっ!」
「素直じゃないなあ。お尻、大好きなくせに」
「ひあっ! んはぁ!」
 無造作にあてがわれた人差し指が、わずかの抵抗を受けながら飲
み込まれた。もてあそぶように出し入れさせ、同時にめくれあがっ
た肛門を舌先で刺激する。もはや抵抗の言葉を紡がなくなった琴奈
は、変わって艶やかな喘ぎをこぼし始めていた。股間からあふれ出
た蜜が滴り、少女の頬を濡らしている。
「葵ぃ・・・」
 不意に、切なげな声が割り込んだ。呼ばれて振り返ると、瞳を潤
ませ、頬を上気させた涼が息を乱れさせている。紙おむつの上から
股間を押さえ、もぞもぞと動かす。
「どうしたの?」
「こんなの見せられちゃたまらないよ。ねえ、オナニーしていい?」
「だめよ。みんなの前で、恥ずかしいでしょ」
「だって、我慢できないよ」
「もう、仕方ないわねぇ。じゃあ、みなさんにお願いして、許して
もらいなさい」
 困惑を浮かべながらも、状況を楽しむことは忘れない。葵の言葉
に、涼が一瞬情けない顔を浮かべたが、欲求が理性に勝ったらしい。
すぐに彩音の前に立ち、媚びた笑みを浮かべる。


「あの、オナニーしたいんだけど、いいですか?」
「うふ、いいですよ。いっぱい気持ちよくなってください」
 優しい言葉に、嬉しそうに頷く。ほかの少女たちからも許しを得
た涼は、最後の許可と同時におむつに手を差し込み、自分をまさぐ
り始めた。中腰になり、足を蟹股にひらき、じっと琴奈を見つめな
がら指を動かす。
「んっ、んはっ、んああっ」
「んふ、激しいねえ」
 琴奈を責める皐月が、いやらしい笑みで一人エッチの姿を見上げ
る。犯すような視線に貫かれ、涼が息を更に乱す。
「んはああっ!」
 激しくのけぞり、呆然と天井を見上げる。おむつに差し込んだ両
手が強張り、涎が頬を伝っていく。
「あ・・・ああ・・・」
「あらあら、またお漏らししてる」
 片手だけをおむつから抜いた涼が、濡れた手のひらをじっとみつ
めた。葵があきれたように首を振り、ため息をつく。
「いくと必ずお漏らしするんです。それでおむつをさせてるんです
けど・・・」
「いいじゃないですか、かわいいですよ」
「そうそう。それに、琴奈だって同じだしね」
「あら、そうなんですか?」
「そうだよ。ほら」
「いひいっ!」
 皐月の舌が菊座を貫き、内側から舐めあげた。歯を食いしばり、
首をそらせた琴奈が震える。同時に、股間からは黄金色の飛沫が飛
び散り、少女の頬を濡らしていった。
「んふふぅ、かわいいなあ」
「はっ、はあっ、あはあっ」
 声も出せない少女に張り付き、おしっこに濡れた頬を舐める。情
愛に溢れるその姿に、周りの少女たちが頬を緩めた。
「あら?」
 背後からの喘ぎに振り返ると、千里と秋乃が体を絡め、唇を重ね
ていた。その傍らでは、その様子をおかずにしながら、涼が再び一
人エッチをはじめている。
「恭子ちゃん、海晴ちゃん、ふたりもしていいよ」
「でも・・・」
 許しの声に、海晴が乏しい表情の中で喜色を浮かべた。すぐにも
外そうとおむつに手を伸ばしている。その傍らで、秋乃は戸惑いを
浮かべて海晴を伺った。
「どうしたの?」
「わたし・・・、臭いから・・・」
 どうやら、おしっこまみれの自分を恥じているらしい。おむつを
しているとはいえ、ちゃんと拭いて貰っている海晴と比べると、漏
らしっぱなしの下着をはき続けている恭子の臭いは凄まじい。自分
ですら顔を顰めたくなる臭いを放っているというのに、そんな場所
を他人に近づけることなどできはしない。
 足を押さえる必要を失った莉央は、恭子の前にしゃがみこみ、ス
カートに顔を寄せた。わざとらしく鼻を押さえ、大きく体を引く。
「そうだねー、すごい臭いだもんねー」
 にこやかに笑いながらも、突き刺すような言葉は緩めない。悲し
げに俯く恭子と、それを気遣う海晴を交互にみやった莉央は、おむ
つの少女を手招くと、自分がいた場所にしゃがませた。


「恭子が気にしてるから、拭いてあげてよ」
「あ、はい・・・」
 あわててハンカチを取り出そうとする手を、莉央が押しとどめる。
「だめだめ。ハンカチなんか使ったらもったいないでしょー」
「でも、他には・・・」
「これを使うの」
 恭子のスカートを外し、黄色く染まったぱんつを指し示す。困惑
する海晴を促して下着を下ろさせた莉央は、その内側が違った染み
に濡れているのを見てほくそ笑んだ。
「海晴ちゃん、このおつゆで拭いてあげて。恭子ちゃんは、自分で
触って、いーっぱい出すんだよー」
「・・・はい」
 汚れたぱんつを握った友人を目の前に、自分をまさぐることにな
った少女は、その過酷な命令に逆らうことなく股間に手を伸ばした。
それでも感じてしまう自分に嫌悪を抱きながら、指を動かす。海晴
は、握り締めた下着の、汚れていない場所を探し、指の間から滴る
しずくを吸い取らせた。しっとりと湿らせ、目の前に広がる下腹部
を拭っていく。
「もう・・・いいよ」
「でも、たぶんまだ・・・」
「だいじょうぶ。ほら・・・」
 ぱんつを置き、立ち上がった海晴が、恭子の手を自分のおむつに
あてがった。はにかんだ笑みを浮かべて唇を噛む。
「あ・・・」
「ごめん・・・。わたしも、臭くなっちゃった」
「おあいこ・・・だね?」
「うん」
 海晴の意図を理解したのだろう。恭子が嬉しそうに笑い、唇を寄
せた。躊躇うことなくそれを受けた海晴と舌を絡め、互いの股間に
手を這わせる。
「うふふ、エッチな赤ちゃんばかりですね」
「こまったものですねー」
「ほんとに、もう」
 まったく困った様子を見せずに、三人が顔を見合わせる。琴奈と
絡んでいた皐月が体を起こし、背後に広がる乱れた光景を見渡した。
「いやあー、壮観だねえ」
 自分のことは横に置き、他人事のように論評する。その目が、脱
ぎ落とされた千里のおむつカバーを捉え、ついで伸びている琴奈を
見つめた。


「ちょっと、提案があるんだけど、いいかな?」
「あら、なんでしょう」
 面白いことを考え付いた皐月の声に、三人が振り返る。快楽だけ
を求める少女たちを見渡した皐月が、にんまりと笑う。
「せっかくこれだけ集まったんだからさ、この子たちに、おそろい
のおむつをさせてみない?」
「あら、いいですね」
「面白そー」
「私も賛成です」
 すぐに賛同の声を得た皐月は、それぞれの意見を調整すると、彩
音を伴って部屋を出て行った。乱れた少女たちが一通りの満足を得
た頃に部屋に現れ、裸の少女たちの前に大きな鞄を置く。
「一度にしようとすると、四人までだね。秋乃と恭子はまた今度に
しようか」
「そうですね。では・・・」
 琴奈をはじめとする、少女たちが見守る前で、四つのおむつカバ
ーが床に敷かれた。その上に、組まれた布が置かれていく。
「琴奈、おいでよ」
「千里ちゃん、準備ができましたよ」
「海晴ちゃん、いいよー」
「涼ちゃん、こっちよ」
 四人がそれぞれのパートナーを呼び寄せる。琴奈は躊躇いながら、
千里は嬉しそうに、海晴は戸惑いながら、涼は不思議そうに、それ
ぞれ自分用のおむつの前に立つ。
「今日の記念に、みんなにおそろいのおむつを用意したんだよ」
「わあ、お揃いだぁ」
 嬉しそうな声を上げたのは千里のみだった。すぐにおむつを跨ぎ、
その上にお尻を落とす。あとの三人は、それぞれの表情で、広げら
れた布おむつを見下ろした。
「ほら、琴奈。早く上に乗ってよ」
「で、でも・・・」
「いいから、ほらっ!」
 強く手を引かれ、琴奈がしぶしぶお尻を落とす。おむつに乗った
無防備なお尻と、足の間から覗く割れ目がかわいらしく、皐月が相
好を崩した。琴奈は恨めしげにその顔を睨み、不機嫌にそっぽを向
く。
「海晴ちゃん」
「・・・うん」
 布のおむつは初めてなのだろう。緊張した面持ちでお尻を落とし
た海晴は、その柔らかさに驚き、自分を包む布を見つめた。手のひ
らを這わせ、感触を確かめる。
「柔らかいでしょ」
「・・・うん」
「これに包まれるんだよ。柔らかくて、あったかくて、お漏らしす
るとじっとり湿って」
 少しずつ楽しみになってきたらしい。乏しい表情の中に、柔らか
さが覗いている。
「さ、涼ちゃんも」
「うー、あたし、こんなのするほど赤ちゃんじゃないのにー」
「赤ちゃんなの。おしっこを我慢できないような子は、みんな赤ち
ゃん」
「そうだけどさー」
 トレーニングパンツを履いていることで、どこか優越感を持って
いたのかもしれない。ずらりと並んだ布おむつと、その上にお尻を
乗せる三人を見渡し、しぶしぶしゃがみこむ。


「それじゃ、寝転がってねえ」
 皐月の合図で、全員が背中を床に預けた。困ったような様子でそ
っぽを見ている琴奈、嬉しそうにわらっている千里、ほんのわずか
な恥じらいを覗かせる海晴、不満そうに低くうなっている涼。それ
ぞれの少女の、それぞれの反応を楽しみながら、四人がそれぞれお
むつをあてていく。
「あはははっ、かわいいねえ」
「本当ですね」
「いいですねー、こういうの」
「うふ、みんなかわいいですね」
 千里が使っていたおむつカバーに合わせたのだろう。それぞれに
パステルカラーの、ファンシーなキャラクターがプリントされたお
むつをあてている。体を起こした四人が並び、互いを伺う姿に、少
女たちはため息を抑えられなかった。
「じゃあ、次に集まるときは、これでということで」
「ええ、そうですね」
「はーい」
「判りました」
 勝手に決める少女たちに、不満の視線が注がれているが、誰もそ
んなことを気にするつもりは無いらしい。楽しげに次の構想を語り
合い、笑っている。
「それじゃ、わたしたちはそろそろ落ちますねー」
「じゃ、またねー」
 皐月が手を振る目の前で、莉央と海晴、恭子が消えた。それぞれ
が脱ぎ落としていた衣服も一緒に消える。
「では、私たちも」
「また、来週に」
 彩音と葵が揃って手を振り、従えていた少女たちと共に姿を消し
た。後にのこされた皐月が琴奈を振り返り、華奢な体を引き寄せる。
「じゃ、あたしたちも終わりにしよっか」
「ん・・・」
 いささかの名残惜しさを見せながらも、琴奈は素直に頷いた。楽
しそうに笑った皐月が唇を重ね、互いに抱きしめあう。その腕の感
触がしだいに遠くなり、目の前の少女の顔が薄れていく・・・。


「ちょっと、やりすぎでしょ、あれはっ!」
 ゴーグルを外し、横たわっていたベッドから飛び起きた琴奈は、
傍らに転がる少女のゴーグルを乱暴に外した。やれやれといった感
じで体を起こした皐月は、怒り顔の琴奈に首を傾げてみせる。
「なにが?」
「なにって、全部よ、全部。他の人たちがいるなんて聞いてなかっ
たわよ」
「いいじゃん、現実で会うわけじゃなし」
「いくら仮想世界だって言っても、限度ってもんがあるでしょ」
「んー、でもさぁ?」
 意味ありげな笑みに、琴奈がたじろぐ。ずいっと顔を寄せた皐月
が、じっと琴奈の瞳を覗いた。
「強制ログオフのやり方は知ってたよね。どうして使わなかったの
かなー?」
「え・・・と、その・・・」
「彩音さんみたいに、ロックはかけてないよ。言ってあったよね?」
「それは・・・。びっくりして、気が廻らなくて・・・」
 しどろもどろの言い訳に、皐月が笑いを押さえて問いかける。
「じゃあ、来週は止めておく?」
「・・・行くわよ」
「あれー? 嫌じゃなかったのー?」
「しょうがないでしょ。約束しちゃったんだから!」
 頬を染めながら怒鳴る琴奈に、皐月がにんまりと頷いた。
「なによ?」
「んー、大好きだよ。琴奈」
「もう、いつもそうやって・・・」
 まんざらではない様子で微笑んだ琴奈に、皐月が優しく口付けた。


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