エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

翌日、珍しく9時前に起き出したなぎさは、少し買い物してくると言って家
を出た。
「お昼までには帰るから。晶が来たら、部屋で待ってるように言っておいて」
 いつものごとく、あいまいな約束しかしていないのだろう。携帯で連絡をつ
ければいいようなものだが、晶を待たせる事になんの罪悪感も抱いていないら
しく、そんな僅かな手間すらかけようとしない。
 身勝手な姉を見送った絵里名が居間に戻ると、そこに起き出してきたばかり
らしい冬乃がふらりと現れた。絵里名と目を合わせ、一瞬気まずそうな表情を
浮かべた冬乃は、しかし何気なさを装い、キッチンへと向かう。父も母も既に
仕事に出ているらしく、姿は見えない。冬乃は自分の食事が用意された席につ
き、トースターにパンを放り込んだ。
「あれ?」
 珍しく、なぎさの席の食事が既に片付けられている。冬乃は居間に顔を向け、
テレビを眺めている妹に問い掛けた。
「なぎさお姉ちゃんは?」
「買い物に行くって」
 どうやら、絵里名のほうも、昨日の事には触れたくないらしい。返された声
の雰囲気からそれを悟った冬乃は、安堵を浮かべて牛乳を口に運ぶ。
「晶さんが来たら、部屋で待ってるように言って欲しいって言ってたよ。お昼
には戻るからって」
「晶・・・さん? また来るんだ」
「あ、私、部屋で宿題してるから」
 来訪を歓迎しない雰囲気が、言葉から伝わってくる。なんとなくだが、その
理由を掴んだ絵里名は、関わりを避ける様に立ちあがり、階段を上がって行っ
た。
(お姉ちゃんはいない・・・)
 なぎさが居ないとなると、晶と二人で顔を合わせる事になる。なぎさの寵愛
を一方的に奪われた相手と会うのは、なんとも悔しく腹立たしい。
(あいつさえいなかったら・・・)
 晶が現れるまでの間、なぎさは毎日のように相手をしてくれた。それなのに、
今では、都合に合わせて勝手に使われるだけの関係になっている。同じ家に住
んでいるというのに、なぎさとの距離はあまりに遠い。なぎさが喜んでくれる
と思えばこそ、恥をしのんでおむつまであてたというのに、今朝はそれを換え
てくれもせず、どこかへ出かけてしまっていると言う。
(みんな、あいつのせいだ)
 自分を見捨てた相手ではなく、寵愛を奪った相手を憎んでしまう辺り、冬乃
もやはり女なのだろう。思い出すほどに高まる怒りが、少女の中で炎となって
渦巻いた。
(やってやる!)
 こんな機会は滅多にない。冬乃は決意を胸に立ちあがり、自室に向かって駆
けあがった。


 企図を胸に冬乃が待ち構える中、晶はいつものように、ふらりと姿を見せた。
咥えタバコのままチャイムを鳴らし、煙をくゆらせながら応対を待つ。
「いらっしゃい、晶さん」
「ん・・・」
 玄関を開け、姿を見せたのは、なぎさでも絵里名でもなく、冬乃だった。
この少女が持つ敵意を感じ取っている晶は、隔意を隠しながら頷き、開かれ
た玄関を潜った。来客を先導して階段を上がった冬乃は、晶をなぎさの部屋に
案内すると、自身も一緒に部屋に入り込む。主不在の部屋を見渡した晶は、当
たり前のようにそこに立っている冬乃に、短く問い掛けた。
「なぎさは?」
「ちょっと、買い物があるそうです」
「そうか」
「お昼には帰るから、待っていて欲しいって言ってました」
「ん、それじゃ、そうする」
「お茶用意しますね」
「あ、うん、ありがとう」
 いつも、恨めしそうな目を向けては背中を見せる冬乃が、妙に親切なのが気
になりはしたが、それを断るような無粋さは持ち合わせていない。晶は素直に
礼を述べ、冬乃が用意したアイスティーを飲みながら、部屋に転がっていた雑
誌のページをめくり始めた。なぎさに言われているのか、冬乃も部屋に残った
まま、違う雑誌を拾い上げている。
「ん?」
 互いに無言のまま雑誌をめくっているうちに、晶が小さく声を上げ、片手を
お腹にあてがった。冷たい紅茶が悪かったのか、軽く痛みはじめた腹を庇い、
トイレに行こうと立ちあがる。
「どこに行くんです?」
「ん、ちょっとトイレ」
「・・・行かせませんよ」
 冬乃が立ちあがり、両手を広げてドアの前に立ちはだかった。相手の意図を
掴み損ねた晶は一瞬困惑を浮かべ、なだめるような口調で語りかける。
「悪いけど、どいてくれないか?」
「嫌よ。トイレになんか行かせてやらない」
「冗談はそれぐらいでいいだろう?」
「冗談なんかじゃないよ」
 冬乃はポケットから携帯電話を取り出し、カメラを準備した。真っ直ぐ前に
突きだし、青白い顔で汗を滲ませている晶を捕らえ、不吉に笑いながら一度シ
ャッターを切る。
「そのまま、そこで漏らすといいよ。しっかり撮ってあげるから」
「どういうつもり?」
「さすがに、そんな写真を人にみられたくはないでしょ? ネットに流された
くなかったら、お姉ちゃんに会わないようにして」
「冬乃ちゃん?」
「気安く呼ばないでっ!」
 突然の怒鳴り声に、晶が半歩退いた。鋭い敵意を向けられ、怪訝そうに冬乃
を睨み返す。
「あんたのせいで、私がどれだけ寂しい思いをしたと思ってるの? それなの
に、あんたはいっつも平気な顔して・・・」
 奥歯をギリギリと噛み締める音が低く流れた。嫉妬に狂った少女の目が、腹
痛を堪えてお腹を押さえる女性を刺している。


「おねえちゃん、どうしたの。大きな声出して?」
 不意に、背後の扉の向こうから、幼い声が聞こえてきた。冬乃は思わず舌打
ちし、晶を牽制しながら後ろに下がり、ドアノブに取りついた。しかし、それ
よりも一瞬早く、絵里名が扉を押し開き、中を覗き込んだ。
「っ!!」
「どいてっ!」
 開かれたドアに、晶が素早く飛び込んだ。横目でそれを見た冬乃は、躊躇い
を見せずに絵里名を突き飛ばし、ドアを閉ざす。僅かの差で逃げ損ねた晶は、
もみ合いを避けて後ろに下がり、冬乃と距離を置いて様子を覗った。
「お姉ちゃん! 開けて! 開けてよっ!!」
 外からドアを叩く音が響くが、冬乃はそれを無視して鍵を閉め、晶に向き直
った。追い詰められて開き直ったのだろう。凄惨な笑みが浮かんでいる。
「これで、お姉ちゃんに内緒って訳にはいかなくなっちゃったね」
 なぎさにばれてしまえば、晶を去らせることができたとしても、姉の寵愛を
取り戻す事はできないだろう。だが、ここで止めたところで、結局は同じ事に
なる。それならば、せめてこの女に恨みをぶつけてやりたい。冬乃のそんな心
の動きを、ほぼ正確に読み取った晶は、異様な迫力を持って迫ってくる冬乃に
気おされ、じりじりと退がっていく。
「あんたのせいで、私がどれだけ堕ちたか、見てもらうよ」
 間近に迫った冬乃が、不意に自分のスカートに手をかけた。薄笑いのままホ
ックを外し、足元に落とす。その下から現れたものを見た晶が、思わず冬乃の
顔を見上げ、再びそこに目を戻した。冬乃はむしろそれを誇るかのように、オ
ムツに包まれた腰を前に突き出した。
「お姉ちゃんに言われて、こんな格好までしたんだよ。お漏らしすれば、お姉
ちゃんがおむつを換えてくれるっていうから、おしっこも漏らした。なのに、
お姉ちゃんは私の事なんか忘れて買い物に行っちゃった。あんたの事は気にし
てたのに、私の事は全く忘れてるんだよ! お姉ちゃんの言う事ならなんだっ
てしてるのに、それでも私の事を見てくれない! みんな、みんなあんたのせ
いだ! あんたさえ居なかったら、お姉ちゃんは私を見てくれるのに!!」
「一概にそうは言えないけどね」
「!!」
 背後からの突然の声に、冬乃が驚愕を浮かべて振り返った。そこには、余裕
を浮かべて笑う姉と、軽蔑の視線を向けてくる妹の姿があった。冬乃はよろめ
きながら退がり、信じられないものを見る目つきで、そこに立っているなぎさ
を見つめた。
「お姉ちゃん・・・・なんで?」
「絵里名が教えてくれたの」
「で、でも、こんなに早く・・・」
「ああ、別に遠くに行ってたわけじゃないから」
 平然と応え、なぎさは手に持っているビニール袋を放り出した。近所にある
コンビニのマークが入った袋には、雑誌とスナックが入っている。どうやら、
そこで立ち読みをしていただけらしい。
「だって・・・お昼までって・・・」
「そう言っておけば、あなたが安心するでしょ?」
 どうやら、こうなることを予測して、わざと隙を作ったらしい。姉の言葉に
それと気づいたが、まんまと乗せられてしまった今、それを責めても仕方ない。
「晶、おトイレに行っておいでよ」
「あ、ああ・・・」
 愕然と立ち尽くす冬乃の姿が、あまりに哀れだったのだろう。晶は自身の苦
しみも忘れて気遣わしげに覗っていたが、なぎさの言葉を受け、そそくさと部
屋を出て行った。


「ずいぶん、勝手な真似をしてくれたわねえ」
「も、申し訳ありません!」
一見穏やかななぎさの言葉に、冬乃は即座にその場に座り、頭を下げた。オ
ムツのお尻を突き出し、土下座をしている妹を冷たく見下ろしながら、なぎさ
は背後の絵里名の頭に手を置いた。隠れるようにして冬乃を覗いていた絵里名
は、押されるままに前に立ち、無様な姿を晒している姉を、侮蔑の視線で貫い
た。
「絵里名、この子を見てどう思う?」
「・・・みっともない」
「そうね。でも、こんな無様な姿が、すごく似合うでしょ?」
 言いながら、なぎさは冬乃の前に足を突き出した。何も言われもしないのに、
冬乃はその足を押し頂き、舌で丹念に指を舐め取り始める。
「この子は、こういうのが好きなの。みっともない姿を晒して、奴隷みたいに
扱われるのが嬉しいの。ほら、絵里名もやってみなさい」
「う、うん・・・」
 あいまいに頷き、絵里名がなぎさを真似て足を突き出した。冬乃は迷いもな
く妹の足を掌に乗せると、丁寧に靴下を脱がせ、小さな足にそっと舌を乗せる。
そんな姉の姿を見つめる絵里名の目から、最初の戸惑いが消え、冷えた感情が
現れた。なぎさはほくそえんで小さく頷き、二人の妹に次の命令を与える。
「冬乃、そこで四つんばいになりなさい」
「は・・・はい」
「絵里名、背中に乗って。あ、そうじゃない。後向きに乗るの」
「こう?」
「そう。さて・・・それじゃ・・・」
 部屋の真ん中で四つん這いになった冬乃の背中に、絵里名がちょこんと跨っ
ている。絵里名は目の前にある、おむつに包まれたお尻を手で触りながら、な
ぎさの次の言葉を待って目を輝かせている。
「冬乃、そのままうんちしなさい」
「そ・・・んな・・・」
「晶にさせようとしたんだからね。同じ事をさせてあげる」
「くすくす・・・」
 長姉の命令に、跨ったままの絵里名が声を押さえて笑った。小さくても、や
はり女の子は女の子なのだろう。他人を嘲る陰湿な笑い方を身につけている。
「ほら、早くしなさい」
「・・・はい」
 どれほど恥ずかしく、屈辱的な命令でも、それがなぎさの口から出されたも
のであれば、逆らう事が出来ない。そこまでして歓心を買おうとする自分が悲
しくもあったが、それ以上に、こんな形であっても、姉が自分をかまってくれ
るのが嬉しかった。冬乃は言われたとおり、お腹に力を込め、不自然な格好の
まま、命令を果たそうとする。
 ぷっ! ぷううぅう!
「やぁあ・・・臭ぁい」
「ほんと、すごい臭い」
 力んだ結果として、尻から出たのは、実ではなくガスだった。その軽妙な音
と臭いの酷さに、姉と妹とが笑いを押さえながら鼻を摘む。冬乃は真っ赤にな
って顔を伏せ、引き続き力を込めている。
 ぶぅ・・・ぶっ・・ぶす・・・ぶ・・・ぶず・・・
「出てきてる・・・おむつが膨らんでる」
「ふふっ、ほんとにするなんて、恥知らずにも程があるわね」
「ほんと。信じられない」
 命令を果たした末に待っていたのは、優しい労いではなく、無慈悲な冷笑だ
った。絵里名までもがそれに乗って笑い、冬乃を傷つける。それでも、少女は
涙を堪え、お腹に残っているものを全ておむつの中へと吐き出した。絵里名の
見ている先で、冬乃のお尻を包むおむつは大きく膨らみ、部屋中に妖しい臭い
を充満させた。


「うんち・・・しました」
「全部出たの?」
「はい・・・全部・・・出ました」
「少しは加減してよ。誰も全部出せなんて言ってないんだから」
「・・・・・ご・・ごめんなさい」
 理不尽な詰問にも、謝る以外にない。冬乃はその場で深く頭を下げ、謝辞を
口にした。なぎさは冷笑を浮かべて妹の後頭を見下ろし、ベッドに腰掛ける。
「臭いから、出てってくれる?」
「え・・・でも・・・」
「迷惑なの。これから晶とするのに、部屋を臭くされたくないの」
「先に・・・おむつを」
「換えろっていうの? 嫌よ、余計臭くなるじゃない」
「え、絵里名・・・?」
「私だって嫌だよ」
 姉と妹に拒否され、冬乃が寄る辺のない悲しみに俯いた。その背中から降り
立った絵里名は、大仰に鼻を押さえながら、その源となっている姉を追いたて
る。
「ほら、早く出て行ってよ」
「・・・はい」
 寂しく答え、冬乃は四つんばいのまま、のそのそと扉に向かった。絵里名が
先に立って扉を開き、重たそうな尻を揺らす姉を追い出す。全身で絶望を表現
している悲しい背中に、なぎさが餞別の言葉を投げた。
「おむつ換えて欲しいなら、晶に許してもらいなさい。あの子にお願いして、
はずしてもらいなさい」
 その言葉に、世にも情けない顔を振り向かせた冬乃は、小さく一度頷いた。
なぎさは手を振って冬乃を追い出すと、扉を閉めた絵里名の元に小走りで寄り、
細くドアを開いて廊下の様子を覗き始める。なぎさと絵里名が見ている先では、
トイレの前にうずくまった冬乃が、ドアが開かれるのをじっと待っている。
 ごじゃー! ざざざざ!
 トイレの水が流され、少し遅れて鍵が外される音がした。冬乃は慌てて身を
正し、廊下の上に正座する。程なく開いたドアからは、ほっとした表情の晶が
現れ、目の前の状況に驚いて足を止めた。
「ふ、冬乃ちゃん!?」
「ごめんなさい! 許してください!」
 言葉も待たず、冬乃は廊下に額を擦りつけた。廊下に満ちた臭いと、突き出
されたお尻の盛り上がりに、冬乃の置かれた状況を察した晶は、その酷さに表
情を曇らせ、その場に膝を突いて冬乃の顔を上げさせた。
「謝らなくていいよ、冬乃ちゃん」
「許してくださいますか? あんなことをした私を?」
「別に、怒ってないから」
「ありがとうございます!」
 寛大な言葉を貰った冬乃は、その場で再度額を擦りつけた。どうしていいの
か判らず、うろたえる晶の前で、少女はゆっくり顔を上げ、媚びた笑顔を引き
つらせながら、その場で仰向けに転がる。
「おむつ・・・外して下さい」
「ここで?」
 確かにどこでしても恥ずかしいのに変わりはないが、廊下の真ん中でするの
はどうかという気もする。だが、冬乃にはそんな事を言っている余裕はないら
しく、自ら足を大きく広げ、両手を握って構えたまま、じっと晶を見上げてく
る。


「・・・判った」
 仕方なく頷いた晶は、恐る恐る手を伸ばし、少女の股間を覆っているものを
開いた。ギャザー一杯につまった汚物が目の前に広がり、目がくらむほどの悪
臭が襲いかかってくる。冬乃は自分の膝を自分で抱え、恥ずかしい場所を大き
く広げて見せつけた。おむつに漏らした汚物によって、茶色く汚れているお尻
を、拭いてくれと言わんばかりに軽く振っている。
「あ、ああ・・・動かないで。ちゃんと拭いてあげるから」
 慌ててトイレに戻り、紙を巻き取った晶は、べっとりと汚れたお尻を紙で拭
った。一度拭いただけでは茶色く線が残り、繰り返し何度も拭かないときれい
にならない。お尻はまだいいが、それよりも前の、女の子の一番デリケートな
場所に付着したものについては、あまり強く触れるのも悪いような気がして、
上手く拭くことが出来なかった。それでも、根気よくそれを繰り返すうちに、
なんとか見た目だけはきれいになり、晶は纏めた紙をトイレに放り込んで水を
流した。
「晶、ご苦労様」
「なぎさ! 酷すぎるだろ、これは!」
「あら、冬乃が悪いんだから、仕方ないでしょ」
「でも、こんな・・・」
「私が間に合わなかったら、晶が同じ目に合わされてたよ。自分がやろうとし
たことをされただけだから、酷いってことはないよねえ?」
 言葉の後半は、足元にひれ伏している冬乃に向けての言葉だった。少女は姉
の言葉を肯定するようになんども頷き、足の甲に額を擦りつけている。
「ついでだから、これをあてておいてあげて」
 まだ釈然としない様子の晶に、換えの紙おむつを渡し、なぎさは先に部屋に
戻って行った。晶はそれを広げて視線を落とし、自らおむつをあてがわれるよ
うに用意をしている冬乃を見つけてため息を吐いた。
「絵里名、ちょっとおいで」
「なに?」
 部屋に戻ったなぎさは、残っていた妹を呼びつけ、いきなりスカートを捲り
上げた。昨日から使わせている紙おむつをそこに見出し、有無を言わせずそれ
を取り外す。
「いいの?」
「絵里名はおむつ卒業だから。その代わりにね・・・」
 なぎさは腰を屈め、絵里名の耳元に何事かを囁きかけた。

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