エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

 翌日、美琴を呼び出した絵里名は、二人っきりになるやいなや、美琴の小柄
な体を抱きしめ、唇を重ねた。なぎさが教えてくれたように、舌を口の中にし
のび込ませ、相手の舌に絡ませる。突然のディープキスに驚いた美琴は、ただ
混乱し、されるがままになっている。美琴を十分に堪能した絵里名は、ゆっく
りと唇を離し、へたり込んだ美琴を見ながら、椅子の上に尻を乗せた。
「ね、美琴ちゃん」
 軽く足を開いた絵里名は、誘うようにスカートを少しずり上げた。膝の間か
ら、少女の股間の下着が覗き、見ている者の興奮を煽る。そこにあるのが、オ
ムツではなく普通のパンツなのが気になりはしたが、それよりもまず、気持ち
の昂ぶりが先立った。美琴は引き寄せられるように前に進み、絵里名の膝を両
手で掴んで、顔を前にせり出させる。
「おしっこ臭いでしょ?」
「う・・・うん」
「美琴ちゃんが好きだっていうから、おしっこの後拭かずにパンツを穿くよう
にしたの。ちょっと痒いけど、美琴ちゃんのために我慢したんだよ」
「それで、こんなに・・・」
「ね、脱がして」
「・・・うん」
 絵里名からの求めに、美琴は両手を太ももの上から下着の中に挿し込んだ。
柔らかいパンツを握って下にずらし、毛の生えていないスリットを目前に迎え
る。膝を通し、踵を抜いたパンツを手に持った美琴は、それをどうすればいい
のかわからず、答えを求めて絵里名を見上げた。
「臭いを嗅いで。私のおしっこパンツの臭いを嗅いで、エッチをして」
「そんなの・・・」
 絵里名の言葉の内容に、美琴が微かに首を振った。許しを求める弱々しい瞳
に、体の奥を震わせながら、絵里名が同じ命令を繰り返す。
「して。美琴ちゃんがいつもどうやってるのか、見たいの」
「・・・・・」
 期待に満ちた瞳を真っ直ぐに向けられて、美琴は拒みつづける事ができなく
なった。これ以上なく早く脈打つ心臓の音が、他の全てを圧倒して耳を覆う。
じっと見ているであろう絵里名の存在を意識しないように、目線を床に落とし
たまま、美琴は手に持ったパンツを鼻先に押し当て、大きく息を吸い込んだ。
「ん・・・ふ・・・あふ・・うぅ・・・」
 絵里名の臭いを胸一杯に吸い込んだ美琴は、とりつかれたように臭いを嗅ぎ、
熱く湿った息を吐いた。空いている手でスカートをたくし上げ、なぎさに言わ
れたとおり、下に穿いていたおむつの上から手をしのばせる。座ったままでは
手を奥に入れ辛かったのか、体を後に倒した美琴は、腰を突き出すような格好
でもがいている。窮屈な状況に苦しみながらも、何とか手を目的の場所まで伸
ばし、もはや収まりがつかない状況になっている自分自身に指を忍ばせる。
「ふぐう!」
 いつもと違う感覚が、鋭く体を突き抜けた。美琴は思わず絵里名のパンツに
噛みつき、くぐもった悲鳴を上げてしまう。そんな姿に我慢できなくなってき
たのだろう。欲情しながら友達の姿を見ていた絵里名が、スカートを捲り上げ
ながら美琴を呼んだ。
「ねえ、パンツより、こっちのほうがいいよね?」
「う、うん」
「それじゃ、近くに来て。私のここの臭いを嗅いで」
 絵里名の誘いを受けて、美琴が膝で床を進んだ。パンツを持った手を降ろし、
おむつの中に挿し入れた手を動かしながら、絵里名が座る椅子の目の前まで移
動し、さっきと同じように顔を突き出す。守るものを着けていない股間に、美琴の
暖かな鼻息を受け、絵里名の中から熱い雫がこぼれ出して椅子を汚した。


「舐めて。舐めてきれいにして。おしっこの臭いを無くして」
「ん、むはぁ・・・」
 許しを得ると同時に、美琴は絵里名の股間にむしゃぶりついていた。おしっ
この味と臭いが口中に広がる。頭が眩む感覚に酔いながら、美琴はひたすら舌
を動かし、絵里名の性器に残るおしっこの臭いを舐め取っていった。いつしか、
舌に乗るのはおしっことは違う雫の味だけとなり、絵里名の両手が頭を押さえ
つけていた。
「あっ・・きもち・・・い・・・」
「んっ・・んむ・・ん・・」
 時折ちゅるちゅると愛液を吸い取りながら、美琴は舌を動かしている。絵里
名は美琴をしっかりと押さえ込みながら、体の奥の昂ぶりに戸惑っている。
「はあっ! あああっ!」
「うわっ!」
 絵里名の口から歓喜の声が放たれ、頭を押さえる手に力が篭った。同時に、
小さな突起の下の穴からうす黄色い液体が噴出し、間近にあった美琴の顔に襲
いかかる。思いがけない攻撃に、美琴はとっさに顔を引き、絵里名の手から逃
れ去った。
「あは・・・また・・・漏らしちゃった」
 絶頂の余韻を引きずった絵里名が、おしっこを垂れ流している自分の割れ目
を見下ろして、陶然とつぶやいた。一人現実に立ちかえった美琴は、慌ててク
ローゼットを開き、タオルを掴んで床に投げる。そのタオルも、絵里名が放つ
おしっこに、あっと言う間に濡れそぼってしまった。
「はあ・・・」
 おしっこを終えた絵里名が、充足感に満ちた様子で、ぐったりと椅子にもた
れかかった。その足元では、もう一枚のタオルを取り出した美琴が、せっせと
床を拭いている。やがて一通りの始末をつけた美琴は、嬉しそうに自分を見下
ろしている絵里名に気づき、軽く唇を尖らせた。
「ひどいよ、顔にかけるなんて」
「ごめんね。気持ち良かったから、力が抜けちゃって」
「いいけど、今度は気をつけてよ」
「うん、先にトイレを済ましとくね」
 穏やかな様子でにっこりと笑われてしまうと、それ以上責めることができな
くなってしまう。美琴はひとまず矛を収め、最初に気になった疑問を口にした。
「そういえば、なんで絵里名はおむつしてないの?」
 絵里名がしているから、絵里名と同じになれるから、おむつを我慢している。
それなのに、肝心の絵里名がしていないのでは、話が違ってきてしまう。美琴
のそんな気持ちがわかっているのだろう。立ちあがり、換えのパンツを手にし
た絵里名は、それを美琴の目の前で穿きながら、答えを返す。
「お姉ちゃんがね、おむつは卒業だって認めてくれたの」
「えー、なんで?」
「お姉ちゃんの言う通り、ずっとおしっこを我慢したんだよ」
「私も我慢するよ。私もおむつは卒業する」
「決めるのは、お姉ちゃんだよ」
「じゃあ、なぎささんにお願いするよ」
「そうだね。それじゃ、行こうか」
 美琴の熱意に押された形で、絵里名は自分の部屋を出た。美琴を連れだって
姉の部屋に向かい、ドアを軽くノックする。帰ってきた許しの言葉にドアを開
いた絵里名は、先に立って部屋に入り、そこに見なれた女性の姿を見出して冷
笑を浮かべた。


「あれえ、お姉ちゃん、なにしてるの?」
 そこには、裸になっておまるに跨る冬乃の姿があった。小さな取っ手をしっ
かり握り、唯一の衣服である涎掛けを揺らしてしゃがんでいる。傍らに落ちて
いる、少し湿った紙おむつは、さっきまで身につけていたものなのだろう。恐
らくはそれを外させられたであろう晶は、ベッドの上に座り込んで、無表情に
タバコをくゆらせている。
「ふ、冬乃・・・さん?」
 遅れて部屋に入ってきた美琴が、信じ難い光景を前にして固まった。予期せ
ぬ珍客の乱入に、冬乃が驚いて腰を上げ、おまるの上から離れてしまう。
「あらあら、駄目ねえ、冬乃は」
「お姉ちゃん、なにしてたの?」
「ん? おむつが無くなってきたから、冬乃にトイレの練習をさせてみたんだ
けどね。この分だと、追加でおむつを買わないとだめね」
「・・・カメラを置くからじゃないのか?」
 少し不機嫌そうな声で指摘され、なぎさは大仰に肩を竦めた。おまるの前に
置かれていたビデオカメラに近づき、その電源を落として片付ける。
「まあ、何にしても、冬乃はしばらくおむつ生活ね。後でもう一袋買ってきな
さい」
「・・・はい」
「それじゃ、おむつをあてて部屋に帰りなさい」
「で、でも、今日はしてくれるって・・・」
「いい子にできたらって言ったでしょ? できなかったんだから、当然お預け
なの」
「でも・・・でも・・・・・」
「ああ、うるさいなあ。ほら、これを咥えて大人しく帰りなさい」
 まだ口答えする冬乃の口に、なぎさはおしゃぶりを挿し込んだ。涙を浮かべ
てなぎさを見返しながらも、冬乃はそれを入れられると、音を立てて吸い始め
る。一変して優しい笑顔になったなぎさは、冬乃の頭を撫でながら、床に転が
して行く。何も言われていないが、晶がベッドから立ちあがり、床の上からオ
ムツを拾い上げた。
「冬乃さんも・・・おむつなんだ・・・」
「冬乃お姉ちゃんはおむつが離せないの。うんちだっておむつにするんだから」
「嘘・・・だよね?」
「本当だよ。ねえ、お姉ちゃん」
 嘲りに満ちた妹の言葉に、床に寝転がっている冬乃が悲しげに頷いた。女と
しての成熟を迎えつつある冬乃が、赤ん坊のようにおむつを待っている姿を美
琴は昂ぶった様子で見つめ、見られているという認識に、冬乃が体を小さくす
る。
「お姉ちゃん、美琴ちゃんが信じられないみたいだから、見せてあげて」
「・・・」
 妹の冷酷な命令に、涙目で小さく首を振る。おむつを手にした晶が、絵里名
の言葉に戸惑いを浮かべて振り返った。非道な命令を取り消させようとするが、
口を開くよりも早く、なぎさがうれしそうに割り込んできた。
「してもいいけど、おむつの残りが少ないから、明日までそれを使うんだよ」
「ひひゃぁ・・・」
 おしゃぶりを咥えたままのため、声が形にならない。だが、何を言いたい
のかは十分に伝わった。もっとも、激しくかぶりを振る姿を見れば、言葉など
必要なかっただろう。
「へえ、嫌なんだ。お姉ちゃんの言うことは聞くのに、私の言うことは聞けな
いんだね?」
 どちらかといえば、汚したおむつをあてたままにされるほうがいやなのだろ
うが、絵里名は自分に都合よく姉の言葉を受け止めた。


「仕方ないから、他の命令にしてあげる。それなら、聞けるよね?」
「んっ、んっ!」
 思いがけない許しの言葉に、冬乃は大きく頷いた。絵里名の顔に陰惨な笑み
が浮かび、それに気づいた晶が体を固くする。
「チャンスをあげたんだからね。これを聞けなかったら、どうなるか判ってる
よね?」
 楽しげに言いながら、絵里名はなぎさに近づいた。耳打ちをうけたなぎさが
破顔し、楽しげに末妹の頭を撫でる。
「あはははっ、やるわね、絵里名」
「えへへぇ」
 褒められて喜んでいる姿からは、年相応のあどけなさが感じられる。だが、
なぎさが示した引き出しを開いて振り返った顔には、冷たい瞳が戻っていた。
「はい、お姉ちゃん」
 引き出しから取り出した小さな箱を、次姉の眼前に突き出す。それを目にし
た冬乃の顔が青ざめ、目が大きく見開かれた。傍で見ている晶と美琴までも、
少女が見せた残酷さに、言葉を見出せずにいる。
「何かいいたそうだね?」
 口元を動かしている姿に、絵里名が姉の口からおしゃぶりをとりあげた。笑
いながら顔を覗き込み、手にした箱をゆする。
「う、うんちは、許してくれるって・・・」
「そうだよ」
「じゃあ、なんで浣腸・・・」
「別に不思議じゃないでしょ? 浣腸してとは言うけど、うんちをしろとは言
わないよ」
「あはははっ、冬乃が我慢するのは自由ってことだよね」
 詭弁と言うのも憚られるような論法に、冬乃の目に涙が浮かんだ。それでも、
小さな箱を受け取って中身を取り出す。あまりに惨めなその姿を、美琴と晶が
痛ましげに見やった。
「う・・・、うぅ・・・」
 左腕で両足を抱えあげた冬乃は、右手に握ったいちじく浣腸を、自らのお尻
に押し当てた。細い先端が肛門を突き、わずかの後に奥へと入り込んでくる。
異物が穴の中へと侵入してくる感触に、冬乃が鳥肌を浮かべた。縋る瞳が妹を
見るが、得られたのは、部屋の中の女性たちが、揃って自分を見つめていると
いう現実だけだった。
「ほら、早くしてよ」
 見られながらのセルフ浣腸の屈辱に、恥辱に塗れている冬乃ですら手が止ま
っていた。どれほど恥ずかしいかを理解しながらも、絵里名は容赦しようとは
しない。この状況にあって股間を濡らす、そんな浅ましい女に手加減はいらな
いと、心の奥から後押しの声が聞こえている。
「んうっ!」
 躊躇いを続けていた冬乃の手が、ついに浣腸を握りつぶした。込められてい
た薬液が体の中に送り込まれ、すぐにその役割を果たし始める。さっきまでと
違う理由で鳥肌を浮かべた冬乃は、奥歯をかみ締めながら浣腸を抜き取り、妹
の言葉を待った。


「よくできたね、お姉ちゃん。ご褒美に、何かお願いを聞いてあげる」
「お、おトイレに・・・」
「え、なに? なにか、変な言葉が聞こえたけど?」
 躊躇いながらの哀訴は、不機嫌な声に遮られた。トイレなど、ここ数日の間
使わせていない。この状況でそれを願った愚かさに、絵里名は本気で腹を立て
ていた。妹の不機嫌が伝わったのだろう。冬乃は効き始めた浣腸の力に体をよ
じらせながら、晶が手にする紙製品を見つめた。
「おむつを、早くおむつを下さい!」
「ふふん、やっぱり、お姉ちゃんはおむつなしではいられないんだね?」
「そ、そうです。お願いです。私に、おむつをあててください! も、漏れち
ゃう! うんち! うんち漏れちゃう!」
「いいんだよ、無理にうんちしなくて。おむつにするの嫌なんでしょ?」
「い、嫌じゃありません! お願いです! 許してください! おむつにうん
ちさせて下さいっ!」
「もう、美琴ちゃんの前で、あまり恥ずかしいこと言わないでよね」
「でもっ、漏れちゃうんです! おむつ! 早くおむつを!」
「・・・晶、してあげて」
 妹の痴態を堪能したなぎさが、困惑を示していた晶に命じた。本当にこれが
冬乃のためなのかと迷いながらも、晶は手早くおむつを敷き、今にも噴出しそ
うな肛門をおむつで覆った。
 ぶっ! ぶじゅ! ぶぶっ!
「んううっ!」
 テープで止める暇すら無く、おむつの下から濁った音が響いた。我慢に我慢
を重ねていたのだろう。ようやく訪れた解放の瞬間に、冬乃は全身で浸ってい
る。自分を苦しめていたものを、全て出し切ってしまいたいのだろう。拳を握
り、口元を引き締めている。
「どうするんだ?」
 まだ固定もしていないおむつの中に出されてしまい、晶が困り顔でなぎさを
見上げた。量はそれほどでもないらしく、脇から零れて来てはいないが、これ
をこのままあててしまうのは、あまりに酷い気がする。とはいえ、勝手に外し
てしまうには、晶の立場が弱すぎる。
「さっき言ったでしょ。替えが少ないから、そのままだって」
「でも、かわいそうだ・・・」
 自分に憐憫を寄せてくれる女性に向けて、冬乃が必死に眼で訴えている。だ
が、それに応えて助けるための術を、晶は持っていない。どうすればいいだろ
うと、重たくなったおむつを押さえながら、答えのない問いを繰り返す。
「あ、あの・・・」
 躊躇いがちの声が、晶の耳へと投げかけられた。振り返ると、冬乃に憐れみ
を向ける一人の少女が、迷いを浮かべて立っていた。
「なに?」
「あ、あの・・・。あたしのおむつで良かったら・・・」
 言いながら、スカートを捲り上げておむつを見せる。
「おしっこ・・・とかで、汚れてますけど・・・。うんちはしてないから・・」
 自分のうんちに汚れたおむつと、他人のおしっこに汚れたおむつと。
 これを選べと言われるのは、あまりに酷な状況だろう。とはいえ、うんちに
汚れているよりはマシだろうと、恥ずかしさを押し切って提案してきた少女の
行為を、踏みにじる気にはなれなかった。晶はゆっくりと冬乃に向き直り、ど
ちらを選ぶのかと問いかけた。


「・・・美琴ちゃんのおむつを、下さい」
 迷った末に返された答えはそれだった。気持ち悪さよりも、決断の理由は臭
いにあっただろう。家に閉じこもっているとはいえ、食事時には家族と顔を合
わせ無ければならない。おしっこならばまだごまかしが効くが、うんちを漏ら
しているとあってはそれもできない。
「じゃあ、美琴ちゃん・・・」
「その前に」
 外してくれと求める晶を制して、なぎさが口を挟んだ。不安を浮かべる美琴
を見つめ、優しげに微笑む。
「美琴ちゃんはどうするのかな? 冬乃のおむつをあてて帰るの?」
「わ、私は、おむつを卒業したいから・・・」
「あら、それを決めるのは美琴ちゃんなの?」
「いえ・・・。でも、あの、絵里名がおむつを卒業したって聞いて・・・」
「それで?」
「私も・・・卒業したいなって・・・」
「そう。それじゃあ・・・」
 薄く笑ったなぎさの目が、使われる事なく置かれている簡易便器を捉えた。
美琴に向き直り、床の上のそれを指差す。
「ここでおしっこしてごらん」
「ここで?」
「そう。おまるでちゃんとできるなら、おむつはもう必要ないからね」
「うぅ・・・」
 なぎさの言葉に、美琴が苦悩を浮かべた。しかし、助けを求める冬乃の瞳に
迫られ、穿いているスカートを捲り上げた。
「ああ、スカートは脱いじゃって」
「・・・はい」
 半ば予想していた命令に、美琴は素直に従った。スカートを脱ぎ落とし、T
シャツの下におむつだけという格好になった美琴は、落ち着いた様子で座って
いる晶の視線を意識しながら、紙おむつを止めているテープに指を伸ばす。
「ふふ・・・」
 立ったままおむつを外そうとしている姿は、何とも新鮮味があっていい。そ
んな事を考えながら見ているなぎさの笑い声に、美琴は顔を更に赤くし、体を
屈めながらおむつを外した。漏らしたおしっこと、さっきのオナニーで汚れて
いる内側を隠すように丸め、晶に差し出す。少女の温もりを持つおむつを貰っ
た晶は、それを一旦床に置き、冬乃のうんちを受け止めたおむつを開いた。ビ
ニール袋にそれを入れ、口を縛って端に寄せる。
「まだあてちゃダメよ。美琴ちゃんができてからだから」
 ただ単に、二つのイベントを同時進行させたくないだけだろうが、なぎさは
もっともらしく言い放ち、晶の手を押しとどめた。せめてもと思ったのだろう。
晶はウェットティッシュを抜き取り、お尻を拭き始める。
 その間にも、Tシャツ一枚になった美琴は、シャツの裾から割れ目を覗かせ
ながらおまるに跨っていた。落ち着かない様子で回りを覗い、ゆっくりと腰を
落としていく。
「見ないでよ、絵里名」
「だめー。美琴ちゃん、私がするの見てたでしょ?」
「あれは・・・近すぎて見えなかったよ」
「それじゃ、私も近くで見るね」
「やだあ!」
 しゃがんでいる股間に顔を寄せられ、美琴は両手でそこを隠した。その手を
なぎさがそっと掴み、おまるの取っ手に導いていく。
「う・・・う・・・」
 しっかりと取っ手を掴み、おまるに跨る格好になった美琴は、恥ずかしさに
涙を滲ませ、短くしゃくりあげた。それでも、おまるから立とうとはせず、取
っ手を握る手に力を込める。


 じゃっ・・・じゅば・・・
「あ、出てきた」
「うん、いい勢いねえ。ちょっとお尻に垂れてるのも、いい感じだし」
「そうなの?」
「なんか、だらしない感じで恥ずかしいでしょ? 個室でするなら気にならな
いけど、見られるとなると・・・ねえ」
 そんなことで同意を求められても困ってしまう。美琴はおまるの上で耳まで
赤くして固まり、自分の意思で止められないおしっこを恨みながら恥辱に耐え
ている。とても、なぎさの言葉に反応している余裕などない。
「ちょっと、勢いが無くなったね」
「お尻に伝う分が多くなってるわねえ」
 ようやく終わりにさしかかったおしっこは、前に飛ぶ勢いを無くし、ちょろ
ちょろと零れるようにおちている。割れ目を伝い、お尻に流れる量も増え、丸
いお尻の両丘から、雫が交互に垂れては落ちた。そんな状況を間近で実況され、
美琴は消えてしまいたいほどの恥ずかしさに震え、体を丸めている。
「終わったみたい。美琴ちゃん、私が拭いてあげるね」
「絵里名、ちょっと待って」
 美琴が断るより早く、なぎさが妹を制止した。おまるに跨ったまま不思議そ
うに見上げる美琴と、振り返って同じ表情を浮かべている妹に、なぎさはにっ
こりと笑いかける。
「美琴ちゃんも、拭かずにパンツを穿きなさい」
「この・・・まま?」
「そう。そのままにして、明日また来なさい。絵里名とどっちが臭いか、比べ
てあげるから」
「・・・はい」
「絵里名、今穿いてるパンツを美琴ちゃんに穿かせてあげて」
「うん、判った」
 さっき履き替えたばかりで、まだ汚れていないパンツを、絵里名は美琴に見
せつけながら脱ぎ落とした。おまるの上で立ちあがり、太ももにおしっこを垂
らしている美琴を前に進ませ、その足元で、ぬくもりの残っているパンツを広
げる。
「ほら、足を上げて」
「う、うん・・・」
 美琴は片手を絵里名の肩に乗せ、右足を持ち上げた。広げたパンツの片方の
穴をその足に通した絵里名は、次いで逆の足をあげさせると、同じように通す。
そして両足をパンツに通させると、それをゆっくりと持ち上げ、丸出しになっ
ている割れ目を覆い隠した。さっそく付いていたおしっこがパンツに染み、布
の色を変えていく。
「さて、後は冬乃のおむつね」
 美琴がちゃんとしたのを確認して、晶は既に用意を整えていた。おしっこに
黄色く染まった紙おむつが、冬乃のお尻の前に広げられている。足を抱えた姿
の冬乃は、なぎさの許しの言葉をじっと待っていた。
「美琴ちゃん。あなたがあててあげなさい」
「え、私ですか?」
「そうよ。美琴ちゃんのおむつをあてるんだから、当然でしょ」
「うぅ・・・」
 どう当然なのか判らないが、ここで逆らってはいけない。そんな空気を読ん
だ美琴は、自分が汚したおむつの前にしゃがみ、目の前にあるお尻を見つめた。


「ごめんなさい・・・、汚いおむつで・・・」
 思わず謝りながら、おむつを奥へと進めていく。その上に、冬乃のお尻がゆ
っくりと乗せられた。自分がおしっこを漏らしたおむつが、オナニーをして汚
したおむつが、冬乃のあそこを包んでいく。
 手を動かしながらも、それを思うと、気持ちの昂ぶりが押さえられなかった。
「ありがとう。美琴ちゃん・・・」
「いえ・・・。ほんと、ごめんなさい。こんなことになると思わなかったから」
 おしっこはともかく、それ以外の汚れが気になった。周りもそれを察してい
るのだろう。絵里名となぎさはにやにやとおむつをみつめ、晶と冬乃は気まず
い様子で眼を逸らしている。
「それじゃ、冬乃。このまま新しいおむつを買ってきなさい」
「・・・はい」
 姉の命令に、冬乃はおむつ姿で立ち上がった。とぼとぼと歩き、自分の部屋
へと帰っていく。
「あんたたちも、もう用は済んだでしょ?」
「うん。いいよね、美琴ちゃん?」
 おむつを許してもらえたのだから、確かに用事は済んでいる。美琴はなぎさ
に頭を下げ、脱ぎ落としていたスカートを拾い上げた。
「それじゃ、そろそろ二人だけにしてくれる?」
「そっか、お邪魔だよね」
「そういうこと。絵里名も判ってきたね」
 妹の額を指で突つき、なぎさが微笑んだ。その後では、何もわざわざ言わな
くてもと、頬を僅かに朱に染めた晶が、憮然とした表情を浮かべている。
「美琴ちゃん、行こ」
 スカートを穿き終えた美琴の手を取り、絵里名は部屋を出て行った。ようや
く二人っきりになれたなぎさは、いつの間にかベッドに座っていた晶の傍らに
座り、おもむろに唇を重ねる。タバコの味のするキスを存分に楽しみ、それだ
けで柔らかさを増した晶の、形のいい胸に服の上から触れる。
「先に言っておきたいんだけどさ」
「ん、なぁに?」
「もう少し、冬乃ちゃんに優しくしてあげなよ」
「んー、そんな気になれないんだよねえ・・・」
 思いがけない言葉に、なぎさが困ったように首を傾げた。その顔を覗き込み
ながら、晶が真顔で問い詰める。
「ほんとは、冬乃ちゃんもかわいいんだろ?」
「んー、なんていうかねぇ・・・」
 人差し指で鼻の頭を軽く叩きながら、なぎさが方向をずらした答えを返す。
「晶は恥ずかしがってる時がすごく素敵だし、絵里名は美琴ちゃんに意地悪し
てるときの顔が一番だし、美琴ちゃんは困ってる時がいいんだよね。で、冬乃
は、拗ねたり落ち込んだりしてるときがすごくかわいいの。だから、ああやっ
て虐めちゃうんだよね」
「・・・そうか」
 悪びれずに言うなぎさの姿に、晶は無駄を悟ってため息をついた。結局、な
ぎさに惹かれ、その言葉に逆らえなくなった時点で、もう負けているのだろう。
恐らくは今も、壁の向こうで自分を慰めながら、姉を奪った相手を呪っている
であろう少女は、つまるところ貧乏籤をひかされたに過ぎない。なぎさがそん
な姿に魅力を見出した以上、他の女がいようがいまいが、冬乃が毎日満たされ
るなど有り得ないだろう。


「そんなことより、この前のやつ、できるようになった?」
「ん・・、ああ・・・」
 目を輝かせて問いかけてくるなぎさの声に、晶はスカートを脱ぎ落とし、足
を広げた。なぎさが求めるままに恥ずかしい姿を晒し、人に言えない特技を身
につけていく自分もまた、冬乃と変わる事のない立場に居る。自分自身が、巧
みに網を操るなぎさの手から逃れられないものを、どうして冬乃の立場を変え
られるだろうか。剥き身のバナナを股間に迎え入れながら、晶は自分の無力に
内心でため息をついた。
(でも・・・)
 獲物をいたぶるネコのように、なぎさは相手を弄ぶ。予想でしかないが、恐
らくは、飽きられた時点であっさり捨てられてしまうだろう。それを考えた時、
最後に残るのは、触れる機会が一番限られている冬乃なのではないだろうか。
そうならば、今のままの状況こそが、冬乃にとっては一番良いのかもしれない。
「んっ!」
 頭の中を巡っていた様々な事柄を打ち消し、晶は股間に力を込めた。ゆっく
り力を抜き、再び急に締め付ける。
「あははっ、すごい、すごい」
 中腰になって立った晶の股間から、途中でぶつ切りにされたバナナが順番に
落っこちた。それを目にしたなぎさが手を打って笑い、摘み上げた一つを自分
の口に運んでいる。
(いいよ、これで・・・)
 今、考えなければならないのは、自分がなぎさに捨てられないようにする事
だろう。冬乃の事を気遣っている余裕などありはしない。
「んっ!」
 迷いを振りきった晶は、残りのバナナを更に切り、膣から押し出しベッドに
落とした。それだけが、今の自分に出来る事なのだと、自分に言い聞かせなが
ら。

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