エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

 研修期間を終えた新人が、それぞれの部署に配属されてから3ヶ
月。どこか危なかしかった若者達も、それなりに落ち着きを見せ始
めている。
 入社五年目にして初めて、新人の世話をあてがわれた香津美は、
既に手を離れていながらも、慕い懐いてくる新入社員の千夏と共に、
社食に席を取っていた。いまどきの新入社員にしては素直で、家庭
的な雰囲気を持つ千夏は、手作りのお菓子を机に広げ、美味しそう
に頬張っている。
「香津美ちゃん」
「あ、佐奈」
 人気の少ない定時後の食堂に、一人の女性が姿を見せた。小柄で
可愛らしい顔立ちをしているが、平気で間に入ってくる辺り、見か
けによらず押しは強いらしい。千夏が不愉快そうに眉を寄せるのに
気づきながらも、そ知らぬ顔を決め込んでいる。
「明日、久しぶりに遊びに行こうよ」
「明日は、ごめん、時間とれないよ」
「もう、最近付き合い悪いんだから。朝だけでもだめ?」
「それならいいよ。シュノアでお茶しよっか」
 それぞれの部屋から近い喫茶店の名前に、佐奈が頷いた。棘のあ
る視線を千夏に投げつけ、小走りに食堂を出て行く。小さな背中が
扉の向こうに消えると、香津美は申し訳なさそうに千夏を伺った。
「ご、ごめんね。佐奈、強引だから」
「いいですよ。高校の時からのお友達なんですから」
 二人の関係は、千夏も承知していた。高校、短大と同じ学校に通
い、会社までも同期で入社している。香津美が事務、佐奈が営業と
職場は別れているが、今でも親しく、休みにはよく一緒に出かけて
いたらしい。それが最近疎遠になっているのは、他の誰でもなく、
千夏がそれを邪魔しているためだった。
「佐奈先輩とお茶するのはいいですけど、約束は守ってくださいよ」
「うん、判ってる」
 いたずらっぽく笑う千夏に、香津美はどこか物憂げに頷いた。
「それじゃ、行きましょうか」
 空になった袋を片付けた千夏が、回りを見渡しながら立ち上がっ
た。残業前の腹ごしらえをしている社員の中に、知った顔が無いの
を確かめ、香津美の腕を取って席を立たせる。
「どこに?」
「そうですね、資料室あたりがいいんじゃないですか?」
「・・・・・・」
 にこやかに答える千夏の声に、香津美は口元を引き結んで頷いた。
先に立って歩く小柄な背中を、どこか頼りない足取りで追いかけて
いく。


「おじゃましまーす。誰もいない・・・・・・ですね」
 夕方の資料室など、不倫のカップルでもない限り利用しない。埃
っぽい空気が淀む部屋の中を、それでも一応確かめた千夏は、入り
口で中を伺っている香津美を手招いた。香津美は近くに誰もいない
のを確かめ、ドアを閉ざして奥へと向かう。
「ふふっ、我慢しなくていいですよ、先輩」
「・・・・・・千夏ちゃん」
 二人っきりになった途端、香津美は傍らの棚に左手を添え、苦し
そうに身体を屈めた。眉を顰め、泣き出しそうな弱々しさで、後輩
を伺う。千夏は両手を後ろで組み、楽しそうに先輩の姿を見下ろし
ている。
「誰もいません。遠慮なんか、しなくていいんです」
「う・・・・・・、私、わたし・・・・・・」
 低く呻いた香津美の右手が、スカートの上から股間を押さえた。
ぎゅっと両目を瞑り、荒くなる息を口から吐き出している。身体は
細かく震え、両足が小刻みに床を鳴らした。
「もうだめ・・・・・・。これ、以上は・・・・・・」
「何が駄目なんですか?」
「う・・・・・・で・・・ちゃう。漏れ・・・・・・るぅ」
「ふふ・・・・・・、いいんですよ。その為の『おむつ』なんですから」
 『おむつ』という単語に、香津美がびくりと身を竦めた。全てを
知っている後輩を、涙の滲んだ目で見上げ、すぐに目線を落とす。
「トイレに・・・・・・いかなきゃ・・・・・・」
「行かなくていいですよ。ここで、しちゃえばいいんです」
「あぅ! でも、でもっ!」
 腰を引き、もじもじと腿をすり合わせる姿が、ひどくいじましい。
千夏はうっとりと香津美を見つめていたが、やがてその前にしゃが
み込み、股間を押さえている手に頬を押し当てた。両手を香津美の
お尻に回し、しっかりと抱きつく。
「大丈夫。気持ちいいですから、お漏らししちゃいましょう」
「ひうっ! やっ、やああっ!」
 抱きついている腕に力を込める。千夏の頭が、張り詰めている香
津美のお腹を押した。頭上から力のない悲鳴が降り、膝の震えが伝
わってくる。柔らかな手の向こうから、小さな水音が聞こえたよう
にも感じられた。


「おむつを汚してるんですね、浅井先輩」
「う・・・・・・うぅ」
「泣いちゃ駄目ですよ。いけないことをしてるわけじゃないんです。
もっと、楽しまないと」
「で、でも、こんなの・・・・・・」
「悪いことじゃないです。恥ずかしくもありません。ただ、気持ち
のままにしてみただけ。そうですよね?」
「う、うん・・・・・・」
「気持ちよかったでしょう? ルールに縛られないで、好きな場所
でおしっこして」
「・・・・・・」
 認めるのには、まだ抵抗があるのだろう。香津美は無言で頷いた。
千夏は股間を押さえたままの手をそっと除け、鼻先をスカートに押
し付ける。
「うん、浅井先輩の匂い・・・・・・。おしっこの、とってもいい匂いが
する」
「千夏ちゃん、だめ、嗅いじゃ」
 香津美の手が、慌てて千夏の頭を押しのけた。真っ赤に染まりな
がら後じさり、両手で股間を押さえる。そんな姿ににこやかに頷い
た千夏は、ゆっくりと香津美の傍に近づき、胸を押し付けながら、
右腕を取った。
「先輩、私も・・・・・・」
「千夏ちゃん・・・・・・」
「ん・・・・・・ぅふ。判りますか、私、おしっこ漏らしてますよ」
「う、うん」
 気づけば、掌が千夏の股間を包んでいた。あてがわれた千夏の手
の温もりと、かすかに感じるささやかな振動。成人として、あって
はならないはずのことをしているのに、千夏はどこか誇らしげに、
真っ直ぐな瞳を向けてきていた。
「んぅ!」
 最後に小さく身体を震わせた千夏が、はにかみながら小さく笑っ
た。香津美から離れて携帯を取り出し、時間を確認する。


「そろそろ、行きましょうか」
「……うん」
 そろそろ、定時退社の女子社員たちはいなくなっているだろう。
揃って、人目に晒せない下着を身につけている二人は、仲良く並ん
で資料室を抜け出した。重たくなったおむつを股間に、いく人もの
社員達とすれ違い、女子更衣室へと入り込む。
「よかった、みんな帰ったみたいですね」
「・・・・・・ほぅ」
 千夏の声に、香津美が安堵のため息をついた。だが、ここで安心
してばかりもいられない。誰かが来ないうちに、私服に着替えなけ
ればいけない。
「千夏ちゃん、早く着替えよう」
「焦らなくっても大丈夫ですよ」
「でも、誰か来ちゃったら」
「大丈夫です。ドアを開けても、すぐには見つかりませんから」
 千夏たちのロッカーは、ドアから死角になる場所にある。誰かが
急に入ってきたとしても、十分ごまかす余裕はある。
「で、でも、千夏ちゃん、私に見つかったよ」
「あれは、わざとですから」
「え?」
 思いがけない告白に、香津美が千夏を見返した。僅かに頬を上気
させた千夏は、スカートを脱ぎ落とし、紙おむつを見せつけながら
告白する。
「先輩に見つけて欲しくて、わざとゆっくり着替えてたんです。先
輩に、私のおむつを替えて欲しかったから・・・・・・」
「そう・・・・・・だったの」
 声の中に怒りが潜んでいる。だが、千夏はそれを気にした様子も
なく、ロッカーの中を探っている。
「誰にも話せないまま、一人でしてるのが寂しかったんです。それ
で、先輩なら、判ってくれると思って・・・・・・。駄目でも、先輩なら、
誰かにしゃべったりはしないでしょう。自分も穿くようになったの
は、予想外でしたけど」
「あれは、千夏ちゃんが無理やり・・・・・」
「でも、興味は持っていたでしょう?」
「それは・・・・・・」
 否定はできなかった。おむつをあてた千夏が、気持ち良さそうに
漏らしている姿に好奇心を動かされたのは、紛れも無い事実だった
のだから。迷いを浮かべて、紙おむつを見つめていたのも、こっそ
りと広げてみたのも、他の誰でもなく、自分自身なのだから。


「でも・・・・・・だけど・・・・・・」
「はい、先輩」
 まだ何か言おうとしている香津美の前に、千夏が何かを差し出し
た。勢いに押されて受け取ったものの正体に、香津美は顔を真っ赤
にして立ち尽くす。
「ち、千夏ちゃん、これ?」
「可愛いでしょう?」
 千夏は自分の手の中に持ったものを広げて見せた。女性受けのい
いネコのキャラクターが、大きくプリントされたおむつカバー。黄
色いパステル地のそれを見せつけながら、上機嫌で頷いている。
「先輩のと色違いなんです。お揃いですよ、お揃い」
「これを・・・・・・使うの?」
「そうですよ。制服はタイトだから駄目ですけど、私服なら大丈夫
ですからね」
「それで、スカートを・・・・・・」
 裾長のフレアースカートを穿いてくるように伝えてきた意味が判
った。そういえば、朝見た千夏も、裾の長いスカートを穿いていた。
「ね、ね、早くあててみてください」
「う、うん」
 そういう千夏は既に、自分でおむつカバーをあてていた。随分手
馴れているらしく、立ったまま器用にホックを止めていく。
「えっと・・・・・・、こう?」
 がに股に足を開き、股の間を通した香津美は、体の前と後ろでお
むつカバーを持ったまま、困惑している。どうやって止めればいい
のか判らないのだろう。そんな姿に和みながら、千夏が横から手を
伸ばす。
「押さえておきますね」
「あ、ありがとう」
 お礼を言うのも妙なものだが、千夏の助けを借りた香津美は、自
分の手で、股間をオレンジのおむつカバーに包み込んだ。もこもこ
としたおむつカバーを見下ろし、改めて赤面する。そんな香津美を
見つめる千夏が、ほうっとため息をついた。


「先輩、かわいい・・・・・・」
「やだ、そんな・・・・・・」
 かわいいなどという形容が、気恥ずかしくなるぐらいの年にはな
っている。香津美はあわててスカートを拾い上げ、おむつを隠した。
「もう、せっかくかわいいのに」
「恥ずかしいよ・・・・・・」
 あまりに鮮やかなオレンジと、大きくプリントされたファンシー
な絵柄とが、二十台を折り返そうとしている自分には、あまりに不
似合いに感じられた。千夏の視線から逃げるようにしながらスカー
トを穿いた香津美は、落ち着かない様子でスカートを調える。
「布のおむつをするときには絶対必要ですからね。しっかり慣れて
ください」
「布のおむつ?」
「そうです。紙おむつと違って、ふかふかですごく気持ちいいんで
すよ。お漏らしした後の、じっとりと張り付く感じも、だんだん癖
になります」
「私も、するの?」
「そうですよ。ちゃんと準備してあるんですから」
「そう・・・・・・」
 嬉々として語る千夏とは対照的な、迷いに満ちた声だった。香津
美の心を代弁するように、更衣室の古びた蛍光灯が、部屋の明かり
を揺らめかせた。

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