エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

「うふふ、もう、間に合わないみたいですね」
「ひ、くぅう・・・・・・、いや、いやぁ・・・・・・」
「もうそろそろかな。お尻の穴がひくひくしてる」
 千夏の眼下で、香津美が限界を迎えようとしていた。肛門は内側
からの圧力に盛り上がり、必死の努力で窄めても、またすぐに膨ら
んでくる。その繰り返しが次第に間隔を狭め、それに伴って、香津
美が零す絶望の呻きも増す。千夏は楽しげに、今にも決壊しそうな
菊座を見つめ、その主の顔を伺った。
「あぅっ! あ、ああ・・・・・・」
 僅かに開いた隙間から、流し込まれていた薬液が噴出した。すぐ
に力を込めようとするが、一度切っ掛けを得てしまった身体は、も
う言うことを聞かなかった。だらしなく液を垂らした菊座は、閉じ
きることができないまま、再び大きく盛り上がり、茶褐色の塊を覗
かせた。
「先輩、便秘ですか?」
「・・・・・・んぅっ」
 硬く太い便の姿に、千夏があどけなく首を傾げる。香津美は必死
に堪えようとするが、押さえ切れない便意に負け、溜め込んでいた
ものを生み出していた。濁った薬液が染みた紙おむつの上に、茶色
い塊が横たわる。恥ずかしさに、身体が勝手に震えた。香津美はシ
ーツを握り締めながら、部屋に漂う自分の臭いに耐えている。
 ぶっ、ぶじゅっ・・・・・・
 硬い塊が途切れた直後、濁った音が部屋に響いた。大きなおなら
に続いて、柔らかさを持った便が押し出され、まっすぐに横たわっ
ている一本ぐそを覆っていく。
「ひっ、ひぃっく、わ、私・・・・・・こんな・・・・・・」
「泣かなくてもいいですよ。うんちなんて、誰だってするんですか
ら」
 うんちの臭いすら愛しげに嗅ぐ。千夏は汚れた場所に指を寄せ、
軟便にぬめる肛門を指先でつついた。
「入れますよ?」
「いやっ! やっぱりだめえっ!」
 この期に及んでの抵抗に、千夏が不満げに唇を歪めた。拒絶の意
思を示している菊座をつつきながら、泣き顔の香津美を見上げる。


「嫌なんですか?」
「う、うん……」
「せっかくお腹をきれいにしたのに、しないんですか?」
「……ごめん。でも、私……」
 思い切れない香津美の様子に、千夏がこれ見よがしのため息を吐
いた。おびえた様子で体を竦める先輩を、不機嫌に見下ろす。
「じゃあ、いいです。そのかわり、このおむつをしばらくしてると
いいです」
「え……、これは……でも……」
「お尻でするなら、新しいおむつをあげますよ」
「………これでいい」
 最悪の二択に悩んだ果てに、香津美が選んだのは、汚辱に塗れる
道だった。そこまで嫌なのかと半ば呆れながらも、これはこれで面
白いとも思える。千夏は心の中を覗かれないよう気を配りながら、
重たくなったおむつに手を伸ばした。
「あてますね」
「ひううっ!」
 温もりを失った軟便が、お尻の肉にぺっとりと張り付いた。初め
ての不快感に、香津美が体を震わせる。逃げようとしながら、それ
を堪える香津美の姿に、千夏の中の嗜虐性が強くゆすぶられた。
「気持ち悪そう……。私なら嫌ですね、こんなのは」
「ひ……ひぃ」
 香津美とて、嫌なのは変わらない。全身を粟立たせ、お尻を包む
気持ち悪さに堪える姿がそれを語っている。だが、嫌悪感を示して
いる全身にあって、種類の違う心情を語る変化を、千夏は見逃さな
かった。
「ふふっ、どうして乳首が勃ってるんですか?」
「う……そ……」
 言われて初めて気づいたらしい。香津美は、自分の体の反応を指
摘され、言葉を失った。
「うんちをもらしたおむつをされて、それでも感じちゃうなんて。
先輩、すごい変態さんだったんですね」
「ち、違う。私、そんなのじゃ……」
 意地の悪い言葉に、必死で抗う。千夏は意味ありげに笑い、香津
美の股間に指を這わせた。包んだばかりのおむつを開き、茶色く染
まる股間を見つめる。汚物に塗れた最中にあって、微かに開いた花
弁からは、おしっこではない雫が垂れ落ちていた。


「でも、濡れていますよ」
「嫌なのに……、気持ち悪いのに……」
 目を閉ざし、小さく首を振る。ずっと年上のはずなのに、そんな
姿はどこか愛らしくすら感じられた。
「どうしてだか判りませんか?」
 戸惑う香津美の耳元で、千夏が妖しく囁いた。尖った乳首を、意
識させるようにしっかりつまみ、軽く耳に息を吹きかける。
「先輩が、こうされるのを望んでいたからですよ」
「私が?」
「そうです」
 千夏の手のひらが、うんちに汚れたお尻を撫でた。背筋を走り登
る悪寒に、香津美が鳥肌を強める。さりげなく掌を移動させた千夏
は、油断している肛門に指先を当て、すばやくもぐりこませた。び
くりと跳ねる姿を笑い、お腹の中を掻きまわす。香津美が苦しげに
口をぱくつかせている姿を堪能し、指を抜くと、一緒に零れ出た空
気がだらしない音を上げ、赤面した香津美が慌ててお尻を締めた。
「誰かに支配されるのを望んでいたでしょう。強引にでも、全てを
奪ってもらいたいって、思っていたでしょう?」
「そんな……こと……」
 ないとは言いきれなかった。何でもそつなくこなす優等生を続け
ながら、横目で積極的な友達たちを羨む毎日の中で、その気持ちは
次第に大きく育っている。
 軽い気持ちでベッドを共にする事などできず、自分から男に声を
かけることもできず、ただ繰り返される毎日。誰かに声をかけても
らいたい。そう思いながらも、いざそうなったら尻込みしてしまう
自分。それを押し切って、全てを奪ってもらいたい。それは口にで
きない、それゆえに切実な願望として、胸の奥にある。
「先輩は、甘えられる人が欲しいんです。おむつに興味を持ったの
だって、そのせいですよ」
 誰かに全てを任してしまいたい。
 そう思った事は確かにある。そうしてしまえたなら、どれほど楽
になるだろうかと、幾度考えたかしれない。


「先輩、いつも誰かに気を使って、しっかりした大人を続けて、本
当はすごく疲れているでしょう? でも、私の前ではそんなことし
なくていいんです。おむつにおしっこを漏らしたって、うんちを漏
らして気持ちよくなったって、ぜんぜん構わないんです。わがまま
に、やりたい事をして、気持ちよくなればいいんですよ」
「ほんとに……?」
「そうですよ。私の前では赤ちゃんに戻って、甘えればいいんです」
「……だけど、そんなのは……」
 普通じゃない。千夏と別れて一人になった時、自分がした行為へ
の背徳感に押しつぶされそうになる。それは、黙って耐えるには辛
すぎる苦悩だった。
「そんな風に考えなくっていいんです。みんな、先輩の知らないと
ころではそういうことをしているんだって、そう思えばいいんです
よ」
「みんながしてる訳は……」
「無いと思いますか?」
 千夏の問いに、香津美は寂しそうに頷いた。千夏は軽く肩を竦め、
おむつに包まれた股間を突き出した。
「私が影でこんなことをしてるって、思ってましたか?」
「……」
 ふるふると首を振る。そんな香津美の頬に手をあて、千夏は穏や
かに微笑みかけた。
「誰にだって秘密はあるんです。みんな、影では人に言えないよう
な事をしてるんです」
「そんなの……信じられない」
「そうですね……。じゃあ、来週まで待ってください。先輩が信じ
られるような証拠を用意しておきます」
 何を企んでいるのか、千夏は妙な自信を覗かせた。
「そのかわり、納得したら、これを受け入れてくださいよ」
 放り出していたバイブを拾い上げ、突きつける。うなりながらく
ねる卑猥な色の擬似男根から、香津美は力無く視線を逸らした。


 裏での顔を微塵も覗かせない千夏を眺める一週間は、瞬く間に過
ぎ去った。気づけば、紙おむつを股間に挟んだ姿で、千夏が暮らす
マンションのエレベーターに乗っている。
 千夏は何を用意しているのだろう。
 考えたところで答えなど得られない問いが、頭を巡っている。
「おはようございます、先輩」
 知らない人が見たならば、無垢に感じるであろうあどけなさで、
千夏は香津美を招じ入れた。ぱたぱたと小走りし、リビングに先導
する。
「ちゃーんと、用意しておきましたよ」
「それは?」
 嬉しそうに示したのは、銀色の小さな円盤だった。両手で挟むよ
うにして見せつけたそれを、既に電源が入っていたデッキにセット
する。DVDが再生されるのを待つ間に、千夏は香津美の腕を取り、
大きなソファーに並んで座った。
『はーい、こんにちわぁ!』
 テンションの高い声がリビングに響いた。大きな画面の中では、
見知らぬ女性が快活な笑みを湛えて手を振っている。二十代の半ば
といったところだろうか。明るい茶色の髪と、細い眼鏡とが、活発
な印象を押しつけてくる。
「麻奈さん。私のお姉ちゃんです。正確には従姉妹ですけどね」
「え?」
 話に聞いていた、マンションの持ち主だろう。これだけの資産を
持っているにしては、あまりに若い。
『ちーちゃんのお願いだからねえ、張りきっちゃうよぉ』
「あははっ、元気だなあ、もう」
 腕まくりして力瘤を作って見せる女性の姿に、千夏が笑い声を上
げた。唖然としている香津美の腕をさりげなく取り、しっかりと抱
きしめる。
『変わった趣味の人を見たいってことだったから、こんな子を呼ん
でみました。智ちゃん、こっち来て!』
『と、撮るんですか?』
 画面の外から、怯えた声が聞こえてきた。少しハスキーで、中性
的な声。画面外に身を乗り出した女性が引っ張り込んだのは、そん
な声からイメージする、そのままの少女だった。黒髪を短く纏めて
おり、少しきつめの大きな眼が印象に残る。かわいさには乏しいが、
それを補ってあまりあるほどの凛々しさがあり、異性よりも同性に
もてるだろうと感じられた。


『ほら、自己紹介して』
『あ、あの、狩野 智です』
 困惑しながらも、カメラに向けて頭を下げる。そんな少女が纏っ
ている服を、香津美がじっと見つめた。
「この子……」
「あ、気づきました?」
 香津美の呟きを、千夏は聞き逃さなかった。腕をしっかりと抱き
しめながら、香津美の表情を伺う。
「私達の後輩です。現生徒会副会長の狩野さん。校内人気ナンバー
1ですよ」
 それは恐らく、本人にとって迷惑な称号だろう。女子校の中でい
くら人気が出たところで、嬉しいよりも鬱陶しいにちがいない。自
身の経験を振り返った香津美が、画面の少女に憐憫の目を向けた。
『さて、この智ちゃんだけど、人には内緒で変わったことをしてま
す。なにをしてるんだったっけ?』
『……』
 不意に話を振られ、少女が赤面して目を逸らした。唇をへの字に
曲げて黙り込んでいる姿には、独特の愛らしさがある。千夏が嬉し
そうに画面に身を乗り出した。
『あれ、どうしちゃったのかな?』
『ちゃんと答えなさいね』
 それまで聞こえなかった第三者の声が、画面の外から飛び込んだ。
柔らかな声の主は、ゆっくり画面に入り込み、優雅に頭を下げる。
『安納 香枝です。よろしく』
「こっちは、会長さんです」
 緩いウェーブヘアを揺らす少女には、年齢に不相応な落ちつきが
感じられた。おっとりとした雰囲気の奥に何を隠しているのか、画
面を通してすら、妙に気圧される雰囲気がある。
『智がいつもしている事を言うだけです。簡単ですよね』
『でも、カメラが……』
『言わないと駄目ですよ』
 あくまでも穏やかでありながら、逆らいがたい雰囲気がある。黒
髪の少女は唇を噛み、俯いていたが、やがて微かに唇を動かした。
カメラのマイクは拾わなかったが、何か小声で呟いたらしい。


『聞こえませんよ。もっと、大きな声で』
『……かで、……こ……』
『ちゃんと顔を上げて、もう一度』
『は、裸で、おしっこ……』
『ふうん、裸になっておしっこするんだね』
 さも初めて耳にしたように感心しているが、麻奈がそれを知って
いたのは疑い無い。秘密の行為の告白を強要され、耳まで赤く染ま
っている少女に向け、さらに重ねて問いかける。
『どこで、どんな風にするのかな?』
『生徒会室……。香枝の前で、立ったまま……』
『へえ、お部屋でおしっこしてるんだ。変態さんだねえ』
 執拗に追い詰める麻奈の声に、少女が嗚咽を零している。それで
も、容赦するつもりはないらしい。麻奈はカメラを振り返って微笑
み、智へと向き直る。
『せっかくだから、見せてもらおうか』
『!!』
 予想はしていただろう。それでも、いざ言われると、体が竦んで
いた。少女は許しを求めて麻奈を、ついで香枝を伺い、絶望に顔を
染めて俯く。
『う……うぅ……』
 鳴き声を必死に押さえ込みながら、少女は制服を脱ぎ落としてい
く。小ぶりの胸を押さえていた下着を落とし、しっかりと引き締ま
った細身の体を自ら抱くようにして隠す。動きを止め、再び傍らの
少女へと目を向けた智は、怯えたように体を引くと、片手だけを下
ろして、最後の一枚に手をかけた。
『あらー、かわいい』
 下着の下から現れたのは、年齢に不相応な、飾り毛を持たない割
れ目だった。手で隠されるまでの間に、目ざとくそれを見つけた麻
奈が、嬌声を上げる。智の目の前にしゃがみ込み、隠そうとする手
を押し退ける。
『つるっつるだぁ。かわいいなあ』
『先輩も、そうではありませんでした?』
『ちーちゃんもだよ。とってもかわいいの』
「麻奈さん、すじ好きだから」
 けらけらと明るく笑う。香津美はとてもそんな気になれず、伏目
がちに画面を覗いた。


『それじゃ、して見せて』
『は……い』
 諦めたのだろうか。智は震える声で答え、体を隠していた腕を下
ろした。両手の指先を股間に添わせ、ぐっと腰を前に突き出す。そ
の足元に、香枝が洗面器を置いた。
『うわぁ、すごい格好』
 洗面器との距離を測った智が、さらに腰を突き出し、両手で己の
股間を広げた。全てを見せつけるかのように立つ姿に、麻奈が感嘆
の声を上げる。智は硬く目を閉じ、奥歯をかみ締めながら、体を震
わせている。
『……ん!』
 振り絞るような声と共に、股間から一筋の水流が迸り出た。綺麗
な弧を描いたおしっこは、狙いをたがわず洗面器へと落ち、はした
ない音を上げている。
『へえ、上手だねえ』
『いつもしている事ですから』
 どこか誇らしげに答える。二人の女性と徒カメラに見られながら、
立小便を続ける智の股間からは、まだ勢い良く放尿が続けられてい
る。しゅおしゅおとか細く音を上げ、飛沫を飛び散らせながら、さ
らけ出された股間から吹き出るおしっこに、いつしか香津美も見入
っていた。しゃがんでしていてすらも、お尻に垂れてしまう自分の
おしっこは、もしかしたらおかしいのかもしれないと、変な不安を
胸に抱く。
『んんっ!』
 綺麗なアーチを描いていた水流が勢いを失いかけたとき、智が眉
根を寄せて鼻から声を抜いた。それまで以上に勢いを持ったおしっ
こが、ほぼ一直線に洗面器を襲い、それを最後におしっこが止まる。
『へえ、すごいなあ』
 切れの良いおしっこのしかたに感心しきりの麻奈の前で、智はま
だ、股間を広げたままで立っている。もう目的は果たしたはずなの
にと小首を傾げた麻奈の前で、智はぎりりと奥歯を噛み締め、開い
た足を僅かに曲げた。がにまたのみっともない姿になった智は、己
自身を広げたままでゆっくり腰を引き、くいっと前に突き出した。
性器に残っていたおしっこの雫が飛び、床に小さな染みを作る。


『あははははっ、そうやってするんだ!』
 続けて2回腰を振った智の姿に、麻奈はお腹を押さえて笑い転げ
た。やれやれと首を振りながら智の傍らに進み出た香枝が、ポケッ
トからティッシュを抜き取る。
『ちゃんと拭きなさいって言っているでしょう?』
 恐らくは、その行為を命じた本人に言われ、智は屈辱に震えてい
る。後にしゃがんだ香枝は、カメラを遮らないようにするためか、
股間から手を通して、智が広げている場所にティッシュを下ろした。
ゆっくり、丁寧に、おしっこを拭って行く。
『はい、綺麗になりましたよ』
『……』
『下着も用意してあげました。ほら、足をあげて』
 背後から手を伸ばした香枝が、智の目の前で広げたのは、パンツ
タイプの紙おむつだった。引っ張ってギャザーを伸ばす香枝の前で、
智はしぶしぶと足を上げている。
『あれ、パンツは?』
『うふふ、私と一緒にいないときは、これを履かせているんです』
 おむつを腰に引き上げ、ぽんぽんと前を叩く。智は恥ずかしそうに
俯き、両手でおむつを隠している。
『おしっこは、私の前でしかさせないんです。一人の間は我慢なんで
すけど、いつも漏らしてしまうので、こうしています』
『あははっ、智ちゃん、お漏らしさんなんだぁ』
 放課後から翌朝までとなれば、漏らすなと言う方が無理だろう。
 しかし、そんな当たり前のことを言ったところで、誰もまともに
受け止めはしない。智は悔しそうに歯をかみ締めるが、口に出して
は何も言わなかった。
『毎朝すごいんですよ。近づくだけでおしっこ臭くて、おむつを下ろ
すと、むわっと臭いが広がって・・・』
『へえー、そうなんだ』
『自分でも臭いのが判るみたいで、人を避けながら恥ずかしそうに
くるのがかわいいんです』
 毎朝決まった時間に香枝の家を訪れ、そこでおむつを外してもらう。
他人の家の玄関で、スカートを持ち上げて股間を拭かれるその時は、
開放の時であるとともに、己の惨めさを最も強く意識させられる時間
でもある。


『面白そうだね。今度、見に行こうかな』
『うふふ、いつでもどうぞ。では、今日はこれで』
 優雅にお辞儀をし、香枝は智を引き連れて画面から消えた。一人に
なった麻奈がカメラを振り返り、にこやかに手を振る。
『さって、それじゃ今度は、最近手に入れたペットを紹介するねえ』
 一度画面から消えた麻奈が、手にリード握って現れた。笑顔のまま
手を動かし、画面の外に控えていた人物を引っ張り込む。
「さ、佐奈?」
 画面の中に引きずり込まれたのは、首輪を填められた佐奈だった。
裸の上半身によだれかけ一つを付け、手を後ろで縛られた姿で画面
に入ってくる。不自然に荒い息を吐き、追い詰められた目をカメラ
に向ける。カメラが下へと向かうと、不自然に膨らんだお腹が映り、
その下を包む、ふっくらと盛り上がった下着が映された。
 香津美が与えられたのと、色違いのおむつカバー。恐らくは布の
おむつをあてられているのだろう。ふっくらと膨らんだおむつを、
カメラは執拗に撮影した。
「佐奈、どういうこと?」
「ふふっ」
 困惑する香津美の耳元で、千夏が含みのある笑い零した。驚きを
浮かべて振り返った香津美に顔を寄せる。
「見てのとおりです。佐奈先輩、麻奈さんに飼われるようになった
んですよ」
「そんな、嘘でしょ?」
「嘘じゃありません。ほら、首輪をしてるじゃないですか」
「あんなの、無理矢理じゃない」
「違います。佐奈先輩、自分から首輪をしたんですよ」
「嘘、そんなはずないっ!」
「本当です。麻奈さんに可愛がって欲しくて、ペットになるって約
束したんです」
友人を信じて止まない香津美に、千夏は真実を重ね上げて見せた。
それでも首を振り続ける香津美に呆れながらも、つとめて穏やかに
言葉を続ける。
「佐奈先輩、レズなんですよ。麻奈さんに誘われて、可愛がっても
らって、すぐ言う事を聞くようになったそうです」
「佐奈が……レズ?」
「そうです。まあ、それだけじゃないですけどね」
 含みのある言葉も、耳に届いていないようだった。香津美ははじ
めて知る真実に驚愕を浮かべ、胸を弄ばれて呻く、佐奈の姿を唖然
と見やっている。

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