エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

私、西宮カオリは改造人間である。
普段はごく普通の高校生だが、
その正体はいわゆる変身ヒーロー……いや変身ヒロインだ。
悪の組織パンパースに殺された父は世界の平和を私に託しながら、
最後の力を振り絞って私を超人オムツァーナに改造した。
父の仇を討ち、パンパースを倒す
ーーーそれが私に課された使命なのだ。
一度、私がオムツァーナに変身すれば、
その拳は岩を砕き、その脚は新幹線よりも早く走れるーーー。
その力で人々の平和を乱すパンパースの悪の怪人と戦うのだ。

……しかし、無敵の力を得られるのは良いのだが、
問題はその変身方法にあった。
私が変身するには以下の三つの手順を踏まねばならなかった。

一、常時変身用オムツを履き続けること。

二、有事の際、おもらしをしてオムツを汚すこと。

三、下半身をきれいにして新しいオムツに代えること
ーーー以上、原理は不明だ。
この三つの過程を経て、
私は無敵の超人オムツァーナに変身するのだ。

……なぜこんな変身システムを父が採用したのかは知らない。
正直、単に父の趣味なのではないかと考えたこともあった。
子供のころ父の部屋に忍び込んで
発見したビデオの中にそんな感じのプレイをしているヤツがあったからだ。
子供の頃は大人もオムツをするんだあ、
などと純真かつアホな、
思考回路でそれを受け入れていたが、
さすがに、この年齢になれば、
プレイ内容や父の趣味に
疑問を抱かざるをえなかった。

しかし、そんなことより、もっと重大な問題があった。
それは事件が起きて私がおもらしをしたとき、
私の全身の筋力が赤子並に弱まってしまうことだった。
そのため、おもらしした私は自力でオムツを替えられなくなるーーー
つまり、その場にいる誰かに下半身をきれいにしてもらい、
新しいオムツに代えてもらわねば変身できないのだ。
ーーー青虫が一度弱々しいサナギの状態を経て
美しい蝶に変身を遂げるように、
オムツァーナは華麗に変貌を遂げるのだーーー
と、父は死ぬ間際にそう言っていた。
……言葉面は綺麗なのだが、要は怪人が現れたら
他人に頼み込んでシモの世話をしてもらえと言うことだ。
花も恥じらう乙女には凄惨かつ過酷なものであり、
お嫁にいけないどころか、花嫁学校に入学を拒否されかねない変身方法だ。

ーーーさて、今から話す物語は忘れることのできない体験
……私が初めて変身したときの話だーーー。


学校帰りにデパートのCDショップに寄っていた私は
ある異変に気付いた。
お気に入りのアーティスト、UTAMARUの新譜CDが、
全て売り切れていたのだ。
一週間前発売されて、
オリコンチャート初登場124位という快挙を成し遂げた
UTAMARU初挑戦のラップ調落語『TOKISOBA』
がそんな簡単に完売するはずがないのだ。
その異様な出来事に、私の悪を感じ取る動物的嗅覚が
すぐさま反応する
ーーーパンパースの仕業だ。
奴らは常識では計れないことをするーーー。
そう思ったとき、いきなりデバート内にけたたましい悲鳴が響いた。
CDショップから飛び出た私の目に飛び込んできたモノは、
もぐらのような姿をした怪人が、大きなカゴの中から
UTAMARUのCDを取り出して、逃げ惑う人々にぶつけている姿だった。
「うわっはっはっ!UTAMARUのCDを
オリコン20位ぐらいにして
世間を混乱させてやるぞ」 なんて恐ろしい計画。
そんなことをされれば、
金持ちになったUTAMARUが笑点を降板してしまうかもしれない。
何がなんでも阻止せねばならない。
今こそオムツァーナに変身するときだった。
……そのためにはオムツを交換してくれる人を探さねばならない。
悲鳴をあげながら蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う人々の中から
私は自分のオムツを交換してくれそうな人を探した。
これは慎重に選ばねばならない重要な問題だった。
ーーーまず男は論外。
男に汚れたオムツの中身と、丸出しのアソコを見られたら、私は生きる気力をすべて失うだろう。

病院のベッドの上で光沢のない瞳を見開きながら、
乾いた笑いをあげつづけなけれはいけない人生が待っている。

それに一度用を足して、新しいオムツに履き代えるまでの私は身動きのできない
無防備の状態になる。
その間、何をされるかわかったものではない。
出来るなら女性がいいーーー。
しかし、こんなときに限って女性は見当たらなかった。
何故か逃げ惑っているのは若い男ばかりだった。
老人ならまだしも若い男にオムツの交換を頼むなど、自殺行為に等しい。
人選に戸惑っている間も怪人はUTAMARUのCDを投げつづけるのをやめない。
ーーー早く交換してくれる人を探さねば。
焦る私の目に飛び込んできたモノ、それは床に座り込んで
泣き続けている男の子の姿だった。
幼稚園児くらいだろう。
男であることに引っ掛かったが、もはや人を選んでいる
時間はなかった。


覚悟を決めた私は急いで、その子に駆け寄った。
「ボク?どうしたの?」
「うっ……うっ……
お母さんがいなくなっちゃって……うわああん」
男の子は、目を腫らしながら泣きつづけた。
恐らく、この騒動で母親とはぐれてしまったのだろう。
私は男の子の頭を撫でながら彼の話し掛け続けた。「名前は?」
「うっ……ケッ、ケイタ……」
「よし、ケイタ。お姉ちゃんと行くわよ」
「うっ、うん」
ケイタは鼻をすすりながら立ち上がった。
私はケイタの手をとって走り出した。
どこへ?
もちろん女子トイレにだ。公衆の面前で手厚い介護を受けられるほど、
私は恥知らずではなかった。
ケイタを連れたまま女子トイレの個室に駆け込むと、
私は便座の閉まった洋式トイレに腰をおろして、
正面にケイタを立たせた。「に、逃げるんじゃないの、お姉ちゃん?」
私は両手をケイタに肩に置いた。
「いい?ケイタ……良く聞いて。
お姉ちゃんはね、これからあの怪人と
戦わなきゃいけないの」
「……戦う?」
「そうよ……お姉ちゃんは変身して、奴を倒さなくちゃいけないの」
「変身?変身できるの?」
私はコクりと頷いた。
「そう。そのためにケイタにお手伝いしてもらいたいの」
「わ、わかった。そのかわりあの怪人絶対やっつけてね。
ボクCDぶつけられて痛かったんだ」
私は約束する、と言ってケイタにオムツァーナの変身方法について教えた。
ケイタは露骨にいやそうな顔をした。
「そんなのやだよ。汚いし」
汚いという言葉についカッとなった。
好きこのんで汚れた下半身を見せるわけじゃないーーー正義のために恥をしのんで股を開くのだ。
ーーー汚いとは何事だ。
私はガキの胸倉を掴んで、個室のドアに押し付けた。
「平和を貪るだけの愚鈍な大衆はいつもそうね。
誰かが血を流して平和のために必死で戦っているときは知らんぷりして、
平和になったらなったで不満を言ってーーー」
私は正義とは何かについて、教え込んだ。
深く教え込む度に、ケイタはガクガクと首を縦に振りながら
理解を示す合図のように
私の手首を何度もタップした。
「わ、わかったよ……お姉ちゃん。
交換する……オムツ交換するから……は、離して……苦しいよ」
私が手を離すとケイタは肩で息を切らしながら
咳込みはじめた。


私はバッグの中から替えの変身用オムツと、
粒子分解ウエットティッシュを取り出してケイタに手渡した。
ケイタの了承を得た私が考えなくてはいけない次の重要な懸案は体勢作りだ。
どう見ても今の私より非力なケイタは、
私の脚を持ち上げたりは出来ないだろう。
それではきれいにしてもらえない。
ーーーこの狭い個室でコトを成すには。
そのとき、私に妙案が思いついた。
逆にこの狭さを利用すればいいのだ。
私は一度便器から立ち上がり、
便座の上に丸めた背中を載せた。
首を上げて、後頭部をタンクに斜めになるようにのせて、
そのまま腰を浮かせて股を開き両脚をピンと伸ばした。
ローファーを履いた両の踵をドアの角部分に挟むように設置した。
。ローファーの踵はうまい具合に角にはまり、
ちょっとやそっとでは
抜け落ちそうにはなかった。
これで体制が固定された。
身体の力を抜いて試したが問題ないようだった。
開かれた太股の間でケイタの顔の前に、
ちょうどお尻が突き出されている格好だ。
まくり上げられたスカートから露出したオムツをケイタは凝視していた。
はっきり言って顔から火がでそうな格好だったが、
ケイタに負担をかけないためには致し方なかった。
「本当にオムツ履いてんだ……大人なのに」
「うっさい……私だって恥ずかしいんだから」
相手が子供とは言え、花も恥じらう乙女が
大股を開いてオムツ姿を晒すことが
恥ずかしくないわけがなかった。
しかし、子供相手にモジモジするのは、
私のプライドが許さなかった。
そのへんの気持ちが私を少し大胆にさせてくれたのだろう。

……後は用を足すだけ。 普段音を気にして事前に水を流してから
用を足す私が、今人前で用を足さなければいけない。
が、いざじいっと私を見つめてくるケイタを前にすると、出ない……。
いや、一般的な乙女ならまず不可能だろう。


「父さん力を貸して……」
私がそう祈ると、願いが天に通じたのか、
便意の波が私の内部から
込み上げてきた。
準備は万端……あとはなすだけだ。
「じゃあ、ケイタ……するからね。あとお願い」
「……うん」
私は目を閉じた。
身体を力ませ上下水道から同時に放出した。
放出と同時に力んだ身体が弛緩し始め、
オムツの中が温かくなった。
そして、アソコやお尻がじっとりと湿り気持ち悪くなった。
……時折、意図せず下から音がなっしまった。
今のはおならじゃなくて、便の間の気泡が噴出しただけなんだからねーーー
などと言い訳したかったが、
言い訳すると余計恥ずかしいのでやめた。
用を足し終えた瞬間、全身に強烈な虚脱感が襲った。
まるでフルマラソンを走り終えた後のように、
力が抜け、指一本動かせなくなった。
私はなんとか、身体に残った僅かな力を振り絞って
ケイタに用便の終了を伝えた。
「……あ、あとは……ま、まかせたわよ」
「うん」
ケイタは力強く頷くと、オムツの両脇のマジックテープに手をかけた。
大股を開いてオムツを脱がされることは
下着を脱がされるよりも
屈辱的だった。
身動きのできない非力さと、他人に任せるしかない不安感は
マジックテープが剥がされるバリバリ音が鳴る度に、私の鼓動を加速させていった。
ばりばりっという音と共に、
オムツと素肌の隙間からひんやりとした空気が
入り込み、生温かった腰回り冷やしてくれた。
……同時に臭いが立ち上る。
「うわっ!くせえ」
ケイタはそう叫んで、
露骨に顔をしかめた。
花の香りがするわけがないのはわかっていたが、
正面切って言われると、
やはり辛かった。
このくそガキーーー身体の自由が聞けば、
小突き回しているところだがーーー
今はケイタにすべてをまかするしかなかった。
ケイタはぎこちない手つきでオムツを外し終えると、
中身がこぼれないように、指先だけで両方のウエスト部分をつまみながら、

汚れたオムツを床に置いた。
一気に腰回りが寒くなる。
濡れている上に、一糸纏わぬ状態のため、
物理的にも精神的にも寒かった。
しかも、産婦人科の分娩台に載せられているような
この格好……とっとと何とかして欲しかった。
今悪漢がここにやってきたら、色んな意味でジエンドだ。


「うわぁ……本当にウンコしてる……」
ケイタは鼻をつまみながら、床に置かれた
汚れたオムツをまじまじと見ていた。
私も視線だけを動かして、中身を見た。
黄色い染みが全体に広がっており
柔らかそうな茶色いアレからは、
うっすらと白い湯気が立ち上っていた。
裸を見られるよりも恥ずかしかった。
「うわあ……お尻にウンチついてる」
さっきまで汚れたオムツに視線を落としていた
ケイタは今眉間にシワを寄せて
まじまじと眼前に突き出された私のお尻を
見ていた。
「わーい!ウンコ漏らしだあ」
楽しそうな顔でケイタが言った。……やっぱりこんなガキに頼むんじゃなかった。
汚れたお尻とアソコを見られた上に
こんな子供に馬鹿にされてーーー。
視界が急に歪みはじめ、頬を熱いものが伝っていくのを感じた。
恥ずかしさと悔しさで
泣いてしまったのだ。
小さな嗚咽も同時に込み上げてきた。
死にたかった。
「……お姉ちゃん、泣いてるの」
ケイタは驚いたような顔で私の顔を覗き込んだ。
私は目を逸らした。人生最大の恥辱を与えた相手の顔など見たくはなかったし、
泣き顔を見られるのは偉く屈辱的だったからだ。
「ご、ごめん。もう馬鹿にしたりしないよ
……今ちゃんと綺麗にしてあげるからね」
ケイタは申し訳なさそうに言うと、
手で私の涙を拭ってくれた。
「待っててね」
ケイタはウエットティッシュを二、三枚とると
その場にしゃがみ込んだ。私のお尻を見上げながら、
まず、私の汚れた臀部を
丁寧に拭きはじめた、
ひんやりとしたウエットティッシュの感触が
くすぐったかったが
べちょべちょして気持ち悪かった、
汚れが取り除かれていくのが、肌でわかった。
次にお尻の割れ目にケイタは取り掛かる。
お尻の割れ目の中で何度もケイタの指先が往復していくのがわかった。
これ、またくすぐったいが気持ちよかった。
「うん、きれいになったよ」
そう言うとケイタは使い終えたウエットティッシュを
汚れたオムツの上にぽんと投げて、
新しいウエットティッシュを手にとった。
「じゃあ、次はこっちをきれいにしてあげるね」

そう言ってケイタはわたしのアソコもまた丁寧に拭きはじめた。

「ところでお姉ちゃんーーー」
ケイタは、拭きながら何気ない感じで尋ねた。
「お姉ちゃん、うちのお姉ちゃんと同い年くらいだけど……
毛が生えてないんだね」
実に子供らしい純真な質問……に私はコンプレックスを強烈に刺激された。
……個人差があるんだよ、と言ってやりたいとこだったが、私は力無く微笑み帰すのが精一杯だった。
クラスメートから、どれだけ馬鹿にされてきたか……。

ーーーあれは中学の修学旅行のときだ。
湯舟にバスタオルを入れてはいけないエチケットは、
全国共通なのだと思うが、私の学校の女子もそれに従う様に、
みな身体を隠さず湯舟に入っていた。
男子と違い外側に性器を露出しない女子は、
股を見られるのに抵抗が少ないようだった。
みな黒々と生えそろっていた。
クラスでたった一人生えていない私は、それを見られるのが嫌で、
バスタオルに身をくるんだまま風呂に入ったものだった。
どれだけの屈辱を味わったかーーー。

目の前のガキに教え込んでやりたかった。
そんなことを考えながらケイタの介護を受けていた
私だったが、
拭いている時間が妙に長いことに気がついた。
ケイタに目をやると、不思議そうに何度も首を傾げていた。
「おしっこがとれない」
私が何のことかと思ったとき、
急にアソコを擦る力が強くなった。
ケイタに目をやると、両手で力一杯
私のアソコを拭きはじめていた。
「奥の方におしっこが残ってるんだ。
濡れてるもん」
どうやらケイタは私の粘膜が濡れているのを
おしっこと勘違いしているらしかった。
段々とケイタは、ガラスにこびりついた
しつこい汚れを落とすかでもするように
指を立てて擦りはじめた。
ウエットティッシュ越しにケイタの指先が私のアソコに、徐々に食い込んでいった。
ケイタの指先が、私の一点で小刻みに動き続けた。
どうにも、そこは私の中でも極度に敏感なところらしく、
だんだんと、アソコの奥から何かが込み上げてくる感覚が、波となって
押し寄せてきた。

意図せず、呼吸が見出されて
腹の奥からやってきた小さな喘ぎが唇を震わした。
「……んっ……んっ」
力の入らない身体でなんとか、
喘ぎを噛み殺す。
すでに色々なモノを見られているが、
そんな声まで聞かれたら
本格的に自殺を考えるしかなかった。
そんな私の意図などおかまいなしに、
ケイタは、さらに深々と指を入れて擦り続ける。
「あれ、またおしっこがでてきた……」
それはおしっこではないことを、ケイタに教えたかったが、
声を出すのを我慢しなければならない
自分にとってはもはや打つ手がなかった。
「もう、ちょい奥に……」
ケイタの指がさらに深々と刺さった瞬間、
ついに限界を迎えた。
「んっーーー」
私が体内に溜まった喘ぎを外に放出しようとした瞬間、
突然、トイレ内に大声が響いた。
「誰か、逃げ遅れた人はいないかっ!怪人がそこまで来てるぞ!」
男の声だった。
その声が響いた瞬間、
ケイタの手がぴたりと止まった。
私は、ほっとして小さく息を吐き出した。
「そうだ、お姉ちゃん。
大人の人に拭いて貰おうよ」
そう言うとケイタは、立ち上がってドアを開いた。「待って!」
絶叫したかったが、声がでなかった。
「ねえ、ちょっと手伝ってえ」
子供らしい声でケイタは手招きしながら、男を呼びはじめた。
男が私の前に現れた。
40歳くらいの髭を生やした渋い感じのおじさんーーーナイスミドルって感じだった。

男は私の異様な姿を見ると、その後局部を凝視した。 私は意識を失いそうになった。
ケイタがなにやら男に説明を始めたが
私の耳には入らなかった。
突然ナイスミドルが替えのオムツを
手にとると
てきぱきとした手つきで私に
オムツを装着させた。
ナイスミドルはさわやかな笑顔で言った。
「安心したまえ。私は女性の身体には興味がない。
私が興味があるのはオムツだけだ」
地獄に仏とはこのことだった。
日常生活では決して出会いたくない人物だか、
今は、ある意味でありがたい人物だった。

オムツを履き替えた私の体内で、無限のエネルギーが沸き起こり、
衣装も学校の制服から
戦闘用のコスチュームへと変化した。
もはや私に敵はない。
「がんばってお姉ちゃん」
「地球の平和はまかせたぞ」
二人の声を受けてオムツァーナに変身した私は
女子トイレを飛び出した。

女子トイレから、飛び出した私はいきなりの
怒声に足止めを喰らった。
「アオシマーッ、確保だ!」 頭のハゲた老人がそう叫ぶと、老人のとなりにいた
アオシマと呼ばれた緑色のアーミーコートを着た男が
怪人に飛び掛かった。
「なんだキサマ!」
「ワンガンショだ!」
アオシマは床に怪人を組み伏せると、鮮やかに腕を怪人の腕を捻り上げ
怪人の腕に手錠をかけた。 出鼻をくじかれた私は、どうしていいかわからず
ぼんやりとその光景を眺めていることしかできなかった。
手錠をかけられた怪人は、
観念したのかはすぐにおとなしくなった。
アオシマは、胸から無線機を取り出し叫ぶ。
「怪人、確保しましたーーー」
無線で叫んでいたアオシマは、私と目が合うと無線を下ろして、
怪訝そうな顔でこちらを見つめた。
「なに……してんのキミ……ずっとトイレに隠れてたの?」
「えっ……あっ……はい」
私は適当に頷いた。
「大変だったね。もう大丈夫だよ」
アオシマは、爽やかな笑顔を作って見せた。
さっき叫んだ老人が、私の側にきた。
「怖かったろう……しかし……なんだぁ、その格好はーーー」
老人は変なモノでも見るように、
私をじろじろと見回した。
「人間は外見じゃなくて中身が大事なんだよ……
なんてなっ」
そう言って老人はにやっと笑って見せると
私の頭をぽんぽんと叩いた。
「あのね、このお姉ちゃんねーーー」
不意に後ろからケイタの声がした。
私は慌ててケイタの口を塞いだ。
「なっ……なんでも、なんでもないんです」
アオシマと老人は、二人で顔を見合わせ首を傾け合った。
場の空気に耐えられなくなった私は、
床に散らばっていたUTAMARUのCD
を一枚拾いあげ、今日これを買いにきたことを伝えた。
すると、老人は急に口笛を拭きながら私に背を向けた。
それを見たアオシマは、白い歯をみせながら、
やさしく私に微笑みかけた。
「いいよ。持ってっちゃって
……変な事件に巻き込まれて大変だったでしょう
……こういうの、超法規的措置って言うんだぜ」
私は頭を下げてお礼を言うと、
ケイタの口を押さえたまま
女子トイレに戻った。
ナイスミドルの姿はどこにもなかった。
「いい……今日のこと誰にも言っちゃ駄目だからね」
「うん。わかった」
ケイタに念を押すと、私は荷物をまとめた。
汚れたオムツが無くなっていたが、
もはやそんなことはどうでも良かった。
とっとと家に帰ってUTAMARUのCDを聞きながら
眠りたかった。

ーーー次回予告ーーー

学校の社会科見学に着ていた私達に、パンパースの魔の手が迫る。
変身を余儀なくされた私は、公衆の面前でオムツを交換されるか、
片思いの男の子に交換を頼むか、
最大の選択を迫られる。
次回、変身?オムツァーナ、
『見せます汚れた私』

見てくれないと履かせちゃうぞ。

メンバーのみ編集できます