「んぅ! むぅう! うむぅう!」
トイレに入った芳実を迎えたのは、くぐもった喘ぎ声だった。
恥ずかしさに垂れていた頭を上げると、個室の洋式便器に座る制服の少女に、雪乃がからみついている。
下着を右の足首に掛け、スカートを捲り上げられた少女の姿は、レイプされているとしか思われない。
口を白いボールギャグで塞がれ、目隠しをされた少女は、意地の悪い指の動きに翻弄され、淫猥に腰を動かしている。
雪乃は少女に頬を寄せ、ギャグからこぼれ出る涎を舐め上げた。
「だ、誰・・・?」
「あー、やっと来たんだ。遅いから、楽しんじゃったじゃない」
思わず口をついた問いかけに、便器の上の少女が体を竦めた。
雪乃は余裕を浮かべて振り返り、おむつの後ろを膨らましている女教師を見据えた。
「この子を紹介したくて、ここまで来てもらったんだよ」
明らかな嘘にも、何も言い返すことはできない。
芳実は見覚えのある少女をじっと見上げ、その正体を探ろうとした。
「おまたせ、麻紀。やっと待ち人が来てくれたよ」
にやにやと笑いながらギャグを外した雪乃は、涎の糸を引きながら外されたボールを口に含み、じゅるじゅると吸い取る。
「な、何を考えてるのよ、あんたは・・・」
口の自由を得た少女は、押さえた怒りを吐き出した。どうやら、この状況は押し付けられたものらしい。
雪乃が口にした名前と、押し殺した声から、芳実は少女の正体を知った。
初音と同じクラスの巽 麻紀。
真面目ですこしきつめの性格が、一部の男子生徒に絶大に支持されている。
雪乃からすれば、親友である美咲の姉であり、近所に暮らす幼馴染でもあるはずだ。
「んー、楽しいことだよ。麻紀が大好きな・・・ね?」
「ひぐっ!」
麻紀の中にもぐりこんだ指が、膣壁をなぞりあげた。少女が返そうとした言葉を飲み込み、首をのけぞらせる。
雪乃は少女の下着を足首から抜くと、それを傍らの小棚に載せた。
四つんばいの芳実を手招き、麻紀の前に立たせる。
「う・・・臭い」
目隠しの下で眉をしかめたのが判る口調だった。芳実が泣きそうな顔で腰を引き、雪乃を伺う。
にやにやと笑う雪乃は、おむつに膨らむ尻を押し、直立の姿勢を命じた。
「目隠しを外してあげる。誰が何をしてるのか、よーく見るといいよ。麻紀にも、同じ格好をしてもらうんだから」
「ひっ・・・むぐ・・・」
雪乃の手が、麻紀の目を覆う布を外した。
久しぶりに得た視界に広がる光景に、麻紀の顔が驚愕に染まる。
悲鳴を上げようと開かれた口に、雪乃がとっさに布を詰め込んだ。
ついさっきまで履いていた下着を押し込まれた麻紀は、しかしそれに気づく余裕もないまま、おむつ姿の女教師を凝視している。
「だめだよ、大きな声出しちゃ。誰か来たりしたら、二人とも困るんだよ」
「む・・・うむぅ、むぐぅ・・・」
「ちっちゃな声でしゃべるんだよ」
言葉はわからなかったが、何を言いたいのかは表情と動作で伝わってきた。
雪乃は下着と共に押し込んでいた指を抜き、涎をしみこませた下着を取る。
「川原先生?」
「・・・」
教え子の呼びかけに、沈黙で答える事しかできない。
直立を命じられた芳実は、両手をおむつの横に添えたまま、視線だけを麻紀から外した。
「この臭い・・・、先生なの?」
「・・・」
伏せられた目が強く閉ざされた。肯定の言葉を返せずに、肩を震わせる。代わって応じたのは、この状況を作り上げた少女だった。
「そうだよー。せんせ、後ろ向いてあげて」
「・・・はい」
二人の力関係を教えようとするかのように、芳実は命令のままに動いた。
そのまま立つだけでなく、両手を膝に乗せて、お尻を突き出してみせる。
外から見ても明らかなおむつの盛り上がりに、麻紀が便座の上で体を引いた。
眉をしかめて顔を背ける。
「漏らしちゃったんだねえ」
「は、はい。すいません」
「んー、あたしは我慢するように言ったはずだけどなあ」
「はい、その通りです」
「それでも、漏らしちゃったんだ?」
「ど、どうしても、我慢できなくて・・・」
「いい年をして、うんちが我慢できなかったんだ?」
「はい・・・。我慢できませんでした・・・」
にやにやと笑いながら、膨らんだおむつを撫で回す。
目は芳実ではなく、ずっと麻紀を見たままで、強がりながらもおびえを隠せない、そんな様子を楽しんでいる。
「我慢ができない子には、何が必要かな?」
「お、おむつ・・・です」
「そうだよねえ。また、お漏らししたら大変だもんねえ」
主の求める答えを、芳実は間違えずに返した。雪乃の口元が満足を浮かべ、小さな手が中腰になっている女教師の頭を撫でる。
「わかった、麻紀?」
「な、何が?」
「お漏らしさんには、おむつだっていう話だよ」
「わ、私には関係ないでしょ」
「関係あるよお。麻紀、すぐにおしっこ漏らすじゃない」
第三者の前で秘密を暴露され、麻紀が頬を朱に染めた。恨みがましい瞳の前に、雪乃がポーチから取り出した小道具を突きつける。
小さく畳まれたそれを、小さな手が開いていくと、成人用に作られた紙おむつが形を成す。
「ほら、ちゃんと用意したんだよ」
「嫌よ、そんなの絶対イヤ!」
「あっそう。それじゃ、別にいいけど」
「え?」
やけにあっさりと引かれ、麻紀が不審を顕にした。裏を感じないほど、鈍くはないらしい。
雪乃は余裕に満ちた目を芳実へと戻し、うんちで膨らんでいるお尻を撫でた。
「残念だね、先生。今日はおむつこのままだよ」
「そんな・・・、どうして?」
「麻紀のついでに替えてあげるつもりだったんだよね。先生ひとりだけ替えるのは面倒でしょ」
「なに言ってるのよ! 二人やる方が面倒でしょ!」
「つまり、一人も替えずにおくのが、一番簡単だよね」
もとより、まともな理屈で判断している訳ではない。
そうとは判っているが、それでも腹が立つのは押さえられなかった。
麻紀は瞳に怒りを宿らせ、付き合いの長い後輩をにらみつける。
「まだ授業が・・・、このままじゃ・・・」
「んふぅ、先生からも麻紀にお願いしたらぁ?」
追い詰められた芳実の手に、広げた紙おむつが渡された。
最後の希望を握り締め、背後を振り返った芳実は、便器に座る少女の前に膝を突く。
「巽さん、お願い。おむつをあてて」
「先生、何を言ってるんですか?!」
「お願い。このままじゃ、みんなにばれちゃう。私が変態だって、みんなに知られちゃう」
「ばれた方がいいんじゃない? みんながかわいがってくれるよ?」
雪乃の上履きが、突き出されているお尻を踏んだ。容赦なく力を込めて踏みにじる。
芳実は声もなく悶えながらも、便器に座る少女に哀訴の視線を投げ続ける。
「・・・判ったわよ」
「え、なぁに?」
「判ったって言ってるの! すればいいんでしょ!」
「あ、ありがとう・・・」
にんまりと笑う雪乃の顔に、また押し切られてしまったと後悔が浮かぶ。
しかし、思わず口にした言葉を取り消すよりも早く、芳実が精一杯の感謝を込めて、額を足先に押し付けてきた。
引くに引けない形になった麻紀は、口の中で文句を並べながらも、便器から立ち上がる。
「ほら、貸してよ」
「んっふっふ、だめだよ、麻紀。おむつはね、するものじゃなくて、あててもらうものだから」
「ど、どういうこと?」
「こういうこと」
「あっ!」
雪乃が指を鳴らすと同時に、立ち上がった芳実が麻紀の手を取った。そのまま個室の外に連れ出し、背後から膝に手をかける。
「なっ、なに? やだっ! なにするのっ!」
「おーきな声出しちゃ駄目だってば」
膝を抱えられた麻紀は、おしっこをさせられる幼児の様に、無様な姿を晒していた。
あまりのことに声が高くなるが、雪乃は平然とそれをたしなめ、あわてて口を押さえた少女の痴態を眺め渡す。
その視線の行き先を感じた麻紀が、うろたえながらも両手で股間を押さえるが、その姿もまた見ていて快い。
「麻紀のおむつは、あたしがあててあげるからね」
「やっ、やだっ。自分でするからっ」
「いーの、いーの。遠慮しなくって」
それが遠慮などでないことは判っている。
雪乃は何か言いたげな麻紀を手で制し、タイルの上におむつを広げた。
その前にしゃがんで待機し、目の前で揺れている、小ぶりなお尻を観察する。
「いーよ、下ろしてあげて」
「はい」
麻紀を抱えた芳実が、ゆっくりと膝を折った。宙に揺れていたお尻が、柔らかな紙製品の上に着地する。
おむつに乗った自分の姿の卑猥さに、赤面しつつも言葉が出てこなかった。麻紀は真っ赤に染まりながら、激しく首を振っている。
「かわいいなあ、麻紀のここ・・・」
おむつの上で軽く口を開いている割れ目に、雪乃の指が意地悪く触れた。
さんざん弄んでいただろうに、まだ足りないらしい。
それでも自分を押さえ込んだ雪乃は、指先に付いた雫を舌先で拭うと、放りっぱなしになっていたショーツを拾い上げた。
「これは返しておくからね」
「ちょっと、何を・・・」
詰問の声を聞き流し、雪乃は丸まっていたショーツを伸ばした。
そのまま丁寧に紙おむつの上に敷き、ショーツが性器を包むようにしておむつを閉じる。
「初めてのおむつだしねぇ。ここだけでも慣れた下着のほうがいいでしょ」
「・・・まあ、そうね」
雪乃の真意を知らない麻紀は、何となく納得して頷いた。雪乃の笑みの意味に気づくのは、もう少し後のことだろう。
「しっかし、麻紀ってさぁ」
「な、何よ」
「いやあ、おむつがよく似合うなあって」
「ば、馬鹿なこと言わないで」
体を揺すり、芳実の手から逃れた麻紀は、手でおむつを隠しながら前屈みになった。
おむつを雪乃の視線から隠そうとしているらしいが、その姿こそが相手を楽しませることに気づいていないらしい。
上半身の制服と、下半身のおむつ。
その組み合わせだけでもおいしいが、それを勝気な少女が隠そうとしている姿にいたっては、極上としか表現できない淫らさがある。
「さて、それじゃ先生の番だけど・・・」
「は、はい。お願いします」
ようやく雪乃に呼ばれた芳実が、命じられるまでもなく床に尻を着いた。そのまま寝転がり、足を抱える。
その姿に、麻紀があからさまな嫌悪を浮かべ、顔を背ける。
「麻紀、やってあげてよ」
「なんで私が!」
「だって、臭いんだもん。触りたくないよ」
「私だって嫌よ」
「んー、しょうがないなあ。じゃあ、やっぱり先生はこのままということで・・・」
「・・・っ!」
雪乃の含み笑いと、芳実の哀訴の目。
企まれていると判っていたが、断れなかった。
麻紀は乱暴に雪乃の手から紙おむつをひったくり、惨めな姿を晒している女教師の足元にしゃがみこむ。
おむつに包まれたお尻を揺らす後姿に、雪乃がこっそりと目を細めた。
トイレに入った芳実を迎えたのは、くぐもった喘ぎ声だった。
恥ずかしさに垂れていた頭を上げると、個室の洋式便器に座る制服の少女に、雪乃がからみついている。
下着を右の足首に掛け、スカートを捲り上げられた少女の姿は、レイプされているとしか思われない。
口を白いボールギャグで塞がれ、目隠しをされた少女は、意地の悪い指の動きに翻弄され、淫猥に腰を動かしている。
雪乃は少女に頬を寄せ、ギャグからこぼれ出る涎を舐め上げた。
「だ、誰・・・?」
「あー、やっと来たんだ。遅いから、楽しんじゃったじゃない」
思わず口をついた問いかけに、便器の上の少女が体を竦めた。
雪乃は余裕を浮かべて振り返り、おむつの後ろを膨らましている女教師を見据えた。
「この子を紹介したくて、ここまで来てもらったんだよ」
明らかな嘘にも、何も言い返すことはできない。
芳実は見覚えのある少女をじっと見上げ、その正体を探ろうとした。
「おまたせ、麻紀。やっと待ち人が来てくれたよ」
にやにやと笑いながらギャグを外した雪乃は、涎の糸を引きながら外されたボールを口に含み、じゅるじゅると吸い取る。
「な、何を考えてるのよ、あんたは・・・」
口の自由を得た少女は、押さえた怒りを吐き出した。どうやら、この状況は押し付けられたものらしい。
雪乃が口にした名前と、押し殺した声から、芳実は少女の正体を知った。
初音と同じクラスの巽 麻紀。
真面目ですこしきつめの性格が、一部の男子生徒に絶大に支持されている。
雪乃からすれば、親友である美咲の姉であり、近所に暮らす幼馴染でもあるはずだ。
「んー、楽しいことだよ。麻紀が大好きな・・・ね?」
「ひぐっ!」
麻紀の中にもぐりこんだ指が、膣壁をなぞりあげた。少女が返そうとした言葉を飲み込み、首をのけぞらせる。
雪乃は少女の下着を足首から抜くと、それを傍らの小棚に載せた。
四つんばいの芳実を手招き、麻紀の前に立たせる。
「う・・・臭い」
目隠しの下で眉をしかめたのが判る口調だった。芳実が泣きそうな顔で腰を引き、雪乃を伺う。
にやにやと笑う雪乃は、おむつに膨らむ尻を押し、直立の姿勢を命じた。
「目隠しを外してあげる。誰が何をしてるのか、よーく見るといいよ。麻紀にも、同じ格好をしてもらうんだから」
「ひっ・・・むぐ・・・」
雪乃の手が、麻紀の目を覆う布を外した。
久しぶりに得た視界に広がる光景に、麻紀の顔が驚愕に染まる。
悲鳴を上げようと開かれた口に、雪乃がとっさに布を詰め込んだ。
ついさっきまで履いていた下着を押し込まれた麻紀は、しかしそれに気づく余裕もないまま、おむつ姿の女教師を凝視している。
「だめだよ、大きな声出しちゃ。誰か来たりしたら、二人とも困るんだよ」
「む・・・うむぅ、むぐぅ・・・」
「ちっちゃな声でしゃべるんだよ」
言葉はわからなかったが、何を言いたいのかは表情と動作で伝わってきた。
雪乃は下着と共に押し込んでいた指を抜き、涎をしみこませた下着を取る。
「川原先生?」
「・・・」
教え子の呼びかけに、沈黙で答える事しかできない。
直立を命じられた芳実は、両手をおむつの横に添えたまま、視線だけを麻紀から外した。
「この臭い・・・、先生なの?」
「・・・」
伏せられた目が強く閉ざされた。肯定の言葉を返せずに、肩を震わせる。代わって応じたのは、この状況を作り上げた少女だった。
「そうだよー。せんせ、後ろ向いてあげて」
「・・・はい」
二人の力関係を教えようとするかのように、芳実は命令のままに動いた。
そのまま立つだけでなく、両手を膝に乗せて、お尻を突き出してみせる。
外から見ても明らかなおむつの盛り上がりに、麻紀が便座の上で体を引いた。
眉をしかめて顔を背ける。
「漏らしちゃったんだねえ」
「は、はい。すいません」
「んー、あたしは我慢するように言ったはずだけどなあ」
「はい、その通りです」
「それでも、漏らしちゃったんだ?」
「ど、どうしても、我慢できなくて・・・」
「いい年をして、うんちが我慢できなかったんだ?」
「はい・・・。我慢できませんでした・・・」
にやにやと笑いながら、膨らんだおむつを撫で回す。
目は芳実ではなく、ずっと麻紀を見たままで、強がりながらもおびえを隠せない、そんな様子を楽しんでいる。
「我慢ができない子には、何が必要かな?」
「お、おむつ・・・です」
「そうだよねえ。また、お漏らししたら大変だもんねえ」
主の求める答えを、芳実は間違えずに返した。雪乃の口元が満足を浮かべ、小さな手が中腰になっている女教師の頭を撫でる。
「わかった、麻紀?」
「な、何が?」
「お漏らしさんには、おむつだっていう話だよ」
「わ、私には関係ないでしょ」
「関係あるよお。麻紀、すぐにおしっこ漏らすじゃない」
第三者の前で秘密を暴露され、麻紀が頬を朱に染めた。恨みがましい瞳の前に、雪乃がポーチから取り出した小道具を突きつける。
小さく畳まれたそれを、小さな手が開いていくと、成人用に作られた紙おむつが形を成す。
「ほら、ちゃんと用意したんだよ」
「嫌よ、そんなの絶対イヤ!」
「あっそう。それじゃ、別にいいけど」
「え?」
やけにあっさりと引かれ、麻紀が不審を顕にした。裏を感じないほど、鈍くはないらしい。
雪乃は余裕に満ちた目を芳実へと戻し、うんちで膨らんでいるお尻を撫でた。
「残念だね、先生。今日はおむつこのままだよ」
「そんな・・・、どうして?」
「麻紀のついでに替えてあげるつもりだったんだよね。先生ひとりだけ替えるのは面倒でしょ」
「なに言ってるのよ! 二人やる方が面倒でしょ!」
「つまり、一人も替えずにおくのが、一番簡単だよね」
もとより、まともな理屈で判断している訳ではない。
そうとは判っているが、それでも腹が立つのは押さえられなかった。
麻紀は瞳に怒りを宿らせ、付き合いの長い後輩をにらみつける。
「まだ授業が・・・、このままじゃ・・・」
「んふぅ、先生からも麻紀にお願いしたらぁ?」
追い詰められた芳実の手に、広げた紙おむつが渡された。
最後の希望を握り締め、背後を振り返った芳実は、便器に座る少女の前に膝を突く。
「巽さん、お願い。おむつをあてて」
「先生、何を言ってるんですか?!」
「お願い。このままじゃ、みんなにばれちゃう。私が変態だって、みんなに知られちゃう」
「ばれた方がいいんじゃない? みんながかわいがってくれるよ?」
雪乃の上履きが、突き出されているお尻を踏んだ。容赦なく力を込めて踏みにじる。
芳実は声もなく悶えながらも、便器に座る少女に哀訴の視線を投げ続ける。
「・・・判ったわよ」
「え、なぁに?」
「判ったって言ってるの! すればいいんでしょ!」
「あ、ありがとう・・・」
にんまりと笑う雪乃の顔に、また押し切られてしまったと後悔が浮かぶ。
しかし、思わず口にした言葉を取り消すよりも早く、芳実が精一杯の感謝を込めて、額を足先に押し付けてきた。
引くに引けない形になった麻紀は、口の中で文句を並べながらも、便器から立ち上がる。
「ほら、貸してよ」
「んっふっふ、だめだよ、麻紀。おむつはね、するものじゃなくて、あててもらうものだから」
「ど、どういうこと?」
「こういうこと」
「あっ!」
雪乃が指を鳴らすと同時に、立ち上がった芳実が麻紀の手を取った。そのまま個室の外に連れ出し、背後から膝に手をかける。
「なっ、なに? やだっ! なにするのっ!」
「おーきな声出しちゃ駄目だってば」
膝を抱えられた麻紀は、おしっこをさせられる幼児の様に、無様な姿を晒していた。
あまりのことに声が高くなるが、雪乃は平然とそれをたしなめ、あわてて口を押さえた少女の痴態を眺め渡す。
その視線の行き先を感じた麻紀が、うろたえながらも両手で股間を押さえるが、その姿もまた見ていて快い。
「麻紀のおむつは、あたしがあててあげるからね」
「やっ、やだっ。自分でするからっ」
「いーの、いーの。遠慮しなくって」
それが遠慮などでないことは判っている。
雪乃は何か言いたげな麻紀を手で制し、タイルの上におむつを広げた。
その前にしゃがんで待機し、目の前で揺れている、小ぶりなお尻を観察する。
「いーよ、下ろしてあげて」
「はい」
麻紀を抱えた芳実が、ゆっくりと膝を折った。宙に揺れていたお尻が、柔らかな紙製品の上に着地する。
おむつに乗った自分の姿の卑猥さに、赤面しつつも言葉が出てこなかった。麻紀は真っ赤に染まりながら、激しく首を振っている。
「かわいいなあ、麻紀のここ・・・」
おむつの上で軽く口を開いている割れ目に、雪乃の指が意地悪く触れた。
さんざん弄んでいただろうに、まだ足りないらしい。
それでも自分を押さえ込んだ雪乃は、指先に付いた雫を舌先で拭うと、放りっぱなしになっていたショーツを拾い上げた。
「これは返しておくからね」
「ちょっと、何を・・・」
詰問の声を聞き流し、雪乃は丸まっていたショーツを伸ばした。
そのまま丁寧に紙おむつの上に敷き、ショーツが性器を包むようにしておむつを閉じる。
「初めてのおむつだしねぇ。ここだけでも慣れた下着のほうがいいでしょ」
「・・・まあ、そうね」
雪乃の真意を知らない麻紀は、何となく納得して頷いた。雪乃の笑みの意味に気づくのは、もう少し後のことだろう。
「しっかし、麻紀ってさぁ」
「な、何よ」
「いやあ、おむつがよく似合うなあって」
「ば、馬鹿なこと言わないで」
体を揺すり、芳実の手から逃れた麻紀は、手でおむつを隠しながら前屈みになった。
おむつを雪乃の視線から隠そうとしているらしいが、その姿こそが相手を楽しませることに気づいていないらしい。
上半身の制服と、下半身のおむつ。
その組み合わせだけでもおいしいが、それを勝気な少女が隠そうとしている姿にいたっては、極上としか表現できない淫らさがある。
「さて、それじゃ先生の番だけど・・・」
「は、はい。お願いします」
ようやく雪乃に呼ばれた芳実が、命じられるまでもなく床に尻を着いた。そのまま寝転がり、足を抱える。
その姿に、麻紀があからさまな嫌悪を浮かべ、顔を背ける。
「麻紀、やってあげてよ」
「なんで私が!」
「だって、臭いんだもん。触りたくないよ」
「私だって嫌よ」
「んー、しょうがないなあ。じゃあ、やっぱり先生はこのままということで・・・」
「・・・っ!」
雪乃の含み笑いと、芳実の哀訴の目。
企まれていると判っていたが、断れなかった。
麻紀は乱暴に雪乃の手から紙おむつをひったくり、惨めな姿を晒している女教師の足元にしゃがみこむ。
おむつに包まれたお尻を揺らす後姿に、雪乃がこっそりと目を細めた。
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