エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

「は、外しますよ」
「・・・はい」
 覚悟を決めての一言に、芳実は申し訳なさそうに頷いた。
 紙おむつなど使ったことの無い麻紀は、ぎこちない手つきでテープを順に剥がすと、前あて部分をゆっくり前に引く。
「うっ・・・、臭・・・」
 おむつを開いた瞬間、込められていた臭いが一気に広がった。眉をしかめた麻紀が、制服の肩口で鼻を押さえる。
 その向こうでは、雪乃が鼻の前で手を振り、臭さをアピールした。
「麻紀、早くしないと、臭いまんまだよ」
「判ってる」
 嫌々戻された目が、茶色く染まったお尻を見た。
 その下に広がるおむつの上には、黒々とした一本ぐそと、それをうずめるような軟便が広がっている。
 この始末をしないといけないのかと思うと、気が遠くなりそうだった。
「あー、しょうがないなあ。おむつは処分してあげるから、お尻を拭いておいてあげてよ」
 どうしていいのかわからないでいる様子に、雪乃が背後から助け舟を出した。
 言葉の通り、汚れたおむつを引き抜き、個室に流しに行く。
 麻紀は汚れたお尻を上げている芳実に目を戻し、個室から取り出したトイレットペーパーを手に巻きつけた。
「動かないでくださいよ」
「はい」
 弱々しい声を聞きながら、麻紀は紙をお尻にあてた。柔らかな肌を撫で、茶色い汚れを落としていく。
 必要以上のペーパーを使いながら、一通りの汚れを落とした麻紀は、今度は紙を丁寧に畳んだ。
 息を呑みながら、自分なら触られたくない場所の上にそれを乗せる。
「・・・!」
 縮こまる菊座に触れた瞬間、芳実の体が小さく跳ねた。麻紀はそれに気づかなかったように、肛門の周りを拭っていく。
 甘えた声を聞き流し、新たな紙を取り上げた麻紀は、涎を零す性器の周りにそれを這わせた。
 期待を秘めた瞳にぶつかり、思わず唾を飲み込むが、震える指先は女教師を抉りはせず、逃げるような素早さで引かれていた。


「はい、麻紀」
 中身を捨てたおむつを袋に閉じ込めた雪乃が、真新しいおむつを麻紀に差し出した。
 これをしないと終わりにならない。
 しぶしぶとそれを受け取った麻紀は、自分でお尻を持ち上げている芳実の前にしゃがみこみ、広げたおむつを滑り込ませた。
「お願いします」
 教え子に媚びる芳実の姿に、なんとも言えない情けなさがこみ上げてくる。
 凛とした女教師に対する憧憬は、同級生たちと共有している想いだった。それが今、当の本人によって汚されてしまっている。
 いま目の前にいるのは、快活で凛々しい女教師ではなく、教え子に責められて喜ぶ、淫らな賤女だった。
「いいんですね?」
「はい・・・。欲しいんです」
「・・・判りました」
 どこか寂しげにつぶやき、麻紀はおむつを股に通した。自分の腰を確認し、同じように包み込む。
 新しいおむつに包まれて、安堵を浮かべる芳実を見つめる麻紀の瞳は、憧れへの惜別と、わずかの侮蔑とに彩られていた。
「麻紀、これ飲んで」
「何、これ?」
「ただのドリンク剤だよ。薬局で売ってるやつ」
 警戒を見せる麻紀を安心させるように、二本のうちの一本を自ら口にする。
「今日はまだ色々やるからね。体力つけとかないと」
「色々・・・ね」
 疲れたつぶやきを零して小瓶を受け取ると、液体の薬臭さに辟易しながら一息に飲み下す。
「次の授業中に、おむつを使ってね。初音さんがくしゃみをしたら、それが合図だから」
「初音?」
 仲のいい同級生の名前を耳にし、麻紀が驚きの声を上げる。
 雪乃はしたり顔で頷き、スカートを拾い上げている麻紀のおむつに目を向けた。
「初音さんは全部知ってるからね。麻紀がおむつをしてるのも、授業中にお漏らしするよう言われてることも。
 んふ、ただこっそりとするより、ずっと興奮するでしょ」
「恥ずかしいだけよ!」
「麻紀はそうだろうねぇ。でも、先生はどうかな?」
「・・・」
 無言で目を逸らした姿が、全てを雄弁に物語っていた。


 六時間目の古典。
 多くの生徒にとって退屈なその時間を、麻紀は押さえ切れない緊張に包まれて送っていた。
 背後に座る初音の、わずかな身動きに体が竦む。
 気持ちを逸らそうと黒板に目を向けても、そこでは芳実が板書を続けている。
 動きに揺れるスカートの下を知る麻紀の目は、自然とお尻に向けられていた。
「それじゃ、楠原さん。ここから読んで下さい」
「はい」
 芳実の指名を受けた初音が立ち上がり、澄んだ声で音読を始めた。全員が教科書に目を落とし、読み進む行を追っていく。
「はい、ありがとう。次、巽さん、お願い」
「あ、はいっ!」
 不意に名前を呼ばれて、麻紀は慌てて立ち上がった。
 開いてはいるが、読んでなどいなかった教科書を持ち上げ、それっぽい箇所を探す。
「こら、聞いてなかったでしょ。92ページ、6行目から」
「すいません。えと・・・」
 慌ててページを繰る姿に、押さえた笑い声が広がった。
 クラスメイトたちの視線を受けながら、ようやく読み始めの場所を探し当てた麻紀が、音読を始めようとした時、
「くしゅん」
 控えめなくしゃみが背後で聞こえた。空気が緩んでいた中でのかわいいくしゃみに、自然と笑いが沸き起こる。
 そんな中、自分の席で立っている麻紀だけが、追い詰められた表情を浮かべていた。
(するの・・・? ほんとに、おしっこするの?)
 目は自然と芳実の様子を伺っていた。
 教卓の横に立ち、片手を卓上に乗せた芳実は、麻紀の姿を見つめながら、わずかに開いた口の端を緩めている。
 どこか寂しそうに微笑し、小さく頷いたその姿に、麻紀は芳実が命令に従ったことを知った。
(私も・・・、私も?)
 教科書を持つ手が激しく震えた。逼迫した横顔を汗が伝い落ちる。
 笑い声が消えた教室で、麻紀の異変に気づいた生徒たちがざわめき始めた。
 危険を感じたのだろう。芳実が素早く歩み寄り、肩に手を添える。


「どうしたの、具合が悪そうだけど?」
「す、すいません」
「少し休んだほうがよさそうね。楠原さん、お願いできる?」
「はい」
 指名を受けた初音が立ち上がり、麻紀を支えるようにして歩き始めた。
 教室の中で注目を浴びるより、保健室で休ませてもらうほうが楽なのは間違いない。麻紀は大人しく初音に従い、教室を出た。
「できなかったみたいですね?」
「・・・うん」
 廊下を進みながら、さりげない口調で初音が問いかけた。一瞬体を強張らせた麻紀が、やがて小さく頷く。
 初音はそれを責めようとはせず、淡い笑みを湛えている。
「放課後に迎えに来ますね」
 ごく自然に麻紀を保健室に預けた初音は、その言葉の通り、HR後に麻紀の鞄を提げ持って保健室に現れた。
 顔なじみの保険医に礼を述べ、麻紀を促して玄関に向かう。
「そちらではありませんよ」
 玄関を出て校門に向かおうとした麻紀の背を、穏やかな声が引きとめた。
 いぶかしげに振り返った同級生に、校舎裏の駐車場を指し示す。
「川原先生が、車で送ってくださるそうです」
「・・・」
 明らかな作為を感じたが、断ることはできなかった。
 たとえ何を仕組まれているにしても、スカートの下におむつをあてたまま、下校の生徒で混み合う電車に乗るよりはマシだろう。
 そう割り切っていた麻紀の顔が曇ったのは、駐車場に芳実と並んで立っている、雪乃の姿を見出した時だった。
「なんであんたがいるのよ」
 質問というよりも不満を表した声に、雪乃は余裕の笑みで応じた。
 憎憎しげに睨みながらも、促されるまま後部座席に乗り込んだ麻紀は、隣に乗り込んできた雪乃とは目を合わせようとせず、
窓から外を眺めている。
「では、お願いします」
 助手席に乗り込んだ初音の声で、芳実がエンジンをかけた。ゆっくりと走り始めた車が、下校する生徒たちを追い抜いていく。


「それで、麻紀はちゃんとできたのかなー?」
 車内の沈黙を破ったのは雪乃の声だった。
 びくりと肩を震わせた背中を、にまにまと眺めている。
「残念ながら、できなかったみたいですよ」
 答えを返さない麻紀に代わり、初音が穏やかな笑顔を振り向かせた。
 二つの視線の圧力に耐えかねたのか、拗ねた様子で外を見ていた麻紀が振り返る。
「当たり前でしょ! そんな恥ずかしいことできないわよ!」
「むふ、そうだよねえ。できないよねえ」
 予想外の反応に戸惑いながらも、警戒を緩めない。
 雪乃がこんな顔をしているときには、大抵ろくでもないことを企んでいる。
 長い付き合いでそれを知る麻紀としては、うっかりと迎合することはできなかった。
「教室で、授業中に、おむつにおしっこだもんねえ。恥ずかしくってできないよねえ」
 のどの奥で小さく笑いながら、殊更に言葉を区切って繰り返す。
 そこまで判っていながらそれをさせようとしていたのかと、怒りが湧き上がってきた。
「でもねえ、麻紀。そういうことをするのが好きな人っていうのがいるんだよ」
 怒りを突きつける前に、雪乃が先手を取った。視線で芳実を示しながら、意地の悪い声を出す。
「先生はしたんだよね?」
「・・・はい」
「たくさん出されたみたいですね。ちょっと臭います」
 初音が助手席から体を倒し、芳実の股間に鼻を寄せた。
 運転の最中とあっては、拒むこともできない。芳実は目元を紅に染めながら、じっと前を見ている。
「どうだったの? みんなの前でおしっこして」
「すごく・・・、気持ちよかったです」
 躊躇いながらのその言葉に、雪乃がほくそ笑み、麻紀が表情を険しくした。
 続きを促す気配に、芳実がハンドルを握ったままで言葉を続ける。


「教室で、みんなに見られてる。立ったまま、おむつにしてる。それだけで、すごくどきどきして・・・。
 全部知ってる楠原さんが、私のあそこを見てるのを感じると、立っているのもやっとになって・・・」
 教卓に手を着いて立つ芳実の姿が思い出された。わずかに目を潤ませていただけに見えたが、内面では色々とあったらしい。
「体が・・・、あそこが熱くて、すぐにも触りたかった。おしっこまみれのあそこを、思い切りかき回したかった・・・」
 ぎりぎりのところで思いとどまれたのは、麻紀が変調を訴えてくれたおかげだったかもしれない。
「二人が教室を出て、授業を再開したとき、また体がうずいたんです。おしっこを漏らした私を、みんなが知らずに見ている。
 スカートの下におむつを隠して、みんなの前に立っている。それを考えると、もう、我慢ができなくて・・・」
「ふふっ、教科書の現代語訳を指示して、教卓に戻ったんですよね」
 教室にいなかった初音の言葉に、芳実が驚きを浮かべる。
 思わず横を向いた女教師に、その教え子は穏やかに前を指差した。
「あぶないですよ。ちゃんと前を見てください」
「そうそう、事故なんかしたら大変だよ。病院が大騒ぎになっちゃう」
 揶揄の言葉と判っていたが、それは間違いの無い事実でもあった。
 事故など起こせば、自分だけでなく、麻紀にまで恥をかかせることになる。
 芳実は未練を残しながらも顔を戻し、車の少ない道を走らせた。
「それで、どうしたの?」
「は、はい・・・。あの、みんなが下を向いている間に、こっそりスカートを捲って、おむつに手を入れて・・・」
「声を殺しながら、自分を慰めたんですよ。ふふっ、これがその時の様子です」
 初音が自分の携帯を雪乃に突き出した。
 小さな画面の中では、芳実が俯いた顔を切なげにゆがめている。
 時折声を殺して息を吐き、上目で生徒たちの様子を伺う姿に、悲しいほどの浅ましさがある。
「うわあ、これ、どうしたの?」
「遼子さんに頼んでおいたんです」
 麻紀にとっても級友となる少女の名前に、芳実が驚きを浮かべた。
 いったいどれだけに自分のことが知られているのかと、底知れない不安が襲い掛かってくる。
 だが、そんな不安などお構いなしに、雪乃は芳実を責めつづける。


「気持ちよかった? 授業中のオナニーは?」
「は、はい・・・。声を抑えるのが、つらかったですけど・・・」
「我慢しなくてよかったのに。すぐにも、学校中の人気者になれたよ」
 嘲りの言葉に、つらそうに首を振る。病的な性癖に溺れてはいても、そこまで自分を捨ててはいないのだろう。
「で、おむつの中はどうなってるの?」
「お、おしっこで、ぐしょぐしょです」
「おしっこだけぇ?」
「・・・わ、わたしの愛液で」
「んふ、そんな言い方を教えたっけ?」
「・・・雌汁で、ぐしょぐしょになっています」
 涙交じりの声に、言わされている感が伝わってきた。
 芳実に対する憐憫よりも、雪乃に対する恐怖を感じながら、麻紀は困惑に揺れる瞳をさ迷わせている。
「ねえ、麻紀?」
「な、なに?」
 不意の呼びかけに、うろたえながら振り返る麻紀を、雪乃は意地悪く笑いながら見上げる。
「麻紀はどうなの? おむつ、汚してない?」
「あ、当たり前じゃない。どうして汚れるのよ」
「ふぅん、真面目だね、麻紀は。あたしなんか、先生の話を聞いて濡れてきちゃったのに」
「ふふ、恥ずかしながら、私もです」
 初音までもが、恥じらいながら申告する。
 どういうつもりなのかと訝しく思ったが、それを問いただす時間は無かった。
 速度を落としていた車が止まり、エンジンが止められる。
 窓から見える見知らぬ景色に、麻紀は困惑を隠さなかった。

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