エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

「どこ、ここ?」
「私の家」
 短く答え、芳実が車を降りた。初音も、雪乃もそれに続き、麻紀も仕方なしに車外に出る。
「さて、ここからはバスだよ」
「ど、どうしてよ。車でいけばいいじゃない」
「それだと、面白くないでしょ。麻紀のおもらしデビューなんだから、舞台を選ばなきゃ」
「あんた・・・」
 あまりの言葉に罵倒の声すら途切れてしまう。
 気丈に睨みつけてはいるが、瞳の奥の弱さは隠し切れなかった。
 車の中での様子から、かなり逼迫してきているのは判っている。
 雪乃は悠然と、落ち着きの無い脚の動きを眺めた。
「ここからなら、知っている人には会わないと思います。利用者自体が少ないですしね」
 慰めにもならない言葉を口にしながら、初音が優しく麻紀の背中を押した。
 先に立って歩く芳実についていくと、やがて寂れたバス停が見えてくる。
 バスを待つ人影が一つとして見えないのが、今はやけにありがたかった。
「えーと、次のバスは、あと八分だね」
「割といいタイミングでしたね」
 なにしろ寂れた路線であるし、通勤時刻からも外れている。
 バスは一時間に二本しかなく、下手をすれば三十分は待たされるところだった。
「乗るのはどれくらいですか?」
「二十分ぐらいだよ」
 何度か利用したことがあるのだろう。初音の問いに雪乃がすぐ応じた。
「つごうで三十分ですか。ふふ、ほどよい長さですね」
「んふ、がんばれば我慢できそうだよね?」
 雪乃の投げかけに、麻紀が吃と睨み返した。
 しかし、目尻に涙を溜めていたのでは、相手をひるませることなどできはしない。


「ま、ゆっくり待とうよ」
 雪乃は手提げ鞄を床に置き、その上に尻を乗せた。つつましやかに立つ初音も、にこやかに麻紀を見つめている。
 二つの視線を浴びながら、麻紀は落ち着き無く体を揺すり、間をおかずに携帯を取り出しては時間を見ている。
 体の前に鞄を提げ持ちながら、時折こっそりと股間を押さえているのがほほえましい。
「落ち着きなよ、麻紀。おしっこ我慢してるって、すぐに判っちゃうよ」
 雪乃に指摘され、初めて気づいたらしい。もじもじとすり合わせていた足や、揺すられていた肩の動きが止まる。
 雪乃たちだけならば気にする必要も無いが、少ないとはいえ通行人もあるとあっては、不自然な姿をさらしたくはない。
 とはいえ、平然を保つには無理がありすぎた。
 麻紀は精一杯太ももを締め付け、少し前屈みになって体を震わせている。
 それはそれで苦しさをうかがわせる姿に、雪乃と初音が楽しそうに微笑む。
「あ、来ましたよ」
 始発から二つ目の停留所とあって、ほぼ無人のバスが、時刻どおりに姿を見せた。
 先頭で乗り込んだ初音が、まっすぐ最後尾の長椅子へと向かう。
 続いて麻紀が、手すりに両手でつかまり、体を持ち上げるようにしてステップをあがった。
 内股でちょこちょこと通路を進む後姿に、雪乃が満足げに頷いている。
「さて、あと二十分だよ、麻紀」
「う・・・うぅ・・・」
 既に限界なのだろう。一番後ろの席の端に座った麻紀は、前の座席に付けられた取っ手につかまり、頭を腕に預けていた。
 荒く息を吐き、唇を噛む姿からは、必死の我慢が伝わってくる。
「だめ・・・。もう・・・もう・・・」
 隣に座る雪乃の耳に、麻紀の弱音が伝わった。後は、きっかけが必要なだけだろう。
 それを与えようと雪乃が肩に手を置き、耳元に口を寄せる。
「ひっ!」
 解放の囁きを与える必要は無かった。
 何かを踏んだのか、段差を越えたのか、バスの車体が激しく揺れた。
 直下型の振動が体を揺すり、支えを求めた雪乃の手が、麻紀の肩を掴む。その手に、麻紀の震えが伝わった。


「うぁ・・・ぁあ・・・」
 呆然と床を見つめる瞳と、意味の無い呟き。
 何が起きたのかは明らかだった。
 やがて瞳に涙が滲み、ぽつりぽつりと零れ落ちていった。
「麻紀?」
「・・・何よ」
 不機嫌な涙声が返され、怒りと恥じらいと絶望とが入り混じった、複雑な顔が横を向いた。
 ひるむことを知らない少女は、そんな姿にも気おされはせず、意地悪く麻紀の股間を指差してみせる。
「お漏らし?」
「・・・笑いなさいよ。笑えばいいのよ」
「笑ったりしないよぉ」
 そういいながらも、顔には笑いが張り付いている。傍らの初音もまた、声を押し殺して泣く麻紀の姿に笑みを浮かべた。
「くぅ・・・」
 しばらくの後、顔を隠した麻紀がちいさく呻き、体を揺すった。もぞもぞと繰り返し尻を揺すり、辛そうに体を強張らせる。
 初音がくすりと笑い、雪乃が頷いた。落ち着きの無い麻紀の姿を見つめる瞳に、愉悦が揺れている。
「どうしたの、麻紀?」
「な、なんでもない・・・」
「そおぉ?」
「それにしては、落ち着きがありませんね?」
 穏やかな、それでいて意地の悪い声に笑いが潜んでいる。
 全てを見抜かれていると判っていたが、それでも素直になることはできなかった。麻紀は唇を噛みながら、お尻を座席に押し付ける。
 楽しげな雪乃がそっと手を伸ばし、麻紀の太ももを撫でた。
「痒いんでしょ?」
「・・・」
 誘いの言葉に、かたくなな少女の首が縦に動いた。
 雪乃の手が少しずつ上り、股間を包むおむつに触れる。
 太ももとおむつの間に指先を無理やり忍ばせた雪乃は、刺激を求める場所に軽く爪を立てた。


「はうぅ」
 痒さを堪える中に与えられた刺激は、至上の愉悦だった。麻紀は恍惚と目を細め、体を震わせる。
 だがそれも、所詮は一時しのぎでしかなかった。
 二度、三度と指先を動かした雪乃は、それ以上の恵みを与えようとはせず、さっさと引き抜いた指先の匂いをかいでいる。
「んふ、ぐしょぐしょだったよ。痒いはずだよね」
「何をしたんですか? おむつだけなら、こうはならないでしょう?」
 穏やかな声での指摘に、麻紀が詰問の目線を投げた。雪乃は平然と笑いながら、おしっこに濡れた指先を舐める。
 自分のものを口にされていると知り、麻紀が顔を赤くして目を逸らした。
「ぱんつを中に入れておいたんだよね」
「ああ、それで。おむつなら吸いますけど、ぱんつは濡れたままですからね。ふふ、張り付いて痒くなるでしょうね」
「それで、わざわざ・・・」
 初めて得心したらしい麻紀の呟きに、雪乃が誇らしげな笑みを返した。
 もぞもぞと腰を揺らす姿を眺め、人気の少ないバスの中を見渡す。
「取ってあげようか?」
「こ、ここで?」
「そう。バスの中で、おむつを開いて。まあ、嫌ならいいんだけどね」
 この痒さからは逃れたいが、その為の方策はあまりに受け入れがたかった。即答できずにいる麻紀の姿に、初音が追い討ちをかける。
「決めるなら早いほうがいいですよ。近くの席に誰か座ったら、とてもできなくなりますから」
 今ならまだ、前のほうに数人が座っているだけで、近くに乗客がいない。
 決断するなら、確かに今だろう。
 だが、そうは言っても、思い切ることなどできるはずが無い。
「先生?」
「はい」
 迷いを振り切れない麻紀を見かねたのか、初音が不意に芳実を呼んだ。
 麻紀の反対の隅で小さくなっていた女教師が、不安げに顔を上げる。
 初音は穏やかに微笑みながら、そのスカートの裾から手を忍ばせていく。


「かわいい教え子が困っていますよ。教師として、見本を見せてあげてくださいね」
「は、はい・・・」
 柔らかに太ももを撫でる手が、容赦の無い要求を突きつけている。
 芳実は震える手でスカートを捲くり上げ、おむつを見せ付けた。
 前の座席を伺いながら足を開き、息を荒らげる。
「ふふっ、開きますよ」
「あぅ・・・」
 初音の指がテープを剥がす。
 その音がバスの中に響き渡ったように感じられ、芳実はスカートを握り締めたまま体を縮めた。
 手の震えがそのままスカートを揺らしているが、初音はまったく気にした素振りを見せず、おむつの前あてを座席の上に開いた。
 黄色く染まった内側が現れ、篭っていた臭いが立ち上る。
 誰よりも強くその臭いを感じる立場にいる女性が、不安を強めてあたりを見渡した。
「さあ、麻紀さんはどうしますか?」
「わた・・・し・・・」
 後押しをしているように見せて、その実脅しをかけてきている。
 バスの中で、これほど惨めな姿をさせるのだと、見せつけてきている。
 判り始めた初音の怖さに、続く言葉が出せなかった。
 答えの出せない問いに迷う以上に、押しつぶされそうな威圧感に声が出せなかった。
「んふ、先生にここまでして貰ったんだから、やめるとは言わないよねえ」
 迷い続ける麻紀に代わり、雪乃が結論を下した。固まっている麻紀のスカートを勝手に捲くり上げ、おむつに手をかける。
 悲鳴を上げる訳にいかず、暴れることもできず、麻紀はただ腰をずらし、わずかに残されていた距離を逃げた。
 はかないほどの抵抗に、雪乃は却って嬉しそうに手を伸ばした。
 少女の震えを指先に感じながら、手早くテープを剥がしていく。


「ほら、足を開いてよ」
 テープを外したものの、麻紀が足をしっかりと閉ざしているせいで、おむつを開くことができない。
 雪乃は前あてをつまんだまま、膝を揺すった。
「嫌がると、長引いちゃうよ」
「・・・」
 それは麻紀としても望まないのだろう。目線を逸らしたままではあるが、麻紀は少しだけ足を開いた。
 雪乃はやや強引に前あてをひらき、麻紀を芳実と同じ姿にした。
「うわ。すごいよ、麻紀。見てごらんよ」
 顔を背けていても、自分の臭いが鼻をついてきた。
 普段と違うその臭いが気になってもいたのだろう。麻紀はおずおずと、自分の足の間に目を落とした。
 細く開かれていただけの瞳が見開かれ、引き結んでいた口元が驚きに緩む。
 雪乃の指が摘み上げた下着も、その下から現れたおむつの内側も、鮮やかなほどの黄色に染まっていた。
 揺れるぱんつから滴る雫さえも、不自然な黄色を示している。
「な、なに・・・? これ?」
「なにって、麻紀のおしっこだよ」
「うそ・・・。こんなの・・・うそ・・・」
「うそなわけないでしょ。麻紀のおむつなんだから」
 その通りだが、それでもすぐには信じられなかった。布に染みているせいかとも考えたが、それだけとはとても思えない。
「ふふっ、みごとな黄色ですね。何か変わったものを食べました?」
「栄養ドリンクぐらい・・・」
 横から覗き込んだ初音の言葉に、麻紀は茶色い小瓶を思い出した。
 だが、市販されている普通のもので、栓もしっかりされていた。特に変なものが入っていたとは思えない。
「ふふっ、そのせいですよ。栄養ドリンクのビタミンB2の色が、そのままおしっこにでてしまうんです」
「あらら、ばらしちゃだめだよ、初音さん」
 もう少し虐める材料として使うつもりだったのだろう。雪乃が不満を浮かべるが、初音はそれを笑顔でいなし、外を指し示した。
「そろそろ人が増え始めますよ。早めに済ませたほうがいいと思いますけど」
「ん、もう。しかたないなぁ」
 しぶしぶ頷いた雪乃は、ふとぶら下げているぱんつを見つめた。困ったように首をかしげ、あたりを見渡す。

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