今日、試合が組まれた2人の闘士がお互いに向かい合う。
両者共に女として非常に魅力的な体をしているが、それぞれが醸し出す魅力は全く異なっていた。
一人は瑞々しく若々しい少女としての色気、もう一人の方は成熟した大人の女の色気を持っていた。
全く雰囲気の違う魅力的な女2人に、満員の観客席からは感嘆の声や下品な言葉が投げかけられる。
「全く…こんな下品な場所だなんて思ってなかったわ、まぁ相手はずいぶん弱そうだしさっさと終わらせましょう!」
最初に口を開いたのは少女、リーシャ・フレムグラスだった。
フリルが目を引く白いミニドレスから覗く足や深い谷を描くその乳房は素晴らしい物だ。
そんな彼女は観客達の声を鬱陶しそうに聞き流しながら、目の前に立つ女を弱そうと判断する。
「あらあらぁ、こんなところで貴族のご令嬢と闘えるなんて光栄だわぁ…ふふっ、いい試合にしましょう?」
リーシャの挑発に答えるように反応したのは妖艶な女性、ルイーザ・ヴァルガーだった。
ピンク色の踊り子衣装によって強調された胸、腰のくびれ、足はなんとも妖艶で見る者を虜にするようだ。
色気たっぷりの話し方でリーシャの挑発を受け流し、あまつさえ観客にもアピールを忘れない。
「へぇ、光栄だなんて…分かってるじゃない、おばさん」
「…あら、私はまだ23よ?」
何気なくリーシャが放った言葉はルイーザの内なる怒りに火を点けてしまった。
笑顔で受け答えするルイーザだが、その声には明らかな怒気が含まれていたが、リーシャは鈍感なのかそれに気付かない。
そんな2人が睨み合う中で、それを切り裂くように試合開始の鐘が鳴った。
「それじゃ、速攻で終わらせるよ!」
試合開始の鐘の音と同時に、両拳と両足を魔力で強化したリーシャがルイーザに襲いかかる。
魔力で強化されたリーシャの攻撃は、スピード・キレともに常人のそれを遥かに上回っていた。
しかしルイーザはその嵐の様な攻撃を事も無げに避けていく。
その動きは妖艶な踊り子衣装も相まって、まるで舞を踊っている様だ。
攻撃を避け続けていたルイーザだったが、リーシャの拳が大振りになってきたタイミングを見計らって反撃を試みる。
回避行動のステップを攻撃の勢いに転化した裏拳をリーシャの顔面に向けて打ち放った。
しかしリーシャはその拳を受け止めると、その勢いを利用してルイーザを派手に投げ飛ばす。
高く大きく放り投げられたルイーザだったが、空中で一回転すると体勢を立て直し、何事も無かった様にフワッと着地する。
序盤の流れる様な攻防は両者互角の様相を呈していた。
「へぇー、なかなかやるじゃない、おばさん」
「…あなたは大口を叩く割に、大したことないのねぇ」
先程の攻防に対して素直に感心して見せたリーシャに対して、ルイーザは挑発で返す。
「………調子に乗らないでよ、おばさん。今のは全然本気じゃないんだから」
ルイーザの挑発にムッとした様子のリーシャは、これからが本番とばかりに太腿に固定されたホルスターから魔導拳銃を引き抜いた。
「あらあら、貴族のご令嬢のくせにずいぶんと物騒な武器を使うのねぇ、怖いわぁ…」
「あんたみたいな人、私の手を汚すまでもないと思ってのことよ?意外と素早いみたいだけど、これには反応できないでしょ」
リーシャが魔導拳銃を使用する理由はその魔力を制御するためだったが、本当のことを言ってしまえばそれを逆手に取られてしまうかもしれない。だからリーシャは敢えてそう言った。
リーシャは引き金に指をかけると躊躇うことなくそれを引く。
パァンという乾いた破裂音と共に魔力の弾丸が目に見えない速さでルイーザを撃ち抜くべく一直線に飛んでいく。
「あぁん!!痛いじゃない…」
「いくら無駄に素早いおばさんでも避けきれなかったみたいね、痛いでしょう?これ…」
(おかしい…なんで心臓から外れたの…?)
リーシャが放った弾丸は確実にルイーザの心臓を撃ち抜くはずだった。が、それには至らず彼女の脇腹を掠めて赤い一線を残すだけに留まった。
まるで、ルイーザには弾丸が見えていて、意図的に避けたとしか思えなかった。
「まだまだ行くわよっ、避けきれるかしら!!」
「ふふっ、来なさい?お嬢ちゃん…」
リーシャの現在の魔力量から考えると残りの弾数は35発、それを撃ち終わる前にルイーザを倒さなければ今度はこちらが危ない。
魔力切れは自分にとって手詰まりを意味する。だから、慎重にルイーザを狙い撃つ。
パァンパァンと2発、ルイーザに放たれる。
「あらあらあらぁ?とんだノーコンじゃない…?」
「なんで…ありえないわ…」
ルイーザはその2発とも避けていた。踊り子のようなステップで観客を魅了しながら、必要最小限の動きで弾丸を避ける。
リーシャはこの日初めてこのルイーザという女が脅威に思えた。
「それならこれでっ…」
「諦めが悪いわねぇ、何度撃ってきても無駄よ?」
リーシャは凍結の魔力を込めた弾丸をルイーザの足元に向けて放った。
弾丸がルイーザの足元に着弾した瞬間、着弾点が凍り付く。
しかしルイーザは凍結弾が着弾するよりも早く、軽いステップでそれを回避していた。
「地面ごと足を凍結させて私の動きを封じるつもりだったみたいだけど…見え見えなのよねぇ」
ルイーザは反撃に転じるべく回避と同時に素早いステップでリーシャとの間合いを詰めていく。
…だが
(かかったわね!今の凍結弾は囮よ、バーカ!)
ルイーザの背後で凍結弾の直前に放たれていた2発の弾丸がブーメランの様に軌道を変え、ルイーザの背中に迫りつつあった。
魔導拳銃の弾丸は実弾ではなく魔力の塊だ。
それ故に射撃の際に使用者の意思で弾丸の軌道をコントロールすることも可能だった。
とは言え、軌道コントロールには非常に高度な魔力制御を要求され、誰にでも出来ることではない。
これを誰にも教わることなく本能的にやってのける…リーシャが数十年に一人の天才と呼ばれる所以であった。
(散々舐めた態度をとってくれたけど、これでお終いよ、おばさん)
リーシャは直後に訪れるであろう光景を想像し、勝ち誇った面持ちで目前に迫ったルイーザを見据える。
…だが目前のルイーザと目があった瞬間、リーシャの表情は一転凍り付いた。
ルイーザはまるでリーシャの思考を見抜いているかのようにニヤリと笑っていたのだ。
ルイーザは背中に弾丸が命中する直前に舞うようなステップで体を真横にスライドさせる。
的を失った2発の弾丸は目前のリーシャを標的に変え着弾した。
「ぐぎゃっっ!!?」
自らが放った2発の弾丸に撃ち抜かれ、リーシャは普段のすました態度からは想像出来ない無様な悲鳴を上げながら吹っ飛んだ。
「クスクス…絵に描いた様な自爆ねぇ、おマヌケさん」
ルイーザは相手の魔力や気の在処や流れを透視・把握することが出来る。
それは魔力を使用したリーシャの攻撃はルイーザには通用しない事を意味していた。
(なんでなんでなんでなんでなんで…なんで私の攻撃が通用してないのよっ…)
大貴族の令嬢としてこれまでの人生で一度たりとも挫折というものを味わったことがなかったリーシャが初めて直面した絶望的な状況。
数十年に一人と言われる天才的な才能はそんな予想外の未曾の状況に混乱していた。
「クスクスクスクス…もうおネムの時間かしら?ずいぶんと脆いのねぇ…」
「うっ、うるさいうるさいうるさいっ…私に近付かないで…これ以上近付いたら撃つわよっ…!!」
ルイーザはツカ…ツカ…ツカ…とリーシャの恐怖を煽るように高いヒールの音を立てながらゆっくりと近付く。
自らが放った二発の弾丸に脚を貫かれ、今や闘技場の汚らしい地面に這いつくばりながらも辛うじて手放さなかった1丁の魔導拳銃を向けて威嚇するリーシャの姿はなんとも滑稽だった。
「そんな玩具は通用しないって言ったはずなのに…お馬鹿さんねぇ…」
「うるさいっ!!」
パァン!と乾いた音と共に主人の驚異を退けようとルイーザに向かう弾丸、しかし例よってそれが彼女を射殺すことはなく、また軌道を変えて背後から迫ってくる弾丸もそれを見ること無く避けきった。
「いッ…!?」
今度は自らが放った弾丸がリーシャの体に当たることはなかった。だがそれは彼女に握られた魔導拳銃に当たり遥か遠くに吹き飛ばした。
「あらら、武器がなくなっちゃったわねぇ?どうするの?」
「いっ、いや…嫌よ…死にたくない…」
またたく間にリーシャの顔に絶望の色が広がる。
頼りの二丁の魔導拳銃は自分の手の届かない場所に飛ばされ、脚を貫かれたことで得意の武術も満足に使えない、完全な手詰まりだった。
そんなリーシャをルイーザは恐怖を煽って弄ぶ。
(自分の思うように事が進まなければこの体たらく…貴族なんて所詮この程度、虚勢を張っているだけで一皮剥けば脆い物ねぇ)
攻撃を避け続けられただけで余裕が無くなり、自滅に近い形で恐慌状態に陥ったリーシャを、ルイーザは嘲笑と軽蔑の入り混じった瞳で見下ろしながら歩を進める。
「ひっ!?来るな来るな来るなっ近寄るなぁっ!!」
リーシャは右腕で上体を起こし、左腕を振り回してルイーザを威嚇しながら這いずるような形で後退する。
ルイーザはそんなリーシャに簡単に追いつくと、逃げ場を失った獲物を捕らえるかのように床を這いずるリーシャに覆い被さった。
振り回されていたリーシャの左手首をアッサリと右手で掴むと、右手首と一緒にバンザイをさせるような形で床に押さえつける。
さらに下半身を固定するかのようにリーシャの脚と脚の間に自らの右脚を割り込ませた。
そしてパニックを起こして顔を背けようとするリーシャの顎を左手で掴むと無理矢理正面を向かせる。
「ひぃっ!?んっ!?ん――――――っ!??」
次の瞬間、リーシャの唇はルイーザに奪われていた。
「んん―――っ!?んちゅっ、んっ、ちゅむ………ぅっ!?」
さらに上唇と下唇を割り入ってルイーザの舌が口内に入り込んでくる。
(何これ何これ何これナニコレ!!?)
世の男など下品で低俗で汚らしいと見下していたリーシャ。
当然交際経験は無く、キスも未経験、ましてやディープキスなど青天の霹靂の出来事だった。
「んっ、ちゅばっ、じゅるっ、れろれろっ、ぶぢゅるるるっ」
(気持ち悪い!気持ち悪い!気持ち悪い!気持ち悪い!気持ち悪い!気持ちっ…………………………いい!!?)
リーシャも17歳の思春期の少女だ。
同年代の若者同様に性欲も抱くし自慰の経験もある。
そして自慰行為によってオーガズムを感じたこともある。
だがその快感はあくまで想定の範囲内であり、この程度の物に入れ込む事は低俗な人間のする事だと思っていた。
しかしこの感覚は―――――ルイーザから与えられる快感は、唯のキスに過ぎない筈なのに、自分が自分の秘所に与えてきたどんな刺激よりも遥かに気持ち良かった。
唇を唇で愛撫され、粘膜同士を擦り合わせるように舌と舌を絡み合わされ、甘い唾液を流し込まれ飲まされる。
舌と舌との絡み合いが終わったかと思えば、今度は舌先で口内全体を犯し尽くすかのように歯・歯茎・上顎の粘膜と、ありとあらゆる部分を執拗に蹂躙してくる。
リーシャはルイーザの経験豊富なテクニックに翻弄され続けていた。
ルイーザのキスに比べれば自分のしてきた自慰行為など所詮子供のお遊戯―――――そうリーシャは思い知らされた。
「あふっ♡んんん゛♡じゅるっ♡ぢゅば♡ふーーっ♡れろぉ♡ぢゅぅう♡ぢゅぼぉお゛♡」
ルイーザに与え続けられる途轍もない快感に、リーシャも積極的に唇を押し付け、舌を絡め、唾液を吸い取り飲み干す。
いつしか腰を浮かせ無意識に上下に動かし、股間をルイーザの右太腿に擦り付け始める。
すでにリーシャの思考は蕩けきり、快感を貪る事しか考えられなくなっていた。
そして――――――
(ぁっ♡イクっ♡♡イクイクイクイクイクっ♡♡♡イっっグぅぅぅーーーーーーーーーー♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡)
股間から愛液をお漏らしの様に噴き出し、全身を狂ったように痙攣させ、今までに味わった事の無い大きな絶頂に、キスだけで達してしまった。
同時にルイーザによって自身の尊厳を大きく踏みにじられてしまったという事実も、絶頂の余韻に浸りきったリーシャにとっては瑣末なことに感じられた。
「ぢゅるっ…じゅぞぞぞぞ…♡」
(んふふっ、私の太腿をこんなに汚して…はしたないお嬢様ねぇ…)
リーシャの出した愛液によって太腿がびしょびしょになるのを感じながら、ルイーザは彼女の舌をまるでバキュームのように吸う。
リーシャはそれを蕩けた間抜けな顔で受けるしかなかった。この先どうなるかも知らずに…
「んぶっ…んんんんんっ…」
(何なのこれ…気持ちいい…手足に力が入らないわ…というかこれってぇ…)
絶頂の余韻から少し醒め、朦朧とした意識の中で自分の体の異変に気付くリーシャ。
それは自分の魔力が舌を通してルイーザによって吸い取られて行く感覚だった。
「じゅるるる…♡ちゅぅぅぅぅぅ♡」
(うふふっ…やっと気付いたみたいだけどもう遅いわよ?)
「ぁ…ぁぅぅぅぅぅぅっ…」
(だめっ…このままじゃ…負けちゃう…)
なんとかして抜け出さなければいづれ魔力が枯渇してしまう…頭の中では分かっていても身体が言うことを聞かない。
ひたすらに快楽を求める獣のように無様にルイーザの太腿に股間を擦り付け、彼女の身体を求めるように背中に手を回し抱きしめている。
(私の魔力がこんな奴隷女なんかにぃ…でも気持ちいいもやめられないぉ…)
着々と減り続けるリーシャの魔力。
負けたくないという気持ちとこのままルイーザに全てを委ねてしまいたいという肉欲が脳を二分する。
しかしそれでもなお、負けたくないというプライドが僅かに優勢で、駆け巡る快楽に時折身体をビクビクと痙攣させながらルイーザの背中に回した手を彼女のみぞおちに持っていく。
(んふふっ…苦しんでるわねぇ…♡それにしても美味しい魔力ねぇ、夢中になっちゃうわ♡)
リーシャの様子を知ってか知らずか、彼女のあまりにも上質な魔力を夢中で貪るルイーザ。
彼女はまたリーシャの身体を求めるように強く抱きしめ更に強く魔力を吸い上げる。
絡み合う2つの肉体はあまりにも妖艶で見ている観客の誰もが性的な興奮を抑えられなかった。
(あひぃ♡………はぁ♡、なんとかぁ…気付かれずにぃ…この奴隷女のみぞおちにぃ…拳をもってイケたわ…♡
ここからぁ…残った魔力をぉ…全部ぶつければぁ………私の勝ちよぉ………♡)
ルイーザに激しく舌と魔力を吸われながら、リーシャは僅かに残った理性で逆転の策を巡らせる。
………だがしかし、後はルイーザのみぞおちに魔力を纏った拳を打ち込めば良いだけなのに、それが出来ない。
(………だめぇええぇ♡きもちいいぃ♡………これぇぇ♡♡おわらせたくないぃぃ♡♡♡)
サキュバスの血を引くルイーザの唾液には媚薬に似た効果がある。
その唾液を先程から大量に飲まされ続けていたリーシャの性感は既に精神力を大きく上回っていた。
ルイーザとの行為を中断するような行動など、今のリーシャには不可能だった。
(クスクス…悪あがきしてるみたいだけど、もう手遅れよぉ)
ルイーザは左手でリーシャの形の良い胸を鷲掴むと、硬く勃起していた乳首を指先で摘まみ上げた。
「おお゛ほぉぉ♡♡♡」
激しく痙攣しブリッジするように腰を浮かせルイーザの太腿を更にびしょびしょ濡らしながら、リーシャは乳首を摘ままれただけで絶頂に達してしまった。
それと同時に拳に纏った魔力も霧散していく。
魔力の在処を感知することが出来るルイーザにはリーシャの苦し紛れの策など全てお見通し、通用する筈もなかった。
ルイーザは更にリーシャの胸・乳首からも魔力を吸い取っていく。
(ぁんっ♡ぁあ゛っ♡あ゛ひぃ♡)
全身が性感帯と化したリーシャには、魔力を吸い取られる感覚ですら快感に変わっていた。
(………さてさて、そろそろ頃合いかしらねぇ)
ルイーザはリーシャの口と胸を開放すると上体を起こし、その痴態を見下ろす。
「クスクス…今からあなたが望むなら、さっきまでとは比べ物にならないくらいに気持ち良くしてあげるわぁ。
その為にはどうしたらいいか………頭のいい貴族様なら分かるわよねぇ」
そう告げながら、リーシャの割れ目を指でなぞり、肥大化したクリトリスを指先で弾いた。
「がひぇっ!んおぉ゛ほっっ♡♡♡」
それだけで獣の叫びのようなイキ声を上げながら激しく絶頂するリーシャ。
もう迷いなどなかった。
自ら下着を乱暴に引き千切り秘部を露わにすると、両脚を抱え上げ股間を大きくM字に開いた態勢をとり、懇願の台詞を口にしてしまう。
「………お願いしますぅ♡発情しきって自分から股を開くビッチな私を♡♡マンコが開きっぱなしの雌犬以下のダメ貴族を♡♡
もっともっと気持ち良くしてくださいぃぃ♡♡♡もっともっとぉ変態ビッチに躾て下さいぃぃぃ♡♡♡♡♡」
完堕ちして蕩けきった表情で恥も外聞も無く淫語を並べ立てるリーシャ。
そこには試合前の誇り高い天才貴族の面影などまるで無かった。
そんなリーシャを妖艶な笑みを浮かべ満足気に見つめていたルイーザは、おもむろにリーシャの股間に顔を寄せるとヴァギナに舌を差し入れる。
「んひぃぃいいい゛い゛っっ♡♡♡」
その期待以上の刺激にリーシャは歓喜の嬌声を上げ、潮を吹きルイーザの顔面を濡らす。
この後、リーシャは先程の強烈なキスすらも本番前の前戯に過ぎなかったという事を思い知らされることになる。
「ん゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ…♡」
(だめ…これ気持ち良すぎるぅ…)
およそ17歳の少女の口から出たものとは思えないまるで獣のような声を上げながら、下の口からは断続的に潮を吹き出しルイーザの顔面をびしょびしょに濡らす。
ルイーザはそれを嫌がることなく、慣れた舌使いでリーシャのGスポットを的確に刺激する。
「ん゛っ…ぉ゛ほぉ゛っ…ぉ゛ぉ゛…」
(なんれぇ…なんで私の気持ちいいところが分かるのよぉ…)
リーシャはなぜルイーザがここまで的確に自分のGスポットを探り当てられたのか分からない。
ルイーザは魔力の流れを見透すことができる。
それは相手の体内においても同じことで、特にリーシャのような魔術師は体中を流れる魔力が必ず体内の複数箇所に貯まる。必然的にそこは敏感になる。
ルイーザはただ単にそこを責めているだけだった。
「クスクスクス…最初の威勢はどこに行ったのかしらねぇ…変態ビッチのお嬢様?」
「は、はひぃ…助け…て…」
ルイーザは顔を上げてリーシャの真っ赤になった顔を眺める。
対するリーシャの口から出たのは自分の最後の尊厳を守るための命乞いだった。
「えぇ〜、どうしようかしらぁ?おばさんって呼ばれちゃったしぃ、そこに転がってる物騒な物も向けられたしぃ…」
「お、お願い…何でもするから……命だけは…このままじゃ狂ってしまうわ…」
鼻につくような声でリーシャが自分にした行為を列挙する。
そんなのはお構いなしに命乞いをし、目に涙を浮かべるリーシャ。
そんな中でもルイーザはリーシャの固く勃起した乳首の周りを円を書くようになぞる。
「助けてあげてもいいんだけどぉ…どうしようかしらぁ?」
「お願い…死にたくないの…」
ルイーザは身を起こして、リーシャの鼻と自分の鼻が触れそうな距離にまで顔を近づけ、催淫効果のある呼気を吹きかける。
「やっぱりダ〜〜〜〜〜メ♡私はあんたみたいな貴族が大っ嫌いなのよ!だからあんたはここで終わり!イキ死になさい!」
サキュバスとしての恐ろしい顔をリーシャにだけ見せると、次に観客にも聞こえるような声で高笑いをした。
それと同時にリーシャは絶望に染まった表情を浮かべながら全身を痙攣させ始める。
ブシュッ!!ブシッ!ビシャァアア!!!
ルイーザに散々舐めまわされたヴァギナからは勢いよく潮を噴出し始め、尿道はヒクついて放水のように小便を出してしまう。
まさに生き地獄といった状況だが、そんなことを意に介さずルイーザの責め手はさらに激しさを増す。
(なんで!?まだ強くなるの……やめて!死んじゃうっ!)
「いぎゅぅぅうぅぅぅっ!!!もうダメェっ!死ぬ!イきすぎてしんぢゃうっ♡♡あひぃぃいいぃぃ♡♡♡♡また来るぅぅう♡♡♡ んっごォぉぉぉっぉ♡♡♡イグっ♡イッぐっ♡イっでるがら止めへっ!」
絶頂を迎えるたびに脳みそを焼き尽くすほどの快感に襲われながらも、意識を失ってしまわない絶妙の加減。
(あっ、ダメ……こんなの耐えられるわけがない♡私なんかじゃ到底敵わないっ!この人に屈服するしか無いんだわ……♡♡)
「ひひぃっっ!!い゛ぎますっ♡♡」
リーシャの心の奥底から敗北を認める気持ちが溢れ出してくると身体中の感度が増し、それに比例するかのようにリーシャの喘ぎ声も大きく、大きくなっていった。
もはや今のリーシャには試合中であることさえも頭には無いようで 快楽を得るためだけに自らの股間を押し付けていた。
その瞬間、リーシャの膣内が激しく収縮して大量の愛液を吹き出すと同時に、秘所を中心に爆発が起きたような衝撃が起き、リング全体が振動する。
(これ、やばいかもっ!子宮口にキスされ続けてるっ!このままじゃおかしくなる……イカされる♡)
今までで一番深いアクメを迎えたリーシャは焦点の合わない目でルイーザを見ながら白目を剥いてガクンっ!っと気絶する。
ルイーザはゆっくりと立ち上がりながら自分の頬についたリーシャの分泌物を舌で拭いとる。
リーシャは完全に脱力しきっていて全く抵抗をする気配がなく、だらんとした格好をしている。
(ふーん……案外粘ったわねぇ。でもこれで私の奴隷よぉ。さぁみんなに見せつけないと……♪)
ルイーザは満足そうに立ち上がって観客に向かってアピールを始める。
そしてリーシャに止めを刺すためにルイーザは腰を落とした。
リーシャのヴァギナに照準を合わせ、奪い取った魔導拳銃の先端を膣口に押し当てる。
「お待たせしました!皆様のお待ちかね……公開生中出しの時間よ!!」
ルイーザが会場に響くように大きな声で叫ぶ。すると客席からは怒号と興奮の声が入り乱れる。
(い、今なんて言ったの……?)
リーシャも意識を取り戻したのか、最後の力で起き上がろうとする。
しかしそれも虚しくすぐに仰向けに倒されてしまう。
「やめて……それだけは……」
リーシャの顔が一気に青ざめる。自分が何をされるか理解できたようだ。
「お願い!許してください!」
必死の懇願だったがルイーザは全く耳を貸さずに リーシャの最後のプライドまで破壊するような言葉を投げかける。
「あなたは貴族でしょう?だったら自分でなんとかしたらぁ?まぁ無駄な努力だろうけど、がんばってねぇ〜」
銃口がどんどんリーシャの中に沈んでいく。
恐怖のあまり、リーシャは気を失いそうになったがギリギリで堪えて悲鳴をあげる。
「嫌ああああっっ!やめええっ!死んじゃう!そんなの無理よぉおお!!!助けてっ!!いぎっっ♡」
ルイーザが一気に引き金を引いた。
ズパン!という音とともにリーシャの中へと魔力の弾丸が撃ち込まれた。
「い゛ぎゅっっ!!!あっ、あっ……ぁ…………アァ……ッ」
弾丸の威力によって無理やり押し広げられた膣口からは夥しい量の血が溢れ、痛々しく真っ赤に染まっている。
痛みと絶望により意識を粉々にされ全身を不規則に痙攣させるリーシャ。
「あらら〜これはもうダメみたいねぇ」
その様子を確認すると、満足そうな表情をしてルイーザは立ち去っていった。
両者共に女として非常に魅力的な体をしているが、それぞれが醸し出す魅力は全く異なっていた。
一人は瑞々しく若々しい少女としての色気、もう一人の方は成熟した大人の女の色気を持っていた。
全く雰囲気の違う魅力的な女2人に、満員の観客席からは感嘆の声や下品な言葉が投げかけられる。
「全く…こんな下品な場所だなんて思ってなかったわ、まぁ相手はずいぶん弱そうだしさっさと終わらせましょう!」
最初に口を開いたのは少女、リーシャ・フレムグラスだった。
フリルが目を引く白いミニドレスから覗く足や深い谷を描くその乳房は素晴らしい物だ。
そんな彼女は観客達の声を鬱陶しそうに聞き流しながら、目の前に立つ女を弱そうと判断する。
「あらあらぁ、こんなところで貴族のご令嬢と闘えるなんて光栄だわぁ…ふふっ、いい試合にしましょう?」
リーシャの挑発に答えるように反応したのは妖艶な女性、ルイーザ・ヴァルガーだった。
ピンク色の踊り子衣装によって強調された胸、腰のくびれ、足はなんとも妖艶で見る者を虜にするようだ。
色気たっぷりの話し方でリーシャの挑発を受け流し、あまつさえ観客にもアピールを忘れない。
「へぇ、光栄だなんて…分かってるじゃない、おばさん」
「…あら、私はまだ23よ?」
何気なくリーシャが放った言葉はルイーザの内なる怒りに火を点けてしまった。
笑顔で受け答えするルイーザだが、その声には明らかな怒気が含まれていたが、リーシャは鈍感なのかそれに気付かない。
そんな2人が睨み合う中で、それを切り裂くように試合開始の鐘が鳴った。
「それじゃ、速攻で終わらせるよ!」
試合開始の鐘の音と同時に、両拳と両足を魔力で強化したリーシャがルイーザに襲いかかる。
魔力で強化されたリーシャの攻撃は、スピード・キレともに常人のそれを遥かに上回っていた。
しかしルイーザはその嵐の様な攻撃を事も無げに避けていく。
その動きは妖艶な踊り子衣装も相まって、まるで舞を踊っている様だ。
攻撃を避け続けていたルイーザだったが、リーシャの拳が大振りになってきたタイミングを見計らって反撃を試みる。
回避行動のステップを攻撃の勢いに転化した裏拳をリーシャの顔面に向けて打ち放った。
しかしリーシャはその拳を受け止めると、その勢いを利用してルイーザを派手に投げ飛ばす。
高く大きく放り投げられたルイーザだったが、空中で一回転すると体勢を立て直し、何事も無かった様にフワッと着地する。
序盤の流れる様な攻防は両者互角の様相を呈していた。
「へぇー、なかなかやるじゃない、おばさん」
「…あなたは大口を叩く割に、大したことないのねぇ」
先程の攻防に対して素直に感心して見せたリーシャに対して、ルイーザは挑発で返す。
「………調子に乗らないでよ、おばさん。今のは全然本気じゃないんだから」
ルイーザの挑発にムッとした様子のリーシャは、これからが本番とばかりに太腿に固定されたホルスターから魔導拳銃を引き抜いた。
「あらあら、貴族のご令嬢のくせにずいぶんと物騒な武器を使うのねぇ、怖いわぁ…」
「あんたみたいな人、私の手を汚すまでもないと思ってのことよ?意外と素早いみたいだけど、これには反応できないでしょ」
リーシャが魔導拳銃を使用する理由はその魔力を制御するためだったが、本当のことを言ってしまえばそれを逆手に取られてしまうかもしれない。だからリーシャは敢えてそう言った。
リーシャは引き金に指をかけると躊躇うことなくそれを引く。
パァンという乾いた破裂音と共に魔力の弾丸が目に見えない速さでルイーザを撃ち抜くべく一直線に飛んでいく。
「あぁん!!痛いじゃない…」
「いくら無駄に素早いおばさんでも避けきれなかったみたいね、痛いでしょう?これ…」
(おかしい…なんで心臓から外れたの…?)
リーシャが放った弾丸は確実にルイーザの心臓を撃ち抜くはずだった。が、それには至らず彼女の脇腹を掠めて赤い一線を残すだけに留まった。
まるで、ルイーザには弾丸が見えていて、意図的に避けたとしか思えなかった。
「まだまだ行くわよっ、避けきれるかしら!!」
「ふふっ、来なさい?お嬢ちゃん…」
リーシャの現在の魔力量から考えると残りの弾数は35発、それを撃ち終わる前にルイーザを倒さなければ今度はこちらが危ない。
魔力切れは自分にとって手詰まりを意味する。だから、慎重にルイーザを狙い撃つ。
パァンパァンと2発、ルイーザに放たれる。
「あらあらあらぁ?とんだノーコンじゃない…?」
「なんで…ありえないわ…」
ルイーザはその2発とも避けていた。踊り子のようなステップで観客を魅了しながら、必要最小限の動きで弾丸を避ける。
リーシャはこの日初めてこのルイーザという女が脅威に思えた。
「それならこれでっ…」
「諦めが悪いわねぇ、何度撃ってきても無駄よ?」
リーシャは凍結の魔力を込めた弾丸をルイーザの足元に向けて放った。
弾丸がルイーザの足元に着弾した瞬間、着弾点が凍り付く。
しかしルイーザは凍結弾が着弾するよりも早く、軽いステップでそれを回避していた。
「地面ごと足を凍結させて私の動きを封じるつもりだったみたいだけど…見え見えなのよねぇ」
ルイーザは反撃に転じるべく回避と同時に素早いステップでリーシャとの間合いを詰めていく。
…だが
(かかったわね!今の凍結弾は囮よ、バーカ!)
ルイーザの背後で凍結弾の直前に放たれていた2発の弾丸がブーメランの様に軌道を変え、ルイーザの背中に迫りつつあった。
魔導拳銃の弾丸は実弾ではなく魔力の塊だ。
それ故に射撃の際に使用者の意思で弾丸の軌道をコントロールすることも可能だった。
とは言え、軌道コントロールには非常に高度な魔力制御を要求され、誰にでも出来ることではない。
これを誰にも教わることなく本能的にやってのける…リーシャが数十年に一人の天才と呼ばれる所以であった。
(散々舐めた態度をとってくれたけど、これでお終いよ、おばさん)
リーシャは直後に訪れるであろう光景を想像し、勝ち誇った面持ちで目前に迫ったルイーザを見据える。
…だが目前のルイーザと目があった瞬間、リーシャの表情は一転凍り付いた。
ルイーザはまるでリーシャの思考を見抜いているかのようにニヤリと笑っていたのだ。
ルイーザは背中に弾丸が命中する直前に舞うようなステップで体を真横にスライドさせる。
的を失った2発の弾丸は目前のリーシャを標的に変え着弾した。
「ぐぎゃっっ!!?」
自らが放った2発の弾丸に撃ち抜かれ、リーシャは普段のすました態度からは想像出来ない無様な悲鳴を上げながら吹っ飛んだ。
「クスクス…絵に描いた様な自爆ねぇ、おマヌケさん」
ルイーザは相手の魔力や気の在処や流れを透視・把握することが出来る。
それは魔力を使用したリーシャの攻撃はルイーザには通用しない事を意味していた。
(なんでなんでなんでなんでなんで…なんで私の攻撃が通用してないのよっ…)
大貴族の令嬢としてこれまでの人生で一度たりとも挫折というものを味わったことがなかったリーシャが初めて直面した絶望的な状況。
数十年に一人と言われる天才的な才能はそんな予想外の未曾の状況に混乱していた。
「クスクスクスクス…もうおネムの時間かしら?ずいぶんと脆いのねぇ…」
「うっ、うるさいうるさいうるさいっ…私に近付かないで…これ以上近付いたら撃つわよっ…!!」
ルイーザはツカ…ツカ…ツカ…とリーシャの恐怖を煽るように高いヒールの音を立てながらゆっくりと近付く。
自らが放った二発の弾丸に脚を貫かれ、今や闘技場の汚らしい地面に這いつくばりながらも辛うじて手放さなかった1丁の魔導拳銃を向けて威嚇するリーシャの姿はなんとも滑稽だった。
「そんな玩具は通用しないって言ったはずなのに…お馬鹿さんねぇ…」
「うるさいっ!!」
パァン!と乾いた音と共に主人の驚異を退けようとルイーザに向かう弾丸、しかし例よってそれが彼女を射殺すことはなく、また軌道を変えて背後から迫ってくる弾丸もそれを見ること無く避けきった。
「いッ…!?」
今度は自らが放った弾丸がリーシャの体に当たることはなかった。だがそれは彼女に握られた魔導拳銃に当たり遥か遠くに吹き飛ばした。
「あらら、武器がなくなっちゃったわねぇ?どうするの?」
「いっ、いや…嫌よ…死にたくない…」
またたく間にリーシャの顔に絶望の色が広がる。
頼りの二丁の魔導拳銃は自分の手の届かない場所に飛ばされ、脚を貫かれたことで得意の武術も満足に使えない、完全な手詰まりだった。
そんなリーシャをルイーザは恐怖を煽って弄ぶ。
(自分の思うように事が進まなければこの体たらく…貴族なんて所詮この程度、虚勢を張っているだけで一皮剥けば脆い物ねぇ)
攻撃を避け続けられただけで余裕が無くなり、自滅に近い形で恐慌状態に陥ったリーシャを、ルイーザは嘲笑と軽蔑の入り混じった瞳で見下ろしながら歩を進める。
「ひっ!?来るな来るな来るなっ近寄るなぁっ!!」
リーシャは右腕で上体を起こし、左腕を振り回してルイーザを威嚇しながら這いずるような形で後退する。
ルイーザはそんなリーシャに簡単に追いつくと、逃げ場を失った獲物を捕らえるかのように床を這いずるリーシャに覆い被さった。
振り回されていたリーシャの左手首をアッサリと右手で掴むと、右手首と一緒にバンザイをさせるような形で床に押さえつける。
さらに下半身を固定するかのようにリーシャの脚と脚の間に自らの右脚を割り込ませた。
そしてパニックを起こして顔を背けようとするリーシャの顎を左手で掴むと無理矢理正面を向かせる。
「ひぃっ!?んっ!?ん――――――っ!??」
次の瞬間、リーシャの唇はルイーザに奪われていた。
「んん―――っ!?んちゅっ、んっ、ちゅむ………ぅっ!?」
さらに上唇と下唇を割り入ってルイーザの舌が口内に入り込んでくる。
(何これ何これ何これナニコレ!!?)
世の男など下品で低俗で汚らしいと見下していたリーシャ。
当然交際経験は無く、キスも未経験、ましてやディープキスなど青天の霹靂の出来事だった。
「んっ、ちゅばっ、じゅるっ、れろれろっ、ぶぢゅるるるっ」
(気持ち悪い!気持ち悪い!気持ち悪い!気持ち悪い!気持ち悪い!気持ちっ…………………………いい!!?)
リーシャも17歳の思春期の少女だ。
同年代の若者同様に性欲も抱くし自慰の経験もある。
そして自慰行為によってオーガズムを感じたこともある。
だがその快感はあくまで想定の範囲内であり、この程度の物に入れ込む事は低俗な人間のする事だと思っていた。
しかしこの感覚は―――――ルイーザから与えられる快感は、唯のキスに過ぎない筈なのに、自分が自分の秘所に与えてきたどんな刺激よりも遥かに気持ち良かった。
唇を唇で愛撫され、粘膜同士を擦り合わせるように舌と舌を絡み合わされ、甘い唾液を流し込まれ飲まされる。
舌と舌との絡み合いが終わったかと思えば、今度は舌先で口内全体を犯し尽くすかのように歯・歯茎・上顎の粘膜と、ありとあらゆる部分を執拗に蹂躙してくる。
リーシャはルイーザの経験豊富なテクニックに翻弄され続けていた。
ルイーザのキスに比べれば自分のしてきた自慰行為など所詮子供のお遊戯―――――そうリーシャは思い知らされた。
「あふっ♡んんん゛♡じゅるっ♡ぢゅば♡ふーーっ♡れろぉ♡ぢゅぅう♡ぢゅぼぉお゛♡」
ルイーザに与え続けられる途轍もない快感に、リーシャも積極的に唇を押し付け、舌を絡め、唾液を吸い取り飲み干す。
いつしか腰を浮かせ無意識に上下に動かし、股間をルイーザの右太腿に擦り付け始める。
すでにリーシャの思考は蕩けきり、快感を貪る事しか考えられなくなっていた。
そして――――――
(ぁっ♡イクっ♡♡イクイクイクイクイクっ♡♡♡イっっグぅぅぅーーーーーーーーーー♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡)
股間から愛液をお漏らしの様に噴き出し、全身を狂ったように痙攣させ、今までに味わった事の無い大きな絶頂に、キスだけで達してしまった。
同時にルイーザによって自身の尊厳を大きく踏みにじられてしまったという事実も、絶頂の余韻に浸りきったリーシャにとっては瑣末なことに感じられた。
「ぢゅるっ…じゅぞぞぞぞ…♡」
(んふふっ、私の太腿をこんなに汚して…はしたないお嬢様ねぇ…)
リーシャの出した愛液によって太腿がびしょびしょになるのを感じながら、ルイーザは彼女の舌をまるでバキュームのように吸う。
リーシャはそれを蕩けた間抜けな顔で受けるしかなかった。この先どうなるかも知らずに…
「んぶっ…んんんんんっ…」
(何なのこれ…気持ちいい…手足に力が入らないわ…というかこれってぇ…)
絶頂の余韻から少し醒め、朦朧とした意識の中で自分の体の異変に気付くリーシャ。
それは自分の魔力が舌を通してルイーザによって吸い取られて行く感覚だった。
「じゅるるる…♡ちゅぅぅぅぅぅ♡」
(うふふっ…やっと気付いたみたいだけどもう遅いわよ?)
「ぁ…ぁぅぅぅぅぅぅっ…」
(だめっ…このままじゃ…負けちゃう…)
なんとかして抜け出さなければいづれ魔力が枯渇してしまう…頭の中では分かっていても身体が言うことを聞かない。
ひたすらに快楽を求める獣のように無様にルイーザの太腿に股間を擦り付け、彼女の身体を求めるように背中に手を回し抱きしめている。
(私の魔力がこんな奴隷女なんかにぃ…でも気持ちいいもやめられないぉ…)
着々と減り続けるリーシャの魔力。
負けたくないという気持ちとこのままルイーザに全てを委ねてしまいたいという肉欲が脳を二分する。
しかしそれでもなお、負けたくないというプライドが僅かに優勢で、駆け巡る快楽に時折身体をビクビクと痙攣させながらルイーザの背中に回した手を彼女のみぞおちに持っていく。
(んふふっ…苦しんでるわねぇ…♡それにしても美味しい魔力ねぇ、夢中になっちゃうわ♡)
リーシャの様子を知ってか知らずか、彼女のあまりにも上質な魔力を夢中で貪るルイーザ。
彼女はまたリーシャの身体を求めるように強く抱きしめ更に強く魔力を吸い上げる。
絡み合う2つの肉体はあまりにも妖艶で見ている観客の誰もが性的な興奮を抑えられなかった。
(あひぃ♡………はぁ♡、なんとかぁ…気付かれずにぃ…この奴隷女のみぞおちにぃ…拳をもってイケたわ…♡
ここからぁ…残った魔力をぉ…全部ぶつければぁ………私の勝ちよぉ………♡)
ルイーザに激しく舌と魔力を吸われながら、リーシャは僅かに残った理性で逆転の策を巡らせる。
………だがしかし、後はルイーザのみぞおちに魔力を纏った拳を打ち込めば良いだけなのに、それが出来ない。
(………だめぇええぇ♡きもちいいぃ♡………これぇぇ♡♡おわらせたくないぃぃ♡♡♡)
サキュバスの血を引くルイーザの唾液には媚薬に似た効果がある。
その唾液を先程から大量に飲まされ続けていたリーシャの性感は既に精神力を大きく上回っていた。
ルイーザとの行為を中断するような行動など、今のリーシャには不可能だった。
(クスクス…悪あがきしてるみたいだけど、もう手遅れよぉ)
ルイーザは左手でリーシャの形の良い胸を鷲掴むと、硬く勃起していた乳首を指先で摘まみ上げた。
「おお゛ほぉぉ♡♡♡」
激しく痙攣しブリッジするように腰を浮かせルイーザの太腿を更にびしょびしょ濡らしながら、リーシャは乳首を摘ままれただけで絶頂に達してしまった。
それと同時に拳に纏った魔力も霧散していく。
魔力の在処を感知することが出来るルイーザにはリーシャの苦し紛れの策など全てお見通し、通用する筈もなかった。
ルイーザは更にリーシャの胸・乳首からも魔力を吸い取っていく。
(ぁんっ♡ぁあ゛っ♡あ゛ひぃ♡)
全身が性感帯と化したリーシャには、魔力を吸い取られる感覚ですら快感に変わっていた。
(………さてさて、そろそろ頃合いかしらねぇ)
ルイーザはリーシャの口と胸を開放すると上体を起こし、その痴態を見下ろす。
「クスクス…今からあなたが望むなら、さっきまでとは比べ物にならないくらいに気持ち良くしてあげるわぁ。
その為にはどうしたらいいか………頭のいい貴族様なら分かるわよねぇ」
そう告げながら、リーシャの割れ目を指でなぞり、肥大化したクリトリスを指先で弾いた。
「がひぇっ!んおぉ゛ほっっ♡♡♡」
それだけで獣の叫びのようなイキ声を上げながら激しく絶頂するリーシャ。
もう迷いなどなかった。
自ら下着を乱暴に引き千切り秘部を露わにすると、両脚を抱え上げ股間を大きくM字に開いた態勢をとり、懇願の台詞を口にしてしまう。
「………お願いしますぅ♡発情しきって自分から股を開くビッチな私を♡♡マンコが開きっぱなしの雌犬以下のダメ貴族を♡♡
もっともっと気持ち良くしてくださいぃぃ♡♡♡もっともっとぉ変態ビッチに躾て下さいぃぃぃ♡♡♡♡♡」
完堕ちして蕩けきった表情で恥も外聞も無く淫語を並べ立てるリーシャ。
そこには試合前の誇り高い天才貴族の面影などまるで無かった。
そんなリーシャを妖艶な笑みを浮かべ満足気に見つめていたルイーザは、おもむろにリーシャの股間に顔を寄せるとヴァギナに舌を差し入れる。
「んひぃぃいいい゛い゛っっ♡♡♡」
その期待以上の刺激にリーシャは歓喜の嬌声を上げ、潮を吹きルイーザの顔面を濡らす。
この後、リーシャは先程の強烈なキスすらも本番前の前戯に過ぎなかったという事を思い知らされることになる。
「ん゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ…♡」
(だめ…これ気持ち良すぎるぅ…)
およそ17歳の少女の口から出たものとは思えないまるで獣のような声を上げながら、下の口からは断続的に潮を吹き出しルイーザの顔面をびしょびしょに濡らす。
ルイーザはそれを嫌がることなく、慣れた舌使いでリーシャのGスポットを的確に刺激する。
「ん゛っ…ぉ゛ほぉ゛っ…ぉ゛ぉ゛…」
(なんれぇ…なんで私の気持ちいいところが分かるのよぉ…)
リーシャはなぜルイーザがここまで的確に自分のGスポットを探り当てられたのか分からない。
ルイーザは魔力の流れを見透すことができる。
それは相手の体内においても同じことで、特にリーシャのような魔術師は体中を流れる魔力が必ず体内の複数箇所に貯まる。必然的にそこは敏感になる。
ルイーザはただ単にそこを責めているだけだった。
「クスクスクス…最初の威勢はどこに行ったのかしらねぇ…変態ビッチのお嬢様?」
「は、はひぃ…助け…て…」
ルイーザは顔を上げてリーシャの真っ赤になった顔を眺める。
対するリーシャの口から出たのは自分の最後の尊厳を守るための命乞いだった。
「えぇ〜、どうしようかしらぁ?おばさんって呼ばれちゃったしぃ、そこに転がってる物騒な物も向けられたしぃ…」
「お、お願い…何でもするから……命だけは…このままじゃ狂ってしまうわ…」
鼻につくような声でリーシャが自分にした行為を列挙する。
そんなのはお構いなしに命乞いをし、目に涙を浮かべるリーシャ。
そんな中でもルイーザはリーシャの固く勃起した乳首の周りを円を書くようになぞる。
「助けてあげてもいいんだけどぉ…どうしようかしらぁ?」
「お願い…死にたくないの…」
ルイーザは身を起こして、リーシャの鼻と自分の鼻が触れそうな距離にまで顔を近づけ、催淫効果のある呼気を吹きかける。
「やっぱりダ〜〜〜〜〜メ♡私はあんたみたいな貴族が大っ嫌いなのよ!だからあんたはここで終わり!イキ死になさい!」
サキュバスとしての恐ろしい顔をリーシャにだけ見せると、次に観客にも聞こえるような声で高笑いをした。
それと同時にリーシャは絶望に染まった表情を浮かべながら全身を痙攣させ始める。
ブシュッ!!ブシッ!ビシャァアア!!!
ルイーザに散々舐めまわされたヴァギナからは勢いよく潮を噴出し始め、尿道はヒクついて放水のように小便を出してしまう。
まさに生き地獄といった状況だが、そんなことを意に介さずルイーザの責め手はさらに激しさを増す。
(なんで!?まだ強くなるの……やめて!死んじゃうっ!)
「いぎゅぅぅうぅぅぅっ!!!もうダメェっ!死ぬ!イきすぎてしんぢゃうっ♡♡あひぃぃいいぃぃ♡♡♡♡また来るぅぅう♡♡♡ んっごォぉぉぉっぉ♡♡♡イグっ♡イッぐっ♡イっでるがら止めへっ!」
絶頂を迎えるたびに脳みそを焼き尽くすほどの快感に襲われながらも、意識を失ってしまわない絶妙の加減。
(あっ、ダメ……こんなの耐えられるわけがない♡私なんかじゃ到底敵わないっ!この人に屈服するしか無いんだわ……♡♡)
「ひひぃっっ!!い゛ぎますっ♡♡」
リーシャの心の奥底から敗北を認める気持ちが溢れ出してくると身体中の感度が増し、それに比例するかのようにリーシャの喘ぎ声も大きく、大きくなっていった。
もはや今のリーシャには試合中であることさえも頭には無いようで 快楽を得るためだけに自らの股間を押し付けていた。
その瞬間、リーシャの膣内が激しく収縮して大量の愛液を吹き出すと同時に、秘所を中心に爆発が起きたような衝撃が起き、リング全体が振動する。
(これ、やばいかもっ!子宮口にキスされ続けてるっ!このままじゃおかしくなる……イカされる♡)
今までで一番深いアクメを迎えたリーシャは焦点の合わない目でルイーザを見ながら白目を剥いてガクンっ!っと気絶する。
ルイーザはゆっくりと立ち上がりながら自分の頬についたリーシャの分泌物を舌で拭いとる。
リーシャは完全に脱力しきっていて全く抵抗をする気配がなく、だらんとした格好をしている。
(ふーん……案外粘ったわねぇ。でもこれで私の奴隷よぉ。さぁみんなに見せつけないと……♪)
ルイーザは満足そうに立ち上がって観客に向かってアピールを始める。
そしてリーシャに止めを刺すためにルイーザは腰を落とした。
リーシャのヴァギナに照準を合わせ、奪い取った魔導拳銃の先端を膣口に押し当てる。
「お待たせしました!皆様のお待ちかね……公開生中出しの時間よ!!」
ルイーザが会場に響くように大きな声で叫ぶ。すると客席からは怒号と興奮の声が入り乱れる。
(い、今なんて言ったの……?)
リーシャも意識を取り戻したのか、最後の力で起き上がろうとする。
しかしそれも虚しくすぐに仰向けに倒されてしまう。
「やめて……それだけは……」
リーシャの顔が一気に青ざめる。自分が何をされるか理解できたようだ。
「お願い!許してください!」
必死の懇願だったがルイーザは全く耳を貸さずに リーシャの最後のプライドまで破壊するような言葉を投げかける。
「あなたは貴族でしょう?だったら自分でなんとかしたらぁ?まぁ無駄な努力だろうけど、がんばってねぇ〜」
銃口がどんどんリーシャの中に沈んでいく。
恐怖のあまり、リーシャは気を失いそうになったがギリギリで堪えて悲鳴をあげる。
「嫌ああああっっ!やめええっ!死んじゃう!そんなの無理よぉおお!!!助けてっ!!いぎっっ♡」
ルイーザが一気に引き金を引いた。
ズパン!という音とともにリーシャの中へと魔力の弾丸が撃ち込まれた。
「い゛ぎゅっっ!!!あっ、あっ……ぁ…………アァ……ッ」
弾丸の威力によって無理やり押し広げられた膣口からは夥しい量の血が溢れ、痛々しく真っ赤に染まっている。
痛みと絶望により意識を粉々にされ全身を不規則に痙攣させるリーシャ。
「あらら〜これはもうダメみたいねぇ」
その様子を確認すると、満足そうな表情をしてルイーザは立ち去っていった。
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