最終更新:ID:NhgpWIpDLg 2012年10月14日(日) 06:10:27履歴
音の大きさ (圧力) を表す物理量は一般的にパスカル (Pa) という単位を使用し、音圧レベルはデシベル (dB) を使用します。
従来はホン (ph) を使用していましたが、計量法改正 (平成4年) によりデシベル (dB) に統一されています。
また、パスカル (Pa) でなくデシベル (dB) の単位をなぜ使用するかというと、dB表示の0dBをPa表示した場合、最小値は20μPaとなり、120dBは20,000,000μPaとなり、非常に分りにくくなります。
dBは人の耳に聞こえる感覚量と対数が比例するため、分りやすいという観点から使用しています。
単に騒音の調査や低周波音の調査を行なうのであればJIS規格に定められた測定機器を使用することで測定は可能ですが騒音や低周波音は”音の重なり”であるためどの周波数が人体に影響を与えているのかを調べるとなると音圧レベル(dB)測定だけでは不可能です。
騒音調査や低周波音調査時に音圧レベルと周波数分析を同時に行なうことで原因となる周波数を発見、特定することで騒音であれば特定の周波数に有効な遮音材・防音材・吸音材の選択が可能となり低周波音では圧迫感や振動感、窓や障子、建具等のガタツキ等が何に起因するものかを明確にすることが可能です。
計量法では「適正な計量実施のため、計量法上規制を課すことが必要」としており騒音計やレベルレコーダーも特定計量器に指定されています。
騒音レベルの値を取引や証明に用いる場合には、検定に合格し有効期限内の騒音計を用いて測定することになっているため当社も検定に合格した騒音計を使用しております。
また、検定合格を証明するため当社では、全ての報告書に「基準適合済証」のコピーを添付しております。
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